【ヨルシカ・Masack(マサック)】風ドラムサウンドの作り方+使用機材セッティングまとめ|セット・スネア・シンバル・ペダル

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【ヨルシカ・Masack(マサック)】風ドラムサウンドの作り方+使用機材セッティングまとめ|セット・スネア・シンバル・ペダル

【Masack(マサック)】ヨルシカ 始めに

ヨルシカのドラマーMasack(マサック)は、繊細かつダイナミックなプレイスタイルで知られています。本名は小島優、TAMAのエンドースドラマーとしても活動しており、ポストロックやプログレッシブな要素を取り入れたテクニカルなドラミングが持ち味です。

n-buna(ナブナ)作曲のメロディアスな楽曲に、Masackは独自の音楽センスで彩りを加えています。特に「だから僕は音楽を辞めた」や「ただ君に晴れ」などの代表曲では、繊細なハイハットワークと力強いキックの対比が印象的です。

ヨルシカの楽曲は叙情的な歌詞とポップなメロディが特徴ですが、Masackのドラミングがバンドの世界観を支える重要な役割を果たしています。リズムセクションとしての安定感と、時にドラマティックに展開する表現力の高さは、ヨルシカのサウンドに不可欠な要素となっています。

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使用ドラムセット(シェル)一覧と特徴【ヨルシカ・Masack(マサック)】

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ヨルシカのドラマー・Masack(マサック)は主に複数のドラムキットを使い分けています。レコーディングでは、YAMAHAのRecording Customを使用することが多く、バーチ材のタイトで抜けの良いサウンドが特徴です。ライブでは、TAMAのStarclassic Bubingaを愛用しており、ブビンガ材の太く豊かな低音と24インチの大口径バスドラムによる迫力ある音を活かしています。また、スタジオワークではStarclassic Walnut/Birchも使用し、ウォルナットとバーチの組み合わせによる温かみのある中低域と明るい高域のバランスが取れた音色を引き出しています。さらに、PearlのSession Studio Selectは、バーチとアフリカンマホガニーの混合シェルにより、パワフルかつ艶のある音色が特徴です。特殊なセットアップとして、YAMAHAのConcert Tomsをスタジオレコーディング時に使用することもあり、フロアタムを使わない独特のアンサンブルを構築することもあります。これらの使い分けにより、楽曲の世界観に合わせた音作りを実現しています。

使用ドラムセット(シェル)機材表【ヨルシカ・Masack(マサック)】

機材名 メーカー アーティスト ドラマー サイズ構成 材質 備考 Amazon 楽天 Yahoo! 石橋楽器 サウンドハウス
Recording Custom YAMAHA ヨルシカ Masack(マサック) 22×16/10×7/12×8/16×16 バーチ ブラックフィニッシュ 検索 検索 検索 検索 検索
Starclassic Bubinga TAMA ヨルシカ Masack(マサック) 24×18/12×8/14×12/16×14 ブビンガ オレンジスパークルフィニッシュ 検索 検索 検索 検索 検索
Starclassic Walnut/Birch TAMA ヨルシカ Masack(マサック) 22×16/10×7/12×8/16×16 ウォルナット&バーチ レッドオイスターフィニッシュ 検索 検索 検索 検索 検索
Session Studio Select Pearl ヨルシカ Masack(マサック) 22×18/10×7/12×8/16×16 バーチ&アフリカンマホガニー クリアスタニングレッドフィニッシュ 検索 検索 検索 検索 検索
Concert Toms YAMAHA ヨルシカ Masack(マサック) 10×6/12×6/13×6/14×6 バーチ スタジオレコーディング用 検索 検索 検索 検索 検索

使用スネアドラムの種類と特徴【ヨルシカ・Masack(マサック)】

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ヨルシカのドラマーMasackは多彩なスネアドラムを使い分けています。メインスネアとして愛用するLudwigのSupraphonic LM402(14×6.5インチ)は、アルミ素材とコーテッドヘッド、20本のスナッピーによる明瞭なアタックと豊かな響きが特徴で、バンドサウンドの要となっています。またTamaのVintage Steel(14×5.5インチ)はスチール製の輪郭のはっきりとした音色で、マサックのシグネイチャーサウンドに欠かせない存在です。 木製スネアとしてはTama S.L.P. G-Maple(14×6インチ)をStarclassicスナッピーとコーテッドヘッドの組み合わせで使用し、温かみのある中域を強調。同じくTamaのS.L.P. G-Walnut(14×6インチ)はアンバサダーヘッドと42本スナッピーで深い低音を生み出します。ライブではSS265 Starclassic(14×6.5インチ)をパワードットヘッドで使用し、メイプル素材ながら抜けの良い高い存在感を実現しています。

使用スネアドラム機材表【ヨルシカ・Masack(マサック)】

機材名 メーカー アーティスト ドラマー 材質/サイズ ヘッド/スナッピー 備考 Amazon 楽天 Yahoo! 石橋楽器 サウンドハウス
Supraphonic LM402 Ludwig ヨルシカ Masack(マサック) アルミ 14×6.5 コーテッド/20本 ヨルシカでの主要スネア 検索 検索 検索 検索 検索
Vintage Steel 3mm Tama ヨルシカ Masack(マサック) スチール 14×5.5 コーテッド/カスタム シグネイチャー・サウンドに貢献 検索 検索 検索 検索 検索
S.L.P. G-Maple Tama ヨルシカ Masack(マサック) メイプル 14×6 コーテッド/Starclassic 温かみのある音色 検索 検索 検索 検索 検索
S.L.P. G-Walnut Tama ヨルシカ Masack(マサック) ウォルナット 14×6 アンバサダー/42本 深みのある低音 検索 検索 検索 検索 検索
SS265 Starclassic Tama ヨルシカ Masack(マサック) メイプル 14×6.5 パワードット/スナッピー ライブでの高い存在感 検索 検索 検索 検索 検索

使用シンバルの構成と種類と特徴【ヨルシカ・Masack(マサック)】

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ヨルシカのドラマーMasack(マサック)は、主にZildjianを中心とした繊細かつダイナミックなシンバルセットを構築しています。ハイハットには14″のZildjian Kを使用し、ダークで繊細な音色を生み出しています。クラッシュは16″のK Custom Hybridと18″のK Darkの2種類を使い分け、前者は明るく鋭いアタックが特徴的で、後者は低めでダークな音色を提供します。 ライドシンバルは20″のZildjian Kを採用し、温かみのある音色で楽曲の土台を支えています。アクセント用には10″のK Custom Splashを配置し、小粒で抜けの良い音を演出。また、ノイジーでドライな音色を出す10″のSabian EFX Stack、トラッシュな音色が特徴の18″のWuhan Chinaも取り入れることで、ヨルシカの繊細かつ表情豊かな楽曲に多彩な音色を与えています。

使用シンバル機材表【ヨルシカ・Masack(マサック)】

種類 モデル名 ブランド アーティスト ドラマー 口径 備考 Amazon 楽天 Yahoo! 石橋楽器 サウンドハウス
Hi-hat K Zildjian ヨルシカ Masack(マサック) 14″ ダークで繊細な音色 検索 検索 検索 検索 検索
Crash K Custom Hybrid Zildjian ヨルシカ Masack(マサック) 16″ 明るく鋭いアタック 検索 検索 検索 検索 検索
Crash K Dark Zildjian ヨルシカ Masack(マサック) 18″ 低めでダークな音色 検索 検索 検索 検索 検索
Ride K Zildjian ヨルシカ Masack(マサック) 20″ 温かみのある音色 検索 検索 検索 検索 検索
China Wuhan Wuhan ヨルシカ Masack(マサック) 18″ トラッシュな音色 検索 検索 検索 検索 検索
Splash K Custom Zildjian ヨルシカ Masack(マサック) 10″ アクセント用の小粒な音 検索 検索 検索 検索 検索
Stack EFX Sabian ヨルシカ Masack(マサック) 10″ ノイジーでドライな音色 検索 検索 検索 検索 検索

使用ペダル・ハードウェアの構成と種類と特徴【ヨルシカ・Masack(マサック)】

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ヨルシカのドラマーMasack(マサック)は、Tamaのハードウェアを多く使用しています。キックペダルには滑らかなアクションが特徴のTAMA IRON COBRA Rolling Glideを採用。高速連打が必要な楽曲では、スピーディな連打性能を持つSPEED COBRA 910 TWIN PEDALも活用しています。ハイハットスタンドにはTAMA Stage Master Hi-Hat Standを使用し、安定した踏み心地を確保。スネアスタンドもTAMA Stage Master Snare Standで、激しい演奏でもぶれない堅牢さが特徴です。シンバルスタンドはシンプルな調整が魅力のTAMA Stage Master Cymbal Standを複数配置。長時間のライブでも疲労を軽減するTAMA 1st Chair Round Riderをドラムスローンとして使用し、ミニマルながら機能性に優れたセットアップで繊細かつダイナミックな演奏を支えています。

使用ペダル・ハードウェア機材表【ヨルシカ・Masack(マサック)】

機材名 メーカー アーティスト ドラマー 種類 備考 Amazon 楽天 Yahoo! 石橋楽器 サウンドハウス
TAMA IRON COBRA Rolling Glide Tama ヨルシカ Masack(マサック) キックペダル ローリングタイプで滑らかなアクション 検索 検索 検索 検索 検索
SPEED COBRA 910 TWIN PEDAL Tama ヨルシカ Masack(マサック) ダブルペダル スピーディな連打が可能 検索 検索 検索 検索 検索
TAMA Stage Master Hi-Hat Stand Tama ヨルシカ Masack(マサック) ハイハットスタンド 安定した踏み心地 検索 検索 検索 検索 検索
TAMA Stage Master Snare Stand Tama ヨルシカ Masack(マサック) スネアスタンド 堅牢な作りで演奏中も安定 検索 検索 検索 検索 検索
TAMA Stage Master Cymbal Stand Tama ヨルシカ Masack(マサック) シンバルスタンド シンプルで調整しやすい設計 検索 検索 検索 検索 検索
TAMA 1st Chair Round Rider Tama ヨルシカ Masack(マサック) ドラムスローン 長時間の演奏でも疲れにくい座面 検索 検索 検索 検索 検索

使用スローン(椅子)&スティック種類と特徴【ヨルシカ・Masack(マサック)】

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ヨルシカのドラマーMasack(マサック)は、Tamaのハードウェアを多く使用しています。キックペダルには滑らかなアクションが特徴のTAMA IRON COBRA Rolling Glideを採用。高速連打が必要な楽曲では、スピーディな連打性能を持つSPEED COBRA 910 TWIN PEDALも活用しています。ハイハットスタンドにはTAMA Stage Master Hi-Hat Standを使用し、安定した踏み心地を確保。スネアスタンドもTAMA Stage Master Snare Standで、激しい演奏でもぶれない堅牢さが特徴です。シンバルスタンドはシンプルな調整が魅力のTAMA Stage Master Cymbal Standを複数配置。長時間のライブでも疲労を軽減するTAMA 1st Chair Round Riderをドラムスローンとして使用し、ミニマルながら機能性に優れたセットアップで繊細かつダイナミックな演奏を支えています。

チューニング・サウンドメイク・EQの工夫と特徴【ヨルシカ・Masack(マサック)】

マサックはヨルシカの楽曲に合わせ、スネアはレゾナントヘッドを適度に締めてサスティーンを抑制し、バスドラムは低域の余韻を活かすチューニングを採用しています。特にスネアはバタフライシステムを使用せず、打面に少量のムーンジェルを配置することでリングを抑制しながらも倍音を残すサウンドメイクを行っています。トムは曲調によって打面のテンションを変え、静かな曲では緩め、アップテンポな曲では締める調整を施しています。

ミックス処理においては、バスドラムは60-80Hz帯を増幅し、200Hz付近を抑えることで膨らみを抑制。スネアは3-5kHzのアタック感を強調し、200-400Hz帯域をカットしてモコモコ感を排除しています。シンバルには10kHz以上のハイシェルフで艶やかさを出しつつ、2-3kHz帯を減衰させて刺々しさを抑えるEQ処理を施しています。また全体の空間感を出すために、ルームマイクにはマルチバンドコンプレッサーを使用し、600Hz-1kHzの中域を整えています。

レコーディングとライブでは明確に異なるアプローチを取り、レコーディングではドラムの自然な鳴りを重視し、ゲートはスレッショルドを低めに設定して残響を活かしています。一方ライブでは、PA環境に合わせてアタックを強調するため、オーバーヘッドマイクの位置を高く設定し、ゲートの設定も厳しくすることでタイトな音作りを実現。また、ヨルシカ特有の繊細な楽曲に対応するため、タムやシンバルのサスティーンを抑え、フォームパッドやテープを使用してコントロールしています。

比較的安価に音を近づける機材【ヨルシカ・Masack(マサック)】

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ヨルシカのドラマーMasackのサウンドを手頃な価格で再現するには、TAMA STAR Bubingaの代わりにStarclassicシリーズが良い選択肢です。特にバーチシェルのStarclassic Walnutは温かみのある鳴りを持ちながら約20万円台で手に入ります。スネアドラムはTAMA S.L.P.シリーズの中から、G-Maple(約4万円)やDynamic Bronze(約5万円)を選ぶとコストパフォーマンスに優れています。

シンバルは本来ZildjianのK CustomシリーズですがMeinlのByzanceシリーズ(特にDark系)が比較的安価で近い雰囲気を出せます。特にダークライドは楽曲中での繊細な表現に重要で、Meinl Byzance Dark Ride(約3万円台)なら予算を抑えつつ質感の高い音を得られます。ハイハットもByzance Mediumなど中価格帯で検討すると良いでしょう。

フットペダルはTAMA Speed Cobraをコピーするなら、同じTAMAのIron Cobra 200シリーズ(約1.5万円)が入門機でありながらスムーズなアクションを実現します。さらに音作りでは、チューニングとミュートの工夫が重要です。タムは低めのチューニングで、適度なミュート処理を施すことで録音時の整ったサウンドに近づけることができます。

比較的安価に音を近づける機材表【ヨルシカ・Masack(マサック)】

種類 機材名 メーカー アーティスト ドラマー 備考 Amazon 楽天 Yahoo! 石橋楽器 サウンドハウス
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ドラムセット Starclassic Walnut TAMA ヨルシカ Masack(マサック) バーチシェルで温かみのある鳴り、20万円台。 検索 検索 検索 検索 検索
スネアドラム S.L.P. G-Maple TAMA ヨルシカ Masack(マサック) メイプル製で約4万円、コスパに優れる。 検索 検索 検索 検索 検索
スネアドラム S.L.P. Dynamic Bronze TAMA ヨルシカ Masack(マサック) ブロンズ製で約5万円、特徴的な音色。 検索 検索 検索 検索 検索
シンバル Byzance Dark Ride Meinl ヨルシカ Masack(マサック) 繊細な表現が可能で約3万円台。 検索 検索 検索 検索 検索
シンバル Byzance Medium ハイハット Meinl ヨルシカ Masack(マサック) 中価格帯で質感の高い音を実現。 検索 検索 検索 検索 検索
ペダル Iron Cobra 200 TAMA ヨルシカ Masack(マサック) 約1.5万円でスムーズなアクション。 検索 検索 検索 検索 検索
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ライブセットアップについて【ヨルシカ・Masack(マサック)】

Masack(マサック)はヨルシカのドラマーとして、ステージ右側後方に配置されることが多い。彼のドラムセットはTAMAのスタークラシックメイプルを基調としており、シンプルながらも音楽性の高いセッティングが特徴。オーバーヘッドマイクを中心に、キック、スネア、タム等に個別マイクを設置する正統派のマイキングが採用されている。

ライブ映像では特にスネアドラムのパワフルかつ繊細なコントロールが光る。n-bunaの楽曲に合わせたテクニカルなドラミングと、曲の世界観を壊さない絶妙なダイナミクスコントロールが見どころ。ハイハットワークも特徴的で、ジャズテイストを取り入れた演奏スタイルがファンの間で評価されている。

彼の演奏スタイルの特徴は、アコースティックな音色の豊かさを活かしながらも、エレクトロニカ要素を含むヨルシカの楽曲に見事にマッチする柔軟性にある。ライブ映像では特に「だから僕は音楽を辞めた」や「ただ君に晴れ」などの人気曲での演奏が、テクニックと感性のバランスを示す好例として注目に値する。

総括まとめ【ヨルシカ・Masack(マサック)】

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Masack(マサック)の音作りの核は、繊細かつダイナミックな表現力にある。ヨルシカの楽曲に寄り添うドラミングは、n-bunaの楽曲世界観を崩さず、むしろ立体的に広げる役割を担っている。特徴的なリムショットやブラシワークを効果的に使い分け、曲想に合わせた適切な強弱とニュアンスで楽曲を彩っている。

再現ポイントとしては、輪郭のはっきりしたスネアサウンドと、繊細なタッチが活きるシンバルワークが挙げられる。ドライでクリアなスネアは、歌とピアノを邪魔しない適度な存在感を持ち、シンバルは曲の雰囲気に合わせて柔らかい音色から鋭いアタックまで使い分けている。TAMAのドラムセットを基本に、曲調に応じた細やかなセッティング調整を行っている。

注目すべきは、機材選びよりも「いかに叩くか」という演奏技術と表現力を重視する姿勢だ。音楽性を引き立てるためのマイキングや録音技術にも精通し、スタジオと生演奏での音の違いも理解した上での音作りを心がけている。特定の機材に依存するのではなく、自身の感性と技術で楽曲に最適な音を追求する姿勢がMasackの真骨頂といえる。

本記事参照サイト【ヨルシカ・Masack(マサック)】

本記事は下記公式サイト等を参照して作成しています。

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