【LOVE PSYCHEDELICO・白根賢一】風ドラムサウンドの作り方＋使用機材セッティングまとめ｜セット・スネア・シンバル・ペダル

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【白根賢一】LOVE PSYCHEDELICO 始めに

白根賢一は、LOVE PSYCHEDELICOのドラマーとして活動し、バンドサウンドを支える重要な役割を担っています。彼のドラミングは、ロック的な力強さとグルーヴ感を兼ね備え、LOVE PSYCHEDELICOの日英ハイブリッドな楽曲に絶妙なリズム感を提供しています。

特に「Last Smile」や「Your Song」といった代表曲では、繊細かつダイナミックなドラムワークが光ります。白根のプレイスタイルは派手さよりも楽曲の世界観を引き立てるサポート重視で、KUMI（ボーカル）とNAOKI（ギター）の創り出すメロディとハーモニーを土台から支えています。

LOVE PSYCHEDELICOはブルース、ロック、ポップスなど多様な音楽性を持ちながらも独自の世界観を確立しており、白根のドラミングはそのバンドサウンドの核として機能しています。彼の安定したリズムキープとグルーヴィーなプレイは、バンドの楽曲に深みと躍動感を与える重要な要素となっています。

YouTubeで白根賢一のプレイをチェック → こちら

使用ドラムセット（シェル）一覧と特徴【LOVE PSYCHEDELICO・白根賢一】

LOVE PSYCHEDELICOのドラマー白根賢一は、主にPearlのドラムセットを愛用しています。ライブパフォーマンスでは、Masters Mapleシリーズ(22×18/12×9/14×14/16×16)を多く使用し、2004年のツアーではMasters Customの5点セット(22×18/10×8/12×9/14×14/16×16)を採用していました。これらのメイプル素材のキットは温かみのあるサウンドと豊かな低音が特徴です。 レコーディングやスタジオワークでは、Referenceシリーズ(22×18/10×8/12×9/16×16)を好んで使用しています。また、SMX Seriesも録音時のサウンド調整に最適な選択肢として活用されています。これらのキットはメイプルシェルの明るいトーンと優れた音の分離性を提供し、スタジオ環境での繊細な表現を可能にしています。 さらに、Masters MCX Seriesも使用しており、その豊かな低音と明るいトーンはバンドのサウンドに深みを加えています。また、カスタムオーダーモデルとしてMasterworksシリーズ(22×18/12×8/14×14/16×16)も使用し、自身のプレイスタイルに合わせた細かな調整が施されています。白根の多彩なドラムセットの選択は、LOVE PSYCHEDELICOの音楽性に合わせた緻密なサウンド作りへのこだわりを示しています。

使用ドラムセット（シェル）機材表【LOVE PSYCHEDELICO・白根賢一】

使用スネアドラムの種類と特徴【LOVE PSYCHEDELICO・白根賢一】

LOVE PSYCHEDELICOのドラマー白根賢一のメインスネアは、メイプル素材の「Yamaha Maple Custom Absolute」(14×5)。コーテッドヘッドと20本スナッピーの組み合わせにより、バンドサウンドに合わせた温かみのあるアタックと適度な明瞭度を実現しています。スタジオレコーディングでは金属素材の「Ludwig Black Beauty」(14×6.5)も愛用し、そのブラスシェルから得られる豊かな倍音とサスティンを活かしています。

ライブ活動では「Canopus Neo-Vintage Series」(14×5.5)の使用頻度が高く、メイプル素材ながらもカスタムスナッピーによって独自の音色バランスを構築。一方、ツアーでは「Pearl Reference Pure Series」(14×5)をパワードットヘッドと組み合わせることで、大きな会場でも埋もれないシャープなアタック感を確保しています。

特別な音作りが必要な場面では「Brady Blackwood」(14×6)を選択。ブラックウッド素材と厚めの6インチ深さ、そして42本という多めのスナッピーワイヤーとアンバサダーコーテッドヘッドの組み合わせにより、豊かな低域と独特の粒立ちを持つ音色を追求しています。これらの使い分けが、彼の多彩な表現力の源となっています。

使用スネアドラム機材表【LOVE PSYCHEDELICO・白根賢一】

使用シンバルの構成と種類と特徴【LOVE PSYCHEDELICO・白根賢一】

LOVE PSYCHEDELICOのドラマー白根賢一は、すべてZildjianブランドのシンバルを採用しています。14″のA Custom Mastersoundハイハットは伝統的なジャズサウンドを基調としながらも、16″と18″のクラッシュを使い分けることで楽曲に合わせた音色のバリエーションを実現しています。特に18″のK Custom Darkは暗めで複雑な倍音特性を持ち、バンドの楽曲世界観に深みを与えています。

ライドシンバルには20″のK Constantinopleを使用し、ヴィンテージ感あふれる複雑なサウンドを生み出しています。このライドはジャズからロックまで幅広い音楽性に対応できる万能性を持ち、バンドのサイケデリックな雰囲気にも調和します。また、17″のA Custom Projectionクラッシュはパワフルな楽曲で効果を発揮し、バンドのダイナミックな演奏をサポートしています。

白根のセットアップでは、10″のA Custom Splashと18″のOriental China Trashもアクセント用として活用されています。特にChinaシンバルはトラッシュ系の特徴的な音色で、楽曲の要所で効果的に使われています。これらのシンバル構成は、LOVE PSYCHEDELICOの多彩な音楽性に対応しながらも、一貫したZildjianサウンドで統一感を保っています。

使用シンバル機材表【LOVE PSYCHEDELICO・白根賢一】

使用ペダル・ハードウェアの構成と種類と特徴【LOVE PSYCHEDELICO・白根賢一】

LOVE PSYCHEDELICOのドラマー白根賢一は、パワフルかつ繊細なプレイスタイルを支えるハードウェア選びにこだわりを持っている。キックペダルには安定性に優れたTama製Iron Cobraを基本に採用し、複雑なフレーズが要求される楽曲ではTamaのSPEED COBRAダブルペダルに切り替え、素早いダブルキックを実現している。

スタンド類ではPearlのCymbal Boom Standを愛用し、そのアングル調整の容易さとライブでの安定感を重視。同じくPearl製のSnare Standは高さの微調整が可能で、自身のプレイスタイルに合わせた最適なポジションを素早く設定できる。Yamahaのハイハットスタンドは滑らかな踏み心地が特徴で、繊細なハイハットワークに貢献している。

タムのセッティングにはTamaのStar-Castマウンティングシステムを採用したTom Holderを使用。長時間のライブではRoc-N-Socのドラムスローンで疲労軽減を図る工夫も。スタジオ録音ではPearlのRack Systemを導入し、セッション時の効率的なセッティングを実現。細かなチューニング調整にはTune-Techのチューニングキーを常備している。

使用ペダル・ハードウェア機材表【LOVE PSYCHEDELICO・白根賢一】

使用スローン（椅子）＆スティック種類と特徴【LOVE PSYCHEDELICO・白根賢一】

LOVE PSYCHEDELICOのドラマー白根賢一は、パワフルかつ繊細なプレイスタイルを支えるハードウェア選びにこだわりを持っている。キックペダルには安定性に優れたTama製Iron Cobraを基本に採用し、複雑なフレーズが要求される楽曲ではTamaのSPEED COBRAダブルペダルに切り替え、素早いダブルキックを実現している。

スタンド類ではPearlのCymbal Boom Standを愛用し、そのアングル調整の容易さとライブでの安定感を重視。同じくPearl製のSnare Standは高さの微調整が可能で、自身のプレイスタイルに合わせた最適なポジションを素早く設定できる。Yamahaのハイハットスタンドは滑らかな踏み心地が特徴で、繊細なハイハットワークに貢献している。

タムのセッティングにはTamaのStar-Castマウンティングシステムを採用したTom Holderを使用。長時間のライブではRoc-N-Socのドラムスローンで疲労軽減を図る工夫も。スタジオ録音ではPearlのRack Systemを導入し、セッション時の効率的なセッティングを実現。細かなチューニング調整にはTune-Techのチューニングキーを常備している。

チューニング・サウンドメイク・EQの工夫と特徴【LOVE PSYCHEDELICO・白根賢一】

白根賢一のドラムセッティングは、LOVE PSYCHEDELICOのサイケデリックでありながらロック感のある音作りを支えている。スネアは打面を若干低めに調整し、裏面にはコントロールリングを装着することで倍音を抑制。バスドラムには内部にクッション材を入れつつ、打点にムーンジェルを一部貼ることで、サステインを抑えながらも太い低音を確保している。特にバラードでは、ハイハットの開閉を繊細にコントロールし、曲想に合わせたダイナミクスを実現している。

ミックス処理では、バスドラムは60-80Hz帯を+3dB程度ブーストし低域の存在感を出しつつ、400Hz付近を-3dB程度カットして濁りを排除。スネアは3-5kHz帯をシャープにブーストしてアタックを強調し、コンプレッサーは比較的緩やかな設定（アタック10ms、リリース100-200ms程度）で自然な音圧感を維持。タムはゲートをかけてリングを抑制しながら、250Hz付近に厚みを持たせる調整を行っている。定位は基本的にバンドサウンドの中心となるようステレオ感を抑えめにセッティング。

レコーディングとライブでは明確な使い分けがあり、スタジオ録音ではドライでタイトなサウンドを意識し、ハイハットやライドシンバルの倍音を活かした繊細な表現を重視。一方ライブではスネアのチューニングを若干高めにし、アタック感を強調。ルームマイクの活用度も高く、特に「BEAUTIFUL」などのロック色の強い楽曲では、ルームの反響を積極的に取り入れることで壮大なサウンドスケープを構築している。バンドの音楽性に合わせた空気感の演出が、彼のドラミングの特徴と言える。

比較的安価に音を近づける機材【LOVE PSYCHEDELICO・白根賢一】

LOVE PSYCHEDELICOの白根賢一サウンドに近づくには、Pearl社のコスパの良いドラムセットがおすすめです。メインで使用しているMasters Customほどの高級感はないものの、SMX Seriesのメイプルシェルは適度な鳴りとウォームさを持ち、録音時のサウンド調整にも対応できます。スネアはパールのメイプル製を選べば、白根氏の特徴的なクリアなアタックに近づけるでしょう。

シンバルセットアップは、彼のライブ映像から判断すると、中音域が豊かで抜けの良いものが適しています。Reference系の音作りを目指すなら、サイズはバスドラム22インチ、タム10インチと12インチ、フロアタム16インチという組み合わせが白根サウンドの基本形です。Masters MCX Seriesに近い豊かな低音と明るいトーンを追求するならば、少し厚めのクラッシュシンバルを選ぶとよいでしょう。

Pearl Masterworksのような高級感あるサウンドに近づけるには、チューニングも重要です。特に白根氏の多用する22×18インチのバスドラムは低めに、タムは中高音で調整するとバンドのポップでサイケな音楽性に合います。Pearlの入門機種でもヘッドの選択と適切なチューニングで、Masters Mapleに近い粒立ちの良さと芯のある音を実現可能です。

比較的安価に音を近づける機材表【LOVE PSYCHEDELICO・白根賢一】

ライブセットアップについて【LOVE PSYCHEDELICO・白根賢一】

LOVE PSYCHEDELICOのドラマー白根賢一は、ステージ中央奥やややステージ右側に配置されることが多い。ボーカルのKUMIとギタリストのNAOKIが前面に立つ編成の中で、安定感のあるビートを刻む位置取りが特徴的だ。ドラムセットは比較的コンパクトにまとめられており、YAMAHAやDWのキットを愛用していることでも知られている。

マイキングについては、キックドラム用とスネア用の独立したマイクに加え、オーバーヘッドマイクを使った空間的な広がりを重視したセッティングが多い。特にスネアドラムの鋭いアタックを活かすマイク位置の工夫が見られ、バンドのサイケデリックでありながらポップな楽曲性を支える重要な要素となっている。

代表的なライブ映像では、「Last Smile」や「Your Song」などの楽曲演奏時に見せる正確なテンポキープと繊細なダイナミクスコントロールが見どころ。特に「THIS IS LOVE」などアップテンポな曲での軽快なハイハットワークと、バラード曲でのブラシワークの対比が白根のテクニカルな演奏スタイルを象徴している。YMOのドラマー高橋幸宏の影響を受けた洗練されたプレイスタイルも特筆すべき点だ。

総括まとめ【LOVE PSYCHEDELICO・白根賢一】

白根賢一のドラミングはLOVE PSYCHEDELICOサウンドの土台として、グルーヴ感とポケットの深さが特徴的だ。ロック、ブルース、ソウルなどの要素を融合させた独自の音楽性を支える中で、シンプルながらも曲の持ち味を引き立てるプレイスタイルを確立している。

音作りの核は、乾いたスネアサウンドとクリアなシンバルワークにある。特にスネアは芯のある締まった音色で、バンドの英語詞とブルージーな楽曲に調和するように調整されている。シンバルワークは繊細さと開放感を併せ持ち、楽曲の表情を豊かにしている。

機材にこだわりながらも、それに依存しすぎない実力派としての姿勢が際立つ。YUKIHIROなど日本のトップドラマーからも影響を受けつつ、自身のアイデンティティを確立。テクニックの誇示よりも楽曲への奉仕を重視するスタイルは、長年にわたるバンドの人気を支える重要な要素となっている。

本記事参照サイト【LOVE PSYCHEDELICO・白根賢一】

本記事は下記公式サイト等を参照して作成しています。

• Wikipedia
• Billboard Japan
• CD Journal
• mikiki