【BUCK-TICK・ヤガミトール】風ドラムサウンドの作り方+使用機材セッティングまとめ|セット・スネア・シンバル・ペダル

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【BUCK-TICK・ヤガミトール】風ドラムサウンドの作り方+使用機材セッティングまとめ|セット・スネア・シンバル・ペダル

【ヤガミトール】BUCK-TICK 始めに

ヤガミトール(本名:八神 徹)はBUCK-TICKの創設メンバーであり、バンド結成以来ドラムを担当しています。彼のプレイスタイルは緻密で正確なビートキープが特徴的で、ダークでゴシックな雰囲気を持つBUCK-TICKのサウンドを力強く支えています。

特に代表曲「JUPITER」や「独壇場Beauty」などでは、時に抑制的でありながらも的確なタイミングで効果的なフィルインを挿入するテクニックが際立っています。バンドのサウンド変遷においても、初期のパンクロックからダークウェイブ、エレクトロニカ要素を取り入れた現在のスタイルまで、柔軟に対応する演奏技術が評価されています。

BUCK-TICKの音楽性は、ゴシック、ダークウェイブ、オルタナティブロックなど多様な要素を融合させた独自の世界観が特徴ですが、その根底にはヤガミトールの安定したドラミングがあります。バンドの楽曲における彼の存在感は、地味ながらも楽曲全体の雰囲気を決定づける重要な役割を担っていると言えるでしょう。

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使用ドラムセット(シェル)一覧と特徴【BUCK-TICK・ヤガミトール】

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ヤガミトールは活動初期に手頃なTAMAの「IMPERIALSTAR」(ポプラ材)を使用し、その後キャリアを通じて同メーカーに忠実であった。1996年頃から2007年頃までは「STARCLASSIC」(バーチ材)の22×16/13×9/16×16構成を愛用。このバーチシェルは芯のある太い音が特徴で、BUCK-TICKのダークな世界観を支える重厚なサウンドを生み出していた。

2008年以降は「Starwood」(メイプル材)の同サイズ構成へと移行。メイプル特有の明るく温かみのある音色が、バンドのサウンドに新たな広がりをもたらした。現在のメインセットは「STARCLAASIC MAPLE」で、22×16のバスドラムに加え、10×9/12×8のタムと14×14/16×16のフロアタムという充実した5点構成を採用している。

特別なライブやレコーディングでは「STAR」シリーズも使用。バーチ/メイプル/ウォルナットを組み合わせた高級モデルで、複雑な音楽性を持つBUCK-TICKの楽曲に対応する多様な音色を実現している。ヤガミの変幻自在なプレイスタイルと相まって、バンド独自のリズムセクションを構築するための重要な要素となっている。

使用ドラムセット(シェル)機材表【BUCK-TICK・ヤガミトール】

機材名 メーカー アーティスト ドラマー サイズ構成 材質 備考 Amazon 楽天 Yahoo! 石橋楽器 サウンドハウス
STARCLASSIC TAMA BUCK-TICK ヤガミトール 22×16/13×9/16×16 バーチ 1996年頃から2007年頃まで使用 検索 検索 検索 検索 検索
Starwood TAMA BUCK-TICK ヤガミトール 22×16/13×9/16×16 メイプル 2008年からの使用が確認されている 検索 検索 検索 検索 検索
IMPERIALSTAR TAMA BUCK-TICK ヤガミトール 22×16/13×9/16×16 ポプラ 初期に使用していたと言われる 検索 検索 検索 検索 検索
STARCLAASIC MAPLE TAMA BUCK-TICK ヤガミトール 22×16/10×9/12×8/14×14/16×16 メイプル 現在のメインドラムセット 検索 検索 検索 検索 検索
STAR TAMA BUCK-TICK ヤガミトール 22×16/10×8/12×8/14×14/16×16 バーチ/メイプル/ウォルナット 特別仕様の高級モデル 検索 検索 検索 検索 検索

使用スネアドラムの種類と特徴【BUCK-TICK・ヤガミトール】

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使用スネアドラム機材表【BUCK-TICK・ヤガミトール】

機材名 メーカー アーティスト ドラマー 材質/サイズ ヘッド/スナッピー 備考 Amazon 楽天 Yahoo! 石橋楽器 サウンドハウス
SL Brady Snare Drums BUCK-TICK ヤガミトール メイプル 14×6.5 コーテッド/20本 パワフルなサウンドと繊細さのバランスが良い 検索 検索 検索 検索 検索
Sensitone Elite Pearl BUCK-TICK ヤガミトール アルミ 14×5 コーテッド/24本 軽快で明るい音色、抜け良好 検索 検索 検索 検索 検索
Star Reserve Tama BUCK-TICK ヤガミトール メイプル 14×5.5 コーテッド/20本 細部までの表現力が高い 検索 検索 検索 検索 検索
DW DW Drums BUCK-TICK ヤガミトール メイプル 14×6 エバンス G1/24本 深みのある温かい音色 検索 検索 検索 検索 検索
Solid Maple Snare Craviotto BUCK-TICK ヤガミトール メイプル 14×6.5 コーテッド/20本 豊かな響きで表現力が高い 検索 検索 検索 検索 検索
Maple Series YAMAHA BUCK-TICK ヤガミトール メイプル 14×6 リモ/24本 明るく鮮明な音色 検索 検索 検索 検索 検索

使用シンバルの構成と種類と特徴【BUCK-TICK・ヤガミトール】

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BUCK-TICKのドラマー、ヤガミトールは全面的にZildjianシンバルを愛用しています。ハイハットには14″のK Custom Sessionを採用し、ライブでの安定感を確保。クラッシュシンバルは複数のシリーズを組み合わせ、18″のK Constantinopleで中音域の豊かさを、同じく18″のA Customで明るい音色を、さらに18″のKシリーズで温かみのある音を引き出しています。

バンドの世界観を支えるライドシンバルには20″のKシリーズを使い、ダークな音色でグルーヴを形成。エフェクトシンバルとして16″のOriental China Trashを配置し、楽曲の転換点やアクセントに活用しています。また、10″のA Custom Splashで繊細なアクセントを加え、16″のA Custom Crashも組み込むことで、表現の幅を広げています。

ヤガミトールのセッティングは、BUCK-TICKの楽曲に欠かせない多様な音色表現を可能にしています。明るいA Customシリーズと、ダークで温かみのあるKシリーズを絶妙に組み合わせることで、バンドの独特な世界観を表現するための音の調和を生み出しています。シンバルの選択は、ロックからダークな音楽性まで対応できる汎用性と個性を兼ね備えた構成となっています。

使用シンバル機材表【BUCK-TICK・ヤガミトール】

種類 モデル名 ブランド アーティスト ドラマー 口径 備考 Amazon 楽天 Yahoo! 石橋楽器 サウンドハウス
Hi-hat K Custom Session Zildjian BUCK-TICK ヤガミトール 14″ ライブで使用 検索 検索 検索 検索 検索
Crash K Constantinople Zildjian BUCK-TICK ヤガミトール 18″ 中音域が豊か 検索 検索 検索 検索 検索
Crash A Custom Zildjian BUCK-TICK ヤガミトール 18″ 明るい音色 検索 検索 検索 検索 検索
Crash K Zildjian BUCK-TICK ヤガミトール 18″ 温かみのある音 検索 検索 検索 検索 検索
Ride K Zildjian BUCK-TICK ヤガミトール 20″ ダークな音色 検索 検索 検索 検索 検索
China Oriental China Trash Zildjian BUCK-TICK ヤガミトール 16″ エフェクトシンバル 検索 検索 検索 検索 検索
Splash A Custom Zildjian BUCK-TICK ヤガミトール 10″ アクセント用 検索 検索 検索 検索 検索
Crash A Custom Zildjian BUCK-TICK ヤガミトール 16″ クラッシュ 検索 検索 検索 検索 検索

使用ペダル・ハードウェアの構成と種類と特徴【BUCK-TICK・ヤガミトール】

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ヤガミトールはBUCK-TICKのライブパフォーマンスにおいて、Tamaの「Speed Cobra 910」キックペダルを主に使用しています。この高速演奏に適した軽量ペダルは、バンドの楽曲で求められるスピーディな足さばきを可能にし、長時間の演奏でも疲労を軽減します。バックアップとして「Iron Cobra Rolling Glide」も所有しており、より安定感のある踏み心地が必要な曲で使い分けています。

ハイハットスタンドにはCanopusの「Classic Pro CHS-1」を採用し、精密なアクション制御によって繊細な表現を実現。スネアスタンドは同じくCanopusの「Classic Pro CSS-2F」のフラットベースタイプと、Tamaの「STAR Snare Stand」を使い分け、セッティングの柔軟性を高めています。

シンバルスタンドはTamaの「Titan CS980A」と「TITAN Cymbal Stand」を配置し、激しいライブパフォーマンスでも揺るがない安定性を確保。長時間の演奏をサポートするドラムスローンにはCanopusの「Classic Pro CDS-1」を使用し、座り心地の良さによってパフォーマンスの質を維持しています。これらのハードウェア選択は、ヤガミトールの演奏スタイルと音楽性を反映した結果といえるでしょう。

使用ペダル・ハードウェア機材表【BUCK-TICK・ヤガミトール】

機材名 メーカー アーティスト ドラマー 種類 備考 Amazon 楽天 Yahoo! 石橋楽器 サウンドハウス
Speed Cobra 910 Tama BUCK-TICK ヤガミトール キックペダル 高速演奏に適した軽量ペダル 検索 検索 検索 検索 検索
Iron Cobra Rolling Glide Tama BUCK-TICK ヤガミトール キックペダル 安定感のある踏み心地 検索 検索 検索 検索 検索
Classic Pro CHS-1 Canopus BUCK-TICK ヤガミトール ハイハットスタンド 精密なアクション制御が可能 検索 検索 検索 検索 検索
Classic Pro CSS-2F Canopus BUCK-TICK ヤガミトール スネアスタンド フラットベースタイプ 検索 検索 検索 検索 検索
STAR Snare Stand Tama BUCK-TICK ヤガミトール スネアスタンド STAR専用スネアスタンド 検索 検索 検索 検索 検索
Titan CS980A Tama BUCK-TICK ヤガミトール シンバルスタンド 耐久性に優れた頑丈な作り 検索 検索 検索 検索 検索
TITAN Cymbal Stand Tama BUCK-TICK ヤガミトール シンバルスタンド ライブでの安定性を重視 検索 検索 検索 検索 検索
Classic Pro CDS-1 Canopus BUCK-TICK ヤガミトール ドラムスローン 長時間の演奏に適した快適な座り心地 検索 検索 検索 検索 検索

使用スローン(椅子)&スティック種類と特徴【BUCK-TICK・ヤガミトール】

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BUCK-TICKのドラマー、ヤガミトールは演奏スタイルに合わせた機材選びで知られています。キックペダルはTamaのSpeed Cobra 910を主に使用し、高速演奏に適した軽量設計と反応性を重視。バックアップとしてIron Cobra Rolling Glideも所有しており、安定感のある踏み心地が特徴です。

ハイハットスタンドにはCanopusのClassic Pro CHS-1を採用し、精密なアクション制御が可能な点を評価しています。スネアスタンドは同じくCanopusのClassic Pro CSS-2Fとともに、TamaのSTAR Snare Standも状況に応じて使い分けています。フラットベースタイプのスタンドを好む傾向があります。

シンバルスタンドはTamaのTitan CS980AとTITAN Cymbal Standを使用し、ライブでの激しい演奏にも耐える安定性と耐久性を確保。ドラムスローンはCanopusのClassic Pro CDS-1を愛用し、長時間のライブパフォーマンスでも快適に演奏できる座り心地を重視しています。大型のラックシステムは使用せず、個々のハードウェアの組み合わせで自身のセットアップを構築しています。

チューニング・サウンドメイク・EQの工夫と特徴【BUCK-TICK・ヤガミトール】

ヤガミトールは、BUCK-TICKの最新サウンドを支える特徴的なドラムチューニングを確立しています。バスドラムは低音の抜けを重視し、打面を中高音域で張り、裏面はやや緩めに設定。特にスネアには細心の注意を払い、打面は高めの張りで鋭いアタックを引き出す一方、裏面には適度なミュートを施してサステインをコントロール。ムーンジェルを2〜3個使用し、楽曲の雰囲気に合わせて位置を微調整することで、歌謡的な曲からハードな楽曲まで対応可能なサウンドを実現しています。

ミックス処理においては、バスドラムの60-80Hz帯域を若干持ち上げながら200Hz付近をカットし、キック感と鳴りのバランスを取っています。スネアは1.2-1.5kHz帯域を強調し、タムは400-500Hzを抑えることで明瞭さを保持。シンバル類は10kHz以上をわずかに持ち上げる一方で、6-8kHz帯は適度に抑制して耳障りさを軽減。全体のコンプレッションはアタックタイム4-8ms、レシオ3:1程度と控えめに設定し、生楽器感を損なわないよう配慮しています。

レコーディングとライブでは異なるアプローチを採用しており、スタジオ録音ではスネアに少量のテープやクロスを使用して余分な倍音を抑え、細部までクリアな音像を構築。対照的にライブではより開放的なチューニングで、ホールの残響と調和させながらもアタックを失わない絶妙なバランスを維持。特に「JUPITER」や「LOVE ME」などの代表曲では、楽曲の世界観を崩さない定位とゲート処理で、バンドサウンド全体の統一感を生み出しています。

比較的安価に音を近づける機材【BUCK-TICK・ヤガミトール】

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ヤガミトールのドラムサウンドを予算内で再現するには、まずスネアドラムの選択が重要です。中価格帯のタマのスターフォニックスネアか、パールのブラスシェルスネア(6.5インチ深さ)を選べば彼の芯のある音色に近づけます。ハードウェアはパールの1000番台シリーズが耐久性とコスト面でバランスが良いでしょう。

シンバルはZildjianのAカスタムやSabianのAAXミディアム系が手頃な価格で彼の明るく伸びのあるサウンドを表現できます。中古市場を探せば新品の60〜70%程度の価格で入手可能なケースも多いです。ペダルはアイアンコブラなどの上位モデルの前世代品を選ぶとコストパフォーマンスに優れています。

チューニングは低めのミドルチューン、ややタイトにするのがポイントです。ミュートはスネアにはごく薄めのゲルを一切れ、バスドラムには小さめのピローを入れるだけでシンプルに仕上げましょう。ヤガミトールのようなパンチとサステインのバランスが取れた音作りには、高価な機材よりもむしろチューニングとプレイスタイルの研究が重要なカギとなります。

比較的安価に音を近づける機材表【BUCK-TICK・ヤガミトール】

種類 機材名 メーカー アーティスト ドラマー 備考 Amazon 楽天 Yahoo! 石橋楽器 サウンドハウス
BEGIN_ROWS undefined undefined BUCK-TICK ヤガミトール 検索 検索 検索 検索 検索
スネア スターフォニックスネア TAMA BUCK-TICK ヤガミトール 芯のある音色を再現、中価格帯で高コスパ 検索 検索 検索 検索 検索
スネア ブラスシェルスネア 6.5インチ Pearl BUCK-TICK ヤガミトール 芯のある音色で特徴的なアタックが得られる 検索 検索 検索 検索 検索
シンバル Aカスタムシリーズ Zildjian BUCK-TICK ヤガミトール 明るく伸びのあるサウンドを手頃な価格で実現 検索 検索 検索 検索 検索
シンバル AAXシリーズ ミディアム Sabian BUCK-TICK ヤガミトール 明るい音色で中古なら60〜70%の価格で入手可 検索 検索 検索 検索 検索
ペダル アイアンコブラ 前世代モデル TAMA BUCK-TICK ヤガミトール 上位モデルの前世代品でコスパに優れる 検索 検索 検索 検索 検索
ハードウェア 1000番台シリーズ Pearl BUCK-TICK ヤガミトール 耐久性とコスト面でバランスの良いシリーズ 検索 検索 検索 検索 検索
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ライブセットアップについて【BUCK-TICK・ヤガミトール】

ヤガミトール(本名:ヤガミトール)はBUCK-TICKのドラマーとして、ステージ後方中央に位置することが多い。彼のドラムセットは楽曲の多様性に対応するため比較的シンプルな配置ながらも、複数のシンバルを効果的に配置している。特にスネアドラムの位置は彼の特徴的なプレイスタイルに合わせて微妙に調整され、ロック曲からダークな楽曲まで幅広いジャンルをカバーできる設計になっている。

マイキング面では、オーバーヘッドマイクが特徴的で、ドラム全体の音像をバランス良く捉えるよう設置されている。彼のドラミングは繊細かつ力強さを併せ持ち、特にフロアタムやバスドラムのマイク設置にこだわりが見られる。また、ライブ中はメンバーとのアイコンタクトを重視しており、特に櫻井敦司(ボーカル)との絶妙な息の合わせ方が印象的だ。

代表的なライブ映像では、「TOUR アトム 未来派 No.9」や「DAY IN QUESTION」での演奏が特に見どころ。楽曲「Jupiter」や「睡蓮」でのテクニカルな演奏と表情の変化に注目したい。彼の左右のバランスの取れたドラミングと、時折見せる激しいプレイスタイルのコントラストが魅力。特にアンコールでの熱演は、長年のキャリアで磨かれた確かな技術を感じさせる瞬間となっている。

総括まとめ【BUCK-TICK・ヤガミトール】

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ヤガミトール(本名:ヤガミトオル)のドラミングは、BUCK-TICKのダークで重厚な世界観を支える要となっている。彼のプレイスタイルはシンプルながらも的確なグルーヴ感と強靭なパワーが特徴で、バンドのゴシック&ダークなサウンドを土台から支えている。

彼の音作りの再現ポイントは、乾いた音質と硬質な響きを持つスネアドラム、繊細なニュアンスを表現できるシンバルワーク、そして全体のバランスが取れたドラムセットにある。特に低音の安定感とハイハットワークの緻密さは、BUCK-TICKのリズムセクションの核心部分となっている。

ヤガミトールは機材に依存しすぎない姿勢も特徴的で、自身の演奏技術と表現力を常に磨き続けている。彼のプレイスタイルは特定の機材に頼るものではなく、どんな環境でも一貫した音楽性とグルーヴ感を表現できる技術力の高さこそが、長年BUCK-TICKのリズムを支え続けている理由といえる。

本記事参照サイト【BUCK-TICK・ヤガミトール】

本記事は下記公式サイト等を参照して作成しています。

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