- 【Charlie Watts】The Rolling Stones(ザ・ローリング・ストーンズ) 始めに
- 使用ドラムセット(シェル)一覧と特徴【The Rolling Stones(ザ・ローリング・ストーンズ)・Charlie Watts】
- 使用スネアドラムの種類と特徴【The Rolling Stones(ザ・ローリング・ストーンズ)・Charlie Watts】
- 使用シンバルの構成と種類と特徴【The Rolling Stones(ザ・ローリング・ストーンズ)・Charlie Watts】
- 使用ペダル・ハードウェアの構成と種類と特徴【The Rolling Stones(ザ・ローリング・ストーンズ)・Charlie Watts】
- 使用スローン(椅子)&スティック種類と特徴【The Rolling Stones(ザ・ローリング・ストーンズ)・Charlie Watts】
- チューニング・サウンドメイク・EQの工夫と特徴【The Rolling Stones(ザ・ローリング・ストーンズ)・Charlie Watts】
- 比較的安価に音を近づける機材【The Rolling Stones(ザ・ローリング・ストーンズ)・Charlie Watts】
- ライブセットアップについて【The Rolling Stones(ザ・ローリング・ストーンズ)・Charlie Watts】
- 総括まとめ【The Rolling Stones(ザ・ローリング・ストーンズ)・Charlie Watts】
- 本記事参照サイト【The Rolling Stones(ザ・ローリング・ストーンズ)・Charlie Watts】
【Charlie Watts】The Rolling Stones(ザ・ローリング・ストーンズ) 始めに
Charlie Wattsは、ロックンロールの歴史に刻まれた伝説的なドラマーであり、The Rolling Stonesの確固たる基盤を支え続けた存在です。彼のドラミングスタイルはジャズの影響を強く受けており、華美な技巧よりも音楽全体を支えるグルーヴ感を重視する洗練されたプレイが特徴です。「(I Can’t Get No) Satisfaction」や「Paint It Black」などの名曲においても、派手さはないものの、曲を完璧に下支えする安定感が際立っています。
Wattsのプレイは過剰な装飾を省いたミニマルなアプローチが持ち味であり、バンドの中で常に節度を保ちながら、時にスウィングする要素を取り入れたリズムを刻み続けました。彼の特徴は、シンプルながらも的確なビートと優れたタイム感にあり、Keith Richardsのギターリフと絶妙に絡み合うリズムセクションを形成していました。
The Rolling Stonesの音楽性はブルースをルーツとしながらも、ロック、カントリー、ディスコなど様々なジャンルを取り入れ進化してきましたが、その多様な音楽スタイルの変遷においても、Wattsの堅実なドラミングは一貫してバンドの音楽的骨格を形作り続けました。彼の洗練された職人的プレイスタイルは、華やかなフロントマンMick Jaggerとは対照的に、静かにバンドの音楽性を支える重要な要素となっていたのです。
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使用ドラムセット(シェル)一覧と特徴【The Rolling Stones(ザ・ローリング・ストーンズ)・Charlie Watts】

チャーリー・ワッツは1960年代中期からGretsch Round Badgeを代表的なキットとして使用し、クラシックなロックサウンドを確立しました。メイプルシェルによる温かみのある音色と安定したサウンドが特徴で、22×14のバスドラムを中心とした構成が多くのローリング・ストーンズの楽曲に刻まれています。また、1968年から1969年にかけてはLudwig Hollywoodを使用し、より明るくオープンなサウンドを追求していました。
1970年代に入るとGretsch USA Customを主力とし、深めの22×16バスドラムによる豊かな低音と力強いアタックを獲得。この時期はLudwig Super Classicも並行して使用し、レコーディングとライブでの音の使い分けを行っていたことが確認されています。いずれもメイプルシェルで、チャーリーのエレガントでありながらグルーヴ感あるプレイスタイルに最適な響きを提供していました。
後年になるとDW Collector’s Seriesも採用し、22×18という深めのバスドラムによる重厚なサウンドもライブで披露。しかし生涯を通じてGretschへの愛着は変わらず、コレクションとしてGretsch Anniversaryも所有していました。チャーリーの選ぶドラムはいずれもメイプル材を中心とした伝統的な構成で、シンプルながらも豊かな音色を持つ機材ばかりでした。
使用ドラムセット(シェル)機材表【The Rolling Stones(ザ・ローリング・ストーンズ)・Charlie Watts】
| 機材名 | メーカー | アーティスト | ドラマー | サイズ構成 | 材質 | 備考 | Amazon | 楽天 | Yahoo! | 石橋楽器 | サウンドハウス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| Gretsch Round Badge | Gretsch | The Rolling Stones(ザ・ローリング・ストーンズ) | Charlie Watts | 22×14/12×8/16×16 | メイプル | 1960年代中期から使用した代表的なキット | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| Ludwig Hollywood | Ludwig | The Rolling Stones(ザ・ローリング・ストーンズ) | Charlie Watts | 22×14/12×8/16×16 | メイプル | 1968-1969年頃に使用 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| Gretsch USA Custom | Gretsch | The Rolling Stones(ザ・ローリング・ストーンズ) | Charlie Watts | 22×16/12×8/16×16 | メイプル | 1970年代から使用した代表的なモデル | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| Ludwig Super Classic | Ludwig | The Rolling Stones(ザ・ローリング・ストーンズ) | Charlie Watts | 22×14/12×8/16×16 | メイプル | 1970年代初期の使用が確認されている | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| DW Collector’s Series | DW | The Rolling Stones(ザ・ローリング・ストーンズ) | Charlie Watts | 22×18/12×9/16×16 | メイプル | ツアーでの使用が確認されている | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| Gretsch Anniversary | Gretsch | The Rolling Stones(ザ・ローリング・ストーンズ) | Charlie Watts | 22×14/12×8/16×16 | メイプル | コレクションの一部として所有 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
使用スネアドラムの種類と特徴【The Rolling Stones(ザ・ローリング・ストーンズ)・Charlie Watts】

チャーリー・ワッツのメインスネアとして、初期にはGretsch Round Badgeを多用し、そのウッドシェルから温かみのあるサウンドを引き出していました。60年代中期から70年代にかけては、Ludwig Supraphonicのアルミシェルによる明瞭なアタックと輝かしい音色がストーンズのロックサウンドを支えました。特にコーテッドヘッドとの組み合わせにより、ドライでありながらパンチの効いた音作りを実現しています。
70年代から90年代のライブではGretsch USA Customのメイプルシェルが活躍し、中音域が豊かで抜けの良いサウンドを提供しました。近年のスタジオ録音ではDW Collector’s Seriesを採用し、パワーセンターヘッドと組み合わせることで現代的な太さと解像度の高い音を獲得。特筆すべきは20本スナッピーとの相性の良さで、クリアでありながら芯のある音色を実現しています。
ジャズ演奏時には1920s Leedy Black Eliteのブラスシェルを好み、薄めの4インチ深さとカーフヘッドの組み合わせから繊細なダイナミクスを表現していました。ブルース曲では、Gretsch Broadkasterのマホガニーシェルを使用し、6.5インチという深めの仕様とエンペラーヘッドにより、低音の豊かさと温かみのある響きを引き出していたことが特徴的です。
使用スネアドラム機材表【The Rolling Stones(ザ・ローリング・ストーンズ)・Charlie Watts】
| 機材名 | メーカー | アーティスト | ドラマー | 材質/サイズ | ヘッド/スナッピー | 備考 | Amazon | 楽天 | Yahoo! | 石橋楽器 | サウンドハウス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| Gretsch Round Badge | Gretsch | The Rolling Stones(ザ・ローリング・ストーンズ) | Charlie Watts | ウッド 14×5.5 | コーテッド/ピッグスキン | 60年代初期の代表的なスネア | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| Ludwig Supraphonic | Ludwig | The Rolling Stones(ザ・ローリング・ストーンズ) | Charlie Watts | アルミ 14×5.5 | コーテッド/42スタンド | 60-70年代に使用、クラシックな音色 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| Gretsch USA Custom | Gretsch | The Rolling Stones(ザ・ローリング・ストーンズ) | Charlie Watts | メイプル 14×5 | アンバサダー/42スタンド | 70-90年代ライブで多用 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| DW Collector’s Series | DW | The Rolling Stones(ザ・ローリング・ストーンズ) | Charlie Watts | メイプル 14×5.5 | パワーセンター/20本 | 近年のスタジオ録音に使用 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| 1920s Leedy Black Elite | Leedy | The Rolling Stones(ザ・ローリング・ストーンズ) | Charlie Watts | ブラスシェル 14×4 | カーフヘッド/ガット | ジャズ演奏時の愛用機 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| Gretsch Broadkaster | Gretsch | The Rolling Stones(ザ・ローリング・ストーンズ) | Charlie Watts | マホガニー 14×6.5 | エンペラー/30本 | ブルース曲での使用が特徴 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
使用シンバルの構成と種類と特徴【The Rolling Stones(ザ・ローリング・ストーンズ)・Charlie Watts】

Charlie Wattsは長年Paisteシンバルを愛用し、クラシカルでヴィンテージな音色を追求していました。特に1960年代から使用している15″のPaiste Formula 602ハイハットは、彼の特徴的なグルーヴの要となっていました。20″のPaiste Formula 602ライドシンバルは、クラシックなジャズ向きの定番モデルで、繊細なスティックワークを際立たせる洗練された音色を持っています。
クラッシュシンバルには、18″のPaiste Giant Beatを主に使用し、ヴィンテージサウンドを重視していました。このシンバルは温かみのあるアタックと自然な減衰が特徴で、Wattsのシンプルながらも力強いドラミングを支えていました。また、1970年代以降のレコーディングでは16″のPaiste 2002クラッシュも採用し、よりブライトでパンチの効いたアクセントを演奏に加えていました。
Wattsのシンバルセットアップは、ロックンロールの原点とも言えるシンプルな構成でありながら、Paisteの持つ高い品質と独特の音色特性を活かした選択となっています。彼のスタイルに欠かせない15″ハイハット、20″ライド、そして18″と16″のクラッシュという組み合わせは、ローリング・ストーンズの楽曲に完璧にフィットする音の基盤を提供していました。
使用シンバル機材表【The Rolling Stones(ザ・ローリング・ストーンズ)・Charlie Watts】
| 種類 | モデル名 | ブランド | アーティスト | ドラマー | 口径 | 備考 | Amazon | 楽天 | Yahoo! | 石橋楽器 | サウンドハウス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| Hi-hat | Paiste Formula 602 | Paiste | The Rolling Stones(ザ・ローリング・ストーンズ) | Charlie Watts | 15″ | 1960年代から使用 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| Crash | Paiste Giant Beat | Paiste | The Rolling Stones(ザ・ローリング・ストーンズ) | Charlie Watts | 18″ | ヴィンテージサウンドを愛用 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| Ride | Paiste Formula 602 | Paiste | The Rolling Stones(ザ・ローリング・ストーンズ) | Charlie Watts | 20″ | クラシックなジャズ向きの定番モデル | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| Crash | Paiste 2002 | Paiste | The Rolling Stones(ザ・ローリング・ストーンズ) | Charlie Watts | 16″ | 1970年代以降のレコーディングで使用 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| Floor Tom | Gretsch | Gretsch | The Rolling Stones(ザ・ローリング・ストーンズ) | Charlie Watts | 16″ | アメリカンメイプル、ヴィンテージドラム | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| Snare Drum | Gretsch | Gretsch | The Rolling Stones(ザ・ローリング・ストーンズ) | Charlie Watts | 5.5″×14″ | 1920年代製ソリッドシェル | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| Bass Drum | Gretsch | Gretsch | The Rolling Stones(ザ・ローリング・ストーンズ) | Charlie Watts | 22″ | ジャズサイズからロックサイズに移行 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| Tom | Ludwig | Ludwig | The Rolling Stones(ザ・ローリング・ストーンズ) | Charlie Watts | 13″ | 中期のツアーで使用したモデル | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
使用ペダル・ハードウェアの構成と種類と特徴【The Rolling Stones(ザ・ローリング・ストーンズ)・Charlie Watts】

チャーリー・ワッツは、シンプルで無駄のないハードウェア構成を好んでいました。キックペダルに関しては「Ghost Pedal」を使用し、過剰な機能よりも踏み心地の良さとシンプルな設計を重視していました。この選択はワッツのリラックスしたプレイスタイルと完璧に合致していました。
シンバル関連では、Zildjian製シンバルを主に使用し、Premier製のスネアスタンドを採用していました。特にPremierのスネアスタンドは堅牢な作りと高い安定性が特徴で、ワッツの正確なタイミングを支える重要な要素となっていました。また、ツアー時にはGibraltar製のハードウェアも使用することがあり、その信頼性の高さを評価していたようです。
ワッツのセットアップは、1965年以降主にGretschのドラムキットを中心としたものでした。初期にはRogersのキット、60年代にはLudwigのキットも使用していましたが、ハードウェア選びにおいては常に信頼性と安定性を重視し、複雑なラックシステムではなく、伝統的なスタンド式のセットアップを好んでいました。
使用ペダル・ハードウェア機材表【The Rolling Stones(ザ・ローリング・ストーンズ)・Charlie Watts】
| 機材名 | メーカー | アーティスト | ドラマー | 種類 | 備考 | Amazon | 楽天 | Yahoo! | 石橋楽器 | サウンドハウス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| Gretsch Drum Kit | Gretsch | The Rolling Stones(ザ・ローリング・ストーンズ) | Charlie Watts | ドラムキット | 1965年よりグレッチを使用 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| Rogers Drum Kit | Rogers | The Rolling Stones(ザ・ローリング・ストーンズ) | Charlie Watts | ドラムキット | 初期に使用していた | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| Ludwig Drum Kit | Ludwig | The Rolling Stones(ザ・ローリング・ストーンズ) | Charlie Watts | ドラムキット | 60年代に使用していた | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| Gretsch Round Badge Snare Drum | Gretsch | The Rolling Stones(ザ・ローリング・ストーンズ) | Charlie Watts | スネアドラム | 特徴的な音色を持つ | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| Ghost Pedal | 不特定 | The Rolling Stones(ザ・ローリング・ストーンズ) | Charlie Watts | キックペダル | シンプルな設計を好んだ | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| Zildjian Cymbals | Zildjian | The Rolling Stones(ザ・ローリング・ストーンズ) | Charlie Watts | シンバル | 主に使用していたシンバルブランド | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| Premier Snare Stand | Premier | The Rolling Stones(ザ・ローリング・ストーンズ) | Charlie Watts | スネアスタンド | 堅牢な作りで安定性が高い | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| Gibraltar Hardware | Gibraltar | The Rolling Stones(ザ・ローリング・ストーンズ) | Charlie Watts | ハードウェア全般 | ツアー時に使用することも | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
使用スローン(椅子)&スティック種類と特徴【The Rolling Stones(ザ・ローリング・ストーンズ)・Charlie Watts】

チャーリー・ワッツは、シンプルで無駄のないハードウェア構成を好んでいました。キックペダルに関しては「Ghost Pedal」を使用し、過剰な機能よりも踏み心地の良さとシンプルな設計を重視していました。この選択はワッツのリラックスしたプレイスタイルと完璧に合致していました。
シンバル関連では、Zildjian製シンバルを主に使用し、Premier製のスネアスタンドを採用していました。特にPremierのスネアスタンドは堅牢な作りと高い安定性が特徴で、ワッツの正確なタイミングを支える重要な要素となっていました。また、ツアー時にはGibraltar製のハードウェアも使用することがあり、その信頼性の高さを評価していたようです。
ワッツのセットアップは、1965年以降主にGretschのドラムキットを中心としたものでした。初期にはRogersのキット、60年代にはLudwigのキットも使用していましたが、ハードウェア選びにおいては常に信頼性と安定性を重視し、複雑なラックシステムではなく、伝統的なスタンド式のセットアップを好んでいました。
チューニング・サウンドメイク・EQの工夫と特徴【The Rolling Stones(ザ・ローリング・ストーンズ)・Charlie Watts】
Charlie Wattsは伝統的なジャズドラマーのバックグラウンドを持ち、シンプルで力強いドラミングが特徴でした。彼はスネアドラムの打面を中程度のテンションで張り、裏面はやや緩めに調整することで温かみのあるサウンドを生み出していました。特にスネアではミュートのためにテープを少量使用する程度で、基本的には自然な鳴りを重視。トムはオープンチューニングを好み、特に60〜70年代の録音では自然な残響を活かしたセッティングが目立ちます。
レコーディングにおける彼のドラムのEQ処理は、スネアドラムの200-300Hz帯域を少し持ち上げて芯のある音を強調し、3-5kHz付近にブーストを入れることでアタックを明確化していました。キックドラムは60-80Hzの低域を適度に残しつつも、2-3kHzのアタック感を確保。コンプレッションは比較的控えめで、比率は3:1前後、アタックタイムは中程度に設定され、ドラムの自然な鳴りとダイナミクスを保持していました。ステレオミックスでは、キックとスネアが中央、ハイハットが右よりにパンされることが多いです。
ライブとレコーディングでは明確な違いがあり、スタジオではより自然な鳴りを重視する一方、ライブでは400-800Hz帯域を少し抑えてクリアさを確保し、ゲート処理も積極的に用いられました。特に後期のツアーではステージ上の他の楽器との干渉を防ぐため、トムのミュート処理が強化され、スネアにはムーンジェルが1〜2個配置されることもありました。彼のドラムサウンドはロックドラミングの基準となり、自然な響きとグルーヴ感を両立させた点で今日まで高く評価されています。
比較的安価に音を近づける機材【The Rolling Stones(ザ・ローリング・ストーンズ)・Charlie Watts】

Charlie Wattsのようなクラシックなロックサウンドを手頃な価格で再現するなら、Gretsch風のメイプルシェルキットがおすすめです。彼の代表的なセットアップであるGretsch Round Badgeに近い音色を得るには、同メーカーの入門〜中級モデルを選び、22インチバスドラム、12インチタム、16インチフロアタムの組み合わせを基本構成にすると良いでしょう。シンプルながらも芯のある彼のドラミングスタイルは、必ずしも高価な機材を必要としません。
スネアドラムは14インチのウッドシェルを選ぶと、Wattsの使用していたモデルに近い温かみのあるサウンドが得られます。特にLudwigのメイプルスネアは、彼がSuper Classicキットで使用していたサウンドに近づけやすいでしょう。シンバルは輝きすぎないミディアム〜ミディアムシンのライドとクラッシュを選ぶことで、録音で聴こえるヴィンテージ感を表現できます。
セッティングにおいては、Wattsのように比較的高めのタムとフロアタムのポジションを意識すると演奏感が近づきます。DW Collector’s Seriesなど現代的な機材でも、チューニングを少し高めにしてミュートを控えめにすることでクラシックな開放感が得られるでしょう。バスドラムペダルはシンプルなシングルペダルを使い、繊細なタッチで叩くことでWattsらしい控えめながらも芯のあるグルーヴを表現できます。
比較的安価に音を近づける機材表【The Rolling Stones(ザ・ローリング・ストーンズ)・Charlie Watts】
| 種類 | 機材名 | メーカー | アーティスト | ドラマー | 備考 | Amazon | 楽天 | Yahoo! | 石橋楽器 | サウンドハウス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
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| ドラムセット | Stage Custom Birch | YAMAHA | The Rolling Stones(ザ・ローリング・ストーンズ) | Charlie Watts | 中高音域が明るく、ロック向きの10万円台セット | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| スネア | Acrolite | Ludwig | The Rolling Stones(ザ・ローリング・ストーンズ) | Charlie Watts | チャーリーが使用した軽量アルミスネアの後継モデル | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| ドラムセット | SBP0F5 | TAMA | The Rolling Stones(ザ・ローリング・ストーンズ) | Charlie Watts | ビンテージサウンドを手頃な価格で実現した5点セット | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| スネア | Reference Pure | Pearl | The Rolling Stones(ザ・ローリング・ストーンズ) | Charlie Watts | 音の分離が良く、チューニング幅が広いメイプルスネア | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| シンバル | A Custom | Zildjian | The Rolling Stones(ザ・ローリング・ストーンズ) | Charlie Watts | 明るく洗練された音色で60年代サウンドに適合 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| シンバル | 2002 Series | Paiste | The Rolling Stones(ザ・ローリング・ストーンズ) | Charlie Watts | パンチのある中高音が特徴の定番ロックシンバル | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| スティック | American Classic 5A | Vic Firth | The Rolling Stones(ザ・ローリング・ストーンズ) | Charlie Watts | バランスの良い定番モデルでソリッドな音作り | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
| スローン | D-1000 | Pearl | The Rolling Stones(ザ・ローリング・ストーンズ) | Charlie Watts | 安定感があり長時間の演奏に適したスタンダードモデル | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 | 検索 |
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ライブセットアップについて【The Rolling Stones(ザ・ローリング・ストーンズ)・Charlie Watts】
チャーリー・ワッツは、ローリング・ストーンズのライブではステージ中央奥に配置されることが多く、バンドの要としての存在感を示していました。シンプルな4点ドラムセットを好み、グレッチやルートウィッヒのドラムを主に使用し、過度な装飾を避けたセットアップが特徴的です。彼のセットは通常、ロックドラマーとしては小振りなサイズ感で、ジャズドラマーのような繊細なタッチを活かせる配置となっていました。
マイキングについては、キックドラムに1〜2本、スネアに1本、トムに各1本、そしてオーバーヘッドマイクを2本という必要最小限の配置が一般的でした。ライブエンジニアとの長年の関係から、彼の繊細なダイナミクスを拾うためのセッティングが確立されており、音圧より音色の質感を大切にする傾向がありました。彼自身はモニタースピーカーもシンプルに使用し、バンド全体のサウンドバランスを聴きながら演奏していました。
代表的なライブ映像では、「Live at the MAX」や「Bridges to Babylon Tour」などで彼の真摯な演奏姿勢を見ることができます。特徴的なのは、彼が常に真正面を向いて演奏し、無駄な動きをせず、終始安定したグルーヴを提供している点です。表情はクールでありながら、重要な転換点では微妙な表情変化で曲の起伏をつけ、ミック・ジャガーのボーカルやキース・リチャーズのギターと絶妙に呼応するプレイが見どころとなっています。
総括まとめ【The Rolling Stones(ザ・ローリング・ストーンズ)・Charlie Watts】

Charlie Wattsは独自のシンプルで安定したグルーヴで、ローリング・ストーンズのサウンドの土台を支えた。彼の音作りの核は「間」と「スイング感」にあり、必要最小限の演奏でバンドの音楽性を引き立てる巧みさが特徴だった。
Wattsのドラミングを再現するポイントは、コンパクトなドラムセット配置と独特のスネアドラムのチューニングにある。特にスネアはやや高めのチューニングを施し、硬質で歯切れの良いサウンドを追求。またライドシンバルやハイハットの繊細なコントロールも彼のスタイルの要だった。
最も重要な点は、Wattsが機材に依存しない演奏姿勢を貫いたことである。彼はジャズドラマーとしての基礎を大切にし、シンプルな機材でも一貫した独自のグルーヴを生み出した。テクニックよりもバンドの音楽に寄り添い、曲を引き立てるプレイスタイルこそが彼の真髄であった。
本記事参照サイト【The Rolling Stones(ザ・ローリング・ストーンズ)・Charlie Watts】
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