- 【Nick D’Virgilio】Spock’s Beard(スポックス・ビアード) 始めに
- 使用ドラムセット(シェル)一覧と特徴【Spock’s Beard(スポックス・ビアード)・Nick D’Virgilio】
- 使用スネアドラムの種類と特徴【Spock’s Beard(スポックス・ビアード)・Nick D’Virgilio】
- 使用シンバルの構成と種類と特徴【Spock’s Beard(スポックス・ビアード)・Nick D’Virgilio】
- 使用ペダル・ハードウェアの構成と種類と特徴【Spock’s Beard(スポックス・ビアード)・Nick D’Virgilio】
- 使用スローン(椅子)&スティック種類と特徴【Spock’s Beard(スポックス・ビアード)・Nick D’Virgilio】
- チューニング・サウンドメイク・EQの工夫と特徴【Spock’s Beard(スポックス・ビアード)・Nick D’Virgilio】
- 比較的安価に音を近づける機材【Spock’s Beard(スポックス・ビアード)・Nick D’Virgilio】
- ライブセットアップについて【Spock’s Beard(スポックス・ビアード)・Nick D’Virgilio】
- 総括まとめ【Spock’s Beard(スポックス・ビアード)・Nick D’Virgilio】
- 本記事参照サイト【Spock’s Beard(スポックス・ビアード)・Nick D’Virgilio】
【Nick D’Virgilio】Spock’s Beard(スポックス・ビアード) 始めに
Nick D’Virgilioは、アメリカのプログレッシブ・ロックバンド「Spock’s Beard」のドラマーとして活躍し、後にボーカリストとしても才能を発揮したマルチプレイヤーです。彼の特徴は高度な技術を駆使しながらも曲の流れを重視したダイナミックなドラムプレイにあり、複雑なリズムパターンと繊細なニュアンスを融合させた演奏スタイルが評価されています。
Spock’s Beardは90年代のプログレッシブ・ロック・リバイバルの中心的存在として、70年代のプログレの精神を継承しつつも現代的な解釈を加えた作風で知られています。複雑な構成とメロディアスな要素を巧みに融合させ、緻密な演奏技術と情感豊かな表現力を兼ね備えたサウンドが特徴です。
代表作「Snow」などにおいて、D’Virgilioのドラミングは曲の展開を絶妙にコントロールし、繊細なブラシワークから強烈なフィルまで幅広い表現で楽曲の世界観を支えています。また、彼自身がフロントマンを務めた「Feel Euphoria」以降の作品では、ドラマーの視点を活かした独自の音楽性が展開されました。
YouTubeでNick D’Virgilioのプレイをチェック → こちら
使用ドラムセット(シェル)一覧と特徴【Spock’s Beard(スポックス・ビアード)・Nick D’Virgilio】

プログレッシブロックバンド「Spock’s Beard」のドラマー、Nick D’Virgilio(ニック・ディヴァージリオ)は複数のドラムセットを使い分けている。ライブパフォーマンスでは主にSonor Designer Seriesを愛用し、22″バスドラム、10″/12″タム、16″フロアタムという構成で、バーチ材の明瞭なアタックと豊かな中低域を活かしたサウンドを実現している。 スタジオレコーディングではYamaha Maple Customを好んで使用。メイプル材の暖かみと豊かな倍音を活かし、22″バスドラム、10″/12″タム、14″/16″フロアタムという構成で繊細なニュアンスを表現している。また、DW Collector’s Seriesも所有しており、メイプル材の深みのある音色でバンドの初期作品のサウンドを形作った。 より特徴的な音を求める際はBrady Jarrahを使用し、オーストラリア産ジャラ材の独特な音色と22″x20″の大型バスドラムによる重厚なローエンドを活かしている。さらに、Sonor SQ2をカスタム仕様で「Big Big」の録音時に使用し、ビーチ材の明るく抜けの良いサウンドと精密な音作りでアルバムの世界観を構築している。
使用ドラムセット(シェル)機材表【Spock’s Beard(スポックス・ビアード)・Nick D’Virgilio】
| 機材名 | メーカー | アーティスト | ドラマー | サイズ構成 | 材質 | 備考 | Amazon | 楽天 | Yahoo! | 石橋楽器 | サウンドハウス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| DW Collector’s Series | DW | Spock’s Beard(スポックス・ビアード) | Nick D’Virgilio | 22×18/10×8/12×9/14×11/16×14 | メイプル | 80年代後期から90年代初期のモデル | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| Sonor Designer Series | Sonor | Spock’s Beard(スポックス・ビアード) | Nick D’Virgilio | 22×18/10×8/12×9/16×16 | バーチ | Spock’s Beardのライブで使用 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| Brady Jarrah | Brady | Spock’s Beard(スポックス・ビアード) | Nick D’Virgilio | 22×20/10×9/12×10/14×12/16×14 | ジャラ材 | オーストラリア製の高級ドラム | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| SQ2 | Sonor | Spock’s Beard(スポックス・ビアード) | Nick D’Virgilio | 22×18/10×8/12×9/14×12/16×14 | ビーチ | カスタム仕様でBig Bigの録音に使用 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| Maple Custom | Yamaha | Spock’s Beard(スポックス・ビアード) | Nick D’Virgilio | 22×16/10×8/12×9/14×14/16×16 | メイプル | スタジオレコーディング用 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
使用スネアドラムの種類と特徴【Spock’s Beard(スポックス・ビアード)・Nick D’Virgilio】

プログレッシブ・ロックバンド「Spock’s Beard」で活躍したNick D’Virgilioは、Pearl製「Masterpiece Solid Shell」メイプルスネアをメインに使用していました。14×5インチサイズでコーテッドヘッドと20本スナッピーの組み合わせにより、繊細なダイナミクスと温かみのある音色を実現。複雑な楽曲構成に対応する明瞭なアタックと適度なサスティンが特徴です。
一方、ソロ活動ではTama「The Truth Black Nickel over Brass」真鍮スネア(14×6.5インチ)を好んで使用。42本のアンバサダースナッピーとの組み合わせにより、パワフルな鳴りと豊かな倍音が得られます。また、Big Big Train在籍時には同じくTama製の「Starphonic Stainless Steel」(14×6インチ)を採用し、明るい音色と強いアタック感を活かしています。
Neal Morseバンド時代には「Ludwig 402」アルミスネア(14×6.5インチ)を使用し、パワーストローク3ヘッドとスチールスナッピーで鋭いアタックを実現。また、深さのあるTama「Starphonic Bubinga」(14×7インチ)やBrady「Jarrah Block」(14×5.5インチ)も使い分け、後者はGenesis公演でも使用。D’Virgilioは曲の雰囲気や演奏スタイルに合わせて、メタルとウッドの特性を巧みに活用しています。
使用スネアドラム機材表【Spock’s Beard(スポックス・ビアード)・Nick D’Virgilio】
| 機材名 | メーカー | アーティスト | ドラマー | 材質/サイズ | ヘッド/スナッピー | 備考 | Amazon | 楽天 | Yahoo! | 石橋楽器 | サウンドハウス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| Masterpiece Solid Shell | Pearl | Spock’s Beard(スポックス・ビアード) | Nick D’Virgilio | メイプル 14×5 | コーテッド/20本 | Spock’s Beardでの愛用機 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| The Truth Black Nickel over Brass | Tama | Spock’s Beard(スポックス・ビアード) | Nick D’Virgilio | 真鍮 14×6.5 | アンバサダー/42本 | ソロアルバム使用 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| Starphonic Stainless Steel | Tama | Spock’s Beard(スポックス・ビアード) | Nick D’Virgilio | ステンレス 14×6 | コーテッド/カーボン20本 | Big Big Train在籍時使用 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| Ludwig 402 | Ludwig | Spock’s Beard(スポックス・ビアード) | Nick D’Virgilio | アルミ 14×6.5 | パワーストローク3/スチール | Neal Morseバンド時代 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| Starphonic Bubinga | Tama | Spock’s Beard(スポックス・ビアード) | Nick D’Virgilio | ブビンガ 14×7 | エバンスG2/42本 | 低音の豊かさが特徴 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| Brady Jarrah Block | Brady | Spock’s Beard(スポックス・ビアード) | Nick D’Virgilio | ジャラ 14×5.5 | レモPower Center/カスタム | Genesis公演で使用 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
使用シンバルの構成と種類と特徴【Spock’s Beard(スポックス・ビアード)・Nick D’Virgilio】

プログレッシブ・ロックバンド「Spock’s Beard」のドラマーとして知られるNick D’Virgilioは、Zildjian Kシリーズを中心としたシンバルセットアップを好んでいます。14インチのK Zildjianハイハットはマイルドな音色と開いた際の輝かしさを両立し、20インチのK Custom Dry Complex rideはドライでダークな響きが特徴で、複雑なリズムパターンの明瞭さを保ちます。
クラッシュシンバルには18インチのK Custom Darkと17インチのKを使用し、それぞれ温かみのある中音域と柔らかな立ち上がりを持つダークな音色を提供しています。さらに、アクセント用として10インチのK Custom Dark splashを配置し、繊細なニュアンスを表現。18インチのOriental China Trashは特徴的なトラッシュサウンドで曲の転換点や盛り上がりを強調します。
これらのZildjian製シンバル群はPearlのReference Pureドラムセットと組み合わされ、プログレッシブ・ロックに必要な幅広いダイナミクスと複雑なリズムパターンを表現可能にしています。D’Virgilioの選ぶシンバル構成は、ダークでありながらも明瞭さを失わない音色特性を持ち、Spock’s Beardの複雑な音楽性を支える重要な要素となっています。
使用シンバル機材表【Spock’s Beard(スポックス・ビアード)・Nick D’Virgilio】
| 種類 | モデル名 | ブランド | アーティスト | ドラマー | 口径 | 備考 | Amazon | 楽天 | Yahoo! | 石橋楽器 | サウンドハウス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| Hi-hat | K | Zildjian | Spock’s Beard(スポックス・ビアード) | Nick D’Virgilio | 14″ | マイルドでオープン時の輝きがある | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| Ride | K Custom Dry Complex | Zildjian | Spock’s Beard(スポックス・ビアード) | Nick D’Virgilio | 20″ | ドライでダークな音色 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| Crash | K Custom Dark | Zildjian | Spock’s Beard(スポックス・ビアード) | Nick D’Virgilio | 18″ | 温かみのある中音域 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| Crash | K | Zildjian | Spock’s Beard(スポックス・ビアード) | Nick D’Virgilio | 17″ | ダークで柔らかい立ち上がり | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| Crash | Oriental China Trash | Zildjian | Spock’s Beard(スポックス・ビアード) | Nick D’Virgilio | 18″ | トラッシュ系の特徴的な音色 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| Splash | K Custom Dark | Zildjian | Spock’s Beard(スポックス・ビアード) | Nick D’Virgilio | 10″ | アクセント用の小口径 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| Tom | Reference Pure | Pearl | Spock’s Beard(スポックス・ビアード) | Nick D’Virgilio | メインドラムセット | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
使用ペダル・ハードウェアの構成と種類と特徴【Spock’s Beard(スポックス・ビアード)・Nick D’Virgilio】

プログレッシブ・ロックバンド「Spock’s Beard」のドラマーとして知られるNick D’Virgilioは、精密なフットワークが求められる複雑なプログレッシブ・ロックにおいて、DWの製品を多用している。特にDW 5000キックペダルは高い耐久性と安定した踏み心地で長時間の演奏にも対応し、複雑なリズムパターンを正確に刻むために重宝している。また速いパッセージでは、DW 9000ダブルペダルを使用し、その正確なレスポンスと滑らかなアクションが彼の技術的な演奏をサポートしている。
シンバルワークが特徴的な彼のセットアップでは、Tamaの Iron Cobraハイハットスタンドが重要な役割を果たしている。精密な調整が可能なこのスタンドは、繊細なハイハットワークを可能にし、彼のダイナミックな演奏表現を支えている。また、同じくTamaのSpeed Cobraキックペダルもスピーディな連打に適した設計で、テクニカルなフットワークを要する曲でのパフォーマンスを向上させている。
セッティングの全体的な安定性を確保するため、GibraltarラックとYamaha HEXRACKを組み合わせたハイブリッドセットアップを採用している。Gibraltarのカスタマイズ性の高いドラムラックシステムと、Yamaha HEXRACKのヘキサゴン形状のパイプによる高い安定性が、複雑なドラミングでも揺るぎないセットを実現。長時間のライブパフォーマンスではRoc-N-Socドラムスローンを使用し、その優れた座り心地により疲労を軽減しつつ、Ludwigの Atlas Proスネアスタンドで堅牢にスネアを固定し、精度の高い演奏を維持している。
使用ペダル・ハードウェア機材表【Spock’s Beard(スポックス・ビアード)・Nick D’Virgilio】
| 機材名 | メーカー | アーティスト | ドラマー | 種類 | 備考 | Amazon | 楽天 | Yahoo! | 石橋楽器 | サウンドハウス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| DW 5000 | DW | Spock’s Beard(スポックス・ビアード) | Nick D’Virgilio | キックペダル | 高い耐久性と安定した踏み心地 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| DW 9000 | DW | Spock’s Beard(スポックス・ビアード) | Nick D’Virgilio | ダブルペダル | 正確なレスポンスと滑らかなアクション | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| Iron Cobra | Tama | Spock’s Beard(スポックス・ビアード) | Nick D’Virgilio | ハイハットスタンド | 精密な調整が可能 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| Speed Cobra | Tama | Spock’s Beard(スポックス・ビアード) | Nick D’Virgilio | キックペダル | スピーディな連打に適した設計 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| Gibraltar | Gibraltar | Spock’s Beard(スポックス・ビアード) | Nick D’Virgilio | ラック | カスタマイズ性の高いドラムラックシステム | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| Atlas Pro | Ludwig | Spock’s Beard(スポックス・ビアード) | Nick D’Virgilio | スネアスタンド | 堅牢な構造でスネアをしっかり固定 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| Yamaha HEXRACK | Yamaha | Spock’s Beard(スポックス・ビアード) | Nick D’Virgilio | ラック | ヘキサゴン形状のパイプによる高い安定性 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| Roc-N-Soc | Roc-N-Soc | Spock’s Beard(スポックス・ビアード) | Nick D’Virgilio | ドラムスローン | 長時間の演奏でも疲れにくい座り心地 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
使用スローン(椅子)&スティック種類と特徴【Spock’s Beard(スポックス・ビアード)・Nick D’Virgilio】

プログレッシブ・ロックバンド「Spock’s Beard」のドラマーとして知られるNick D’Virgilioは、精密なフットワークが求められる複雑なプログレッシブ・ロックにおいて、DWの製品を多用している。特にDW 5000キックペダルは高い耐久性と安定した踏み心地で長時間の演奏にも対応し、複雑なリズムパターンを正確に刻むために重宝している。また速いパッセージでは、DW 9000ダブルペダルを使用し、その正確なレスポンスと滑らかなアクションが彼の技術的な演奏をサポートしている。
シンバルワークが特徴的な彼のセットアップでは、Tamaの Iron Cobraハイハットスタンドが重要な役割を果たしている。精密な調整が可能なこのスタンドは、繊細なハイハットワークを可能にし、彼のダイナミックな演奏表現を支えている。また、同じくTamaのSpeed Cobraキックペダルもスピーディな連打に適した設計で、テクニカルなフットワークを要する曲でのパフォーマンスを向上させている。
セッティングの全体的な安定性を確保するため、GibraltarラックとYamaha HEXRACKを組み合わせたハイブリッドセットアップを採用している。Gibraltarのカスタマイズ性の高いドラムラックシステムと、Yamaha HEXRACKのヘキサゴン形状のパイプによる高い安定性が、複雑なドラミングでも揺るぎないセットを実現。長時間のライブパフォーマンスではRoc-N-Socドラムスローンを使用し、その優れた座り心地により疲労を軽減しつつ、Ludwigの Atlas Proスネアスタンドで堅牢にスネアを固定し、精度の高い演奏を維持している。
チューニング・サウンドメイク・EQの工夫と特徴【Spock’s Beard(スポックス・ビアード)・Nick D’Virgilio】
Nick D’Virgilioは、Spock’s Beardでのプログレッシブロックサウンドを生み出すため、独自のドラムチューニング方法を確立しています。スネアは明るく伸びのある音を求めて比較的高めに調整し、打面は中央にムーンジェルを1枚配置して不要な倍音をカットしています。タムは深みのある音色を追求し、打面を少しタイトに、裏面をやや緩めにチューニングすることで、プログレ特有の複雑なフレーズでも音の分離を確保しています。特にフロアタムはテープによる軽いミュートを施し、低音の暴れを抑制しています。
レコーディングにおけるミックス処理では、スネアに対して200-400Hz帯をやや削り、3-5kHz帯を持ち上げることでアタック感を強調しています。キックドラムは60Hz付近にブーストをかけて芯の強さを出しつつ、400Hz付近を抑えてボックス感を軽減し、4kHz付近を強調してビーターのアタック感を明確にしています。シンバルには軽いコンプレッション(比率2:1、アタック時間10ms程度)をかけ、8kHz以上の帯域をわずかに持ち上げて艶やかさを演出しています。ステレオイメージでは、ハイハットを左10~20%、ライドを右30%程度に配置し、空間的な広がりを表現しています。
ライブとレコーディングでは異なるアプローチを採用しており、ライブではアタック感と音圧を重視してチューニングを若干高めにし、ゲートのスレッショルド設定を緩めに設定することで自然なサステインを確保しています。一方、スタジオレコーディングでは、ルームマイクを効果的に活用しながらも、近接マイクにはゲート処理を施して残響をコントロールし、Spock’s Beardの複雑な楽曲構成に対応できる明瞭度の高いドラムサウンドを実現しています。特にアルバム「V」以降は、デジタル処理と自然な響きのバランスを取ることで、プログレッシブロックの王道とも言えるパワフルかつ繊細なドラムサウンドを確立しました。
比較的安価に音を近づける機材【Spock’s Beard(スポックス・ビアード)・Nick D’Virgilio】

Nick D’Virgilioのプログレッシブなドラミングスタイルには深みのあるサウンドが特徴的です。比較的安価に近づけるなら、Yamahaの Maple Custom シリーズを基本に考えるとよいでしょう。彼がSonor Designer Seriesをライブで使用していることから、メイプル素材のミドルレンジが豊かなドラムセットをベースに、少し深めのバスドラム(22インチ)とサイズバランスの良いタムを選ぶことがポイントです。
スネアドラムについては、Brady Jarrahのような独特な粒立ちを持つドラムを参考に、木製のメイプルスネアを選ぶとSpock’s Beardのサウンドに近づけられます。DW Collector’s Seriesのような鳴りの良いスネアも理想的ですが、コスト面を考慮すると同社の廉価版でもアタックの強いチューニングで代用できるでしょう。シンバルセットはSonorのSQ2録音時の明瞭なサウンドを参考に、中厚めのライドとクラッシュの組み合わせが効果的です。
ペダルに関しては、彼のテクニカルなフットワークを支える堅牢な機構が重要となります。録音スタジオでもYamaha Maple Customと共に使うペダルのタッチ感を意識し、反応の良いモデルを選びましょう。全体的にはSonor Designerシリーズのような中高域の抜けと低域の芯を両立させたサウンドキャラクターが理想で、チューニングと適切なミュート処理でDWに近い音色も実現できます。
比較的安価に音を近づける機材表【Spock’s Beard(スポックス・ビアード)・Nick D’Virgilio】
| 種類 | 機材名 | メーカー | アーティスト | ドラマー | 備考 | Amazon | 楽天 | Yahoo! | 石橋楽器 | サウンドハウス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| BEGIN_ROWS | undefined | undefined | Spock’s Beard(スポックス・ビアード) | Nick D’Virgilio | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | |
| ドラムセット | Stage Custom Birch | YAMAHA | Spock’s Beard(スポックス・ビアード) | Nick D’Virgilio | プログレに適したクリアなトーン、中価格帯の定番セット | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| スネア | Supraphonic 14″ | Ludwig | Spock’s Beard(スポックス・ビアード) | Nick D’Virgilio | クリアな高音とスナッピーの効いた中低音が特徴 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| シンバル | A Custom シリーズ | Zildjian | Spock’s Beard(スポックス・ビアード) | Nick D’Virgilio | 明るく洗練された音色でプログレ向け、中~高価格帯 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| ペダル | Iron Cobra 600 | TAMA | Spock’s Beard(スポックス・ビアード) | Nick D’Virgilio | ダブルキックでの複雑なフットワークに対応 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| スティック | 5A Hickory | Vic Firth | Spock’s Beard(スポックス・ビアード) | Nick D’Virgilio | バランスの良い標準的な太さで複雑なリズムに最適 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| シンバル | 2002 シリーズ | Paiste | Spock’s Beard(スポックス・ビアード) | Nick D’Virgilio | 80年代プログレサウンドを再現できる定番モデル | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| ドラムセット | Decade Maple | Pearl | Spock’s Beard(スポックス・ビアード) | Nick D’Virgilio | 複雑なプログレの演奏に応える中価格帯キット | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| END_ROWS | undefined | undefined | Spock’s Beard(スポックス・ビアード) | Nick D’Virgilio | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
ライブセットアップについて【Spock’s Beard(スポックス・ビアード)・Nick D’Virgilio】
Nick D’Virgilioは、Spock’s Beardでのライブパフォーマンスでは多様な楽器を操るマルチプレイヤーとしての一面を見せます。ドラムセットはステージ中央よりやや後方に配置されることが多く、バンドメンバーとの視線が合いやすい位置取りが特徴的です。ボーカル時には固定マイクを使用し、時にはギターやキーボードへと移動するため、機動性の高いセットアップを採用しています。
マイク配置については、メインボーカルとしての役割を担った「Snow」などのアルバム時代は、ドラムセット前方に調整可能なブームスタンド式マイクを設置。これにより、演奏中でもボーカルパートへのスムーズな移行が可能になっています。また、打楽器セクションには複数のオーバーヘッドマイクを使用し、繊細な音色の表現にこだわりを見せています。
代表的なライブ映像では、彼の卓越したドラミングテクニックと表現力が際立ちます。特に「The Light」や「June」などの長尺楽曲でのパフォーマンスでは、緻密なタイム感と多彩なダイナミクスの使い分けが見事です。ボーカルとドラムを同時にこなす場面では、複雑なリズムパターンを維持しながらも表情豊かに歌い上げる姿が印象的で、プログレッシブロックドラマーとしての実力を遺憾なく発揮しています。
総括まとめ【Spock’s Beard(スポックス・ビアード)・Nick D’Virgilio】

Nick D’Virgilioはプログレッシブロックバンド「Spock’s Beard」で培った精緻なドラミングで知られる。彼の音作りの核は、複雑な拍子や展開を自然に聴かせる技術と、バンドサウンド全体のダイナミクスを司る緻密なニュアンス表現にある。
彼の演奏を再現する上で重要なのは、クリアなアタックと豊かな倍音を持つスネアドラムのチューニング、繊細なフレージングを可能にする反応の良いシンバル選び、そして広いダイナミクスレンジを表現できるバランスの取れたセッティングだ。
しかしD’Virgilioの真髄は機材よりも音楽性にある。彼は Genesis から Big Big Train まで様々なバンドで活躍し、常に曲の世界観に寄り添った演奏を心がけている。機材に依存せず、音楽のストーリーテリングを重視する姿勢こそが、彼の普遍的な魅力となっている。
本記事参照サイト【Spock’s Beard(スポックス・ビアード)・Nick D’Virgilio】
本記事は下記公式サイト等を参照して作成しています。

