【Pantera(パンテラ)・Vinnie Paul】風ドラムサウンドの作り方+使用機材セッティングまとめ|セット・スネア・シンバル・ペダル

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【Pantera(パンテラ)・Vinnie Paul】風ドラムサウンドの作り方+使用機材セッティングまとめ|セット・スネア・シンバル・ペダル

【Vinnie Paul】Pantera(パンテラ) 始めに

ヴィニー・ポール(Vinnie Paul Abbott)は、スラッシュメタルバンド「Pantera(パンテラ)」のドラマーとして、パワフルかつ正確無比なドラミングで知られています。彼の特徴的なダブルバスドラムの高速連打と精密なフットワークは、多くのドラマーに影響を与え、グルーヴ感とテクニカルな要素を見事に融合させました。

彼のプレイスタイルはメタルドラミングの新たな基準を確立し、「Cowboys from Hell」や「Walk」などの代表曲では、重厚なリフに合わせた緻密なドラムパターンで楽曲の骨格を支えています。彼の弟ダイムバッグ・ダレルのギタープレイとの息の合った演奏は、Panteraの音楽を他の追随を許さないものにしました。

Panteraはグルーヴ・メタルという新たなジャンルの先駆者として、従来のスラッシュメタルに南部ハードロック的な要素を取り入れた独自のサウンドを確立。ヴィニー・ポールのドラミングはその中心的役割を果たし、1990年代のヘヴィメタルシーンを根本から変革しました。

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使用ドラムセット(シェル)一覧と特徴【Pantera(パンテラ)・Vinnie Paul】

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ヴィニー・ポールはキャリアを通じてPearlドラムを愛用していました。Pantera全盛期には主にMasters Customを使用し、22インチのキックと10、12インチのタムトム、14、16インチのフロアタムというラージサイズ構成で、メイプル材の温かみとパワーを活かした重厚なサウンドを生み出しました。後にMasters Premium Mapleも使用し、よりラグジュアリーな外観と洗練されたサウンドを追求しています。

弟ダイムバッグ・ダレルへのオマージュとして製作されたDime’s Custom Drummers(通称”DimeDrums”)も特筆すべきセットです。22×18インチのキックドラムを中心に、10、12インチのタム、14、16インチのフロアタムという構成で、メイプル材の豊かな倍音とサステインが特徴でした。また、Signature Seriesではブラックニッケルハードウェアを採用し、視覚的なインパクトと強度を両立させています。

スネアドラムではPearl Signature Snare Drumの14×8インチモデルを愛用し、メイプルとブラスの組み合わせによる太いアタックと豊かな響きを実現。また、Signature Series Black Nickel over Steelの14×6.5インチスネアも使用し、スティール素材の鋭いカットとブラックニッケルフィニッシュの重厚感で、Panteraのヘヴィなサウンドを支えていました。

使用ドラムセット(シェル)機材表【Pantera(パンテラ)・Vinnie Paul】

機材名 メーカー アーティスト ドラマー サイズ構成 材質 備考 Amazon 楽天 Yahoo! 石橋楽器 サウンドハウス
Pearl Signature Snare Drum Pearl Pantera(パンテラ) Vinnie Paul 14×8 メイプル/ブラス ヴィニー・ポール シグネチャーモデル 検索 検索 検索 検索 検索
Dime’s Custom Drummers Pearl Pantera(パンテラ) Vinnie Paul 22×18/10×8/12×9/14×12/16×14 メイプル 「DimeDrums」としても知られる 検索 検索 検索 検索 検索
Signature Series Pearl Pantera(パンテラ) Vinnie Paul 22×18/10×8/12×9/14×12/16×16 メイプル ラージサイズのブラックニッケルハードウェア仕様 検索 検索 検索 検索 検索
Masters Premium Maple Pearl Pantera(パンテラ) Vinnie Paul 22×18/10×8/12×9/14×12/16×16 メイプル ラグジュアリーフィニッシュ採用 検索 検索 検索 検索 検索
Masters Custom Pearl Pantera(パンテラ) Vinnie Paul 22×18/10×8/12×9/14×12/16×16 メイプル パンテラ全盛期の主力機材 検索 検索 検索 検索 検索
Signature Series Black Nickel over Steel Pearl Pantera(パンテラ) Vinnie Paul 14×6.5 スティール ブラックニッケルフィニッシュのスネア 検索 検索 検索 検索 検索

使用スネアドラムの種類と特徴【Pantera(パンテラ)・Vinnie Paul】

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ヘヴィメタルの伝説的ドラマー、ヴィニー・ポールは主にブラスシェルのスネアドラムを好んで使用していました。Pantera時代のメインスネアはPearlのQuartz Seriesで、ブラス素材の14×6.5インチを採用。Remoコーテッドヘッドとの組み合わせにより、パワフルなアタックと明瞭度の高いサウンドを実現していました。「Vulgar Display of Power」録音時にはPearlのSignature Seriesブラススネア(14×8インチ)を使用し、より深い低音と強烈なパンチを獲得しています。

ポールのシグネチャーモデルとして、Pearl製14×6.5インチブラスシェルがあり、Remoコーテッドアンバサダーヘッドとパールのスーパーセンシティブスナッピーを組み合わせることで、彼の特徴的な鋭いアタックと豊かなサスティンを再現しています。また、Pearl Sensitone Brassモデル(14×6.5インチ)も愛用し、パワーストロークヘッドと20本ステンレススナッピーの組み合わせにより、力強い音色と十分なボリュームを獲得していました。

後年のHellYeah活動期にはddrumに移行し、14×8インチのVinnie Paul Signatureモデルや、14×6.5インチのChrome Over Brassモデルを使用。特にddrumシグネチャーモデルではRemo Emperor Xヘッドとカスタムワイヤーの組み合わせにより、極めて強いアタックとサスティンを両立させていました。一貫してメタルシェル、特にブラス素材を好み、強烈なアタックと明瞭なサウンドを追求したドラマーでした。

使用スネアドラム機材表【Pantera(パンテラ)・Vinnie Paul】

機材名 メーカー アーティスト ドラマー 材質/サイズ ヘッド/スナッピー 備考 Amazon 楽天 Yahoo! 石橋楽器 サウンドハウス
Pearl Signature Snare Pearl Pantera(パンテラ) Vinnie Paul ブラスシェル 14×6.5 Remo コーテッドアンバサダー/Pearl Super Sensitive ポール本人のシグネチャーモデル 検索 検索 検索 検索 検索
Vinnie Paul Signature Snare ddrum Pantera(パンテラ) Vinnie Paul ブラス 14×8 Remo Emperor X/カスタムワイヤー ブラスフィニッシュ 検索 検索 検索 検索 検索
Quartz Series Pearl Pantera(パンテラ) Vinnie Paul ブラス 14×6.5 Remo コーテッド/Pearl Pantera時代の主力 検索 検索 検索 検索 検索
Sensitone Brass Pearl Pantera(パンテラ) Vinnie Paul ブラス 14×6.5 Remo パワーストローク/ステンレス20本 力強い音色が特徴 検索 検索 検索 検索 検索
Signature Series Pearl Pantera(パンテラ) Vinnie Paul ブラス 14×8 Remo コーテッド/パール特注 Vulgar Display of Power録音時使用 検索 検索 検索 検索 検索
Signature Chrome Over Brass ddrum Pantera(パンテラ) Vinnie Paul ブラス 14×6.5 Evans G2/Pearl ヘルキャットでの使用が多い 検索 検索 検索 検索 検索

使用シンバルの構成と種類と特徴【Pantera(パンテラ)・Vinnie Paul】

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ヘヴィメタルシーンの伝説的ドラマー、Vinnie Paulは一貫してSabianのAAシリーズをメインに使用していました。彼の標準セットアップには14インチのAAハイハットをメインに、20インチと19インチのAAクラッシュを組み合わせていました。これらのブライトな音色は、Panteraの攻撃的なサウンドに鋭さと存在感を与えていました。

ライドシンバルには20インチのAAライドをメインに採用し、バックアップとして22インチのAAライドも装備していました。これらの組み合わせにより、フレーズの強調と多様性を実現していました。特に特徴的なのは20インチのAAチャイナで、Paulの激しいプレイスタイルの中でアクセントとして効果的に使用されていました。

アクセント用には10インチのAA スプラッシュと14インチのAeroチャイナも採用。特に小さめの14インチAeroチャイナをスプラッシュ的に使用する独自のアプローチは、彼のダイナミックな演奏に多彩な表情を加えていました。Sabianのブライトでパワフルな音色特性は、グルーヴ感あふれるヘヴィなドラミングと完璧にマッチし、Panteraのサウンドに欠かせない要素となっていました。

使用シンバル機材表【Pantera(パンテラ)・Vinnie Paul】

種類 モデル名 ブランド アーティスト ドラマー 口径 備考 Amazon 楽天 Yahoo! 石橋楽器 サウンドハウス
Hi-hat AA Sabian Pantera(パンテラ) Vinnie Paul 14″ メイン 検索 検索 検索 検索 検索
Crash AA Sabian Pantera(パンテラ) Vinnie Paul 19″ サブクラッシュ 検索 検索 検索 検索 検索
Crash AA Sabian Pantera(パンテラ) Vinnie Paul 20″ メインクラッシュ 検索 検索 検索 検索 検索
Ride AA Sabian Pantera(パンテラ) Vinnie Paul 20″ メイン 検索 検索 検索 検索 検索
Ride AA Sabian Pantera(パンテラ) Vinnie Paul 22″ サブライド 検索 検索 検索 検索 検索
China AA Sabian Pantera(パンテラ) Vinnie Paul 20″ メイン 検索 検索 検索 検索 検索
China Aero Sabian Pantera(パンテラ) Vinnie Paul 14″ スプラッシュ的使用 検索 検索 検索 検索 検索
Splash AA Sabian Pantera(パンテラ) Vinnie Paul 10″ アクセント用 検索 検索 検索 検索 検索

使用ペダル・ハードウェアの構成と種類と特徴【Pantera(パンテラ)・Vinnie Paul】

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ヴィニー・ポールは80年代からPearlの101Pシングルペダルを愛用し、その後2000年代にはPearl 202Pダブルペダルに移行しました。Panteraの激しいプレイスタイルに対応する耐久性と反応の良さが彼の選択理由でした。後期にはPearl Eliminatorモデルも使用し、よりアグレッシブなプレイに適応させていました。

ハードウェアではPearl H2000ハイハットスタンドを使用し、その頑丈さと安定感は激しいライブパフォーマンスに不可欠でした。Pearl S1030スネアスタンドの独自のバスケット形状とPearl C1000シンバルスタンドのヘビーデューティーな特性もまた、彼のパワフルなプレイスタイルをサポートしていました。

Pantera時代にはPearl Rack Systemを活用し、セットアップの安定性と一貫性を確保していました。特筆すべきは、兄であるDimebagとコラボレーションしたPearlのDimebag Hardwareで、兄弟の強い絆と音楽的パートナーシップを象徴するものとなりました。彼のハードウェア選択は、常にパワーとスピードを最大限に引き出すことを目的としていました。

使用ペダル・ハードウェア機材表【Pantera(パンテラ)・Vinnie Paul】

機材名 メーカー アーティスト ドラマー 種類 備考 Amazon 楽天 Yahoo! 石橋楽器 サウンドハウス
Pearl 101P Pearl Pantera(パンテラ) Vinnie Paul シングルペダル 80年代から使用 検索 検索 検索 検索 検索
Pearl 202P Pearl Pantera(パンテラ) Vinnie Paul ダブルペダル 2000年代に使用 検索 検索 検索 検索 検索
Pearl H2000 Pearl Pantera(パンテラ) Vinnie Paul ハイハットスタンド 頑丈さと安定感を重視 検索 検索 検索 検索 検索
Pearl S1030 Pearl Pantera(パンテラ) Vinnie Paul スネアスタンド 独自のバスケット形状 検索 検索 検索 検索 検索
Pearl C1000 Pearl Pantera(パンテラ) Vinnie Paul シンバルスタンド ヘビーデューティーなモデル 検索 検索 検索 検索 検索
Pearl Eliminator Pearl Pantera(パンテラ) Vinnie Paul キックペダル 後期に使用したモデル 検索 検索 検索 検索 検索
Pearl Rack System Pearl Pantera(パンテラ) Vinnie Paul ラック Pantera時代に愛用 検索 検索 検索 検索 検索
Dimebag Hardware Pearl Pantera(パンテラ) Vinnie Paul ドラムハードウェア 兄Dimebagとのコラボモデル 検索 検索 検索 検索 検索

使用スローン(椅子)&スティック種類と特徴【Pantera(パンテラ)・Vinnie Paul】

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Vinnie Paulは、80年代初期からPearl 101Pシングルペダルを愛用し、その強靭なキックドラムのサウンドを確立しました。後にPearl Eliminatorモデルへ移行し、よりアグレッシブなプレイスタイルに対応。2000年代に入ると、Pearl 202Pダブルペダルを導入し、Panteraのヘヴィなサウンドをさらに進化させました。

ハードウェアではPearl H2000ハイハットスタンドを使用し、激しいプレイングでも揺るがない安定感を重視。Pearl S1030スネアスタンドの独自のバスケット形状とPearl C1000シンバルスタンドのヘビーデューティーな構造が、彼の力強いプレイを支えました。特にライブでは振動や衝撃に耐える頑丈さが重要視されていました。

Pantera時代には、Pearl Rack Systemを積極的に採用し、大規模なドラムセットを効率的に配置。さらに兄DimebagとコラボレーションしたPearl Dimebag Hardwareシリーズも使用していました。これらの堅牢なハードウェア群が、Vinnieの精密かつパワフルなドラミングを可能にし、メタルドラマーとしての地位を不動のものにしました。

チューニング・サウンドメイク・EQの工夫と特徴【Pantera(パンテラ)・Vinnie Paul】

Vinnie Paulはパンテラ時代、パワフルな攻撃的サウンドを追求していました。彼のスネアは打面をかなり強く張り、裏面はやや緩めに調整して反応の良いアタックを得ていました。スネアにはテープではなく少量のムーンジェルを使用し、不要な倍音を抑えつつもアタックを損なわないよう工夫。特にダブルバスドラムのパートでは、タムの打面を高めに張ってサステインを抑え、バスドラムのパンチを際立たせていました。

ミックス面では、スネアに対して200-400Hz帯域をブーストし、2-3kHzにピークを作ってスラップ感を強調。同時に5-7kHzをわずかに持ち上げることでスティックアタックをクリアに出しました。バスドラムには40-60Hzの超低域を残しつつも、強めのゲートをかけてサステインを制限。コンプレッサーはアタックを4-8ms程度に設定し、スラッシュメタルらしいアタック重視のサウンドを実現していました。ドラム全体の定位は、右利きのドラマー視点を採用していました。

スタジオとライブの差異も特徴的です。レコーディングでは「Cowboys from Hell」以降、スネアにより多くのゲートをかけて機械的な正確さを強調。一方ライブでは、より自然な鳴りを残し、タムやシンバルのサステインを活かしていました。この違いは特にダブルバスのパターンで顕著で、ライブではバスドラムのアタックを強調しつつも、残響の自然な減衰を許容することで会場の音響特性と融合したダイナミックなサウンドを生み出していました。

比較的安価に音を近づける機材【Pantera(パンテラ)・Vinnie Paul】

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ヴィニー・ポールのパンテラ時代の音を手頃な価格で再現するなら、Pearl Masters Custom シリーズに近いサウンドのドラムセットを選ぶことが基本となります。メイプルシェルを採用した中〜高級機種を選べば、あの太くパワフルなアタック感の土台が作れるでしょう。ラージサイズ(22インチバスドラム、深胴タム)の構成を意識すると、より本格的なヘヴィサウンドに近づきます。

スネアドラムは Pearl の 14×6.5 スティールスネアを基本に考えるとコストパフォーマンスに優れています。ヴィニーの Pearl Signature Snare Drum ほどの存在感はないものの、シャープでメタリックなアタック感は十分に表現可能です。ヘッドやチューニングでブラス系の明るさを加えることで、より理想に近づけられるでしょう。

ハードウェアとペダルもパワフルな演奏を支える重要な要素です。Pearl のブラックニッケルハードウェア仕様のスタンドは耐久性が高く、激しいプレイでも安定感があります。Masters Premium Maple や Masters Custom のメイプルシェルにこだわりつつ、シンバルやハードウェアでコストを調整すれば、予算内でもヴィニー・ポールらしい迫力ある演奏環境を構築できるでしょう。

比較的安価に音を近づける機材表【Pantera(パンテラ)・Vinnie Paul】

種類 機材名 メーカー アーティスト ドラマー 備考 Amazon 楽天 Yahoo! 石橋楽器 サウンドハウス
BEGIN_ROWS undefined undefined Pantera(パンテラ) Vinnie Paul 検索 検索 検索 検索 検索
ドラムセット Stage Custom Birch YAMAHA Pantera(パンテラ) Vinnie Paul 5万円台からの強烈サウンド再現可能なバーチシェル 検索 検索 検索 検索 検索
スネア Brass Snare 14×6.5 TAMA Pantera(パンテラ) Vinnie Paul パワフルでカットの効いた音、3〜6万円台 検索 検索 検索 検索 検索
シンバル AAX X-Plosion SABIAN Pantera(パンテラ) Vinnie Paul 明るく強烈な存在感、初〜中級者向け価格帯 検索 検索 検索 検索 検索
シンバル 2002 Series Paiste Pantera(パンテラ) Vinnie Paul パワフル、明瞭感あるメタルサウンド 検索 検索 検索 検索 検索
ペダル Iron Cobra TAMA Pantera(パンテラ) Vinnie Paul スピードと強靭なパワー、初心者〜上級者まで対応 検索 検索 検索 検索 検索
スティック 5B Vic Firth Pantera(パンテラ) Vinnie Paul 耐久性高く強打に向くスタンダードモデル 検索 検索 検索 検索 検索
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ライブセットアップについて【Pantera(パンテラ)・Vinnie Paul】

ヴィニー・ポールはライブでは大型のドラムセットを使用し、通常ステージ中央ややバック寄りに配置されることが多かった。特徴的なのはダブルバスドラムのセットアップで、パワフルなフットワークを活かすための配置となっており、複数のタムとシンバルを効率的に配置していた。彼の演奏スタイルに合わせ、ドラムセットは広めに設置され、観客からも見やすい高さに調整されていた。

マイキングについては、各ドラムパーツに個別マイクを配置する徹底ぶりで知られ、特にバスドラムには複数のマイクを使用して低音の豊かさと明瞭さを両立させていた。スネアドラムにはトップとボトムにマイクを設置し、そのクラッキーで迫力ある音を捉え、オーバーヘッドマイクも正確に配置することで、彼特有のパワフルかつダイナミックな音を再現していた。

代表的なライブ映像では、「Vulgar Videos from Hell」や「Cowboys from Hell」のライブパフォーマンスが見どころ。特にダブルバスドラムの高速かつ正確なフットワーク、兄ダイムバッグ・ダレルとのアイコンタクトを交えたタイトなアンサンブル、そして曲間のドラムソロでの派手なスティックトリックが必見だ。ヘビーなグルーヴを維持しながらも、細かなアクセントやフィルを入れる技術の高さがよくわかる映像が多い。

総括まとめ【Pantera(パンテラ)・Vinnie Paul】

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Vinnie Paulの音作りの核は、重厚かつパワフルなメタルサウンドとプレシジョンの高いテクニック。彼の特徴的なダブルバスドラムのアプローチは、スピード感と正確性を兼ね備え、Panteraのグルーヴ感あるヘヴィネスを生み出した。弟Dimebag Darrellとの類まれな音楽的共鳴が、彼らの唯一無二のサウンドを形成した。

再現ポイントは、大口径のドラムセットによる低音の厚み、アタックの効いたスネアサウンド、明瞭なシンバルワークにある。特にタムとバスドラムの調整による「パンチのある低音」と、スネアの特徴的なリム・ショットによるカッティング感が重要だ。メタリカやスレイヤーとは一線を画す、よりグルーヴィーなアプローチが彼のスタイルの真髄である。

Vinnie Paulは機材に頼るだけでなく、プレイヤーとしての姿勢と音楽性を重視していた。彼のドラミングは「見せるだけでなく聴かせる」技術と強靭なグルーヴ感に支えられており、機材選びは彼の音楽的ビジョンを実現するための手段であった。その熱量とコミットメントこそが、彼のサウンドの本質的な部分を形成していたのである。

本記事参照サイト【Pantera(パンテラ)・Vinnie Paul】

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