【People In The Box・山口大吾】風ドラムサウンドの作り方+使用機材セッティングまとめ|セット・スネア・シンバル・ペダル

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【People In The Box・山口大吾】風ドラムサウンドの作り方+使用機材セッティングまとめ|セット・スネア・シンバル・ペダル

【山口大吾】People In The Box 始めに

山口大吾はバンド「People In The Box」のドラマーとして活動している音楽家です。独創的なビートメイキングと繊細なダイナミクスコントロールが特徴で、バンドの音楽性を支える重要な役割を担っています。彼のドラミングは単なるリズムキープに留まらず、曲の世界観を表現する音楽的要素として機能しています。

People In The Boxはポストロック、エレクトロニカ、オルタナティブロックなどの要素を融合させた独自のサウンドを展開するバンドです。山口のドラミングはそのミニマルでありながら緻密な音楽構造に不可欠な要素となっています。特にバンドの代表曲では、彼の繊細かつダイナミックなプレイが楽曲の起伏や緊張感を生み出しています。

Pearl、REMOといった機材ブランドからの信頼も厚く、プロフェッショナルなドラマーとしての評価も高いです。彼の技術的な側面だけでなく、バンドの世界観を理解した音楽的アプローチが、People In The Boxの唯一無二のサウンドを形作る重要な要素になっていると言えるでしょう。

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使用ドラムセット(シェル)一覧と特徴【People In The Box・山口大吾】

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People In The Boxの山口大吾は複数のPEARLドラムセットを状況に応じて使い分けています。ライブでのメインセットとして「Masters Premium Legend」(22×14/10×7/12×8/16×14/14×5.5)をメイプル材で使用し、特にショウケース・ジャパンライブで活躍させています。2018年には鮮やかなブルーシェルカラーの「Reference Pure」(22×18/10×7/12×8/14×14/16×16)を導入し、深めのバスドラムと多彩なフロアタムを活かした音作りを実現。 材質の組み合わせにもこだわりを見せ、「Masterworks」ではアフリカンマホガニーとメイプルの2層構造を採用し、温かみとシャープさを両立。「Session Studio Select」のバーチ/マホガニー構成ではブラックミストカラーの美しい外観と共にパンチのある音色を獲得しています。 リハーサルでは「Decade Maple」を活用し、コストパフォーマンスに優れた実用性を重視。ツアー用としては「RM22 Tour Custom」の光沢あるラッカー仕上げのメイプルセットも使用し、バンドの楽曲に合わせた多彩な音色表現を実現しています。

使用ドラムセット(シェル)機材表【People In The Box・山口大吾】

機材名 メーカー アーティスト ドラマー サイズ構成 材質 備考 Amazon 楽天 Yahoo! 石橋楽器 サウンドハウス
RM22 Tour Custom Drum Set PEARL People In The Box 山口大吾 22×16/12×9/16×14/14×5.5 メイプル 光沢のあるラッカー仕上げ 検索 検索 検索 検索 検索
Masters Premium Legend PEARL People In The Box 山口大吾 22×14/10×7/12×8/16×14/14×5.5 メイプル ショウケース・ジャパンライブの使用セット 検索 検索 検索 検索 検索
Reference Pure PEARL People In The Box 山口大吾 22×18/10×7/12×8/14×14/16×16 メイプル ブルーシェルカラー、2018年使用 検索 検索 検索 検索 検索
Masterworks PEARL People In The Box 山口大吾 22×14/10×8/12×8/16×14 アフリカンマホガニー/メイプル マホガニー外層+メイプル内層構造 検索 検索 検索 検索 検索
Session Studio Select PEARL People In The Box 山口大吾 22×16/10×7/12×8/16×14 バーチ/アフリカンマホガニー ブラックミストカラー 検索 検索 検索 検索 検索
Decade Maple PEARL People In The Box 山口大吾 22×16/10×7/12×8/16×14 メイプル リハーサルでの使用、コストパフォーマンス重視 検索 検索 検索 検索 検索

使用スネアドラムの種類と特徴【People In The Box・山口大吾】

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People In The Boxのドラマー・山口大吾は多彩なスネアドラムを使い分けています。メインスネアとして使用しているのはPearlの「Reference Brass Snare」(14×5インチ)で、Ambassador Coatedヘッドと無垢の20本スナッピーを組み合わせ、明瞭なアタックとバランスの良いサスティンを実現しています。同じくPearlの「MasterCast」(14×5インチ)はブラシ用として活用され、バンド内では「ホネホネ」という愛称で親しまれています。 楽曲に応じた使い分けも特徴的で、「Antenna」などの低音パートではTAMAの「Metalworks」(10×5.5インチ、スティールシェル)を採用。2014年頃からは小口径のSONOR「Jungle Snare」(10×2インチ、メイプル)も導入し、よりシャープなアタック感を追求しています。さらにPearlの「Philharmonic Concert」(14×8インチ)という深胴ブラススネアも所有し、クラシカルな音色と豊かな低音域を必要とする場面で活用しています。

使用スネアドラム機材表【People In The Box・山口大吾】

機材名 メーカー アーティスト ドラマー 材質/サイズ ヘッド/スナッピー 備考 Amazon 楽天 Yahoo! 石橋楽器 サウンドハウス
Reference Brass Snare Pearl People In The Box 山口大吾 ブラス 14×5 Ambassador Coated/無垢の20本 メインスネア 検索 検索 検索 検索 検索
MasterCast Pearl People In The Box 山口大吾 ブラス 14×5 ブラシ用、バンド内では「ホネホネ」と呼ばれる 検索 検索 検索 検索 検索
TAMA Metalworks TAMA People In The Box 山口大吾 スティールシェル 10×5.5 使用曲「Antenna」など低音パート 検索 検索 検索 検索 検索
SONOR Jungle Snare SONOR People In The Box 山口大吾 メイプル 10×2 2014年頃から使用、ミニサイズ 検索 検索 検索 検索 検索
Pearl Philharmonic Concert Pearl People In The Box 山口大吾 ブラス 14×8 深胴スネア、クラシックな音色 検索 検索 検索 検索 検索

使用シンバルの構成と種類と特徴【People In The Box・山口大吾】

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People In The Boxのドラマー山口大吾は、Zildjianシンバルを中心としたセットアップを構築しています。ハイハットには14″のA Custom Master Soundを使用し、ボトムに刻みがある特徴的な設計により明瞭なスティックレスポンスを実現。クラッシュは16″と18″のA Customをメインに、16″は輪郭のある明るさとスピード感、18″は透明感のある中高域が特徴です。ライドには20″のA Customを採用し、シャープなピンポイントのピング音が得られます。 エフェクト系では12″と18″のOriental China Trashを配置し、トラッシュ感のある個性的な音色を演出。さらに独自性を高めるために10″のTrashformerと14″のA Custom EFXを組み合わせたスタックシンバルを採用。また、17″のK Custom Hybridも取り入れ、特殊な加工によるユニークなクラッシュサウンドで、バンドのオルタナティブなサウンドに深みを加えています。

使用シンバル機材表【People In The Box・山口大吾】

種類 モデル名 ブランド アーティスト ドラマー 口径 備考 Amazon 楽天 Yahoo! 石橋楽器 サウンドハウス
Hi-hat A Custom Master Sound Zildjian People In The Box 山口大吾 14″ マスターサウンド(ボトム刻み) 検索 検索 検索 検索 検索
Crash A Custom Zildjian People In The Box 山口大吾 16″ 輪郭のある明るさとスピード感 検索 検索 検索 検索 検索
Crash A Custom Zildjian People In The Box 山口大吾 18″ 透明感のある中高域 検索 検索 検索 検索 検索
Ride A Custom Zildjian People In The Box 山口大吾 20″ シャープなピンポイントピング 検索 検索 検索 検索 検索
Splash Oriental China Trash Zildjian People In The Box 山口大吾 12″ エフェクト用の小型チャイナ 検索 検索 検索 検索 検索
China Oriental China Trash Zildjian People In The Box 山口大吾 18″ トラッシュサウンドが特徴的 検索 検索 検索 検索 検索
Stack Trashformer Zildjian People In The Box 山口大吾 10″ 別のシンバルと重ねて使用 検索 検索 検索 検索 検索
Stack A Custom EFX Zildjian People In The Box 山口大吾 14″ エフェクト用の穴あきシンバル 検索 検索 検索 検索 検索
Crash K Custom Hybrid Zildjian People In The Box 山口大吾 17″ ハイブリッド加工のユニークなサウンド 検索 検索 検索 検索 検索

使用ペダル・ハードウェアの構成と種類と特徴【People In The Box・山口大吾】

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People In The Boxの山口大吾は、Pearlの製品を中心にハードウェア構成を組み立てています。ライブでは信頼性の高いEliminator Demon Drive P-3002Dダブルペダルを使用し、そのスピードと安定感が高い評価を得ています。Kハイハット等の演奏動画でもその性能を発揮。単体ではEliminator Demon Drive Singleも使用しています。ハイハットスタンドはH-2000 Eliminatorを愛用し、バンド10周年インタビューでその安定性を言及。また、コンバーチブルなH-2050も状況に応じて使い分けています。他にも安定性に定評あるS-1030スネアスタンド、調整幅が広いD-3000ドラムスローン、角度調整の自由度が高いBC-2030ブームスタンド、そしてギアシステムでの固定が特徴のT-1030タムホルダーと、ツアーに耐えうる実用性と信頼性を備えたハードウェア構成となっています。

使用ペダル・ハードウェア機材表【People In The Box・山口大吾】

機材名 メーカー アーティスト ドラマー 種類 備考 Amazon 楽天 Yahoo! 石橋楽器 サウンドハウス
Eliminator Demon Drive P-3002D Pearl People In The Box 山口大吾 ダブルペダル Kハイハットなど演奏動画でも使用 検索 検索 検索 検索 検索
Eliminator Demon Drive Single Pearl People In The Box 山口大吾 キックペダル アーティストページに記載 検索 検索 検索 検索 検索
H-2000 Eliminator Pearl People In The Box 山口大吾 ハイハットスタンド バンド活動10周年インタビューで言及 検索 検索 検索 検索 検索
H-2050 Pearl People In The Box 山口大吾 ハイハットスタンド コンバーチブルモデル 検索 検索 検索 検索 検索
S-1030 Pearl People In The Box 山口大吾 スネアスタンド 安定性に定評あり 検索 検索 検索 検索 検索
D-3000 Pearl People In The Box 山口大吾 ドラムスローン 調整幅が広くツアーでも使用 検索 検索 検索 検索 検索
BC-2030 Pearl People In The Box 山口大吾 ブームスタンド 高さと角度調整の自由度が高い 検索 検索 検索 検索 検索
T-1030 Pearl People In The Box 山口大吾 タムホルダー ギアシステムでの固定が特徴 検索 検索 検索 検索 検索

使用スローン(椅子)&スティック種類と特徴【People In The Box・山口大吾】

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People In The Box・山口大吾はPearlの機材を愛用している。ライブでの安定性と操作性を重視し、キックペダルはEliminator Demon Drive SingleとダブルペダルのEliminator Demon Drive P-3002Dを使用。特にP-3002Dは演奏動画でも確認でき、スピーディーなプレイに対応する踏み心地が特徴だ。ハイハットスタンドはH-2000 EliminatorとH-2050を状況に応じて使い分け、特にH-2050はコンバーチブルモデルとして汎用性が高い。スネアスタンドのS-1030は安定性に定評があり、ツアーでも重宝する。D-3000ドラムスローンは長時間の演奏でも疲れにくい調整幅の広さ、BC-2030ブームスタンドは高さと角度調整の自由度、T-1030タムホルダーはギアシステムでの確実な固定が特徴となっており、プロフェッショナルなセッティングを支えている。

チューニング・サウンドメイク・EQの工夫と特徴【People In The Box・山口大吾】

山口大吾はPearl/REMOのアーティストとして知られ、独特のチューニングで注目される。スネアは打面をAmbassador Coatedで高めに張り、裏面はDiplomatで緩めに調整。タム類はPinstripeの打面とClear Ambassadorの裏面という組み合わせで、サスティンとアタックのバランスを重視。特にライブではムーンジェルを最小限に使い、バスドラム内にはタオルを軽く当てる程度で、自然な鳴りを保っている。

レコーディングでは周波数帯域の特性を活かした処理が特徴的。スネアは200-400Hz帯を少し抑え、2-4kHzを持ち上げることでアタック感を強調。バスドラムは60Hz付近をブーストして太さを出しつつ、400Hz前後を適度にカットして明瞭さを確保。タムは250-500Hzあたりを少し絞りつつ、コンプレッサーはアタックを5-10ms程度に設定し、キックの存在感とスネアのシャープさのバランスを取っている。

ライブとレコーディングでは異なるアプローチを採用。スタジオワークではゲートをタイトに設定し、各パートの分離を重視するのに対し、ライブではより自然な鳴りを優先。特に「CROWD」のようなダイナミクスの激しい楽曲では、音圧とサスティンのバランスを取るために、キックは80-100Hzを、スネアは3-5kHzをやや強調。空間系エフェクトは控えめに使い、空間の広がりは会場の反響に任せるスタイルで、生ドラムの迫力を損なわない演奏を心がけている。

比較的安価に音を近づける機材【People In The Box・山口大吾】

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山口大吾さんの音を手頃な価格で再現するには、まずドラムセットはPearl Decade Mapleが入門機として優れた選択肢です。アルミフープ搭載のスネアも特徴的ですが、代替としてPearl Sensitoneスチールスネアが比較的手頃な価格で深みのあるサウンドを実現できます。バーチシェルのモデルを選べば、低・中音域の豊かさと高域の抜けの良さを両立できるでしょう。

シンバルに関しては、Zildjian A CustomやK Customを使用していますが、予算を抑えるならZildjian Aシリーズが良いでしょう。特にクラッシュシンバルはA Customの明るさに近い音色で、ライドはややドライな音色ながらも中音域の厚みを持ったモデルを選ぶとバンドサウンドに馴染みます。重要なのはシンバルの組み合わせよりも、叩き方やチューニングでの調整です。

バスドラムペダルはPearl Eliminator Redlineを使用していますが、Pearl Demonatorシリーズで代用可能です。チューニングの面では、タムは低めに調整しつつヘッドは新しいものを使うことで、明るく伸びのある音を実現できます。最終的には機材よりも、バンドのサウンドに対する理解と技術の向上が重要であり、良い録音を何度も聴いて音色の特徴を把握することが近道となるでしょう。

比較的安価に音を近づける機材表【People In The Box・山口大吾】

種類 機材名 メーカー アーティスト ドラマー 備考 Amazon 楽天 Yahoo! 石橋楽器 サウンドハウス
BEGIN_ROWS undefined undefined People In The Box 山口大吾 検索 検索 検索 検索 検索
ドラムセット Decade Maple Pearl People In The Box 山口大吾 入門機として適したメイプル材、バランスの良い音色で手頃な価格帯 検索 検索 検索 検索 検索
スネア Sensitone スチール Pearl People In The Box 山口大吾 アルミフープモデルの代替、手頃な価格で深みのあるサウンドを実現 検索 検索 検索 検索 検索
シンバル Aシリーズ Zildjian People In The Box 山口大吾 A Customの明るい音色に近く、コストパフォーマンスに優れた選択肢 検索 検索 検索 検索 検索
ペダル Demonator Pearl People In The Box 山口大吾 Eliminator Redlineの代替品、コスト抑えつつ操作感の近いモデル 検索 検索 検索 検索 検索
シンバル Aクラッシュ Zildjian People In The Box 山口大吾 A Customの明るさを手頃な価格で再現、バンドサウンドに馴染む 検索 検索 検索 検索 検索
シンバル Aライド Zildjian People In The Box 山口大吾 ややドライな音色で中音域の厚みを持ち、コスト抑えめ 検索 検索 検索 検索 検索
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ライブセットアップについて【People In The Box・山口大吾】

山口大吾のライブセットアップは、シンプルながらもパワフルなサウンドを生み出す構成が特徴的です。ドラムセットは基本的にステージ中央やや後方に配置され、バスドラムとスネアに特にこだわりを見せています。スネアはRemo社製を愛用し、Pearl社のハードウェアと組み合わせることで独自のセッティングを構築しています。

マイキングについては、スネアには上下からマイクを設置することが多く、フロアタムにも丁寧なマイク配置が見られます。オーバーヘッドマイクは広めに設置され、空間的な広がりを持つサウンドを捉えることができるよう工夫されています。ライブハウスからホールまで、場所に応じた調整能力も高評価されています。

代表的なライブ映像では、独特のグルーヴ感とダイナミクスの使い方が見どころです。特に「セカイハ」や「Ribbon」などの楽曲では、繊細なブラシワークから力強いバックビートまで幅広い表現を見せています。バンドのポストロックテイストと融合したテクニカルかつ感情豊かなドラミングは、映像を通しても強い印象を残します。

総括まとめ【People In The Box・山口大吾】

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山口大吾の音作りは繊細なダイナミクスとエッジの効いたサウンドが特徴。People In The Boxというバンドの音楽性に寄り添いながらも、曲を引き立てるドラミングでありながら存在感のある演奏スタイルを確立している。リズムセクションとしての役割を重視しながらも、独自の表現を追求する姿勢が印象的だ。

再現ポイントとしては、深めのチューニングのスネアと切れ味の良いシンバルのバランスが鍵。小口径のタムと合わせたコンパクトなセッティングながらも、パワフルかつ抜けの良いサウンドを実現している。特にスネアは、曲調に合わせた多彩な表情を引き出せるセッティングを意識している点が重要だ。

機材への深い理解を持ちながらも、道具に依存しすぎない姿勢が山口の魅力。自身の演奏スタイルや表現したい音楽に合わせて機材を選定し、それを最大限に活かすテクニックを磨き続けている。どんな環境でも自分らしい音楽性を表現できるよう、常に探究心を持って取り組む姿勢こそが彼のサウンドの本質といえるだろう。

本記事参照サイト【People In The Box・山口大吾】

本記事は下記公式サイト等を参照して作成しています。

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