【back number・栗原寿】風ドラムサウンドの作り方+使用機材セッティングまとめ|セット・スネア・シンバル・ペダル

ドラムコピー

【back number・栗原寿】風ドラムサウンドの作り方+使用機材セッティングまとめ|セット・スネア・シンバル・ペダル

【栗原寿】back number 始めに

back numberのドラマー栗原寿は、バンドのメロディアスなポップロックサウンドを支える重要な存在です。シンプルながらも的確なビート感と曲の感情に寄り添うダイナミクスコントロールが特徴で、特にバラード曲では繊細なブラシワークも披露します。

彼のプレイスタイルは派手さよりも楽曲の世界観を引き立てる演奏に重きを置き、「クリスマスソング」や「ハッピーエンド」などの代表曲では曲の展開に合わせた緩急のあるドラミングが光ります。中村優介(Vo&Gt)、小島和也(Ba)との絶妙なアンサンブルによって生み出される温かみのある音世界は、多くのリスナーの共感を呼んでいます。

栗原のドラムは、YAMAHAのドラムセットとZildjianのシンバルを中心とした構成で、特にスネアサウンドの調整にこだわりを持っていると言われています。バンドの音楽性である”共感覚”を大切にした繊細かつ力強いプレイで、back numberの楽曲に深みを与えています。

YouTubeで栗原寿のプレイをチェック → こちら

使用ドラムセット(シェル)一覧と特徴【back number・栗原寿】

3082982_s (1)

back numberのドラマー栗原寿は、主にYamahaとPearlのドラムセットを使い分けています。スタジオ収録やライブで愛用しているのが、バーチ材のYamaha Recording Customで、22×16インチのバスドラム、10/12インチのタム、14/16インチのフロアタムという構成です。パワフルかつ明瞭なサウンドが特徴的です。 ライブではPearlのMasters Premium Legendを頻繁に使用し、22×18インチのバスドラム、10/12インチのタム、16インチのフロアタムというセットアップで、メイプル材の温かみのある音色を活かしています。 以前はYamahaのTour Custom(メイプル材)を使っていましたが、現在はより深胴タムによる豊かな低域が魅力のPearl Masters Maple Completeも使用。また、高級モデルのYamaha PHX(メイプル/ジャトバ複合材)をレコーディングでも活用し、繊細なニュアンスを表現しています。栗原はこれらのドラムセットを楽曲の雰囲気や演奏環境に合わせて選択しています。

使用ドラムセット(シェル)機材表【back number・栗原寿】

機材名 メーカー アーティスト ドラマー サイズ構成 材質 備考 Amazon 楽天 Yahoo! 石橋楽器 サウンドハウス
Recording Custom Yamaha back number 栗原寿 22×16/10×7/12×8/14×13/16×15 バーチ スタジオ収録やライブで愛用している 検索 検索 検索 検索 検索
Masters Premium Legend Pearl back number 栗原寿 22×18/10×8/12×9/16×16 メイプル ライブでよく使用されるセット 検索 検索 検索 検索 検索
Tour Custom Yamaha back number 栗原寿 22×16/10×8/12×8/16×15 メイプル 以前使用していたセット 検索 検索 検索 検索 検索
Masters Maple Complete Pearl back number 栗原寿 22×18/10×8/12×9/14×14/16×16 メイプル 深胴タムでパワフルな音を出す 検索 検索 検索 検索 検索
PHX Yamaha back number 栗原寿 22×16/10×8/12×9/14×12/16×14 メイプル/ジャトバ 高級モデルでレコーディングにも使用 検索 検索 検索 検索 検索

使用スネアドラムの種類と特徴【back number・栗原寿】

33188720_s

back numberのドラマー栗原寿は、多彩なスネアドラムを使い分けています。メインとして愛用するCanopusの「G-Maple」(14×5.5)は、Evans HD Dryヘッドとの組み合わせでアタックが強く倍音を抑えた明瞭な音を実現。同じくCanopusの「AL-Brass」(14×5.5)はRemo Coated Ambassadorを使用し、鳴りの良さと豊かな倍音が特徴です。 汎用性の高いCanopus「Type-M」(14×6.5)はEvans EC2Sとの組み合わせでウォームな音色を生み出し、Sakaeの「Stave Ash」(14×6)はEvans G2ヘッドでパワフルかつ粒立ちの良いサウンドを提供。Ludwigの定番「Supraphonic」(14×5)はアルミ素材とRemo Coated Ambassadorの組み合わせでクリアな音色を実現。バンド初期にはTamaの「Starclassic」(14×5.5)バーチモデルも使用していました。

使用スネアドラム機材表【back number・栗原寿】

機材名 メーカー アーティスト ドラマー 材質/サイズ ヘッド/スナッピー 備考 Amazon 楽天 Yahoo! 石橋楽器 サウンドハウス
G-Maple Canopus back number 栗原寿 メイプル 14×5.5 Evans HD Dry/Canopus アタックが強く倍音控えめ 検索 検索 検索 検索 検索
AL-Brass Canopus back number 栗原寿 ブラス 14×5.5 Remo Coated Ambassador/Canopus 鳴りが良く倍音豊か 検索 検索 検索 検索 検索
Type-M Canopus back number 栗原寿 メイプル 14×6.5 Evans EC2S/Canopus ウォームな音色で汎用性高い 検索 検索 検索 検索 検索
Stave Ash Sakae back number 栗原寿 アッシュ 14×6 Evans G2/Canopus パワフルで粒立ちが良い 検索 検索 検索 検索 検索
Supraphonic Ludwig back number 栗原寿 アルミ 14×5 Remo Coated Ambassador/Canopus クリアな音色で定番モデル 検索 検索 検索 検索 検索
Starclassic Tama back number 栗原寿 バーチ 14×5.5 Evans G1/Canopus バックナンバー初期使用 検索 検索 検索 検索 検索

使用シンバルの構成と種類と特徴【back number・栗原寿】

32940360_s

back numberのドラマー栗原寿は、Zildjianシンバルを中心にセットを組んでいます。ハイハットには14″のKシリーズを使用し、薄めのトップと厚めのボトムの組み合わせで反応の良さと芯のある音を実現。クラッシュシンバルは18″のK Custom Hybridでキレとダークさのバランスが取れた音色、同じく18″のK Sweetでウォームで甘い音色、さらに16″のAvedisでクラシックかつ汎用性の高い音色を使い分けています。 ライドシンバルには20″のK Constantinopleを採用し、複雑な倍音を持つ豊かな音色を活かしています。アクセントとして19″のK Chinaでダークでトラッシュな音色、10″のA Custom Splashで明るく鋭い立ち上がりの速い音、そしてK Customのスタックシンバルで独特のノイジーな効果音を演出。これらの組み合わせで、back numberの楽曲に合った繊細かつダイナミックな音作りを実現しています。

使用シンバル機材表【back number・栗原寿】

種類 モデル名 ブランド アーティスト ドラマー 口径 備考 Amazon 楽天 Yahoo! 石橋楽器 サウンドハウス
Hi-hat K Zildjian back number 栗原寿 14″ Topは薄めで反応良く、ボトムはしっかりとした厚み 検索 検索 検索 検索 検索
Crash K Custom Hybrid Zildjian back number 栗原寿 18″ キレとダークさのバランスが取れた音色 検索 検索 検索 検索 検索
Crash K Sweet Zildjian back number 栗原寿 18″ ウォームで甘い音色が特徴 検索 検索 検索 検索 検索
Crash Avedis Zildjian back number 栗原寿 16″ クラシックな音色で汎用性が高い 検索 検索 検索 検索 検索
Ride K Constantinople Zildjian back number 栗原寿 20″ 複雑な倍音を持つジャズ向けライド 検索 検索 検索 検索 検索
China K Zildjian back number 栗原寿 19″ ダークでトラッシュな音色 検索 検索 検索 検索 検索
Splash A Custom Zildjian back number 栗原寿 10″ 明るく鋭い立ち上がりの速いスプラッシュ 検索 検索 検索 検索 検索
Stack K Custom Zildjian back number 栗原寿 独特のノイジーな音色を持つスタックシンバル 検索 検索 検索 検索 検索

使用ペダル・ハードウェアの構成と種類と特徴【back number・栗原寿】

28462081_s


back numberのドラマー栗原寿は、Tamaの「Speed Cobra」キックペダルを使用しており、軽量でスピーディーな演奏に対応した踏み心地を重視しています。ハイハットスタンドには同じくTamaの「Iron Cobra」を採用し、ライブでの激しい演奏にも耐える安定性と耐久性を確保しています。 スネアとシンバルスタンドはYamahaを愛用しており、特にスネアスタンドは調整機能が充実し、様々な演奏スタイルに対応。シンバルスタンドも耐久性と安定感に優れています。タム類のマウントにはTamaの「STAR-Cast Mounting System」を採用し、ドラムの共鳴を最大限に引き出せる工夫がされています。 長時間のライブでも快適に演奏できるようYamahaの「Stage Custom」ドラムスローンを使用し、サブペダル用のスタンドにはPearlの「Percussion Stand」を組み合わせた実用的なセッティングが特徴です。

使用ペダル・ハードウェア機材表【back number・栗原寿】

機材名 メーカー アーティスト ドラマー 種類 備考 Amazon 楽天 Yahoo! 石橋楽器 サウンドハウス
Speed Cobra Tama back number 栗原寿 キックペダル 軽量でスピーディーな演奏に対応 検索 検索 検索 検索 検索
Iron Cobra Tama back number 栗原寿 ハイハットスタンド 安定性と耐久性に優れている 検索 検索 検索 検索 検索
Snare Stand Yamaha back number 栗原寿 スネアスタンド 調整機能が充実 検索 検索 検索 検索 検索
Cymbal Stand Yamaha back number 栗原寿 シンバルスタンド 耐久性が高く安定感がある 検索 検索 検索 検索 検索
STAR-Cast Mounting System Tama back number 栗原寿 タムホルダー 共鳴を妨げない独自のマウント 検索 検索 検索 検索 検索
Stage Custom Yamaha back number 栗原寿 ドラムスローン 長時間の演奏でも快適な座り心地 検索 検索 検索 検索 検索
Percussion Stand Pearl back number 栗原寿 スタンド サブペダル用に使用 検索 検索 検索 検索 検索

使用スローン(椅子)&スティック種類と特徴【back number・栗原寿】

4369053_s


back numberのドラマー栗原寿は、Tamaの「Speed Cobra」キックペダルを使用しており、軽量でスピーディーな演奏に対応した踏み心地を重視しています。ハイハットスタンドには同じくTamaの「Iron Cobra」を採用し、ライブでの激しい演奏にも耐える安定性と耐久性を確保しています。 スネアとシンバルスタンドはYamahaを愛用しており、特にスネアスタンドは調整機能が充実し、様々な演奏スタイルに対応。シンバルスタンドも耐久性と安定感に優れています。タム類のマウントにはTamaの「STAR-Cast Mounting System」を採用し、ドラムの共鳴を最大限に引き出せる工夫がされています。 長時間のライブでも快適に演奏できるようYamahaの「Stage Custom」ドラムスローンを使用し、サブペダル用のスタンドにはPearlの「Percussion Stand」を組み合わせた実用的なセッティングが特徴です。

チューニング・サウンドメイク・EQの工夫と特徴【back number・栗原寿】

back numberのドラマー栗原寿は、シンプルながらも存在感のあるドラムサウンドを追求しています。スネアは打面を適度に締めて芯のある音を作り出し、裏面にはムーンジェルを1〜2個配置してリングを抑制。特にバラードでは打面にもテープやムーンジェルを使って余計な倍音を制御し、清涼感のあるサウンドを実現しています。タムは低めのチューニングで、特にフロアタムは「水星」などの楽曲で効果的に使用する際、わずかなムーンジェル処理で豊かな低域を残しつつもコントロールされた音作りを心がけています。

ミックス面では、スネアは400Hz付近をわずかに持ち上げてボディ感を強調し、2〜3kHz帯域を加えることでアタック感を引き出しています。バスドラムは60〜80Hzの低域を豊かに保ちながらも200Hz周辺を少しカットして明瞭さを確保。コンプレッサーは比較的軽めの設定(4:1程度)で全体の一体感を高めつつ、楽曲の緩急に合わせてゲートのリリースタイムを調整しています。「瞬き」のようなミディアムテンポの楽曲ではドラムの定位を中央よりやや広めに設定し、空間的な広がりを演出しています。

ライブとレコーディングでは異なるアプローチを採用しており、レコーディングではチューニングをやや高めにし、細部の表現力を重視。特に「クリスマスソング」などのバラード曲ではブラシワークの繊細さが伝わるよう、高域のEQを3〜5kHz帯で繊細に調整しています。対照的にライブではアタックを強調した低めのチューニングとし、バスドラムのフロントヘッドに小さな穴を開けて低域のパンチ感を高めています。また、会場の音響特性に合わせてシンバルのミュート量を調整し、特に屋外フェスでは残響を抑えるための工夫を随時行っています。

比較的安価に音を近づける機材【back number・栗原寿】

33260921_m

back numberの栗原寿さんといえば、Pearl Reference/Master、Zildjian K Customなどハイエンド機材を使用していますが、予算を抑えて近づける方法があります。スネアはPearl Sensitone Steelなら2〜3万円で力強い鳴りを再現でき、Pearl Decadeシリーズのドラムセットも10万円前後で手に入ります。シンバルはZildjian S Familyシリーズが比較的リーズナブルで、K Customのダークな質感に近づけられるでしょう。

ペダルに関しては、Pearl P-930やP-2050Cといったミドルレンジモデルでも十分な機能性を備えています。栗原さんのタイトでパンチのあるキックサウンドを目指すなら、フロントヘッドに小さな穴を開けるチューニング法も有効です。また中古市場も賢く活用すれば、より本格的なReference/Masterシリーズの個別パーツを徐々に揃えていくことも可能でしょう。

演奏面では、16分音符ハイハットの正確なコントロールや、シンプルながらも効果的なフィルインを意識すると良いでしょう。栗原さんの特徴である、曲の展開に合わせたダイナミクスの付け方やグルーヴ感は、機材だけでなく演奏技術も重要です。最終的には自分なりのアレンジを加えることで、オリジナリティのある音作りを目指してみてください。

比較的安価に音を近づける機材表【back number・栗原寿】

種類 機材名 メーカー アーティスト ドラマー 備考 Amazon 楽天 Yahoo! 石橋楽器 サウンドハウス
BEGIN_ROWS undefined undefined back number 栗原寿 検索 検索 検索 検索 検索
ドラムセット Pearl Decade Pearl back number 栗原寿 10万円前後で入手可能な中級者向けキット 検索 検索 検索 検索 検索
スネア Pearl Sensitone Steel Pearl back number 栗原寿 2〜3万円で力強い鳴りを再現可能 検索 検索 検索 検索 検索
シンバル Zildjian S Family Zildjian back number 栗原寿 K Customのダークな質感に近いリーズナブルモデル 検索 検索 検索 検索 検索
ペダル Pearl P-930 Pearl back number 栗原寿 十分な機能性を備えたミドルレンジモデル 検索 検索 検索 検索 検索
ペダル Pearl P-2050C Pearl back number 栗原寿 栗原寿のキックサウンドに近づけるのに適したモデル 検索 検索 検索 検索 検索
END_ROWS undefined undefined back number 栗原寿 検索 検索 検索 検索 検索

ライブセットアップについて【back number・栗原寿】

栗原寿のライブセットアップは、基本的にバンドメンバーが横一列に並ぶ形で、ステージ後方中央にドラムセットを配置する傾向があります。この配置により、ボーカルの清水依与吏とベースの小島和也との視線を合わせやすくなり、三者の息の合ったプレイを支えています。ドラムセットはYAMAHA Recording Customを愛用し、特徴的なシェルの薄さとバーチ材の鳴りを活かしたセッティングを行っています。

マイキングについては、バスドラムに1〜2本、スネアドラムの上下に2本、タムやフロアタムにそれぞれ1本、オーバーヘッドに2本という王道のセッティングを基本としています。特にライブではスネアドラムの繊細なニュアンスを拾うため、マイクの位置と角度に細心の注意を払っているのが特徴です。ハイハットやシンバル類の音色バランスも重視しており、オーバーヘッドマイクの配置に工夫が見られます。

代表的なライブ映像では、「瞬き」や「ハッピーエンド」などのバラード曲でのデリケートなダイナミクスコントロールと、「クリスマスソング」などのアップテンポな曲での力強いグルーヴ感が印象的です。特に全国アリーナツアーやドームツアーでの映像では、楽曲の世界観に合わせた照明演出とドラミングが完璧にシンクロしており、バンドの音楽性を支える確かな技術が垣間見えます。

総括まとめ【back number・栗原寿】

4851187_s

栗原寿のドラムスタイルは、シンプルかつグルーヴ感溢れるプレイが特徴だ。彼のプレイは曲の世界観に合わせた繊細なダイナミクスコントロールに長け、back numberの楽曲を支える重要な要素となっている。ライブでは歌心を理解した演奏で、清水依与吏のボーカルと小島和也のベースと一体となり、バンドのバランスを完璧に保っている。

機材面では、YAMAHAのドラムセットを長年愛用し、特にスネアドラムにこだわりを持つ。音の芯の太さと輪郭のはっきりした響きが彼の特徴で、シンバルには明るく伸びのある音を好む傾向がある。ツーバス構成をとることもあり、楽曲によって使い分けるなど、曲想に合わせた音作りを重視している。

栗原は最新の機材に飛びつくのではなく、自分の音楽性に合った道具を長く使い続ける姿勢を貫いている。テクニックの誇示より音楽性を優先し、シンプルながらも確かなグルーヴで楽曲に奉仕する姿勢は、多くのドラマーから支持されている。楽器との対話を大切にし、自分自身の表現を深める姿勢が彼のドラミングの魅力となっている。

本記事参照サイト【back number・栗原寿】

本記事は下記公式サイト等を参照して作成しています。

コメント

タイトルとURLをコピーしました