【Genesis(ジェネシス)・Phil Collins】風ドラムサウンドの作り方+使用機材セッティングまとめ|セット・スネア・シンバル・ペダル

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【Genesis(ジェネシス)・Phil Collins】風ドラムサウンドの作り方+使用機材セッティングまとめ|セット・スネア・シンバル・ペダル

【Phil Collins】Genesis(ジェネシス) 始めに

Phil Collinsは、プログレッシブ・ロックバンド「Genesis(ジェネシス)」で活躍したドラマー兼ボーカリストとして知られています。1970年代初期に参加し、ピーター・ガブリエル脱退後はフロントマンとしても活躍しました。彼の特徴的なドラムサウンドは、クリアで力強いタッチと繊細なニュアンスを併せ持ち、プログレッシブ・ロックの複雑なリズムパターンを見事に表現しています。

Genesisの楽曲では、複雑な拍子や変拍子を巧みに操り、バンドの音楽性を下支えする重要な役割を果たしました。特に「The Cinema Show」や「Dance on a Volcano」などの楽曲では、技術的に高度なドラミングを披露しつつも、音楽性を損なわない絶妙なプレイスタイルが光ります。後にソロ活動でも成功を収め、「In the Air Tonight」に代表される革新的なドラムサウンドを生み出しました。

Genesisの音楽性は、複雑な構成と繊細なアレンジが特徴で、初期のプログレッシブ志向から、Collins主導期の洗練されたポップ・ロックへと進化していきました。彼のドラミングスタイルは、グルーヴ感と技術的な正確さを兼ね備え、多くのドラマーに影響を与えています。リズムセクションとしての役割を超え、音楽全体の方向性に大きく貢献したドラマーといえるでしょう。

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使用ドラムセット(シェル)一覧と特徴【Genesis(ジェネシス)・Phil Collins】

A drum set sitting on top of a stage
Photo by Pearl Drums on Unsplash

Phil Collinsは長いキャリアの中で複数のドラムブランドを使用してきました。70年代初期はLudwig Drumsのメイプルシェル(22×16/13×9/16×16)を使用し、太く温かみのある音色でGenesisの初期サウンドを形成。その後80年代になるとGretschのメイプルキット(22×14/13×9/16×16)に切り替え、特に「Invisible Touch」ツアーではこのセットでクリアで抜けの良いサウンドを実現しました。

90年代に入るとSonor Designerのビーチ材キット(22×17/10×8/12×8/14×10/16×16)を採用。ビーチ材特有の豊かな中低音とアタック感のバランスに優れたこのキットで、よりモダンなサウンドへと進化させました。またソロツアーではPremierのバーチ材ドラム(22×14/10×8/12×8/16×16)も愛用し、バーチ特有の明瞭なアタックと抜けの良さを活かした演奏を展開しています。

2021年の「Last Domino?」リユニオンツアーではPearl Masters Customのメイプルシェル(22×18/10×8/12×8/14×10/16×16)を使用。大口径のバスドラム(22×18)とメイプル材の組み合わせにより、パワフルながらも温かみのある音色で年齢を感じさせない演奏を披露しました。Collinsのセッティングは常に複数のタムを配置した構成が特徴で、それぞれのブランド特性を活かした音作りを追求してきたことがわかります。

使用ドラムセット(シェル)機材表【Genesis(ジェネシス)・Phil Collins】

機材名 メーカー アーティスト ドラマー サイズ構成 材質 備考 Amazon 楽天 Yahoo! 石橋楽器 サウンドハウス
Ludwig Drums Ludwig Genesis(ジェネシス) Phil Collins 22×16/13×9/16×16 メイプル 70年代初期使用、後にグレッチに変更 検索 検索 検索 検索 検索
Gretsch Gretsch Genesis(ジェネシス) Phil Collins 22×14/13×9/16×16 メイプル 80年代「Invisible Touch」ツアーで使用 検索 検索 検索 検索 検索
Premier Premier Genesis(ジェネシス) Phil Collins 22×14/10×8/12×8/16×16 バーチ ソロツアーでも愛用 検索 検索 検索 検索 検索
Sonor Designer Sonor Genesis(ジェネシス) Phil Collins 22×17/10×8/12×8/14×10/16×16 ビーチ 90年代以降に使用 検索 検索 検索 検索 検索
Pearl Masters Custom Pearl Genesis(ジェネシス) Phil Collins 22×18/10×8/12×8/14×10/16×16 メイプル 「Last Domino?」リユニオンツアーで使用 検索 検索 検索 検索 検索

使用スネアドラムの種類と特徴【Genesis(ジェネシス)・Phil Collins】

A drum set sitting on top of a stage
Photo by Pearl Drums on Unsplash

Phil Collinsのメインスネアとして知られるのが、1970年代のGenesis時代に使用していたLudwig Supraphonic 402(14×6.5インチ)です。アルミシェルにRemoコーテッドヘッドとスパイラルスナッピーの組み合わせで、クリアなアタックと豊かなサスティンが特徴です。ソロ活動では Ludwig Black Beauty(ブラスメッキ・14×6.5インチ)も愛用し、より深みのある音色を獲得していました。

1980年代初期には、Premier 2000(メイプル・14×5インチ)に切り替え、木製シェルならではの温かみのある音色とRemoコーテッドヘッドとの組み合わせでウッディなサウンドを追求しました。1990年代のライブではPearl Free Floating(ブラス・14×5インチ)を使用し、Remo CSヘッドとケーブル式スナッピーにより明瞭なアタックと抜けの良いサウンドを実現していました。

近年のGenesis再結成リハーサルでは、Gretsch 4160(ブラス・14×5インチ)を選択。Evans G1ヘッドと42本のスナッピーを組み合わせることで、ブラス特有の華やかさとコントロールしやすい反応性を両立させています。Collinsはメタルシェルを中心に、曲調やプロジェクトに応じて異なる特性を持つスネアを使い分け、独自のドラミングスタイルを確立しました。

使用スネアドラム機材表【Genesis(ジェネシス)・Phil Collins】

機材名 メーカー アーティスト ドラマー 材質/サイズ ヘッド/スナッピー 備考 Amazon 楽天 Yahoo! 石橋楽器 サウンドハウス
Ludwig Supraphonic 402 Ludwig Genesis(ジェネシス) Phil Collins アルミ 14×6.5 Remo コーテッド/スパイラルスナッピー ジェネシス時代のメイン、1970年代使用 検索 検索 検索 検索 検索
Ludwig Black Beauty Ludwig Genesis(ジェネシス) Phil Collins ブラスメッキ 14×6.5 Remo コーテッド/トリプルフランジ ソロワークでも愛用 検索 検索 検索 検索 検索
Premier 2000 Premier Genesis(ジェネシス) Phil Collins メイプル 14×5 Remo コーテッド/20本 1980年代初期に使用 検索 検索 検索 検索 検索
Gretsch 4160 Gretsch Genesis(ジェネシス) Phil Collins ブラス 14×5 Evans G1/42本 ジェネシス再結成リハーサルで使用 検索 検索 検索 検索 検索
Pearl Free Floating Pearl Genesis(ジェネシス) Phil Collins ブラス 14×5 Remo CS/ケーブル式 1990年代のライブで使用 検索 検索 検索 検索 検索

使用シンバルの構成と種類と特徴【Genesis(ジェネシス)・Phil Collins】

A blue drum set sitting on top of a stage
Photo by Pearl Drums on Unsplash

Phil Collinsは、ジェネシスのドラマーとしての活躍だけでなく、ボーカルとしても成功を収めたマルチな才能の持ち主です。彼のシンバルセットアップはZildjian一色で統一されており、14″のQuick Beatハイハットを中心に構成されています。クラッシュシンバルには明るく輝かしい音色のA Customシリーズの16″と18″を採用し、ポップからプログレッシブロックまで幅広いジャンルに対応できる音色バランスを実現しています。

ライドシンバルには温かみのある音色が特徴のZildjian K 20″を使用しており、繊細なスティックワークから力強いバックビートまで表現力豊かな演奏を可能にしています。また、エフェクト用として19″のOriental Chinaを配置し、楽曲の転換点や緊張感を高めるポイントでアクセントとして活用。さらに10″のA Custom Splashも取り入れることで、細かなニュアンスの表現にも対応しています。

このセットアップは、ジェネシス時代からソロ活動に至るまで彼の多彩な演奏スタイルを支える重要な要素となっています。特にA Customシリーズのブライトな音色とK seriesの温かみのあるサウンドを組み合わせることで、Collins特有のクリアで力強い、かつ繊細なドラミングを実現しています。この組み合わせは、「In the Air Tonight」のような名曲で聴くことができる彼独自のドラムサウンドの基盤となっています。

使用シンバル機材表【Genesis(ジェネシス)・Phil Collins】

種類 モデル名 ブランド アーティスト ドラマー 口径 備考 Amazon 楽天 Yahoo! 石橋楽器 サウンドハウス
Hi-hat Quick Beat Zildjian Genesis(ジェネシス) Phil Collins 14″ ドラマとしても活躍 検索 検索 検索 検索 検索
Crash A Custom Zildjian Genesis(ジェネシス) Phil Collins 16″ クラッシュの定番 検索 検索 検索 検索 検索
Crash A Custom Zildjian Genesis(ジェネシス) Phil Collins 18″ 華やかな高音域 検索 検索 検索 検索 検索
Ride K Zildjian Genesis(ジェネシス) Phil Collins 20″ 温かみのあるサウンド 検索 検索 検索 検索 検索
China Oriental Zildjian Genesis(ジェネシス) Phil Collins 19″ エフェクト用 検索 検索 検索 検索 検索
Splash A Custom Zildjian Genesis(ジェネシス) Phil Collins 10″ アクセント用 検索 検索 検索 検索 検索

使用ペダル・ハードウェアの構成と種類と特徴【Genesis(ジェネシス)・Phil Collins】

black and white drum set
Photo by ASBA Drums on Unsplash

Phil Collinsは長いキャリアを通じて様々なハードウェアを使用してきました。1970年代にはPremier 2000キックペダルを愛用し、カウベルなどのパーカッションを積極的に取り入れた独自のセッティングで知られていました。1980年代に入るとYamaha 800キックペダルに切り替え、より繊細なフットワークを実現しました。

スタンド類ではYamaha HS-1100ハイハットスタンドを多くのツアーで採用し、安定したオープン・クローズ操作を可能にしました。また、GretschのスネアスタンドとクラシックデザインのLudwig Flat Baseシンバルスタンドを組み合わせることで、1970年代の象徴的なGenesis時代のサウンドを支えていました。

近年のThe Last Domino?ツアーではPearl DR-503ラックシステムを導入し、Tama Titanタムホルダーと組み合わせてセッティングの安定性を向上させています。長時間のパフォーマンスに対応するため、腰への負担を軽減するRoc-N-Socドラムスローンを使用し、健康面にも配慮しています。

使用ペダル・ハードウェア機材表【Genesis(ジェネシス)・Phil Collins】

機材名 メーカー アーティスト ドラマー 種類 備考 Amazon 楽天 Yahoo! 石橋楽器 サウンドハウス
Premier 2000 Premier Genesis(ジェネシス) Phil Collins キックペダル カウベルなど積極的に活用 検索 検索 検索 検索 検索
Yamaha 800 Yamaha Genesis(ジェネシス) Phil Collins キックペダル 1980年代に使用 検索 検索 検索 検索 検索
Yamaha HS-1100 Yamaha Genesis(ジェネシス) Phil Collins ハイハットスタンド 多くのツアーで採用 検索 検索 検索 検索 検索
Gretsch Snare Stand Gretsch Genesis(ジェネシス) Phil Collins スネアスタンド クラシックなデザイン 検索 検索 検索 検索 検索
Ludwig Flat Base Ludwig Genesis(ジェネシス) Phil Collins シンバルスタンド 1970年代の主要モデル 検索 検索 検索 検索 検索
Tama Titan Tama Genesis(ジェネシス) Phil Collins タムホルダー セッティングの安定性に優れる 検索 検索 検索 検索 検索
Pearl DR-503 Pearl Genesis(ジェネシス) Phil Collins ラック The Last Domino?ツアーで使用 検索 検索 検索 検索 検索
Roc-N-Soc Roc-N-Soc Genesis(ジェネシス) Phil Collins ドラムスローン 腰への負担を軽減する設計 検索 検索 検索 検索 検索

使用スローン(椅子)&スティック種類と特徴【Genesis(ジェネシス)・Phil Collins】

grayscale photo of man playing drum
Photo by ASBA Drums on Unsplash

Phil Collinsは長いキャリアを通じて様々なハードウェアを使用してきました。1970年代にはPremier 2000キックペダルを愛用し、カウベルなどのパーカッションを積極的に取り入れた独自のセッティングで知られていました。1980年代に入るとYamaha 800キックペダルに切り替え、より繊細なフットワークを実現しました。

スタンド類ではYamaha HS-1100ハイハットスタンドを多くのツアーで採用し、安定したオープン・クローズ操作を可能にしました。また、GretschのスネアスタンドとクラシックデザインのLudwig Flat Baseシンバルスタンドを組み合わせることで、1970年代の象徴的なGenesis時代のサウンドを支えていました。

近年のThe Last Domino?ツアーではPearl DR-503ラックシステムを導入し、Tama Titanタムホルダーと組み合わせてセッティングの安定性を向上させています。長時間のパフォーマンスに対応するため、腰への負担を軽減するRoc-N-Socドラムスローンを使用し、健康面にも配慮しています。

チューニング・サウンドメイク・EQの工夫と特徴【Genesis(ジェネシス)・Phil Collins】

Phil Collinsは、Genesisでのドラミングで独特のゲーテッドリバーブサウンドを確立しました。特に80年代のレコーディングでは、打面を比較的タイトに張り、裏面はやや緩めにチューニングすることでアタック感を保ちながらも豊かな鳴りを実現していました。スネアには時にムーンジェルを使用し、タムにはわずかにテープを貼ることで不要な倍音を抑制。「In The Air Tonight」に代表される彼のサウンドは、スネアの打面にピンポイントでテープを貼り、バスドラムには小さな穴の開いたフロントヘッドを使用することで、パンチと共鳴のバランスを絶妙に調整していました。

ミックス処理においては、スネアドラムに80-120Hzをブーストして芯を作り、2-3kHz帯域を強調してアタック感を引き出す手法が特徴的です。バスドラムは40-60Hzの低域と3-5kHzのアタック部分を強調し、200Hz付近を少しカットすることで明瞭さを保っていました。特に80年代の作品ではSSLコンソールのゲート機能とリバーブを組み合わせ、素早く減衰するゲーテッドリバーブを実現。コンプレッションは比較的控えめに使用し、アタック20-30ms、リリース0.3-0.5秒程度の設定で自然な減衰を残しつつ音圧を確保していました。

ライブとレコーディングでは明確なアプローチの違いがあります。レコーディングでは前述のゲーテッドリバーブを駆使した空間的な広がりを重視する一方、ライブではより直接的なアタック感を重視し、ドラムヘッドも打面をやや強めに張る傾向がありました。近年のGenesisツアーでは、デジタル技術も取り入れて、伝説的なアルバム音源に近いサウンドを再現しつつも、ライブ空間での明瞭さを確保するため、スネアとキックのゲートをやや緩めに設定し、高域(8-10kHz)をわずかに持ち上げる工夫をしています。このバランス感覚こそが、彼の音楽的アイデンティティを形作る重要な要素となっています。

比較的安価に音を近づける機材【Genesis(ジェネシス)・Phil Collins】

A set of drums sits in front of a stage
Photo by Pearl Drums on Unsplash

Phil Collinsのドラムサウンドを手頃に再現するなら、Ludwig製のメイプルキットが入門機として最適です。初期Genesisのサウンドを目指すなら22×16のバスドラム、13×9のタム、16×16のフロアタムの組み合わせで、明るく抜けの良い音色が特徴的です。Premier製キットも比較的手に入りやすく、バーチ材の柔らかさがCollinsの繊細なプレイを表現するのに適しています。

中級者向けにはGretschのメイプルキットが「Invisible Touch」時代のサウンドに近づけるのにおすすめです。特に22×14のバスドラム、13×9のタム、16×16のフロアタムの組み合わせが80年代のCollinsサウンドを彷彿とさせます。もう少し新しい時代のサウンドを求めるならSonor Designerのビーチキットも良い選択肢となり、深めのバスドラムが特徴的です。

最新のCollinsサウンドに近づけたいならPearl Masters Customのメイプルキットが「Last Domino?」ツアーの音に近い仕上がりになります。特に22×18の深いバスドラムと10×8、12×8のタム、16×16のフロアタムの組み合わせが現代的なGenesis再結成サウンドを実現するでしょう。この構成でドライで切れ味の良いCollins特有の明瞭なサウンドを手に入れられます。

比較的安価に音を近づける機材表【Genesis(ジェネシス)・Phil Collins】

種類 機材名 メーカー アーティスト ドラマー 備考 Amazon 楽天 Yahoo! 石橋楽器 サウンドハウス
BEGIN_ROWS undefined undefined Genesis(ジェネシス) Phil Collins 検索 検索 検索 検索 検索
ドラムセット Stage Custom Birch YAMAHA Genesis(ジェネシス) Phil Collins プログレに最適な力強い音色とタム特有の倍音が特徴。5〜10万円台。 検索 検索 検索 検索 検索
スネア Sensitone Steel Pearl Genesis(ジェネシス) Phil Collins クリアでパワフルな音色。ゲート・リバーブ効果も映える3〜5万円台。 検索 検索 検索 検索 検索
シンバル 2002シリーズ Paiste Genesis(ジェネシス) Phil Collins プログレロックに最適な明るく力強い音色。4〜8万円台。 検索 検索 検索 検索 検索
スティック 5A Pro-Mark Genesis(ジェネシス) Phil Collins フィル・コリンズ愛用モデルの定番。耐久性と適度な重量感。 検索 検索 検索 検索 検索
シンバル Giant Beat Paiste Genesis(ジェネシス) Phil Collins 70年代のジェネシス風の温かみのあるビンテージサウンド。 検索 検索 検索 検索 検索
ペダル Eliminator Pearl Genesis(ジェネシス) Phil Collins フィル風のダブルバスを再現できる安定感のある定番モデル。 検索 検索 検索 検索 検索
ドラムヘッド Coated Ambassador Remo Genesis(ジェネシス) Phil Collins フィル・コリンズが好んだウォームなトーンが特徴。 検索 検索 検索 検索 検索
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ライブセットアップについて【Genesis(ジェネシス)・Phil Collins】

Phil Collinsのドラムセットは、ステージ上で視認性を重視した配置が特徴的です。Genesis時代は中央からやや左寄りに配置され、観客とのアイコンタクトを意識した前向きセッティングを採用していました。特に80年代以降はシンプルな構成ながらも、独特の低めのチューニングと空間的な広がりを持つサウンドを実現するため、オーバーヘッドマイクの位置や角度にこだわりを持っていました。

マイキングについては、スネアドラムに複数のマイクを使用し、独特の「サスティンの長いスネアサウンド」を作り出す工夫が見られます。特にジェネシス時代のPhilは、トムやバスドラムにも独自のマイク位置を採用し、浮遊感のあるサウンドを生み出していました。また、ライブではルームマイクを効果的に使い、空間の反響を取り込んだダイナミックな音作りを行っていました。

代表的なライブ映像としては、1980年代の「Invisible Touch Tour」が見どころです。このツアーではドラマーとしての演奏だけでなく、ボーカルとしての二面性も楽しめます。また、「The Way We Walk」ツアーの映像では、Chester Thompsonとのダブルドラムセットアップも特徴的で、二人の絶妙な掛け合いやPhilの表情豊かなパフォーマンスから、彼の卓越した技術と音楽性を堪能できる貴重な資料となっています。

総括まとめ【Genesis(ジェネシス)・Phil Collins】

gray Pearl Skillet drum set on stage
Photo by Drew Mentzer on Unsplash

Phil Collinsのドラミングの核は、洗練されたフィル、タイトなタイム感、そしてパワフルでありながら繊細なダイナミクスにある。彼のドラムサウンドはジェネシスのプログレッシブからポップへの変遷を支え、特に80年代の独特な音像を確立した。

再現のポイントは、シンプルかつ機能的なセットアップ、暖かみのあるスネアサウンド、そして空間を巧みに演出するシンバルワークだ。ゲート処理された特徴的な音作りは彼の代名詞だが、それ以上に重要なのは楽曲に寄り添う演奏アプローチである。

Collinsは常に「音楽が第一」という姿勢を貫き、機材に依存しすぎない実用主義を体現している。テクニックと感性のバランスが取れた彼のプレイスタイルは、特定の機材よりも音楽的コンテキストを重視する姿勢から生まれており、それこそが彼の真髄である。

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