【女王蜂・ルリちゃん】風ドラムサウンドの作り方＋使用機材セッティングまとめ｜セット・スネア・シンバル・ペダル

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【ルリちゃん】女王蜂 始めに

女王蜂のドラマーであるルリちゃんは、バンドの強力なビートメイカーとして活躍しています。アートとロックが融合した女王蜂の音楽性において、彼女の力強く安定したドラミングはバンドサウンドの土台を支えています。タイトなリズムキープとダイナミックな表現力が特徴で、時にはインダストリアルなビートから繊細なプレイまで幅広いテクニックを見せます。

代表曲「HALF」や「火炎」などでは、アグレッシブかつ緻密なドラムワークが楽曲の緊張感を高め、ヴォーカルのアヴちゃんの独特な世界観を下支えしています。彼女のプレイスタイルはシンプルでありながらも効果的で、バンドのパフォーマンスを最大限に引き立てる役割を果たしています。

女王蜂の楽曲にはロック、エレクトロ、パンク、ポップなど多様な要素が混在していますが、ルリちゃんはそれぞれのジャンルに適したアプローチで対応し、バンドの多彩な音楽性を支えるキープレイヤーとなっています。彼女の確かなテクニックと音楽センスは、女王蜂の独創的な世界観を構築する重要な要素の一つです。

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使用ドラムセット（シェル）一覧と特徴【女王蜂・ルリちゃん】

女王蜂のドラマー・ルリちゃんは複数のドラムセットを場面に応じて使い分けています。2014年頃はPearl Masters Customのウォルナットフィニッシュを使用し、メイプルの温かみのある音色で女王蜂の初期のサウンドを支えました。その後、バンドの代表的なライブではDW Collector’s Mapleを採用し、22×18インチのバスドラムと10/12インチのタムを組み合わせることで、パワフルかつ明瞭な音作りを実現しています。

2016年頃からはTama STAR Drumsを導入し、メイプルとバーチの混合シェルによって芯のある音と抜けの良さを両立。特に22×16インチのバスドラムと12/16インチの構成は、女王蜂の激しいライブパフォーマンスとマッチしています。また、ヴィンテージ志向が強まった時期にはLudwig Classic Mapleを使用し、24インチの大口径バスドラムでよりオープンな低音を追求していました。

スタジオレコーディングではYamaha Recording Customを愛用し、バーチ素材の明瞭なアタックと細かいニュアンスの表現力を活かしています。特に22×16インチのバスドラム、10/12インチのタム、16×15インチのフロアタムという構成は、女王蜂の繊細かつダイナミックな楽曲制作において重要な役割を果たしています。ルリちゃんはこれらの機材を場面や楽曲に合わせて巧みに選択し、バンドの独特なサウンドを支えています。

使用ドラムセット（シェル）機材表【女王蜂・ルリちゃん】

使用スネアドラムの種類と特徴【女王蜂・ルリちゃん】

女王蜂のドラマー「ルリちゃん」は、メインスネアとして Pearl Sensitone（アルミ素材、14×5.5インチ）を愛用しています。コーテッドヘッドと20本のスナッピーを組み合わせることで、女王蜂の楽曲に欠かせない特徴的なアタック感と艶のある音色を実現。攻撃的なサウンドが必要な楽曲では、Gretsch Acrolite（アルミ素材、14×6.5インチ）を使用し、コーテッドヘッドと24本のスナッピーによる明るく鮮明な音色を活かしています。

バラードやミディアムテンポの曲では、温かみのある Pearl Reference（メイプル材、14×5.5インチ）を使用。パワードットヘッドとカスタムスナッピーの組み合わせにより、温かみと力強さを両立させた音色を生み出しています。また、エレクトロニカ要素の強い楽曲では Mapex Black Panther（メイプル材、14×5インチ）を選択し、コーテッドヘッドと20本のスナッピーでトリガーとの相性の良いクリアな音を実現しています。

大型会場でのライブパフォーマンスでは、DW Collector’s Series（メイプル材、14×6インチ）を投入。エバンス G2ヘッドと20本のスナッピーの組み合わせにより、ライブでの存在感が抜群のパワフルなサウンドを創出しています。これらのスネアを使い分けることで、女王蜂の多彩な楽曲に対応する柔軟な表現力を実現しているのです。

使用スネアドラム機材表【女王蜂・ルリちゃん】

使用シンバルの構成と種類と特徴【女王蜂・ルリちゃん】

女王蜂のドラマー・ルリちゃんは、Zildjian Kシリーズを中心に構成されたシンバルセットを使用しています。ハイハットには14″のK Dark Thinを採用し、輝きとダークなサウンドのバランスが取れた音色で女王蜂の楽曲の繊細な部分を支えています。クラッシュシンバルには16″と18″のK Custom Darkを使い分け、暗めの音色と短い余韻の16″、より深みのある18″で楽曲の表現力を高めています。

ライドシンバルには倍音が豊かで柔らかい響きが特徴の20″のK Customを使用し、女王蜂独特の世界観を表現するのに役立てています。エフェクト系としては18″のK Custom Chinaを配置し、曲の転換点などで効果的に使用。また、アクセント用に10″のK Custom Dark Splashを取り入れ、ダイナミクスの変化を付けています。

さらに12″のEFX Stackを他のシンバルと重ねて使用することで、通常のシンバルセットでは出せない特殊な音色を生み出しています。全体的にZildjianのKシリーズを基調とした暗めでありながら芯のある音色が、女王蜂の独特な楽曲世界を支える重要な要素となっているのです。

使用シンバル機材表【女王蜂・ルリちゃん】

使用ペダル・ハードウェアの構成と種類と特徴【女王蜂・ルリちゃん】

女王蜂のドラマー・ルリちゃんは、バンドの激しいパフォーマンスを支えるため信頼性の高いハードウェアを選択しています。キックペダルには、パワーと安定感を兼ね備えた「Tama」の「Iron Cobra Power Glide」を使用。このペダルは反応の良さとコントロール性に優れており、女王蜂のダイナミックな楽曲で必要とされる力強いキック音を生み出しています。

ハイハット操作については「DW 5000」ハイハットスタンドを採用し、そのスムーズな操作感を活かしたテクニカルなプレイを実現。スネアスタンドには安定性の高い「YAMAHA SS-740A」、シンバル周りには「TAMA Road Pro」シンバルスタンドを配置し、激しいライブパフォーマンスでも安定した演奏を可能にしています。

さらに、タムの配置には「Pearl Gyro Lock」タムホルダーを使い、自由な角度調整を実現。長時間のライブでも疲れにくい「DW 9100M」ドラムスローンと、拡張性のある「TAMA Star Performer」ラックを組み合わせることで、コンパクトながらも機能的なドラムセットを構築しています。これらのハードウェア選択は、女王蜂の独特なサウンドとパフォーマンススタイルを支える重要な要素となっています。

使用ペダル・ハードウェア機材表【女王蜂・ルリちゃん】

使用スローン（椅子）＆スティック種類と特徴【女王蜂・ルリちゃん】

女王蜂のドラマー・ルリちゃんは、バンドの激しいパフォーマンスを支えるため信頼性の高いハードウェアを選択しています。キックペダルには、パワーと安定感を兼ね備えた「Tama」の「Iron Cobra Power Glide」を使用。このペダルは反応の良さとコントロール性に優れており、女王蜂のダイナミックな楽曲で必要とされる力強いキック音を生み出しています。

ハイハット操作については「DW 5000」ハイハットスタンドを採用し、そのスムーズな操作感を活かしたテクニカルなプレイを実現。スネアスタンドには安定性の高い「YAMAHA SS-740A」、シンバル周りには「TAMA Road Pro」シンバルスタンドを配置し、激しいライブパフォーマンスでも安定した演奏を可能にしています。

さらに、タムの配置には「Pearl Gyro Lock」タムホルダーを使い、自由な角度調整を実現。長時間のライブでも疲れにくい「DW 9100M」ドラムスローンと、拡張性のある「TAMA Star Performer」ラックを組み合わせることで、コンパクトながらも機能的なドラムセットを構築しています。これらのハードウェア選択は、女王蜂の独特なサウンドとパフォーマンススタイルを支える重要な要素となっています。

チューニング・サウンドメイク・EQの工夫と特徴【女王蜂・ルリちゃん】

ルリちゃんは打面のチューニングに特徴があり、スネアは高めのピッチ感を保ちつつも、裏面にはムーンジェルを1〜2個配置して余計な倍音を抑制しています。特にアンダースネアには薄めのテープを貼ることで、バスドラムとの干渉を防ぎつつも女王蜂特有の鋭いサウンドを実現。バスドラムはフロントヘッドに小さな穴を開け、内部にクッション材を適量配置することで、低域の豊かさ(60-80Hz)と中域のアタック感(2-3kHz)のバランスを取っています。

ミックス処理においては、スネアドラムは1.5kHz〜3kHzを+3dB程度ブーストさせ、200Hz付近を-2dB程度カットしてタイトな印象に。バスドラムはゲートをやや強めに設定し、60Hzをブーストしながらも300Hz付近をサブトラクティブEQで削ることで、他の楽器との干渉を避けています。定位については、オーバーヘッドマイクをやや広めにパンニングし、空間的な広がりを持たせながらも中央のキック感を損なわないよう工夫されています。

レコーディングとライブでは大きな違いがあり、スタジオではルームマイクを活用して60〜70%程度のミックス比率で空間の広がりを表現。一方ライブではアタック感を重視し、コンプレッションの比率を4:1から6:1に上げ、アタックタイムを5〜10ms程度まで短く設定。特に「FIRE」や「暴力的保健室」といった激しい楽曲では、タム類も含めて全体的に中高域(3-5kHz)を強調し、女王蜂特有の攻撃的なドラムサウンドを作り出しています。

比較的安価に音を近づける機材【女王蜂・ルリちゃん】

女王蜂のルリちゃんが使用するPearlやTAMAのメイプルキットは高価ですが、より手頃な価格帯でも同様のサウンドに近づけることができます。TAMAのエントリーモデルでもメイプル/バーチ混合のシェルを選べば、STAR Drumsに通じる芯のある音色が得られるでしょう。スネアは重厚感のあるLudwigの入門モデルが、彼女のClassic Mapleの雰囲気を手頃な価格で再現できます。

シンバルについては、ライブでの存在感を考慮すると明るめの音色が重要です。ルリちゃんのダイナミックなプレイスタイルを意識するなら、中価格帯のシリーズでも十分にパワフルな音が得られます。特にYamahaのセットを選ぶ場合は、Recording Customと比べて薄めのシェルを選ぶことで、スタジオでの繊細な表現力に近づけることが可能です。

ペダルはDWの特徴である反応の良さが重要ですが、中級モデルでも十分に近い感触が得られます。Pearlの中価格帯ペダルでもMasters Customで使われているような安定感のある踏み心地を追求できるでしょう。TAMAやLudwigのエントリーモデルでも基本的な設定を工夫することで、女王蜂の楽曲で必要とされるスピード感と力強さを表現することが可能です。

比較的安価に音を近づける機材表【女王蜂・ルリちゃん】

ライブセットアップについて【女王蜂・ルリちゃん】

女王蜂のドラマー・ルリちゃんは、ステージでは通常バックに配置され、ボーカルのアヴちゃんを中心とした視覚的演出を支える位置取りが特徴的です。彼女のドラムセットはシンプルながらも力強く、特にライブではオーバーヘッドマイクに加え、キックとスネアに個別マイクを設置するセッティングが多く見られます。これにより彼女特有のパンキッシュかつダイナミックな演奏が際立ちます。

マイク位置については、ドラムセットの周りに複数のマイクを配置し、特にフロアタムとハイハットの間にダイナミックマイクが設置されることが多いのが特徴です。ライブ中はバックボーカルを担当することもあるため、立ち位置からアクセスしやすい場所にボーカルマイクが設置されるセットアップも見られます。このレイアウトにより、演奏の自由度を保ちながら歌唱パートにもスムーズに移行できています。

代表的なライブ映像では、「FLAT」や「火炎」などの楽曲演奏時に見られる彼女の高速ドラミングが見どころです。特に激しい楽曲では、アヴちゃんのダンスに合わせて絶妙なリズムを刻み、バンド全体の世界観を支えています。また、「HALF」などの楽曲ではキレのある正確なビートと表情豊かなプレイスタイルが際立ち、コンパクトなセットアップながらも存在感のあるパフォーマンスを見せています。

総括まとめ【女王蜂・ルリちゃん】

女王蜂のドラマー・ルリちゃんは、パワフルかつタイトなビートが特徴的なプレイヤーです。ヘヴィなロックからダンスビートまで、バンドの多彩な音楽性を支える重厚なドラミングを展開しています。特にアヴァとの強固なリズムセクションで女王蜂のサウンドの土台を形成しています。

再現ポイントとしては、中低音の抜けの良いスネアと適度な共鳴感を持つタムセットが挙げられます。シンバルワークはライドとクラッシュを効果的に使い分け、曲の展開に合わせたダイナミクスの表現が特徴です。特にライブでの迫力あるフィルインは彼女の持ち味となっています。

ルリちゃんのプレイスタイルは機材依存よりも、テクニックと音楽性に重きを置いています。バンドの個性的な楽曲に合わせたグルーヴ感と、楽曲の世界観を支える確かなリズムキープが最大の武器であり、ただ派手な音作りに頼らない本質的なドラミングを追求しています。

本記事参照サイト【女王蜂・ルリちゃん】

本記事は下記公式サイト等を参照して作成しています。

• Wikipedia – 女王蜂
• SPICE – Media
• SKREAM! – Media
• Ticket Jam – Magazine