【銀杏BOYZ・村井守】風ドラムサウンドの作り方＋使用機材セッティングまとめ｜セット・スネア・シンバル・ペダル

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【村井守】銀杏BOYZ 始めに

村井守は、2000年代から活動する伝説的バンド「銀杏BOYZ」のドラマーとして知られています。パンクロックのエネルギッシュなビートと正確なタイミングを兼ね備えたプレイスタイルが特徴で、銀杏BOYZの楽曲に欠かせない力強いリズム基盤を提供しています。

彼の演奏は「君は1970年代から」や「さよならサマー」などの代表曲において、峯田和伸のエモーショナルなボーカルと田中和将のギターワークを支える重要な役割を果たしています。シンプルながらも緻密なドラミングは、曲の疾走感を高めつつ、楽曲の感情表現を豊かにする効果をもたらしています。

銀杏BOYZのメロディアスでありながらパンクの要素を強く持った音楽性において、村井守のドラムは土台としての安定感と同時に、曲の展開を彩る繊細さも兼ね備えています。特にライブパフォーマンスでは、その熱量溢れるプレイが観客を熱狂させる重要な要素となっています。

YouTubeで村井守のプレイをチェック → こちら

使用ドラムセット（シェル）一覧と特徴【銀杏BOYZ・村井守】

銀杏BOYZのドラマー村井守は、ロックサウンドの核となる力強いドラミングで知られています。初期のライブやレコーディングではYAMAHAのClub Customを愛用し、22×18インチのバスドラム、12×9インチのタムタム、16×14インチのフロアタムというバーチ材のセットで、バンドの初期サウンド形成に貢献しました。

活動の中期からはPearlのMasters Customを主力として起用。22×18インチのバスドラムに10×8、12×9インチのタムタム、16×16インチのフロアタムというメイプル製のセットアップで、ライブパフォーマンスでの安定感と存在感を発揮しています。特にバンドの代表曲を演奏する際の定番セットとして重宝されています。

スタジオワークではYAMAHAのRecording Customを使用することも多く、22×16インチのバスドラム、12×8インチのタム、16×16インチのフロアタムというバーチ材の組み合わせで、ロック向けの力強い音質を実現。また近年ではPearlのMasters Premiumも導入し、24×18インチの大型バスドラム、13×10インチのタム、16×16インチのフロアタムによる、メイプルとアフリカンマホガニーのハイブリッド構造から生まれる深い低音と豊かな中音域を活かした演奏も展開しています。

使用ドラムセット（シェル）機材表【銀杏BOYZ・村井守】

使用スネアドラムの種類と特徴【銀杏BOYZ・村井守】

銀杏BOYZのドラマー・村井守は複数のスネアを使い分けています。メインスネアとして愛用しているのはMAPLE Mで、太く深い音色が特徴的な14×6.5インチのメイプル材を使用。コーテッドヘッドと20本スナッピーの組み合わせにより、バンドサウンドの核となる重厚なアタックと適度なサスティンを実現しています。

サブスネアとしては、クラシカルな音色を持つLudwigのブラススネア「Black Beauty」(14×5インチ)を使用。コーテッドヘッドと20本スナッピーの組み合わせにより、シャープな立ち上がりと明瞭なアーティキュレーションが得られます。また特別なプロジェクト用としてPearlの「Tempus」(メイプル14×5インチ)も所有しています。

さらに初期には1960s MAPLEというLudwig製メイプルスネア(14×6.5インチ)を使用し、42本スナッピーとコーテッドヘッドの組み合わせで太い音色を追求していました。他にもLudwigの「Black Beauty Ltd」やSlingerlandの「Vintage Maple」など、楽曲に合わせて様々なスネアを使い分け、銀杏BOYZの多彩なサウンドを支えています。

使用スネアドラム機材表【銀杏BOYZ・村井守】

使用シンバルの構成と種類と特徴【銀杏BOYZ・村井守】

銀杏BOYZのドラマー村井守は、全てZildjianシンバルを使用する構成で演奏スタイルを確立しています。中心となるのは21″のSweet Rideで、ウォームでダークな音色が特徴的。これに対し、明るい音色の17″A Customクラッシュと、よりバランスの取れた18″AA Medium Thinクラッシュを組み合わせることで、楽曲の表現力を高めています。

ハイハットには15″のK Constantinopleを採用し、複雑な倍音が銀杏BOYZの楽曲の繊細なニュアンスを表現します。さらにアクセント用として10″A Custom Splashを配置し、曲中の要所で明るく速い減衰の効果音を加えることで、楽曲に立体感をもたらしています。

効果音として18″のOriental China Trashも使用しており、トラッシュ系の特徴的な音色が村井のドラミングに個性を与えています。この多彩なシンバル構成によって、バンドの持ち味であるエモーショナルな楽曲からパンキッシュな楽曲まで、幅広い表現が可能となっています。

使用シンバル機材表【銀杏BOYZ・村井守】

使用ペダル・ハードウェアの構成と種類と特徴【銀杏BOYZ・村井守】

銀杏BOYZのドラマー村井守は、独自調整による踏み心地を重視したDixon製のSignature Pedalを愛用している。このキックペダルは彼のアグレッシブかつ繊細な演奏スタイルに合わせた調整がなされており、ライブでのパワフルなプレイを支える。安定感のあるTAMA製PP-402ハイハットスタンドとともに、彼のリズムセクションの土台となっている。

シンバルスタンドには、TAMA製のHC63BW、HC72WN、HC103BWの3種類を使い分け、特にウェイト付きのHC72WNと長いブームアームを持つHC103BWにより自由度の高いセッティングを実現。Titan Standard Snare Standはスネアドラムの安定した支えとなり、激しいライブパフォーマンスでも揺るがない耐久性を提供している。

長時間のライブ演奏を考慮し、座り心地にこだわったTAMA 1st Chair Round Riderを使用。またStarclassicシリーズに対応したMTH905Nタムホルダーにより、理想的な配置を保持している。村井のハードウェア選択は、銀杏BOYZの音楽性を支える堅実さと、彼自身の演奏スタイルに合わせた機能性を兼ね備えたものとなっている。

使用ペダル・ハードウェア機材表【銀杏BOYZ・村井守】

使用スローン（椅子）＆スティック種類と特徴【銀杏BOYZ・村井守】

銀杏BOYZのドラマー村井守は、独自調整による踏み心地を重視したDixon製のSignature Pedalを愛用している。このキックペダルは彼のアグレッシブかつ繊細な演奏スタイルに合わせた調整がなされており、ライブでのパワフルなプレイを支える。安定感のあるTAMA製PP-402ハイハットスタンドとともに、彼のリズムセクションの土台となっている。

シンバルスタンドには、TAMA製のHC63BW、HC72WN、HC103BWの3種類を使い分け、特にウェイト付きのHC72WNと長いブームアームを持つHC103BWにより自由度の高いセッティングを実現。Titan Standard Snare Standはスネアドラムの安定した支えとなり、激しいライブパフォーマンスでも揺るがない耐久性を提供している。

長時間のライブ演奏を考慮し、座り心地にこだわったTAMA 1st Chair Round Riderを使用。またStarclassicシリーズに対応したMTH905Nタムホルダーにより、理想的な配置を保持している。村井のハードウェア選択は、銀杏BOYZの音楽性を支える堅実さと、彼自身の演奏スタイルに合わせた機能性を兼ね備えたものとなっている。

チューニング・サウンドメイク・EQの工夫と特徴【銀杏BOYZ・村井守】

銀杏BOYZのドラマー村井守は、バスドラムに関してはアタック感を重視した調整が特徴的です。表面には適度なテンションをかけつつ、裏面にはムーンジェルを2〜3個配置し、不要な倍音を抑制。特にアップテンポな楽曲では、バスドラムに80〜100Hz帯域をやや持ち上げながら200Hz付近をカットすることで、パンチ感とクリアさを両立させています。スネアは、ボトムヘッドのテンションを高めに設定し、200〜250Hz帯域を強調することで、峰村のギターと田中のベースの間に埋もれないサウンドを実現しています。

レコーディング時には、特にスネアドラムに対してゲートをやや強めにかけ、サステインを抑制することで、峰村のボーカルやギターとの干渉を避けています。コンプレッションは、アタック10〜15ms、リリース100〜150msと比較的緩やかな設定で、ドラムの自然な減衰を残しつつ音量を安定させる工夫が見られます。オーバーヘッドマイクからの音に対しては、10kHz付近を+2〜3dBほど持ち上げることで、シンバルのキラキラ感を強調しながらも、ミックス内での定位は左右30%程度に抑え、全体のバランスを維持しています。

ライブパフォーマンスでは、レコーディングとは異なり、タムのサステインをやや長めに設定し、会場の残響と調和させるアプローチを採用。特に「東京」や「歌え」などのアップテンポな楽曲では、バスドラムのアタック感を強めるためにフロントヘッドの中央付近に小さなフェルトパッドを貼り付け、倍音のコントロールと即応性を高めています。また、会場の音響特性に応じて、ハイハットは6〜8kHz帯域の調整を細かく行うことで、どのような環境でも抜けの良いドラムサウンドを実現しています。

比較的安価に音を近づける機材【銀杏BOYZ・村井守】

銀杏BOYZの村井守のような力強いロックサウンドは、YAMAHAのドラムセットで比較的安価に再現できます。特に初期に使用していたClub Customは入門〜中級者にも手が届きやすいモデルで、22×18/12×9/16×14のバーチ材による力強い音質が特徴です。Club Customは高価なRecording Customに近い音色を持ちながら、予算を抑えたい方にもおすすめの選択肢となっています。

スネアとシンバルの選択も重要で、Pearlの上位機種Masters Premiumのようなメイプル/アフリカンマホガニーの深い低音を目指すなら、手頃な価格帯のメイプルシェルスネアを選ぶといいでしょう。ライブでの定番セットであるMasters Customを参考にすると、明るい音色のシンバルと組み合わせることで、銀杏BOYZのエネルギッシュなサウンドに近づけることができます。

セッティングはYAMAHAのRecording Customを参考に22インチのバスドラム、12インチのタム、16インチのフロアタムという基本構成がおすすめです。このようなシンプルな構成でも、適切なチューニングと演奏技術を磨くことで、村井守のような力強くタイトなドラミングに近づけることができます。特にロック向けの力強い音質を持つバーチ材のドラムセットは、彼のパワフルな演奏スタイルを再現するのに最適な選択となるでしょう。

比較的安価に音を近づける機材表【銀杏BOYZ・村井守】

ライブセットアップについて【銀杏BOYZ・村井守】

銀杏BOYZのドラマー村井守は、ライブセットアップにおいて、基本的にステージ後方に定位するスタイルを貫いている。セットは比較的シンプルながらも力強いプレイをサポートする構成で、特にスネアドラムの位置は低めに設定されていることが多い。シンバル類はクラッシュとライドを効果的に配置し、視認性と演奏効率を両立させている。

マイキングに関しては、キックドラムには内部と外部の2つのマイクを設置するケースが多く、スネアは上下からマイキングされることが特徴的だ。オーバーヘッドマイクはステレオ感を重視した配置となっており、特にライブハウスでの演奏時には会場の音響特性に合わせた微調整が行われる。ライブ中は村井のダイナミックなプレイスタイルに合わせた堅牢なマイクスタンドが使用されている。

代表的なライブ映像では、村井のタイトなリズムキープと、「だれにも話さないよ」など疾走感のある曲での安定したハイハットワークが見どころとなっている。また「ボーイズ・オン・ザ・ラン」などの楽曲では、峯田和伸のボーカルとシンクロしたアクセント付けやダイナミクスのコントロールが特徴的で、バンド全体のグルーヴを支える重要な役割を果たしている様子が確認できる。

総括まとめ【銀杏BOYZ・村井守】

村井守は銀杏BOYZのドラミングにおいて、シンプルかつソリッドなビートを基本としながらも、バンドのエモーショナルな楽曲に呼応するような繊細なダイナミクスを持つプレイスタイルを確立している。特にフロントマン峯田和伸の歌とギターに寄り添うように、時に力強く、時に繊細に演奏する点が彼の音作りの核となっている。

彼のプレイを再現する上で重要なのは、オーソドックスなドラムセットアップの中で、特に乾いた粒立ちの良いスネアサウンドと、クリアなアタックを持つシンバルワークだ。バンドの楽曲に合わせて、パンキッシュな曲では力強く、バラード調の曲では繊細に対応できる柔軟性がポイントとなる。

村井は特定の高価な機材に依存するのではなく、自身のプレイスタイルを通して銀杏BOYZの音楽性を支える姿勢を貫いている。彼のドラミングは技巧的な派手さよりも、バンドの楽曲に寄り添い、全体のグルーヴを支える確かな土台としての役割を重視している点が特徴的である。

本記事参照サイト【銀杏BOYZ・村井守】

本記事は下記公式サイト等を参照して作成しています。

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