- 【Bill Berry】R.E.M.(アール・イー・エム) 始めに
- 使用ドラムセット(シェル)一覧と特徴【R.E.M.(アール・イー・エム)・Bill Berry】
- 使用スネアドラムの種類と特徴【R.E.M.(アール・イー・エム)・Bill Berry】
- 使用シンバルの構成と種類と特徴【R.E.M.(アール・イー・エム)・Bill Berry】
- 使用ペダル・ハードウェアの構成と種類と特徴【R.E.M.(アール・イー・エム)・Bill Berry】
- 使用スローン(椅子)&スティック種類と特徴【R.E.M.(アール・イー・エム)・Bill Berry】
- チューニング・サウンドメイク・EQの工夫と特徴【R.E.M.(アール・イー・エム)・Bill Berry】
- 比較的安価に音を近づける機材【R.E.M.(アール・イー・エム)・Bill Berry】
- ライブセットアップについて【R.E.M.(アール・イー・エム)・Bill Berry】
- 総括まとめ【R.E.M.(アール・イー・エム)・Bill Berry】
- 本記事参照サイト【R.E.M.(アール・イー・エム)・Bill Berry】
【Bill Berry】R.E.M.(アール・イー・エム) 始めに
Bill Berryは、オルタナティブロックの先駆者R.E.M.の創設メンバーであり、バンドの象徴的なリズム感を形作ったドラマーです。彼のドラミングは装飾過多ではなく、曲の骨格を支える確固としたリズム感と精度の高いタイムキーピングが特徴で、複雑なフレーズよりもグルーヴと楽曲全体のバランスを重視しました。また、彼はドラミング以外にもマンドリンやベースギターなどの楽器も演奏し、バンドの多彩なサウンドに貢献しています。
R.E.M.の代表曲「Losing My Religion」や「Man on the Moon」では、Berryのドラミングが楽曲の土台となり、マイケル・スタイプの特徴的なボーカルやピーター・バックのジャングリーなギターを絶妙にサポートしています。初期のポストパンク的要素が強い頃から、後の洗練されたオルタナティブロックへの移行においても、彼の安定したリズムワークはバンドの音楽性の核心部分を形成していました。
1997年に脳動脈瘤を患った後、バンドを離れることを選択したBerryですが、彼が在籍していた時代のR.E.M.は、カレッジロックからメインストリームへとオルタナティブミュージックの道を切り開き、後のコールドプレイなど多くのバンドに影響を与えました。彼の控えめながらも効果的なプレイスタイルは、楽曲を引き立てるドラマーの模範として今も高く評価されています。
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使用ドラムセット(シェル)一覧と特徴【R.E.M.(アール・イー・エム)・Bill Berry】

R.E.M.のオリジナルドラマーであるBill Berryは、バンドの変化する音楽性に合わせて様々なドラムセットを使い分けていたと考えられます。初期のIRSレーベル時代にはRogersの Silver Seriesを好んで使用し、20×14インチのバスドラム、12×8インチのタム、14×14インチのフロアタムというメイプル製のコンパクトなセットで、オルタナティブロックの草創期を支えたと推測されます。スネアドラムとしてはLudwigのAcroliteという14×5インチのアルミニウム製モデルを使用し、明るくクリアなサウンドを生み出していたようです。
バンドがメジャーレーベルに移行した頃には、StaccatoのCustom Drumsに切り替え、22×14インチのバスドラム、13×9インチのタム、16×16インチのフロアタムというメイプル製セットを使用。これはジンジャー・ベイカーの影響を受けたセッティングだったと考えられます。その後、代表作「Monster」制作時にはTamaのBlue Oysterを採用し、22×16インチのバスドラム、12×8インチのタム、16×16インチのフロアタムというバーチ材のセットでパワフルな音色を引き出していたと思われます。
ツアー時にはTamaのStarclassicを愛用し、22×18インチのバスドラム、10×8/12×9インチのタム、14×14/16×16インチのフロアタムという大型のメイプル製セットでジャングルビートに最適な音作りをしていたようです。R.E.M.後期の作品ではDWのCollector’s Seriesを使用し、22×20インチのバスドラム、12×10/14×12インチのタム、16×16インチのフロアタムというメイプル製のセットでより洗練された音を追求していたと考えられます。
使用ドラムセット(シェル)機材表【R.E.M.(アール・イー・エム)・Bill Berry】
| 機材名 | メーカー | アーティスト | ドラマー | サイズ構成 | 材質 | 備考 | Amazon | 楽天 | Yahoo! | 石橋楽器 | サウンドハウス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| Acrolite | Ludwig | R.E.M.(アール・イー・エム) | Bill Berry | 14×5 | アルミニウム | スネアドラム、明るくクリアなサウンド | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| Custom Drums | Staccato | R.E.M.(アール・イー・エム) | Bill Berry | 22×14/13×9/16×16 | メイプル | ジンジャーベイカーの影響を受けたセッティング | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| Blue Oyster | Tama | R.E.M.(アール・イー・エム) | Bill Berry | 22×16/12×8/16×16 | バーチ | Monster時代に使用、パワフルな音色 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| Starclassic | Tama | R.E.M.(アール・イー・エム) | Bill Berry | 22×18/10×8/12×9/14×14/16×16 | メイプル | ツアー時に愛用、ジャングルビートに最適 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| Collector’s Series | DW | R.E.M.(アール・イー・エム) | Bill Berry | 22×20/12×10/14×12/16×16 | メイプル | 後期作品でのレコーディングに使用 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| Silver Series | Rogers | R.E.M.(アール・イー・エム) | Bill Berry | 20×14/12×8/14×14 | メイプル | 初期のIRSレーベル時代に使用 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
使用スネアドラムの種類と特徴【R.E.M.(アール・イー・エム)・Bill Berry】

R.E.M.のドラマー、Bill Berryは複数のスネアドラムを状況に応じて使い分けていたと考えられます。初期のレコーディングではLudwigのアルミニウム製Acrolite(14×5インチ)にコーテッドヘッドを組み合わせ、明瞭なアタックと適度な抜けを持つサウンドを生み出していたでしょう。90年代に入るとLudwigのブラス製Black Beauty(14×6.5インチ)を42本スナッピーと共に使用し、より豊かな倍音とサスティンを獲得したと推測されます。
ライブパフォーマンスではTamaのメイプル製Master Model(14×5.5インチ)をエンペラーヘッドと20本スナッピーで構成し、耐久性と安定感を重視していたと思われます。アコースティック寄りの楽曲ではNoble & CooleyのFibreskyn(メイプル14×6インチ)をファイバースキンヘッドと組み合わせ、温かみのあるヴィンテージ感を表現していたでしょう。Bradyのブラス製Black Chrome Over Brass(14×5.5インチ)は30本スナッピーとの相性が良く、深みのある響きを生み出していたと考えられます。
後期の録音セッションではDWのClassic Maple(14×6インチ)にパワードットヘッドと25本スナッピーを組み合わせ、バンドの成熟したサウンドに合わせた芯のある音色を追求していたと思われます。これらのスネア選択からは、R.E.M.の音楽性の変化に合わせてBerryが繊細に音作りを行っていた様子が窺えます。
使用スネアドラム機材表【R.E.M.(アール・イー・エム)・Bill Berry】
| 機材名 | メーカー | アーティスト | ドラマー | 材質/サイズ | ヘッド/スナッピー | 備考 | Amazon | 楽天 | Yahoo! | 石橋楽器 | サウンドハウス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| Acrolite | Ludwig | R.E.M.(アール・イー・エム) | Bill Berry | アルミニウム 14×5 | コーテッド/カスタム | 1980年代初期のレコーディングで使用 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| Black Beauty | Ludwig | R.E.M.(アール・イー・エム) | Bill Berry | ブラス 14×6.5 | コーテッド/42本 | 90年代のスタジオ録音でよく使用 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| Master Model | Tama | R.E.M.(アール・イー・エム) | Bill Berry | メイプル 14×5.5 | エンペラー/20本 | ライブパフォーマンスでの定番 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| Fibreskyn | Noble & Cooley | R.E.M.(アール・イー・エム) | Bill Berry | メイプル 14×6 | ファイバースキン/カスタム | アコースティックな楽曲で使用 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| Black Chrome Over Brass | Brady | R.E.M.(アール・イー・エム) | Bill Berry | ブラス 14×5.5 | アンバサダー/30本 | 深みのあるサウンドが特徴 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| Classic Maple | DW | R.E.M.(アール・イー・エム) | Bill Berry | メイプル 14×6 | パワードット/25本 | 後期の録音セッションで使用 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
使用シンバルの構成と種類と特徴【R.E.M.(アール・イー・エム)・Bill Berry】

R.E.M.のドラマー、Bill Berryのシンバルセットアップは、その独特のサウンドを形成する重要な要素と考えられます。メインとなるZildjianブランドのシンバル構成は、14インチのA Custom Hi-hatがクリアでシャープな音色を提供し、16インチのA Custom Crashと18インチのK Crashの組み合わせでダイナミックなアクセントを演出していると思われます。特にK Crashの暗めの音色と長い残響は、R.E.M.の曲の情緒的な部分を彩るのに適していると推察されます。
さらに、Bill Berryは20インチのK Rideをメインに使用し、そのウォームでダークな音色がR.E.M.の楽曲のテクスチャーに深みを加えていると考えられます。また、エフェクト的な要素として10インチのA Custom Splashと18インチのOriental Chinaも配置されており、特にOriental Chinaのトラッシュで攻撃的な音色は、バンドの初期のポストパンク的な楽曲で効果的に使われていたと思われます。これらのシンバルは80年代から90年代にかけてのオルタナティブロックサウンドの形成に影響を与えたと考えられます。
Bill Berryのセットアップで注目すべきは、これらのZildjianシンバルとPearlの16インチFloor Tom、そしてTamaの14″x6.5″スネアドラムとの相互作用です。特にシグネチャーシリーズのスネアドラムはR.E.M.の特徴的なサウンドの核となっており、クラッシュやライドシンバルとの絶妙なバランスがバンドの楽曲「Losing My Religion」や「Man on the Moon」などでの独特のグルーヴを生み出していると推測されます。こうした構成は、オルタナティブロックからカレッジロックにかけての幅広いR.E.M.のキャリアを通じて、その音楽性の変化にも対応できる柔軟性を持っていたのではないでしょうか。
使用シンバル機材表【R.E.M.(アール・イー・エム)・Bill Berry】
| 種類 | モデル名 | ブランド | アーティスト | ドラマー | 口径 | 備考 | Amazon | 楽天 | Yahoo! | 石橋楽器 | サウンドハウス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| Hi-hat | A Custom | Zildjian | R.E.M.(アール・イー・エム) | Bill Berry | 14″ | クリアでシャープな音色 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| Crash | A Custom | Zildjian | R.E.M.(アール・イー・エム) | Bill Berry | 16″ | 素早いアタックと短い減衰 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| Crash | K | Zildjian | R.E.M.(アール・イー・エム) | Bill Berry | 18″ | 暗めの音色で長い残響 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| Ride | K | Zildjian | R.E.M.(アール・イー・エム) | Bill Berry | 20″ | ウォームでダークな音色 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| Splash | A Custom | Zildjian | R.E.M.(アール・イー・エム) | Bill Berry | 10″ | 効果音的に使用 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| China | Oriental | Zildjian | R.E.M.(アール・イー・エム) | Bill Berry | 18″ | トラッシュで攻撃的な音色 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| Floor Tom | Master Series | Pearl | R.E.M.(アール・イー・エム) | Bill Berry | 16″ | 深みのあるローエンド | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| Snare | Signature | Tama | R.E.M.(アール・イー・エム) | Bill Berry | 14″x6.5″ | R.E.M.の特徴的なサウンド | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
使用ペダル・ハードウェアの構成と種類と特徴【R.E.M.(アール・イー・エム)・Bill Berry】

R.E.M.のBill Berryは、Pearl Eliminatorキックペダルをライブで使用していたと言われています。このペダルは反応性に優れており、オルタナティブロックの先駆者としてのR.E.M.のサウンドを支えていたと考えられます。一方でスタジオレコーディングでは、力強い踏み心地と高い応答性が特徴のDW 9000も使用していたと推測されます。
ハードウェア面では、Tama Star Classicハイハットスタンドを愛用していたと思われます。安定感があり滑らかなアクションは、彼の繊細なハイハットワークに適していたでしょう。また、DW 9300スネアスタンドはR.E.M.のレコーディング時に使用されており、位置調整が容易なYamaha CS-865シンバルスタンドと併用していたと考えられます。
90年代のツアーではGibraltar Power Rackを導入し、効率的なセッティングを実現していたようです。長時間のライブパフォーマンスに対応するため、Pearl D-1000SPNドラムスローンを使用し、タムのセッティングにはTama MTH900タムホルダーを採用していたと推測されます。これらのハードウェアの組み合わせが、R.E.M.の革新的なサウンドを支える基盤となっていたのでしょう。
使用ペダル・ハードウェア機材表【R.E.M.(アール・イー・エム)・Bill Berry】
| 機材名 | メーカー | アーティスト | ドラマー | 種類 | 備考 | Amazon | 楽天 | Yahoo! | 石橋楽器 | サウンドハウス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| DW 9000 | DW | R.E.M.(アール・イー・エム) | Bill Berry | キックペダル | 力強い踏み心地と応答性が高い | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| Pearl Eliminator | Pearl | R.E.M.(アール・イー・エム) | Bill Berry | キックペダル | Bill Berryのライブで使用 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| Tama Star Classic | Tama | R.E.M.(アール・イー・エム) | Bill Berry | ハイハットスタンド | 安定感があり、アクションが滑らか | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| DW 9300 | DW | R.E.M.(アール・イー・エム) | Bill Berry | スネアスタンド | R.E.M.のレコーディング時に使用 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| Yamaha CS-865 | Yamaha | R.E.M.(アール・イー・エム) | Bill Berry | シンバルスタンド | ブーム型で位置調整が容易 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| Gibraltar Power Rack | Gibraltar | R.E.M.(アール・イー・エム) | Bill Berry | ラック | 90年代のツアーで使用 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| Pearl D-1000SPN | Pearl | R.E.M.(アール・イー・エム) | Bill Berry | ドラムスローン | 快適な座り心地でライブでの長時間演奏に対応 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| Tama MTH900 | Tama | R.E.M.(アール・イー・エム) | Bill Berry | タムホルダー | 安定した固定と共鳴を妨げない設計 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
使用スローン(椅子)&スティック種類と特徴【R.E.M.(アール・イー・エム)・Bill Berry】

R.E.M.のBill Berryは、Pearl Eliminatorキックペダルをライブで使用していたと言われています。このペダルは反応性に優れており、オルタナティブロックの先駆者としてのR.E.M.のサウンドを支えていたと考えられます。一方でスタジオレコーディングでは、力強い踏み心地と高い応答性が特徴のDW 9000も使用していたと推測されます。
ハードウェア面では、Tama Star Classicハイハットスタンドを愛用していたと思われます。安定感があり滑らかなアクションは、彼の繊細なハイハットワークに適していたでしょう。また、DW 9300スネアスタンドはR.E.M.のレコーディング時に使用されており、位置調整が容易なYamaha CS-865シンバルスタンドと併用していたと考えられます。
90年代のツアーではGibraltar Power Rackを導入し、効率的なセッティングを実現していたようです。長時間のライブパフォーマンスに対応するため、Pearl D-1000SPNドラムスローンを使用し、タムのセッティングにはTama MTH900タムホルダーを採用していたと推測されます。これらのハードウェアの組み合わせが、R.E.M.の革新的なサウンドを支える基盤となっていたのでしょう。
チューニング・サウンドメイク・EQの工夫と特徴【R.E.M.(アール・イー・エム)・Bill Berry】
R.E.M.のドラマーBill Berryのサウンドは、オルタナティブ/カレッジロックの世界観に合致した独特の響きが特徴と考えられます。彼のスネアは中低域(200-400Hz)をやや抑え、3-5kHzのアタックを強調する傾向があったと推測されます。特にバンドの初期作品ではドラムの打面をややタイトに調整し、キック側にはわずかなミュートを施して、マイケル・スタイプのボーカルを邪魔しない空間作りを意識していたと思われます。
ミキシングにおいては、1980年代の作品では比較的ドライなサウンドが特徴ですが、「Automatic for the People」や「Monster」などの1990年代の作品ではリバーブの使用が変化したと考えられます。ハイハットには12-15kHzの高域をブーストしつつ、800Hz付近をカットしてクリアさを出し、キックドラムは60-80Hzの低域を強調しながらも、アルバムによって2-4kHzのアタック成分の量を調整していたと推察されます。コンプレッションは比較的控えめで、R.E.M.特有の有機的なダイナミクスを損なわないアプローチだったと思われます。
ライブパフォーマンスとレコーディングでは、アプローチに違いがあったと考えられます。スタジオ録音では、特に後期作品において繊細なニュアンスを捉えるためゲートを控えめにしたり、ルームマイクを効果的に使用したと思われます。一方、ライブではより直接的なアタック感を重視し、400-800Hz帯域を若干カットして、より前に出たサウンドを実現していた可能性があります。また、バンドの変化と共にBill Berryのドラムサウンドも進化し、「New Adventures in Hi-Fi」などの作品では実験的な要素も取り入れられていたと推測されます。
比較的安価に音を近づける機材【R.E.M.(アール・イー・エム)・Bill Berry】

R.E.M.のBill Berryの初期サウンドを手頃な価格で再現するなら、Rogers Silver Seriesに似たメイプル系ドラムセットが基本になると想定されます。エントリーモデルでもメイプルシェルを採用した製品を選び、20インチのキックと12インチ、14インチのタムを組み合わせることで、初期のオルタナティブロック時代の軽快なサウンドに近づけられるでしょう。
スネアドラムはLudwig Acroliteのようなアルミニウム製の14×5インチスネアが特徴的な明るい音色を再現できます。予算に余裕があれば、後期のDW Collector’s Seriesで使用されていたようなメイプル製スネアも検討価値があるでしょう。どちらも中古市場で比較的手に入りやすい機材と言えるため、音作りの核として優先的な投資が効果的と考えられます。
セッティングについては、Staccatoドラムのようなジンジャー・ベイカー影響下のセットアップを参考にすると良いでしょう。特にMonster時代のTama Blue Oysterのようなパワフルさを求めるなら、バーチシェルのエントリーモデルでも十分近づけると思われます。また、シンバルはミディアムウェイト、ペダルは反発の良いものを選ぶことで、Berryのジャングルビートのようなグルーヴ感のあるプレイに近づけられるでしょう。
比較的安価に音を近づける機材表【R.E.M.(アール・イー・エム)・Bill Berry】
| 種類 | 機材名 | メーカー | アーティスト | ドラマー | 備考 | Amazon | 楽天 | Yahoo! | 石橋楽器 | サウンドハウス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| BEGIN_ROWS | undefined | undefined | R.E.M.(アール・イー・エム) | Bill Berry | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | |
| ドラムセット | Tour Custom | YAMAHA | R.E.M.(アール・イー・エム) | Bill Berry | オルタナ/カレッジロック向け5点セット。中価格帯で明瞭なサウンド。 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| スネア | Acrolite | Ludwig | R.E.M.(アール・イー・エム) | Bill Berry | 軽量アルミシェルの定番。クリアでパンチのあるサウンド。 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| シンバル | A Custom | Zildjian | R.E.M.(アール・イー・エム) | Bill Berry | 明るく洗練されたサウンド。90年代オルタナに最適。 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| シンバル | 2002 | Paiste | R.E.M.(アール・イー・エム) | Bill Berry | パワフルで明るい音色。R.E.M.のライブ感を再現可能。 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| スティック | 5A | Vic Firth | R.E.M.(アール・イー・エム) | Bill Berry | バランスの良い万能モデル。中量感で繊細な表現も可能。 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| スネア | Supralite | Tama | R.E.M.(アール・イー・エム) | Bill Berry | スティールシェル。クリアでパンチのあるアタック音。 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| ドラムセット | Stage Custom Birch | YAMAHA | R.E.M.(アール・イー・エム) | Bill Berry | コストパフォーマンス高い5点セット。バーチ材の温かみ。 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| END_ROWS | undefined | undefined | R.E.M.(アール・イー・エム) | Bill Berry | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
ライブセットアップについて【R.E.M.(アール・イー・エム)・Bill Berry】
R.E.M.のライブステージでは、Bill Berryはバンドの心臓部として後方中央に位置していたと想定されます。ドラムセットは比較的シンプルな構成で、マイケル・スタイプが前面でパフォーマンスする一方、Berryはピーター・バックやマイク・ミルズと共にバックラインを形成していたと考えられます。オーバーヘッドマイクに加え、スネアとキックにはクローズマイクが配置されていたと推測されます。
バンドの初期からドキュメントツアーにかけての映像では、Berryのボーカルマイクは彼の右側に配置されることが多かったと考えられます。これはR.E.M.の特徴的なハーモニーワークを支えるため、バッキングボーカルを担当する場面が少なくなかったためと思われます。また、オーバーヘッドマイクの位置は比較的高めで、広がりのあるドラムサウンドを捉えるセッティングだったと推察されます。
代表的なライブ映像としては1985年のロックパラストや1991年のMTVアンプラグドが挙げられ、特に後者では通常のドラムセットではなく、ケイホンやシェイカーなどの代替パーカッションを使用するBerryの柔軟性が見られると思われます。1995年の脳動脈瘤によるバンド脱退前のツアー映像では、よりシンプルで効率的なセットアップに変化していたことが観察できるかもしれません。バンドの進化とともに、彼のセットアップやプレイスタイルも変化していったと考えられます。
総括まとめ【R.E.M.(アール・イー・エム)・Bill Berry】

R.E.M.のBill Berryは、オルタナティブ/カレッジロックの黎明期を支えたドラマーとして、シンプルかつ楽曲に寄り添うプレイスタイルが特徴的だったと考えられます。彼のリズムワークは装飾を抑えたミニマルなアプローチでありながら、バンドの音楽性を下支えする重要な役割を果たしていたと想定されます。
再現のポイントは、クリアでタイトなスネアサウンドと控えめながらも要所を押さえたシンバルワークにあると思われます。セットアップもシンプルで、基本に忠実なセッティングから音楽性を引き出す姿勢が垣間見えます。90年代のオルタナティブロックシーンにおける実直なドラミングの好例と言えるでしょう。
Berryのプレイは特定の機材への依存よりも、楽曲構造を理解した上での的確なリズム選択と演奏技術に重きを置いていたと考えられます。1997年に脱退するまでR.E.M.の作風を支え続けた彼のアプローチは、派手さよりも楽曲全体のバランスを重視する姿勢から学ぶべき点が多いと言えるでしょう。
本記事参照サイト【R.E.M.(アール・イー・エム)・Bill Berry】
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