【BABYMETAL・青山英樹（サポート）】風ドラムサウンドの作り方＋使用機材セッティングまとめ｜セット・スネア・シンバル・ペダル

【青山英樹（サポート）】BABYMETAL 始めに

青山英樹は、日本のメタルダンスユニットBABYMETALのサポートドラマーとして知られる実力派ミュージシャンです。1977年生まれの青山は、その正確無比なタイムキープと爆発的なパワーを兼ね備えたプレイスタイルで、BABYMETALのパフォーマンスに不可欠な存在となっています。

彼のドラミングはメタル特有の高速ダブルバスドラムと緻密なフットワークが特徴で、「ギミチョコ!!」や「Road of Resistance」などの楽曲でその実力を遺憾なく発揮しています。ライブでは神バンド（サポートバンド）の一員として、BABYMETALのヘヴィでありながらポップな楽曲を支える重要な役割を担っています。

高いテクニックと表現力を備え、メタルだけでなく多彩なジャンルに対応できる懐の深さも魅力です。その卓越したスキルはBABYMETALのパフォーマンスに堅牢な土台を提供し、世界中のファンから高い評価を受けています。

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使用ドラムセット（シェル）一覧と特徴【BABYMETAL・青山英樹（サポート）】

青山英樹はBABYMETALのサポートドラマーとして知られており、複数のドラムセットを使い分けています。ライブでは主にPearlの「Masters Maple Complete」（22×18/10×8/12×9/16×16）を使用し、メイプル材の豊かな響きを活かしています。また、Canopusの「Signature Series Hideki Aoyama Model」は特にBABYMETAL向けに開発されたカスタムモデルで、22×18/10×7/12×8/14×13/16×16のサイズ構成により、激しいライブパフォーマンスに適した音作りを可能にしています。 同じくCanopusの「Royal Eternity」も使用しており、深胴設計とメイプル材の組み合わせでパワフルな低音を実現しています。Tamaの「Starclassic Walnut/Bubinga」はウォルナット/ブビンガの混合素材で、ヘヴィーなサウンドを求められる楽曲に適しており、「Starclassic Maple」は豊かな中低音が特徴です。さらにYamahaの「Recording Custom」もレパートリーに加えており、バーチ材とハイポジションタムの多さが特徴で、BABYMETALの多様な楽曲に対応する音作りを実現しています。

使用ドラムセット（シェル）機材表【BABYMETAL・青山英樹（サポート）】

使用スネアドラムの種類と特徴【BABYMETAL・青山英樹（サポート）】

BABYMETALのサポートドラマーとして知られる青山英樹は、多彩なスネアドラムを使い分けています。メインとして使用されるTAMAの「STARPHONIC」（ブラス製14×6.5インチ）は、REMOコーテッドヘッドと20本スナッピーにより艶やかな倍音を生み出し、重厚なメタルサウンドを支えています。ライブで多用されるPearlの「7900 Series Steel」（14×5インチ）はパワフルな音色が特徴で、激しいパフォーマンスに適しています。 温かみのあるTAMA「SLP-G Maple」（木製14×6インチ）はEVANS G2ヘッドとの組み合わせで中音域の豊かさを発揮。一方、TAMA「AlphaBrass」（14×5.5インチ）は締まった音質と抜群の投射性を持ち、大音量環境での明瞭度を確保します。特殊な音の太さを持つTAMA「Bell Brass」（14×6.5インチ、42本スナッピー）や、シグネチャーモデルのCanopus（ブラス製14×6インチ）も、曲調に応じて使い分けられています。

使用スネアドラム機材表【BABYMETAL・青山英樹（サポート）】

使用シンバルの構成と種類と特徴【BABYMETAL・青山英樹（サポート）】

BABYMETALのサポートドラマーとして活躍する青山英樹氏は、ヘヴィミュージックに最適化されたMeinlシンバルを全面的に採用しています。ハイハットには14″のAlpha Brilliantを使用し、暖かみとシャープさを両立させたサウンドを生み出しています。クラッシュシンバルは16″と18″のDual Crashを配置し、それぞれオープンで抜けの良い鮮明なサウンドを実現。ライドシンバルには20″のDual Rideを採用し、パワフルな打感と適度なサステインが特徴です。 さらに、アクセント用として10″のClassics Custom Brilliantスプラッシュや、激しいパートで効果的な18″のClassic Custom Extreme Metal Chinaを使いこなしています。独特のカット音を生み出す10″のGeneration-Xスタックや、リズミカルな演奏に彩りを加える6.25″のSteel Cowbellも配置し、BABYMETALの複雑かつダイナミックな楽曲を支える多彩なシンバル構成となっています。

使用シンバル機材表【BABYMETAL・青山英樹（サポート）】

使用ペダル・ハードウェアの構成と種類と特徴【BABYMETAL・青山英樹（サポート）】

BABYMETALのサポートドラマーとして知られる青山英樹は、Pearl社製ハードウェアを主に使用しています。キックペダルには高速演奏に適したダブルチェーンドライブモデルのPearl ELIMINATOR P-2000Cを採用。さらに高速テンポの楽曲では、レッドカムによる優れたレスポンスが特徴のPEARL ELIMINATOR REDLINE P-2052Cダブルペダルを使いこなします。 ハイハットスタンドはスムーズな操作性と耐久性に優れたPEARL H-2000を使用。シンバルスタンドには、ストレートタイプのPEARL C-1000とブームタイプのPEARL BC-2030を組み合わせ、スネアスタンドにはPEARL S-1000を採用。これらの組み合わせにより、激しいライブパフォーマンスでも安定した演奏環境を構築しています。 また、長時間の演奏でも疲れにくいPEARL D-1000SPNドラムスローンと、自身のシグネチャーモデルであるWincent W-5AHIスティックを使用し、BABYMETALの重厚かつテクニカルな楽曲をサポートしています。

使用ペダル・ハードウェア機材表【BABYMETAL・青山英樹（サポート）】

使用スローン（椅子）＆スティック種類と特徴【BABYMETAL・青山英樹（サポート）】

BABYMETALのサポートドラマーとして知られる青山英樹は、Pearl社製ハードウェアを主に使用しています。キックペダルには高速演奏に適したダブルチェーンドライブモデルのPearl ELIMINATOR P-2000Cを採用。さらに高速テンポの楽曲では、レッドカムによる優れたレスポンスが特徴のPEARL ELIMINATOR REDLINE P-2052Cダブルペダルを使いこなします。 ハイハットスタンドはスムーズな操作性と耐久性に優れたPEARL H-2000を使用。シンバルスタンドには、ストレートタイプのPEARL C-1000とブームタイプのPEARL BC-2030を組み合わせ、スネアスタンドにはPEARL S-1000を採用。これらの組み合わせにより、激しいライブパフォーマンスでも安定した演奏環境を構築しています。 また、長時間の演奏でも疲れにくいPEARL D-1000SPNドラムスローンと、自身のシグネチャーモデルであるWincent W-5AHIスティックを使用し、BABYMETALの重厚かつテクニカルな楽曲をサポートしています。

チューニング・サウンドメイク・EQの工夫と特徴【BABYMETAL・青山英樹（サポート）】

青山英樹はBABYMETALのサポートドラマーとして知られ、独特のチューニングで重厚なメタルサウンドを生み出している。バスドラムは低めにチューニングし打面にムーンジェルを1〜2枚配置して余計な倍音を抑制、スネアは高めの張りで打面にはリングミュート併用でアタック感を強調している。タムは均等な間隔でピッチを下げていき、フロアタムは特に低く調整することで、激しいツインペダルのフットワークと相まって重低音の土台を形成している。

ミックス処理においては、バスドラムは60〜80Hzの低域を強調しつつ200Hz付近をカットして明瞭さを確保。スネアは3〜5kHzのアタック感を持ち上げ、1kHz周辺をわずかに削ることでメリハリを出している。ゲートの設定は特に細かく、アタックタイム5ms前後、リリースは曲調によって80〜150msと使い分け、ステレオ定位ではハイハットやライドは左右に振り分け、空間的な広がりを演出している。

ライブとレコーディングでは異なるアプローチを採用しており、レコーディングではアタック感と分離度を重視して各パーツの特性を際立たせる。一方ライブでは、会場の反響も考慮して400Hz付近の中低域をやや抑えめに設定し、よりパワフルな低域とクリアな高域を強調。特にBABYMETALの激しいパフォーマンスに合わせて、リバーブ処理も最小限に抑えることで、タイトでパンチのあるドラムサウンドを実現している。

比較的安価に音を近づける機材【BABYMETAL・青山英樹（サポート）】

青山英樹のメタルサウンドを手頃な価格で再現するには、Pearl Export シリーズがコストパフォーマンスに優れた選択肢です。スネアはPearl Sensitoneシリーズの真鍮モデルが比較的安価ながら高い抜け感と金属的な響きを実現できます。タムやバスドラムはチューニングを高めにし、ミュートを適切に使用することで、青山英樹のタイトでパワフルな音色に近づけられるでしょう。

シンバルについては、Zildjian A Custom シリーズやMeinl Classics Customシリーズが手頃な価格帯で鋭い立ち上がりと明るさを持ちます。特にクラッシュはアタック感が重要なので、16〜18インチの中厚モデルを選ぶと良いでしょう。ハイハットも14インチの締まりのあるモデルを選び、ミディアム〜ヘビーウェイトのものが青山英樹のシャープなプレイに適しています。

ペダルはTama Iron Cobra 200シリーズが比較的手頃な価格で安定した踏み心地を提供します。青山英樹はツインペダルを使用していますが、初めは単体ペダルで基礎を固め、後から600シリーズなどにアップグレードする方法もコスト面で効果的です。スティックはWincent W-5Aなど耐久性の高いモデルを選ぶことで、パワフルなプレイスタイルをサポートしつつコスト削減にもつながります。

比較的安価に音を近づける機材表【BABYMETAL・青山英樹（サポート）】

ライブセットアップについて【BABYMETAL・青山英樹（サポート）】

青山英樹は「神バンド」の一員としてBABYMETALを支えるドラマーで、ステージでは中央後方に配置されることが多い。彼のドラムセットは通常、高い位置からのプレイを可能にする構造で、観客からも視認性が良いセッティングとなっている。特にバスドラムは2台を使用し、パワフルなツインペダル奏法が特徴だ。

マイキングについては、バスドラム内部とスネアドラム上部に専用マイクを設置。オーバーヘッドマイクも複数配置されており、繊細なシンバルワークも逃さない収音システムとなっている。ライブ音響エンジニアからの評価も高く、安定した音質を確保している。

代表的なライブ映像としては「Road of Resistance」での超高速ツインペダルワークや「ギミチョコ!!」での緻密なリズムパターンが見どころ。特に海外公演では、テクニカルなドラミングに対して観客から大きな反応があり、BABYMETALのパフォーマンスを音楽的側面から支える重要な役割を果たしている。

総括まとめ【BABYMETAL・青山英樹（サポート）】

青山英樹のドラミングは、BABYMETALの重厚なメタルサウンドを支える精密な技術が特徴だ。彼のサウンドの核は、タイトなダブルバスドラムテクニックとメトロノーム的な正確さにあり、激しいテンポ変化の中でも揺るがない安定感が「神バンド」の称号を支えている。

彼のサウンドを再現する鍵は、パワーと明瞭さを両立させたドラムセットにある。特にタムとバスドラムの調整が重要で、明確な輪郭を持つスネアと、抜けの良いシンバルを組み合わせることで、複雑な楽曲構成の中でも埋もれない存在感を実現している。

青山は機材へのこだわりを持ちながらも、本質は奏者の技術にあると考えている。彼の圧倒的なテクニックと演奏への姿勢は、使用する機材に関わらず一貫した音楽性を生み出しており、ドラマーとしての真髄は道具よりも自身の演奏哲学にあることを体現している。

本記事参照サイト【BABYMETAL・青山英樹（サポート）】

本記事は下記公式サイト等を参照して作成しています。

• Wikipedia
• Drums Magazine
• Sound House (Official Blog)
• Shimamura Music (Official News)