【Steel Panther（スティール・パンサー）・Stix Zadinia】風ドラムサウンドの作り方＋使用機材セッティングまとめ｜セット・スネア・シンバル・ペダル

関連記事

【AC/DC（エーシー・ディーシー）・Phil Rudd】風ドラムサウンドの作り方＋使用機材セッティングまとめ｜セット・スネア・シンバル・ペダル

2025.11.24

【FLOW・IWASAKI】風ドラムサウンドの作り方＋使用機材セッティングまとめ｜セット・スネア・シンバル・ペダル

2025.11.05

【Vaundy・BOBO】風ドラムサウンドの作り方＋使用機材セッティングまとめ｜セット・スネア・シンバル・ペダル

2025.11.03

【Stix Zadinia】Steel Panther（スティール・パンサー） 始めに

Stix Zadiniaは、グラムメタルバンド「Steel Panther（スティール・パンサー）」のドラマーとして知られる人物です。1980年代のヘアメタルを模倣し、パロディとしての要素を取り入れつつも、本格的な演奏技術を持つバンドの一員として活動しています。彼のドラミングは80年代のグラムメタルの特徴を忠実に再現しながらも、テクニカルな側面を持ち合わせています。

Steel Pantherは、過剰な演出とセクシャルなパフォーマンスで知られるバンドですが、Stixのドラミングはその派手な演出の中にあっても安定した土台を提供しています。「Death to All But Metal」や「17 Girls in a Row」といった代表曲では、彼の力強いビートとタイミングの正確さがバンドのサウンドを支える重要な要素となっています。

パロディバンドとしての側面が強調されがちなSteel Pantherですが、Stix Zadiniaを含む各メンバーの演奏力は本物です。彼のドラミングスタイルは、ヘヴィメタルの伝統的なテクニックを土台としながらも、シンプルで効果的なグルーヴを作り出し、バンドの過激なパフォーマンスと完璧にマッチしています。

YouTubeでStix Zadiniaのプレイをチェック → こちら

使用ドラムセット（シェル）一覧と特徴【Steel Panther（スティール・パンサー）・Stix Zadinia】

Stix Zadiniaは、グラムメタルスタイルのスティール・パンサーのパワフルなビートを支えるドラマーとして、主にメイプルシェルのドラムを好んで使用していると考えられます。ライブパフォーマンスでは、Pearl Masters Customの24×18インチバスドラム構成（13×9、16×16）を採用し、80年代ヘビーメタルのようなパワフルかつ存在感のあるサウンドを生み出していると推測されます。

スタジオレコーディングでは、DW Collector’s Seriesの22×18/12×8/16×16というセットアップを用いることで、よりコントロールされたヘビーロックサウンドを追求していると思われます。また、Tama Starclassic Mapleの22×18/10×8/12×9/16×16構成も使用し、バンドの80年代グラムメタル風の音楽性に合ったサウンドを作り出していると考えられます。

特別なライブやミュージックビデオ撮影では、SJC Custom Drumsのメイプル/ウォルナット混合シェル（22×18/12×9/16×14）を使用し、カスタムフィニッシュによりステージ上での視覚的なインパクトも重視していると思われます。また、Ludwig Classic Mapleも使用し、ヴィンテージ感のあるウォームなトーンでバンドの楽曲に深みを加えているのではないかと推察されます。

使用ドラムセット（シェル）機材表【Steel Panther（スティール・パンサー）・Stix Zadinia】

使用スネアドラムの種類と特徴【Steel Panther（スティール・パンサー）・Stix Zadinia】

Stix Zadiniaは80年代グラムメタルを再現するSteel Pantherのドラマーとして、複数のスネアドラムを使い分けていると考えられます。主力はSPS LTDの木製14×6.5インチモデルで、エバンスG2ヘッドとカスタムスナッピーを組み合わせることでツアーに最適な温かみのあるアタックと適度なサスティンを実現していると思われます。また、Ludwig Supraphonicのアルミ14×6.5インチは、42本スナッピーとコーテッドヘッドの組み合わせで、レコーディング時の明瞭なサウンドを提供していると推測されます。

さらに、TamaのStarclassic Mapleメイプル14×5インチモデルは80年代ヘヴィメタルサウンドを忠実に再現するために使用され、コーテッドヘッドと20本スナッピーにより温かみのある鮮明なアタックを生み出していると考えられます。対照的に、PearlのJoey Jordison Signatureスティール13×6.5インチは、パワードットヘッドとカスタムスナッピーによる力強いアタックとシャープな切れ味が特徴で、ライブパフォーマンスで頻繁に使用されている可能性があります。

スタジオ収録用としてはDWのCollector’s Seriesメイプル14×7インチに、エバンスHDヘッドと30本スナッピーを組み合わせ、温かみのある豊かな低音と明確なアタックバランスを追求していると思われます。また、TamaのSteel Snare Customスティール14×5.5インチは、パワーストロークヘッドとカスタムスナッピーにより、Steel Pantherが追求するヴィンテージグラム・サウンドのための乾いたアタックと適度な残響を実現していると考えられます。

使用スネアドラム機材表【Steel Panther（スティール・パンサー）・Stix Zadinia】

使用シンバルの構成と種類と特徴【Steel Panther（スティール・パンサー）・Stix Zadinia】

Steel Pantherのドラマー、Stix Zadiniaは主にZildjianのシンバルを使用していると想定されます。彼のセットアップには14″のK Custom Dark Hi-hatが含まれており、これはヴィンテージスタイルの温かみのある音色で、バンドのヘヴィなサウンドに深みを加えています。ライドシンバルには22″のK Custom Rideを使用し、コントロールしやすい深みのある音で曲の骨格を支えていると考えられます。

クラッシュシンバルのセレクションは多彩で、18″のA Custom、17″のK Custom Hybrid Crash、そして19″のA Custom Projection Crashを組み合わせていると思われます。特にA Custom Projection Crashは、バンドの派手なパフォーマンスに欠かせないパワフルな音量と貫通力を提供しています。エフェクト用に19″のK Custom Hybrid Chinaと10″のK Custom Dark Splashも装備し、アクセントや曲の転換点で効果的に使用していると考えられます。

このシンバルセットアップは80年代グラムメタルを彷彿とさせるサウンドを現代に蘇らせるのに最適と言えるでしょう。特にK CustomシリーズとA Customシリーズを組み合わせることで、ヴィンテージ感とモダンな明瞭さの両方を獲得していると思われます。また、DWの16″フロアタムとの組み合わせにより、低音の豊かさも強調されたセットアップになっていると推測されます。

使用シンバル機材表【Steel Panther（スティール・パンサー）・Stix Zadinia】

使用ペダル・ハードウェアの構成と種類と特徴【Steel Panther（スティール・パンサー）・Stix Zadinia】

Stix Zadiniaのドラムセットアップには、Tamaの「Iron Cobra」キックペダルが使用されていると想定されます。80年代グラムメタルを彷彿とさせる演奏スタイルに安定感のあるアクションを提供し、Speed Cobraダブルペダルも時折導入されているようです。これらのペダル選択は、Steel Pantherの過激なパフォーマンスとテンポの速い楽曲に対応するための重要な要素と考えられます。

ハードウェア面では、DWの9000シリーズハイハットスタンドとPearlのG Class Snare Standを組み合わせていると推測されます。特にDW 9000は堅牢性に優れており、Stixの激しいプレイスタイルに耐える信頼性を提供しているでしょう。また、Tamaのブームシンバルスタンドは多数のシンバルを効率的に配置できる利点があります。

セットアップ全体としては、Yamaha Hex Rackを採用している可能性があり、80sスタイルの大型セットアップを実現していると考えられます。Gibraltar Drum Throneは長時間のライブパフォーマンスでの快適性を確保し、Pearlのタムホルダーによってセッティングのポジショニングが容易になっているでしょう。これらのハードウェア選択は、Steel Pantherの派手なステージパフォーマンスと音楽性を支える重要な要素となっていると推察されます。

使用ペダル・ハードウェア機材表【Steel Panther（スティール・パンサー）・Stix Zadinia】

使用スローン（椅子）＆スティック種類と特徴【Steel Panther（スティール・パンサー）・Stix Zadinia】

Stix Zadiniaのドラムセットアップには、Tamaの「Iron Cobra」キックペダルが使用されていると想定されます。80年代グラムメタルを彷彿とさせる演奏スタイルに安定感のあるアクションを提供し、Speed Cobraダブルペダルも時折導入されているようです。これらのペダル選択は、Steel Pantherの過激なパフォーマンスとテンポの速い楽曲に対応するための重要な要素と考えられます。

ハードウェア面では、DWの9000シリーズハイハットスタンドとPearlのG Class Snare Standを組み合わせていると推測されます。特にDW 9000は堅牢性に優れており、Stixの激しいプレイスタイルに耐える信頼性を提供しているでしょう。また、Tamaのブームシンバルスタンドは多数のシンバルを効率的に配置できる利点があります。

セットアップ全体としては、Yamaha Hex Rackを採用している可能性があり、80sスタイルの大型セットアップを実現していると考えられます。Gibraltar Drum Throneは長時間のライブパフォーマンスでの快適性を確保し、Pearlのタムホルダーによってセッティングのポジショニングが容易になっているでしょう。これらのハードウェア選択は、Steel Pantherの派手なステージパフォーマンスと音楽性を支える重要な要素となっていると推察されます。

チューニング・サウンドメイク・EQの工夫と特徴【Steel Panther（スティール・パンサー）・Stix Zadinia】

Stix Zadiniaのドラムサウンドは80年代グラムメタルの要素を取り入れつつも現代的な明瞭さを兼ね備えていると考えられます。スネアドラムは打面を比較的高めに張り、クリアなアタック感を得るためにパワーセンターやコーテッドヘッドを使用していると推測されます。キックドラムでは裏面にフェルトやムーンジェルを部分的に配置し、残響を抑えつつも低域の太さを維持する工夫がされていると考えられます。特にバラード曲ではタムにテープを貼り、余計な倍音を抑制する手法が用いられていると思われます。

ミックス面では、キックドラムに60-80Hzの低域を強調し、2-4kHzのアタック部分を持ち上げる処理が行われていると想定されます。スネアは200Hz付近の箱鳴りを少し抑え、5-7kHzのスナッピーサウンドを適度に強調する傾向にあると思われます。コンプレッションはスネアに4:1程度、アタックタイム10ms前後、リリース100ms程度の設定で、パンチ感を損なわないようにしていると考えられます。シンバルは10kHz以上の高域を持ち上げ、ステレオ定位では左右に広めに配置し、空間的な広がりを演出していると推測されます。

ライブとレコーディングでは明確な違いがあると思われます。レコーディングではゲートを積極的に使用して楽器間の分離を重視し、ドラム全体に2-3dBのコンプレッションをかけて音圧を整えていると考えられます。一方ライブでは、会場の音響特性に合わせて400-500Hzの中低域を若干カットし、キックとスネアのアタック(2-4kHz)を強調することで、大音量環境でも明瞭さを保つ工夫がされていると想定されます。「Death To All But Metal」などの攻撃的な楽曲では特にアタック感を重視し、バラード調の曲では適度な残響を残す調整がされていると推測されます。

比較的安価に音を近づける機材【Steel Panther（スティール・パンサー）・Stix Zadinia】

80年代グラムメタルのパロディバンド「Steel Panther」のStix Zadiniaのサウンドは、TAMA Starclassic Mapleのような80年代グラムメタル風の音色に近いと想定されます。入門者がこのサウンドに近づけるなら、メイプルシェルのキットをベースに、パワフルでオープンなチューニングを意識すると良いでしょう。Pearlの入門モデルでもDWの基本セッティングを参考にすると、ヘビーロックサウンドに近づけられる可能性があります。

スネアドラムはLudwig Classic Mapleのようなメイプルスネアが彼のパンチの効いたサウンドに適していると考えられます。ヴィンテージ感のあるウォームなトーンが特徴で、適度なリムショットで80年代風の音作りができるでしょう。打面のチューニングを少し高めにセットし、ボトムヘッドはタイトに調整することで、メタルサウンドに必要な明瞭さとパンチが得られると思われます。

シンバルセットアップは明るく存在感のあるものが向いていると推測されます。Pearl Masters Customなどと組み合わせられるような、中厚から厚めのクラッシュとライドを選ぶと良いでしょう。また、ダブルペダルはSJC Custom Drumsのセットアップにも見られるような、レスポンスの良いモデルが適しているはずです。全体として、視覚的なインパクトも重視し、ステージ映えするようなドラムセットを組むことも重要と考えられます。

比較的安価に音を近づける機材表【Steel Panther（スティール・パンサー）・Stix Zadinia】

ライブセットアップについて【Steel Panther（スティール・パンサー）・Stix Zadinia】

Stix Zadiniaはグラムメタルパロディバンド「Steel Panther」のドラマーとして、通常ステージ中央後方に大型のドラムセットを配置していると想定されます。彼のドラムセットは80年代ヘアメタルの象徴的な要素を取り入れたオーバーヘッドマイクとスネアマイクの配置が特徴的で、バンドのパフォーマンススタイルに合わせた音響セットアップを採用していると考えられます。

マイク位置については、Zadiniaのパワフルな演奏スタイルに対応するため、キックドラムに複数のマイクを使用し、シンバルとタムには個別にマイクが設置されている可能性が高いと推測されます。また、ステージ上での彼のドラムソロやMC時には、ワイヤレスのヘッドセットマイクを使用していることが多いと思われ、これにより演奏中も観客とのコミュニケーションを図っていると考えられます。

代表的なライブ映像では、Zadiniaの技術的に高度なドラミングスキルとバンドの派手なステージングが融合した瞬間が見どころとなっていると思われます。特に「Death to All But Metal」や「17 Girls in a Row」などの人気曲では、彼の正確なタイミングと80年代スタイルのショーマンシップが発揮され、時にはスティックトリックを披露しながらバンドの視覚的魅力を高めていると考えられます。

総括まとめ【Steel Panther（スティール・パンサー）・Stix Zadinia】

Stix Zadiniaは80年代グラムメタル/ヘアメタルのパロディバンドSteel Pantherのドラマーとして、その時代の音楽性を忠実に再現しながらも現代的な解釈を加えていると考えられます。彼のプレイスタイルは、華やかなショーマンシップと高い技術力で特徴づけられており、80年代ロックドラムの典型的なパワーと鮮やかさを体現していると思われます。

再現にあたっては、パール、タマ、ルードヴィッヒなど80年代に人気だったドラムセットの音響特性を意識することが重要と考えられます。特に、芯のある明るいスネアサウンドと、シャープで存在感のあるシンバルワークが彼のプレイの特徴と推測されます。ダブルバスドラムの使用や、オープンハイハットを活用した華やかなフレーズも彼の演奏の重要な要素と思われます。

しかし、Steel Pantherの音楽性からも分かるように、本質はヴィンテージ機材そのものよりも、80年代メタルのエッセンスを理解した演奏アプローチにあると考えられます。タイトなリズムキープと派手なフィルインのバランス、そしてバンド全体のグルーヴ感を支える安定したプレイが、機材選択以上に重要な要素であると推測されます。

本記事参照サイト【Steel Panther（スティール・パンサー）・Stix Zadinia】

本記事は下記公式サイト等を参照して作成しています。

• LEP INTERNATIONAL (Label)
• Wikipedia
• L MUSIC Media
• NME Japan