【MONGOL800・高里悟】風ドラムサウンドの作り方+使用機材セッティングまとめ|セット・スネア・シンバル・ペダル

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【MONGOL800・高里悟】風ドラムサウンドの作り方+使用機材セッティングまとめ|セット・スネア・シンバル・ペダル

【高里悟】MONGOL800 始めに

MONGOL800のドラマー高里悟は、沖縄発の3人組ロックバンドを支える屋台骨として、力強く安定したドラミングを提供しています。彼のプレイは技巧的な派手さよりも、楽曲のグルーヴ感を重視した適切なビートキープが特徴です。

Pearl(パール)のエンドーサーとしても知られる高里は、パンキッシュなアップテンポな楽曲から、レゲエの要素を取り入れたミディアムテンポの曲まで、多様な音楽性に対応する柔軟性を持っています。「小さな恋のうた」などの代表曲では、シンプルながらも楽曲を絶妙に盛り上げるビートワークが光ります。

彼の演奏スタイルはシンプルかつソリッドで、バンドの楽曲の骨格を形成しています。Pearl製ドラムキットとZildjian製シンバルを愛用し、それらの特性を生かした温かみのあるサウンドメイクは、MONGOL800の親しみやすく力強い音楽性に不可欠な要素となっています。

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使用ドラムセット(シェル)一覧と特徴【MONGOL800・高里悟】

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MONGOL800のドラマー高里悟は主にPearlのドラムセットを愛用しています。ライブでは「Pearl Masters Maple Complete」を頻繁に使用し、22インチのバスドラム、10・12インチのタムタム、14・16インチのフロアタムという構成で演奏することが多いようです。このメイプル材のシェルは温かみのある音色と抜けの良さを両立させており、MONGOL800のパワフルなサウンドを支えています。 また「Pearl Masters Custom」も使用しており、こちらはPearlの歴代ハイエンドモデルとして知られ、22×18/10×8/12×10/16×16の構成でメイプル材の豊かな響きが特徴です。より高音域に優れた「Pearl Reference」シリーズも使い分け、レコーディング時には音の分離が良いこのシリーズを好んで使用することもあります。 スタジオワークでは「YAMAHA Recording Custom」のバーチ材特有のタイトな音も取り入れ、曲調に合わせて使い分けています。最近では「Pearl Reference Pure」という高級ラインにも関心を寄せており、より硬質で明瞭な音を求める場面でセッティングを変化させています。

使用ドラムセット(シェル)機材表【MONGOL800・高里悟】

機材名 メーカー アーティスト ドラマー サイズ構成 材質 備考 Amazon 楽天 Yahoo! 石橋楽器 サウンドハウス
Pearl Reference Pure Pearl MONGOL800 高里悟 22×18/10×7/12×8/16×16 メイプル マスターズよりさらに硬質で高級なシリーズ 検索 検索 検索 検索 検索
Pearl Masters Maple Complete Pearl MONGOL800 高里悟 22×18/10×7.5/12×9/14×14/16×16 メイプル MONGOL800ライブでの使用例あり 検索 検索 検索 検索 検索
Pearl Masters Custom Pearl MONGOL800 高里悟 22×18/10×8/12×10/16×16 メイプル Pearl歴代ハイエンドモデル 検索 検索 検索 検索 検索
Pearl Reference Pearl MONGOL800 高里悟 20×18/10×8/12×9/14×14 メイプル/バーチ 高音域に優れたレファレンスシリーズ 検索 検索 検索 検索 検索
YAMAHA Recording Custom YAMAHA MONGOL800 高里悟 22×18/10×7/12×8/16×16 バーチ スタジオレコーディングに最適 検索 検索 検索 検索 検索

使用スネアドラムの種類と特徴【MONGOL800・高里悟】

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MONGOL800のドラマー高里悟は複数のスネアドラムを使い分けています。メインとして「Pearl Custom Snare Drum」(メイプル 14×5.5)を愛用し、メイプル素材ならではの温かみのある音色と豊かな低音を活かしたサウンドを実現。サブ機として「Ludwig Black Beauty」(ブラス 14×6.5)も使用しており、パワフルな音色と優れた音の伸びが特徴です。 ライブの楽曲によっては「Pearl Piccolo Snare Drum」(メイプル 14×4)を使い、シャープな音質と抜けの良さを求める場面も。さらに「Pearl Free Floating System Snare」(メイプル 14×6.5)では、シェル浮き構造による純粋な鳴りを活かしています。 すべてのスネアにコーテッドヘッドと20本スナッピーを組み合わせ、特にレコーディング時には「Pearl Dennis Chambers Signature Snare」(ブラス 14×5.5)も使用し、パワフルなアタックとサステインを引き出しています。

使用スネアドラム機材表【MONGOL800・高里悟】

機材名 メーカー アーティスト ドラマー 材質/サイズ ヘッド/スナッピー 備考 Amazon 楽天 Yahoo! 石橋楽器 サウンドハウス
Pearl Custom Snare Drum Pearl MONGOL800 高里悟 メイプル 14×5.5 コーテッド/20本 メイプルならではの温かみと豊かな低音 検索 検索 検索 検索 検索
Piccolo Snare Drum Pearl MONGOL800 高里悟 メイプル 14×4 コーテッド/20本 シャープな音質と抜けの良さ 検索 検索 検索 検索 検索
Free Floating System Snare Pearl MONGOL800 高里悟 メイプル 14×6.5 コーテッド/20本 シェル浮き構造による純粋な鳴り 検索 検索 検索 検索 検索
Black Beauty Ludwig MONGOL800 高里悟 ブラス 14×6.5 コーテッド/20本 パワフルな音色と優れた音の伸び 検索 検索 検索 検索 検索
Dennis Chambers Signature Snare Pearl MONGOL800 高里悟 ブラス 14×5.5 コーテッド/20本 パワフルなアタックとサステイン 検索 検索 検索 検索 検索

使用シンバルの構成と種類と特徴【MONGOL800・高里悟】

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MONGOL800のドラマー高里悟は、主にZildjianとSabianのシンバルを使用しています。ライドシンバルは22″のK Constantinople(ドライで乾いた音色)と20″のK Custom Dark(暗めの音色)の2種類を使い分け、曲調に応じた表現力を実現しています。ハイハットは14.25″のK Custom Special Dryを採用し、乾いた特徴的な音色を出しています。 クラッシュシンバルには同じ18″サイズでも、オールラウンドに使用できるK Customと、輝きのある音色のA Customを使い分けています。アクセント用として10″のA Custom Splashを配置し、エフェクト系として20″のOriental Chinaと10″のSabian FX Raw Bell Dryを組み合わせることで、幅広い音色パレットを実現しています。 このシンバル構成は、レゲエやロックを融合させたMONGOL800の多彩な音楽性に対応できる、バランスの取れたセットアップといえるでしょう。

使用シンバル機材表【MONGOL800・高里悟】

種類 モデル名 ブランド アーティスト ドラマー 口径 備考 Amazon 楽天 Yahoo! 石橋楽器 サウンドハウス
Ride K Constantinople Zildjian MONGOL800 高里悟 22″” ドライで乾いた音色 検索 検索 検索 検索 検索
Ride K Custom Dark Zildjian MONGOL800 高里悟 20″” 暗めの音色 検索 検索 検索 検索 検索
Hi-hat K Custom Special Dry Zildjian MONGOL800 高里悟 14.25″” 乾いた音色 検索 検索 検索 検索 検索
Crash K Custom Zildjian MONGOL800 高里悟 18″” オールラウンドに使用 検索 検索 検索 検索 検索
Crash A Custom Zildjian MONGOL800 高里悟 18″” 輝きのある音色 検索 検索 検索 検索 検索
Splash A Custom Zildjian MONGOL800 高里悟 10″” アクセントに使用 検索 検索 検索 検索 検索
China Oriental China Zildjian MONGOL800 高里悟 20″” エフェクト用 検索 検索 検索 検索 検索
Effect FX Raw Bell Dry Sabian MONGOL800 高里悟 10″” エフェクト用 検索 検索 検索 検索 検索

使用ペダル・ハードウェアの構成と種類と特徴【MONGOL800・高里悟】

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MONGOL800のドラマー高里悟は、Pearl製のハードウェアを愛用しています。キックペダルには、プロフェッショナルモデルであるELIMINATORを使用。高速プレイに対応したELIMINATOR REDLINEも場面に応じて使い分け、パワフルでありながら繊細な踏み心地を実現しています。安定したプレイを支えるハイハットスタンドはH-930で、滑らかな操作感が特徴です。シンバル配置にはB1030シンバルスタンドを採用し、高さ調節が容易なため、自身のプレイスタイルに合わせた最適なセッティングを可能にしています。 また、コンパクトで組み立てやすいDR-503Cドラムラックと、安定した固定が可能なTH-900Sタムホルダーを組み合わせ、効率的なセットアップを実現。耐久性に優れたS-930スネアスタンドと、丈夫で安定感があるDS-950ドラムスローンが、長時間のライブパフォーマンスをサポートしています。

使用ペダル・ハードウェア機材表【MONGOL800・高里悟】

機材名 メーカー アーティスト ドラマー 種類 備考 Amazon 楽天 Yahoo! 石橋楽器 サウンドハウス
ELIMINATOR Pearl MONGOL800 高里悟 キックペダル プロフェッショナルモデル 検索 検索 検索 検索 検索
DS-950 Pearl MONGOL800 高里悟 ドラムスローン 丈夫で安定感がある 検索 検索 検索 検索 検索
B1030 Pearl MONGOL800 高里悟 シンバルスタンド 高さ調節が容易 検索 検索 検索 検索 検索
DR-503C Pearl MONGOL800 高里悟 ドラムラック コンパクトで組み立てやすい 検索 検索 検索 検索 検索
S-930 Pearl MONGOL800 高里悟 スネアスタンド 耐久性に優れている 検索 検索 検索 検索 検索
H-930 Pearl MONGOL800 高里悟 ハイハットスタンド 滑らかな操作感 検索 検索 検索 検索 検索
ELIMINATOR REDLINE Pearl MONGOL800 高里悟 キックペダル 高速プレイに対応 検索 検索 検索 検索 検索
TH-900S Pearl MONGOL800 高里悟 タムホルダー 安定した固定が可能 検索 検索 検索 検索 検索

使用スローン(椅子)&スティック種類と特徴【MONGOL800・高里悟】

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MONGOL800のドラマー高里悟は、Pearl製のハードウェアを愛用しています。キックペダルには、プロフェッショナルモデルであるELIMINATORを使用。高速プレイに対応したELIMINATOR REDLINEも場面に応じて使い分け、パワフルでありながら繊細な踏み心地を実現しています。安定したプレイを支えるハイハットスタンドはH-930で、滑らかな操作感が特徴です。シンバル配置にはB1030シンバルスタンドを採用し、高さ調節が容易なため、自身のプレイスタイルに合わせた最適なセッティングを可能にしています。 また、コンパクトで組み立てやすいDR-503Cドラムラックと、安定した固定が可能なTH-900Sタムホルダーを組み合わせ、効率的なセットアップを実現。耐久性に優れたS-930スネアスタンドと、丈夫で安定感があるDS-950ドラムスローンが、長時間のライブパフォーマンスをサポートしています。

チューニング・サウンドメイク・EQの工夫と特徴【MONGOL800・高里悟】

高里悟のドラムセッティングでは、スネアはレゾナントヘッドを比較的緩めに調整し、バスドラムはフロントヘッドを外した状態で使用しています。バスドラム内部にはクッション材を配置し、適度な減衰を得ながらも沖縄らしい明るさを残すよう工夫。タムはクリアヘッドを使用し、打面は高めに張ってアタックを強調、裏面は若干緩めに設定してサステインのバランスを取っています。特にフロアタムでは、ムーンジェルを1〜2枚程度使用し、不要な倍音を抑制しつつも芯のある音を確保しています。

ミックスにおいては、バスドラムは60Hz付近をブーストして低域の厚みを出し、4kHz前後を持ち上げてアタック感を強調。スネアドラムは200Hz付近をカットして泥濁りを軽減し、3kHz〜5kHzを+3dB程度ブーストしてスティックのアタックを際立たせています。ハイハットとシンバルは10kHz以上の高域を適度に持ち上げ、パンニングではオーバーヘッドを左右に広めに振り分け、タムは演奏者視点で配置することで空間的な広がりを表現しています。

レコーディングとライブでは明確な使い分けがあり、スタジオ録音では各マイクにゲートをかけてセパレーションを高め、コンプレッサーのアタックを30ms程度に設定して叩き始めの抜けを確保。一方ライブでは、会場の残響を考慮してタムのサステインを抑え目にし、バスドラムはより低域を強調(80Hz付近を+4dB程度)して客席後方まで届くパワーを確保。また、ライブハウスなどの小規模会場ではシンバルの音量が出過ぎないようオーバーヘッドの高域(12kHz以上)を若干カットするなど、環境に応じた調整を施しています。

比較的安価に音を近づける機材【MONGOL800・高里悟】

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MONGOL800の高里悟サウンドは、Pearl Decade MapleやReference Pureなどを使用していますが、予算を抑えるならPearl Exportシリーズが良いでしょう。スネアはPerl Sensitone Eliteの代わりにSensitone Steelを選べば、クリアで歯切れの良い音色を手頃な価格で再現できます。ドラムヘッドはRemoのコーテッドアンバサダーを使用すれば、芯のある温かみを持った音に近づけられます。

シンバルに関しては、Zildjian A CustomやSabianのAAXシリーズを使っていますが、Zildjian Aシリーズや中古のSabian AAシリーズで代用可能です。クラッシュは16〜18インチを選び、明るく抜けの良いサウンドを意識しましょう。ハイハットはミディアムウェイト、ライドはミディアムヘヴィーを選ぶとバランスが取れます。

バスドラムペダルはPearl Eliminatorを使っていますが、Pearl P-930やDemonatorでも十分対応できます。スティックはVater Los Angeles 5Aか、それに近いモデルを選びましょう。マイキングをする場合は、スネア上下とバスドラム内部、オーバーヘッドの最低4点で録音すれば、ライブ感のある高里氏のサウンドに近づけることができます。

比較的安価に音を近づける機材表【MONGOL800・高里悟】

種類 機材名 メーカー アーティスト ドラマー 備考 Amazon 楽天 Yahoo! 石橋楽器 サウンドハウス
BEGIN_ROWS undefined undefined MONGOL800 高里悟 検索 検索 検索 検索 検索
ドラムセット Export Series Pearl MONGOL800 高里悟 コスパが良く高里悟サウンドに近づけられる入門機 検索 検索 検索 検索 検索
スネア Sensitone Steel Pearl MONGOL800 高里悟 クリアで歯切れの良い音色を手頃な価格で実現 検索 検索 検索 検索 検索
ドラムヘッド Coated Ambassador Remo MONGOL800 高里悟 芯のある温かみを持った音に近づけられる 検索 検索 検索 検索 検索
シンバル A Series Zildjian MONGOL800 高里悟 明るく抜けの良いサウンドを予算内で実現 検索 検索 検索 検索 検索
シンバル AA Series (中古) Sabian MONGOL800 高里悟 高里使用のAAXより安価で近い音色を実現 検索 検索 検索 検索 検索
バスドラムペダル P-930/Demonator Pearl MONGOL800 高里悟 Eliminatorの代替として十分な性能 検索 検索 検索 検索 検索
スティック Los Angeles 5A Vater MONGOL800 高里悟 高里悟と同モデルで適度な重量感と反発力 検索 検索 検索 検索 検索
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ライブセットアップについて【MONGOL800・高里悟】

高里悟のドラムセットは一般的にステージ中央やや右寄りに配置され、バンドメンバーを見渡せる位置取りが特徴です。彼は主にPearl Drumsを愛用し、22インチのバスドラム、14インチのスネア、そして複数のタムを基本セットとしています。マイキングは各ドラムに1つずつのクローズマイクと、オーバーヘッドマイクを2〜3本配置する傾向があります。

ライブでは、シンプルながらもパワフルなドラミングスタイルが魅力で、特にスネアドラムは常にクリアに聞こえるようマイク位置が調整されています。また、シンバルのセッティングはやや高めで、演奏中の動きを妨げないよう配慮されています。MONGOL800の楽曲に合わせ、タイトなグルーブと躍動感のあるフィルが特徴的です。

代表的なライブ映像では、「小さな恋のうた」演奏時の安定したビートキープと、「あなたに」でのダイナミックなドラムブレイクが見どころです。また、ライブでは観客との一体感を重視し、終盤に盛り上がりを作るためのフィルパターンを効果的に使っています。特にフェスティバルでのパフォーマンスでは、エネルギッシュな演奏スタイルが際立ちます。

総括まとめ【MONGOL800・高里悟】

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高里悟の音作りの核は、パワフルかつグルーヴ感のあるパンクロックドラミングにある。激しいビートと沖縄民謡の要素を融合させた独自のスタイルで、楽曲に力強いエネルギーと躍動感をもたらす。シンプルながらも曲のダイナミクスを巧みにコントロールし、バンドのサウンドを下支えしている。

再現のポイントは、パールのドラムセットをベースにした14インチスネアの力強い音色と、明るく抜けの良いシンバルサウンドの組み合わせだ。タムやキックも含めたチューニングバランスを整え、パンクロックの爽快感と沖縄ロックの温かみを両立させる調整がカギとなる。特にスネアは彼のプレイスタイルの要となっている。

しかし高里は機材に依存しすぎない姿勢を持ち、自身の演奏技術やグルーヴ感を重視している。様々なシチュエーションに適応し、どんな環境でも安定したパフォーマンスを発揮できる柔軟性を持つ。高価な機材よりも、自分のスタイルを確立し、演奏で表現することの大切さを体現するドラマーだ。

本記事参照サイト【MONGOL800・高里悟】

本記事は下記公式サイト等を参照して作成しています。

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