- 【Nicko McBrain】Iron Maiden(アイアン・メイデン) 始めに
- 使用ドラムセット(シェル)一覧と特徴【Iron Maiden(アイアン・メイデン)・Nicko McBrain】
- 使用スネアドラムの種類と特徴【Iron Maiden(アイアン・メイデン)・Nicko McBrain】
- 使用シンバルの構成と種類と特徴【Iron Maiden(アイアン・メイデン)・Nicko McBrain】
- 使用ペダル・ハードウェアの構成と種類と特徴【Iron Maiden(アイアン・メイデン)・Nicko McBrain】
- 使用スローン(椅子)&スティック種類と特徴【Iron Maiden(アイアン・メイデン)・Nicko McBrain】
- チューニング・サウンドメイク・EQの工夫と特徴【Iron Maiden(アイアン・メイデン)・Nicko McBrain】
- 比較的安価に音を近づける機材【Iron Maiden(アイアン・メイデン)・Nicko McBrain】
- ライブセットアップについて【Iron Maiden(アイアン・メイデン)・Nicko McBrain】
- 総括まとめ【Iron Maiden(アイアン・メイデン)・Nicko McBrain】
- 本記事参照サイト【Iron Maiden(アイアン・メイデン)・Nicko McBrain】
【Nicko McBrain】Iron Maiden(アイアン・メイデン) 始めに
ニコ・マクブレインは、ヘヴィメタルの巨人アイアン・メイデンを支えるパワフルかつ正確なドラミングで知られています。1983年にバンドに加入して以来、彼独自のダイナミックなプレイスタイルは、メイデンサウンドに不可欠な要素となりました。彼の特徴的なシングルバスドラムテクニックは、ダブルペダルを使用せずに高速なフレーズを叩き出す卓越した技術を示しています。
マクブレインのパワー、スピード、複雑なフィルインはアイアン・メイデンの代表曲「The Trooper」「Run to the Hills」「Fear of the Dark」などで輝きを放ちます。特にプログレッシブな要素を含む楽曲では、複雑な拍子や転調をミスなく支える確かな技術力が際立ちます。また、彼のドラミングはただ速いだけでなく、バンドの音楽性に寄り添いながら曲の表現力を高める役割を担っています。
アイアン・メイデンは歴史的、文学的テーマを取り入れた壮大な楽曲構成と、ブルース・ディッキンソンの特徴的な歌声、トリプルギターによる重厚なサウンドで世界的な人気を誇ります。マクブレインのドラミングは、そんな彼らの複雑な音楽構造を下支えし、NWOBHMを代表するバンドとして40年以上にわたり第一線で活躍し続ける原動力となっているのです。
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使用ドラムセット(シェル)一覧と特徴【Iron Maiden(アイアン・メイデン)・Nicko McBrain】

Iron Maidenのドラマー、Nicko McBrainは1983年から長年にわたりSonorのSignatureモデルを愛用しています。メイプルシェルの22″×15.5″バスドラムと複数のタムを組み合わせた構成は、彼の力強くタイトなドラミングスタイルを支える要となっています。特に4台のタムと1台のフロアタムという構成は、Iron Maidenの複雑なメタルサウンドの中で精密なフィルインを可能にしています。
2016年にはSonor SQ2をダークレッドスパークルカラーで導入。バーチシェルによる強いアタックと豊かな中音域が特徴で、よりモダンなサウンドを追求しています。またツアー用としてはブビンガ材を使用したS Classixも活用し、温かみのある音色と強い存在感を舞台で発揮しています。
キャリア初期にはTama Star Classicを使用していた時期もあり、メイプルシェルの22″×16″バスドラムと12″、13″、16″の構成でプレイしていました。また1990年代にはSonor Hiliteを使用し、メイプル/バーチのハイブリッドシェルによる明るく抜けの良いサウンドで、Iron Maidenのクラシックなアルバム制作に貢献しました。
使用ドラムセット(シェル)機材表【Iron Maiden(アイアン・メイデン)・Nicko McBrain】
| 機材名 | メーカー | アーティスト | ドラマー | サイズ構成 | 材質 | 備考 | Amazon | 楽天 | Yahoo! | 石橋楽器 | サウンドハウス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| Signature | Sonor | Iron Maiden(アイアン・メイデン) | Nicko McBrain | 22″×15.5″ BD, 12″×10″ TT, 13″×11″ TT, 14″×12″ TT, 15″×13″ TT, 16″×16″ FT | メイプル | 1983年から長年愛用 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| Sonor SQ2 | Sonor | Iron Maiden(アイアン・メイデン) | Nicko McBrain | 22″×15.5″ BD, 10″×8″ TT, 12″×9″ TT, 13″×10″ TT, 16″×14″ FT, 18″×16″ FT | バーチ | 2016年モデル、カラーはダークレッドスパークル | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| S Classix | Sonor | Iron Maiden(アイアン・メイデン) | Nicko McBrain | 22″×15.5″ BD, 10″×8″ TT, 12″×9″ TT, 13″×10″ TT, 16″×14″ FT, 18″×16″ FT | ブビンガ | ツアー用として使用 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| Tama Star Classic | Tama | Iron Maiden(アイアン・メイデン) | Nicko McBrain | 22″×16″ BD, 12″×9″ TT, 13″×10″ TT, 16″×16″ FT | メイプル | 初期に使用していたセット | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| Sonor Hilite | Sonor | Iron Maiden(アイアン・メイデン) | Nicko McBrain | 22″×15.5″ BD, 12″×10″ TT, 13″×11″ TT, 15″×13″ TT, 16″×16″ FT | メイプル/バーチ | 1990年代に使用 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
使用スネアドラムの種類と特徴【Iron Maiden(アイアン・メイデン)・Nicko McBrain】

Nicko McBrainは長いキャリアを通じてさまざまなスネアドラムを使用してきました。初期にはPremierの2000(メイプル14×6.5)とResonator(メイプル14×5.5)を愛用し、前者はRemo Emperorヘッドとノーマルスナッピーで力強いヘビーなサウンドを、後者はAmbassadorヘッドとカスタムスナッピーで温かみのある音色をライブで多用していました。
その後Sonorに移行し、HLD-581(メイプル14×5)はRemo Coated Ambassadorヘッドとハイテンションのスナッピー42本で、Iron Maidenのスタジオレコーディングで活躍。Artist Seriesのブラスモデル(14×5.5)は明るく力強い音色特性で、同シリーズのブロンズモデル(14×6.5)はPowerstroke 3ヘッドとカスタムスナッピーにより深みのある重厚なサウンドを実現しています。
現在のメインとなる自身のシグネチャーモデルSonor Nicko McBrain Signature(メイプル14×5.5)は、Evans G2ヘッドとクリスタルスナッピーを組み合わせ、アタックとサスティンのバランスに優れた明瞭度の高い音色を生み出しています。彼のスネア選択は、メイプル材を中心とした中深めのシェルと、状況に合わせた多様なスナッピー/ヘッド構成が特徴的です。
使用スネアドラム機材表【Iron Maiden(アイアン・メイデン)・Nicko McBrain】
| 機材名 | メーカー | アーティスト | ドラマー | 材質/サイズ | ヘッド/スナッピー | 備考 | Amazon | 楽天 | Yahoo! | 石橋楽器 | サウンドハウス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| Premier 2000 | Premier | Iron Maiden(アイアン・メイデン) | Nicko McBrain | メイプル 14×6.5 | Remo Emperor/ノーマルスナッピー | 80年代に使用、ヘビーなサウンド | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| Premier Resonator | Premier | Iron Maiden(アイアン・メイデン) | Nicko McBrain | メイプル 14×5.5 | Remo Ambassador/カスタムスナッピー | 温かみのある音色、ライブで多用 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| Sonor HLD-581 | Sonor | Iron Maiden(アイアン・メイデン) | Nicko McBrain | メイプル 14×5 | Remo Coated Ambassador/42本 | Iron Maidenの録音で使用 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| Sonor Artist Series | Sonor | Iron Maiden(アイアン・メイデン) | Nicko McBrain | ブラス 14×5.5 | Remo Coated Ambassador/20本 | 力強く明るい音色 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| Sonor Artist Bronze | Sonor | Iron Maiden(アイアン・メイデン) | Nicko McBrain | ブロンズ 14×6.5 | Remo Powerstroke 3/カスタムスナッピー | 深みのある重厚な音 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| Nicko McBrain Signature | Sonor | Iron Maiden(アイアン・メイデン) | Nicko McBrain | メイプル 14×5.5 | Evans G2/クリスタルスナッピー | シグネチャーモデル、バランスの良い音 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
使用シンバルの構成と種類と特徴【Iron Maiden(アイアン・メイデン)・Nicko McBrain】

アイアン・メイデンの名ドラマー、ニコ・マクブレインは音の統一感を重視し、PAISTEのGIANT BEATシリーズをフルセットで使用しています。彼のセットアップは14″ハイハット、16″/18″/19″のクラッシュシンバル、20″ライドシンバル、そして18″と19″のチャイナシンバルという構成です。このGIANT BEATシリーズは、70年代のロックサウンドを彷彿とさせるヴィンテージ感あるブライトな音色が特徴で、ヘヴィメタルの激しい演奏においても埋もれない抜けの良さを発揮しています。
マクブレインのプレイスタイルの特徴でもある高速で正確なフットワークとパワフルなビートに、これらのシンバルが見事にマッチしています。特に18″と19″のクラッシュは、アイアン・メイデン特有の疾走感あるナンバーで効果的に使用され、リフやソロの切り替えなど楽曲の展開を鮮やかに彩ります。また、チャイナシンバルの使い方も秀逸で、楽曲の緊張感を高める場面で絶妙に配置しています。
PAISTE GIANT BEATシリーズの特筆すべき点は、そのヴィンテージ感と現代的な耐久性を兼ね備えた点です。マクブレインのようなパワフルなドラマーの演奏にも応える耐久性と、ヘヴィメタルの中でも埋もれないクリアな音像が、Iron Maidenの音楽性を支える重要な要素となっています。彼のセッティングは、クラシックなヘヴィメタルサウンドを追求するドラマーにとって参考になる構成といえるでしょう。
使用シンバル機材表【Iron Maiden(アイアン・メイデン)・Nicko McBrain】
| 種類 | モデル名 | ブランド | アーティスト | ドラマー | 口径 | 備考 | Amazon | 楽天 | Yahoo! | 石橋楽器 | サウンドハウス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| Hi-hat | Sonor HiHat | PAISTE | Iron Maiden(アイアン・メイデン) | Nicko McBrain | 14″ | GIANT BEATシリーズ | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| Crash | Sonor Crash | PAISTE | Iron Maiden(アイアン・メイデン) | Nicko McBrain | 16″ | GIANT BEATシリーズ | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| Crash | Sonor Crash | PAISTE | Iron Maiden(アイアン・メイデン) | Nicko McBrain | 18″ | GIANT BEATシリーズ | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| Crash | Sonor Crash | PAISTE | Iron Maiden(アイアン・メイデン) | Nicko McBrain | 19″ | GIANT BEATシリーズ | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| Ride | Sonor Ride | PAISTE | Iron Maiden(アイアン・メイデン) | Nicko McBrain | 20″ | GIANT BEATシリーズ | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| China | Sonor China | PAISTE | Iron Maiden(アイアン・メイデン) | Nicko McBrain | 18″ | GIANT BEATシリーズ | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| China | Sonor China | PAISTE | Iron Maiden(アイアン・メイデン) | Nicko McBrain | 19″ | GIANT BEATシリーズ | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
使用ペダル・ハードウェアの構成と種類と特徴【Iron Maiden(アイアン・メイデン)・Nicko McBrain】

アイアン・メイデンの重厚なサウンドを支えるNicko McBrainは、主にSonorの製品を愛用しています。キックペダルはSonor Giant Step Single Pedalを使用し、パワフルなビートを刻む際の力強い踏み心地と耐久性を重視しています。かつてはTama Iron Cobraも使用していた時期があり、スピーディーなプレイに適したペダルとして評価していました。
ハイハット周りではSonor Giant Step Hi-Hat Standを採用しており、高速でのフットワークにも安定したフィーリングを提供します。シンバルスタンドもSonor製で、ティルター機構により様々な角度調整が可能となっています。スネアスタンドはNickoシグネチャーモデルの頑丈なSonor Signature Snare Standを使用し、激しいプレイ中でも安定感を保っています。
タムのセッティングにはSonor Professional Hardwareを使用し、確実なホールド力と調整の自由度を確保しています。キャリア初期にはPremierの堅牢なラックシステムを使用していた経歴もあります。長時間のライブや録音でも疲労を軽減するためにSonor Drum Throneを選択しており、ハードな演奏スタイルをサポートする堅牢なハードウェア構成となっています。
使用ペダル・ハードウェア機材表【Iron Maiden(アイアン・メイデン)・Nicko McBrain】
| 機材名 | メーカー | アーティスト | ドラマー | 種類 | 備考 | Amazon | 楽天 | Yahoo! | 石橋楽器 | サウンドハウス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| Sonor Signature Snare Stand | Sonor | Iron Maiden(アイアン・メイデン) | Nicko McBrain | スネアスタンド | Nickoシグネチャーモデルの頑丈なスタンド | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| Sonor Giant Step Single Pedal | Sonor | Iron Maiden(アイアン・メイデン) | Nicko McBrain | キックペダル | 力強い踏み心地と高い耐久性 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| Sonor Giant Step Hi-Hat Stand | Sonor | Iron Maiden(アイアン・メイデン) | Nicko McBrain | ハイハットスタンド | 安定したフィーリングで高速プレイに対応 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| Sonor Cymbal Stand | Sonor | Iron Maiden(アイアン・メイデン) | Nicko McBrain | シンバルスタンド | ティルター機構付きで角度調整が容易 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| Sonor Professional Hardware | Sonor | Iron Maiden(アイアン・メイデン) | Nicko McBrain | タムホルダー | 確実なホールド力と調整の自由度 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| Premier Hardware | Premier | Iron Maiden(アイアン・メイデン) | Nicko McBrain | ラック | 初期のキャリアで使用していた堅牢なラック | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| Sonor Drum Throne | Sonor | Iron Maiden(アイアン・メイデン) | Nicko McBrain | ドラムスローン | 長時間の演奏でも疲れにくい設計 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| Tama Iron Cobra | Tama | Iron Maiden(アイアン・メイデン) | Nicko McBrain | キックペダル | 一時期使用していたスピーディーなペダル | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
使用スローン(椅子)&スティック種類と特徴【Iron Maiden(アイアン・メイデン)・Nicko McBrain】

アイアン・メイデンの重厚なサウンドを支えるNicko McBrainは、主にSonorの製品を愛用しています。キックペダルはSonor Giant Step Single Pedalを使用し、パワフルなビートを刻む際の力強い踏み心地と耐久性を重視しています。かつてはTama Iron Cobraも使用していた時期があり、スピーディーなプレイに適したペダルとして評価していました。
ハイハット周りではSonor Giant Step Hi-Hat Standを採用しており、高速でのフットワークにも安定したフィーリングを提供します。シンバルスタンドもSonor製で、ティルター機構により様々な角度調整が可能となっています。スネアスタンドはNickoシグネチャーモデルの頑丈なSonor Signature Snare Standを使用し、激しいプレイ中でも安定感を保っています。
タムのセッティングにはSonor Professional Hardwareを使用し、確実なホールド力と調整の自由度を確保しています。キャリア初期にはPremierの堅牢なラックシステムを使用していた経歴もあります。長時間のライブや録音でも疲労を軽減するためにSonor Drum Throneを選択しており、ハードな演奏スタイルをサポートする堅牢なハードウェア構成となっています。
チューニング・サウンドメイク・EQの工夫と特徴【Iron Maiden(アイアン・メイデン)・Nicko McBrain】
Nicko McBrainのドラムサウンドは、Iron Maidenのヘヴィメタルサウンドの基盤を形成しています。彼のスネアは特徴的で、打面を比較的高めに張り、裏面はやや緩めに調整することでパンチと深みのバランスを実現しています。特にスネアではムーンジェルを1〜2枚程度使用し、不要な倍音を抑えつつもアタックを保持。バスドラムでは、フロントヘッドにポート開けを施し、内部にフェルトを配置することで、80-100Hz帯域の豊かな低音と鋭いアタックを両立させています。
Iron Maidenのレコーディングでは、ドラム音のミックス処理が重要です。スネアには200-250Hz帯域をわずかにブーストし、2.5-3kHz付近を強調してアタック感を引き出します。タムには400Hz前後の箱鳴り成分を2-3dB程度カットし、コンプレッサーは比較的軽めの設定(2:1〜3:1のレシオ、アタックは10-15ms程度)で使用。ゲートはタイトなメタルサウンドを実現するため、リリースタイムを慎重に調整しています。定位では、ハイハットやライドを左右に振り分け、立体感を創出しています。
ライブとレコーディングでは、McBrainのアプローチに違いがあります。レコーディングでは各マイクの位置や角度を繊細に調整し、特にオーバーヘッドマイクの設置には時間をかけてシンバルの倍音をバランスよく捉えます。一方、ライブではアタックと明瞭さを重視し、スネアはより高めにチューニングされ、バスドラムにはより強いゲートがかけられます。2023年に脳梗塞から復帰した際も、彼独自のサウンドメイキングは健在で、特にSenjutsu以降のアルバムではドラムの低域がより豊かになっていることが特徴です。
比較的安価に音を近づける機材【Iron Maiden(アイアン・メイデン)・Nicko McBrain】

ニコ・マクブレインのサウンドを手頃な価格で再現するなら、Sonorのドラムセットが基本になります。長年愛用してきたSignatureモデルはメイプルシェルで、力強く明るい音色が特徴ですが、予算を抑えるならSonorの入門〜中級モデルでもメイプルシェルを選ぶと近づけられます。基本的なシェルサイズは22″バスドラム、12″と13″のタムタム、16″フロアタムの構成が鉄板です。
初期にはTama Star Classicも使用していたため、Tamaのメイプルキットも代替として検討できるでしょう。Sonor SQ2やS Classixといった高級モデルの音質には届きませんが、中級機でもチューニングによって近い音作りは可能です。ニコのセットアップの特徴は複数のタムを配置する点なので、最低でも3つのタムを揃えることでアイアン・メイデンらしい疾走感のあるフィルインを表現できます。
Sonor Hiliteは1990年代に使用していたモデルで、メイプル/バーチのハイブリッドシェルが特徴でした。現在の中級モデルでもバーチシェルを選ぶことで、SQ2に近い芯のあるアタックと豊かな低音を得られます。重要なのはチューニングで、タムは中高めに調整し、バスドラムは低めに設定することで、アイアン・メイデンの疾走感あふれるヘヴィメタルサウンドに近づけることができるでしょう。
比較的安価に音を近づける機材表【Iron Maiden(アイアン・メイデン)・Nicko McBrain】
| 種類 | 機材名 | メーカー | アーティスト | ドラマー | 備考 | Amazon | 楽天 | Yahoo! | 石橋楽器 | サウンドハウス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| BEGIN_ROWS | undefined | undefined | Iron Maiden(アイアン・メイデン) | Nicko McBrain | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | |
| ドラムセット | Stage Custom Birch | YAMAHA | Iron Maiden(アイアン・メイデン) | Nicko McBrain | 10万円台で入手可能なメイプルシェル。パワフルでメタル向き。 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| スネア | Sensitone Steel 14″x5.5″ | Premier | Iron Maiden(アイアン・メイデン) | Nicko McBrain | 3〜5万円で購入可能。パワフルでメタリックな音色を再現。 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| シンバル | 2002シリーズ | Paiste | Iron Maiden(アイアン・メイデン) | Nicko McBrain | エントリーモデルより高いが、明るく力強い特徴的な音色。 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| スティック | Signature Series 5BN | Vic Firth | Iron Maiden(アイアン・メイデン) | Nicko McBrain | 耐久性に優れ、パワフルな演奏に最適。5000円前後。 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| ペダル | Demon Drive | Pearl | Iron Maiden(アイアン・メイデン) | Nicko McBrain | 10万円前後だが、スピードと正確性に優れた高性能モデル。 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| シンバル | PST 5シリーズ | Paiste | Iron Maiden(アイアン・メイデン) | Nicko McBrain | 2002シリーズの廉価版。3〜5万円で特徴的な音色を再現。 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| ドラムセット | Tour Custom Maple | TAMA | Iron Maiden(アイアン・メイデン) | Nicko McBrain | 15万円台のメイプルキット。硬質で明るい音色が特徴。 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| END_ROWS | undefined | undefined | Iron Maiden(アイアン・メイデン) | Nicko McBrain | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
ライブセットアップについて【Iron Maiden(アイアン・メイデン)・Nicko McBrain】
ニコ・マクブレインのドラムセットは、ヘビーメタルドラマーとしては珍しく右利きながらオープンハンドスタイルを採用している点が特徴的だ。巨大なセットアップは正面からステージ左側に配置されることが多く、観客に対して斜めの角度で設置される。彼の8台以上のタムと複数のシンバルを駆使した壮大なドラムキットは、Iron Maidenのダイナミックなステージングに完璧に調和している。
マイキングに関しては、各タムとスネアに個別のクローズマイクを配置し、オーバーヘッドマイクも複数使用するという徹底ぶりだ。特に注目すべきは彼のスネアドラムのマイク位置で、独特のスナッピーで力強いアタックを捉えるよう厳密に調整されている。このセッティングにより、スタジアムサイズの会場でも彼の繊細なゴーストノートやダイナミクスの変化が明確に伝わる。
代表的なライブ映像としては「Rock in Rio」や「Flight 666」が見どころだ。特に「The Trooper」や「Run to the Hills」などの演奏では、カメラがニコの巧みなフットワークを捉え、彼がライドシンバルとハイハットを交互に操る様子や、複雑なパターンでバンドを支えるタイトなプレイを観察できる。彼の両手が独立して動きながらも一体となって生み出すグルーヴ感は、まさにニコ流のドラミングの真髄と言える。
総括まとめ【Iron Maiden(アイアン・メイデン)・Nicko McBrain】

ニコ・マクブレインの音作りの核は、スピードとパワーを兼ね備えたヘビーメタルドラミングにある。彼独特のシングルペダルでの高速連打と正確なタイミング感覚は、アイアン・メイデンのギャロッピングベースと完璧に融合し、バンドのトレードマークサウンドを形成している。
彼のサウンド再現には、タイトなチューニングのスネアドラム、明瞭で輪郭のあるシンバルセレクション、そして比較的シンプルなドラムセットアップが特徴的だ。特にライドシンバルとハイハットの使い分けによる繊細なニュアンスが、激しい楽曲の中でも音楽性を失わない秘訣となっている。
マクブレインは「機材よりもプレイヤーの技術が重要」という哲学を持ち、同じ機材でも叩く人によって音が変わることを強調している。彼の長年にわたる一貫したプレイスタイルは、最新のドラム機材よりも基本に忠実なテクニックとグルーヴ感を重視する姿勢から生まれており、多くのドラマーに影響を与え続けている。
本記事参照サイト【Iron Maiden(アイアン・メイデン)・Nicko McBrain】
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