【布袋寅泰・湊雅史（サポート）】風ドラムサウンドの作り方＋使用機材セッティングまとめ｜セット・スネア・シンバル・ペダル

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【湊雅史（サポート）】布袋寅泰 始めに

湊雅史は、ギタリスト布袋寅泰のライブサポートドラマーとして活動している実力派ミュージシャンです。パワフルでありながら繊細なタッチと正確なリズムキープが特徴で、布袋寅泰の多彩な楽曲に確かなグルーヴを提供しています。

特に2024年のCOMPLEX日本一心ツアーではサポートメンバーとして参加し、高い演奏技術と安定感で楽曲を支える重要な役割を担っています。布袋寅泰の激しくも洗練されたギタープレイに絶妙に呼応する湊のドラミングは、観客を魅了する要素の一つとなっています。

布袋寅泰の代表曲「BATTLE WITHOUT HONOR OR HUMANITY」や「POISON」などのパフォーマンスでは、ロック色の強いダイナミックなプレイから繊細なニュアンスまで幅広い表現力を見せ、楽曲の世界観を拡げる重要な役割を果たしています。湊雅史のタイトでパワフルなドラミングは、布袋のカリスマ的なギタープレイとの相性も抜群です。

YouTubeで湊雅史（サポート）のプレイをチェック → こちら

使用ドラムセット（シェル）一覧と特徴【布袋寅泰・湊雅史（サポート）】

湊雅史は布袋寅泰のライブをサポートする際、主に Yamaha Reference Custom を愛用しています。22×16インチのバスドラム、10×8と12×9インチのタムタム、そして16×16インチのフロアタムで構成されたバーチ材のセットは、COMPLEXのサポート時にも使用され、パワフルでありながら抜けの良いサウンドが特徴です。一方、TAMA STAR Classic（22×16/10×8/12×9/16×16）のメイプル構成も布袋寅泰のライブで採用され、より温かみのある音色を提供しています。

スタジオレコーディングにおいては、Pearl Masters Custom（22×16/10×7/12×8/16×14）のメイプル仕様を活用。よりコントロールされた響きとシャープなアタックが求められる環境で重宝されています。また、ソロプロジェクトには Yamaha Reference Pure（22×18/10×7/12×8/14×12/16×14）をカスタマイズし、メイプル材の豊かな倍音とダイナミックレンジの広さを活かした表現を可能にしています。

スタジオワークの定番として Yamaha Recording Custom（22×16/10×8/12×9/16×16）もセットアップ。バーチ材の明瞭なサウンドと録音時の扱いやすさから、多くのセッションで重用しています。湊は楽曲やプロジェクトの性格に合わせてこれらのドラムセットを使い分け、布袋寅泰のパワフルなギタープレイに合わせた力強いドラミングを支えています。

使用ドラムセット（シェル）機材表【布袋寅泰・湊雅史（サポート）】

使用スネアドラムの種類と特徴【布袋寅泰・湊雅史（サポート）】

布袋寅泰のサポートドラマーを務める湊雅史は、多彩な音楽性に対応できる複数のスネアドラムを使い分けています。メインとして愛用するYamaha Oak Customは14×6.5インチサイズで、Remoコーテッドヘッドと20本のスナッピーを組み合わせ、高音質かつ攻撃的なサウンドを実現。これに対し、Pearl Signature Snareはメイプル材の14×6.5インチで、Evans G1ヘッドとカスタムスナッピーにより温かみのある中音域を生み出します。

メタルスネアとしては、クラシックな音色が特徴のLudwig Black Beauty（ブラスシェル14×5インチ、Remoコーテッド、24本スナッピー）と、Canopus Seamless Aluminum（14×5.5インチ、Evans HDヘッド、42本スナッピー）を使い分け、特に後者は明瞭なアタック感を持ち、COMPLEXのサポート時などの繊細なニュアンスが求められる場面で重宝しています。

さらに、Sakae Vintage Seriesのメイプル14×6インチモデルは、Remoアンバサダーヘッドと16本スナッピーの組み合わせにより、深みのある音色を生み出し、バラードなどの楽曲で使用。湊は楽曲の要求に合わせてこれらのスネアを選択し、布袋のダイナミックな演奏スタイルを支えるサウンドを構築しています。

使用スネアドラム機材表【布袋寅泰・湊雅史（サポート）】

使用シンバルの構成と種類と特徴【布袋寅泰・湊雅史（サポート）】

布袋寅泰のサポートドラマーを務める湊雅史氏は、Zildjian K シリーズを中心としたセットアップで演奏しています。14″のK Custom Dryハイハットは、オープン奏法でも美しい音色を放ち、繊細なリズムワークに対応。クラッシュシンバルには16″と18″のK Custom Darkを採用し、暗めでありながらも芯のある音色が布袋サウンドの重厚感を支えています。

リズムの要となる20″のK Custom Rideは、クリアなピンポイントサウンドで正確なリズムを刻み、ロック曲の骨格を形成。アクセント用として10″のK Custom Dark Splashを配置し、素早いフィルインやアクセントに活用。湊氏のセットアップは、布袋の力強いギタープレイとCOMPLEXのサポートに最適化された構成となっています。

特徴的なのは19″のK Chinaで、低めのアタック感ある音色が楽曲の転換点やクライマックスで効果的に使われています。全体としてZildjianのKシリーズで統一されたセットアップにより、ダークでありながら芯のある音色が、湊氏の多彩な演奏スタイルと布袋寅泰の世界観を見事に表現しています。

使用シンバル機材表【布袋寅泰・湊雅史（サポート）】

使用ペダル・ハードウェアの構成と種類と特徴【布袋寅泰・湊雅史（サポート）】

布袋寅泰のサポートドラマーを務める湊雅史は、Tamaの高品質なハードウェア群を愛用しています。特にライブパフォーマンスでは Iron Cobra Twin Pedal を採用し、パワフルな踏み心地とレスポンスの良さで知られるこのツインペダルで迫力あるバスドラムサウンドを実現。COMPLEXのような激しいロックナンバーでも安定したプレイを可能にしています。

シンバル周りでは Star Hardware シリーズのシンバルスタンドとハイハットスタンドを使用。耐久性に優れた Star Hardware Cymbal Stand と滑らかな操作感の Star Hardware Hi-hat Stand を組み合わせることで、繊細なプレイから力強いヒットまで幅広い表現を可能にしています。また、Roadpro Boom Stand を導入することでシンバルの配置自由度を高めています。

スネアドラムには安定感のある Tama Roadpro Snare Stand を使用し、長時間のライブでも疲れにくい設計の Drum Throne を愛用。さらに MTH905N Tom Holder で確実なタムのホールド力を確保しています。湊のハードウェア選定は、布袋寅泰のダイナミックな楽曲に対応できる安定性と反応性を重視した構成となっています。

使用ペダル・ハードウェア機材表【布袋寅泰・湊雅史（サポート）】

使用スローン（椅子）＆スティック種類と特徴【布袋寅泰・湊雅史（サポート）】

湊雅史は布袋寅泰のサポートドラマーとして、COMPLEXの「日本一心」ツアーなどでも活躍しています。彼のハードウェア選択はTama製品で統一され、Iron Cobra Twin Pedalを愛用。このダブルペダルは正確なフットワークを可能にし、パワフルな踏み心地と反応性の高さが特徴で、湊のダイナミックな演奏スタイルを支えています。

シンバル周りではStar Hardware Cymbal StandとBoom Standを組み合わせて使用。特にStar Hardwareシリーズは耐久性に優れ、激しいライブパフォーマンスでも安定したセッティングを維持します。また、同シリーズのHi-hat Standは滑らかな操作感により繊細な表現が可能で、湊のニュアンス豊かなプレイをサポートしています。

タム関連ではMTH905N Tom Holderを採用し、確実なホールド力と調整性の高さでライブ中の安定感を確保。長時間の演奏に欠かせないDrum Throneは疲れにくい設計で、激しいステージングにも耐えうる快適さを提供しています。Tama Roadpro Snare Standは安定感抜群で、正確なバックビートの礎となっています。この完成されたハードウェア構成が、布袋寅泰バンドでの湊のパワフルかつ繊細な演奏を可能にしています。

チューニング・サウンドメイク・EQの工夫と特徴【布袋寅泰・湊雅史（サポート）】

湊雅史のドラムセッティングは、布袋寅泰やCOMPLEXのダイナミックなロックサウンドを支えるため、スネアは打面を中高音域で締め気味にチューニングし、裏面はやや緩めに調整することで芯のあるアタック感を実現。タムは余分な倍音を抑えるためにムーンジェルを各打面に1〜2個配置し、キックドラムはフロントヘッドにポート穴を開け、内部に低域を強調するマイクポジションを確保。特にロックバラード系では400Hz付近をわずかにカットして、80〜100Hz帯域を強調している。

サウンドメイクでは、ミキシング段階でスネアに3:1の比率でコンプレッションをかけ、2.5kHz〜4kHzを+3dB程度ブーストしてアタック感を引き立てる工夫が見られる。ハイハットとシンバル類は10kHz以上の帯域を適度に持ち上げて輝きを増し、ステレオ定位では左右対称に広がるよう設計。キックとスネアは中央に定位させ、タムは左から右へのパノラマ感を演出するセッティングで、布袋のギターサウンドと絶妙にバランスを取っている。

レコーディングとライブでの最大の違いは、スタジオ録音では各部位を個別にマイキングして後処理の自由度を高めているのに対し、ライブではアタック感と即応性を重視し、ゲートのアタック時間を10ms前後、リリースを150ms程度と短めに設定している点。特にCOMPLEXの日本一心ツアーでは、会場の反響を考慮して、キックドラムは60Hzを底辺としたローエンドの太さを維持しつつも、200Hz付近を絞ることでモヤを排除し、布袋のギターサウンドとの分離を図っている。

比較的安価に音を近づける機材【布袋寅泰・湊雅史（サポート）】

布袋寅泰のサポートドラマー湊雅史のサウンドに近づけるなら、Yamahaの特徴的な鳴りがポイントになります。予算を抑えつつも近いサウンドを目指すならYamahaのRecording Customがおすすめで、湊の使用するReferenceシリーズのバーチ素材によるパンチと明瞭さを手頃な価格で再現できます。22×16/10×8/12×9/16×16の基本サイズを押さえることで、バンドサポートに最適なバランスが得られるでしょう。

スネアドラムについては、打面の明るさと強いアタック感が特徴的なメイプル素材のものが適しています。TAMAのSTAR Classicラインの考え方を取り入れたメイプルスネアは、予算を抑えつつも芯のある音色が得られるため、複雑なロックフレーズの表現に適しているでしょう。Pearlの音作りの考え方も参考になり、Masters Customシリーズのようなメイプル素材の特性を活かした選択が効果的です。

シンバルとペダルは音作りの重要な要素となり、COMPLEXのサポート時に湊が使用するセッティングを参考にすると良いでしょう。Yamahaの楽器との相性を考慮した中堅メーカーのシンバルセットなら、Reference Pureセットで得られるクリアな音色に近づけることができます。ペダルはメーカーを問わず、安定した踏み心地のものを選ぶことで、湊の正確なフットワークを再現するための基礎を作ることが可能です。

比較的安価に音を近づける機材表【布袋寅泰・湊雅史（サポート）】

ライブセットアップについて【布袋寅泰・湊雅史（サポート）】

湊雅史は布袋寅泰やCOMPLEXのライブにおいて、サポートドラマーとして重要な役割を担っている。彼のドラムセットはステージ中央後方に配置され、複数のタムタムとシンバルを取り囲むような形で設置されるのが特徴だ。特に布袋寅泰のパフォーマンスを支えるため、視認性の良いハイハットとスネアドラムの配置が重視されている。

マイクセッティングは各ドラムパーツに対して緻密に行われており、特にキックドラムとスネアには複数のマイクを使用し、力強い音の再現にこだわりがある。オーバーヘッドマイクは全体のサウンドをバランス良く拾うよう、X-Y配置を基本としながらも会場に合わせた調整が施されている。

代表的なライブ映像ではCOMPLEXの「日本一心」ツアーが注目に値する。湊のタイトなグルーヴと安定したテンポキープが布袋の激しいギタープレイを完璧に支えている様子が見られる。特にアップテンポの曲での正確なリズム維持と、バラード曲での繊細なダイナミクスコントロールは彼の技術力の高さを示すハイライトだ。

総括まとめ【布袋寅泰・湊雅史（サポート）】

湊雅史は布袋寅泰のソロワークやCOMPLEXの再結成ライブでサポートドラマーを務める実力者。パワフルかつ安定感のあるプレイで、ロックの躍動感を支える音作りが特徴的だ。タイトなバックビートとダイナミクスの高いフィルインが、布袋のギタープレイを最大限に引き立てている。

機材面では、パワフルなロックサウンドを支える深めのタムセッティングと、鋭いアタックを持つスネアドラムが特徴。クラッシュシンバルの適切な配置と使い分けにより、曲の盛り上がりを効果的に演出している。シンプルながらも華のあるフレーズで曲を彩る手腕は見事だ。

湊のプレイは機材依存よりも、曲に寄り添った演奏スタイルと確かなテクニックが本質。リズムセクションの要として、曲のグルーヴを的確に捉え、バンドサウンド全体を引き締める役割を果たしている。布袋のロックサウンドを支える屋台骨として、その安定感とエネルギーは不可欠な存在となっている。

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