【ZIGGY・大山正篤】風ドラムサウンドの作り方+使用機材セッティングまとめ|セット・スネア・シンバル・ペダル

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【ZIGGY・大山正篤】風ドラムサウンドの作り方+使用機材セッティングまとめ|セット・スネア・シンバル・ペダル

【大山正篤】ZIGGY 始めに

大山正篤は、日本を代表するロックバンドZIGGYのドラマーとして、1984年のバンド結成時から活躍している。パワフルかつダイナミックなプレイスタイルで知られ、安定したビートキープと繊細なニュアンスの表現を両立させる技術を持つ。

彼のプレイはZIGGYのハードロック・ブルースロック・パンク要素を融合させた音楽性を支える重要な要素となっている。特に「GLORIA」や「SWEET PAIN」といった代表曲では、力強いバスドラムとシャープなスネアワークが楽曲の骨格を形成。

1990年代のZIGGYブレイク期には、その安定感のあるリズムキープがバンドサウンドの中核を担った。森重樹一のカリスマ的ボーカルと絶妙に共鳴するドラミングは、日本のロックシーンに大きな影響を与えている。

2020年代に入った現在も精力的に活動を続け、若い世代にも影響を与え続けるベテランドラマーである。長いキャリアの中で培われた確かな技術と表現力は、日本のロックドラマーの一つの到達点を示している。

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使用ドラムセット(シェル)一覧と特徴【ZIGGY・大山正篤】

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ZIGGYのドラマー大山正篤は、音楽性に合わせて複数のドラムキットを使い分けています。ZIGGY時代のメインキットとして愛用していたのはYamahaのTour Custom(22×16/10×8/12×8/14×12/16×14)で、バーチ素材による力強いサウンドが特徴です。録音時にはYamahaのMaple Custom Absolute(22×16/10×7/12×8/14×13/16×15)を使用し、メイプル材の温かみのある音色で繊細な表現を実現しています。 ソロワークではdwのElement Series(24×18/10×8/12×9/14×12/16×14)を採用し、大口径のバスドラムとメイプルシェルによる豊かな低音が特徴的です。また、CanopusのNV60-M(22×18/12×8/16×16)はメイプル素材ならではの鳴りの良さと音の伸びを活かしたセットアップとなっています。 さらに、RolandのTD-50KV電子ドラムもライブや練習で活用しており、アコースティックドラムの表現力と電子ドラムの利便性を状況に応じて使い分ける実践的なアプローチを取っています。ジャンルを超えた幅広い音楽性に対応できる多彩なセッティングが、大山のドラミングの特徴となっています。

使用ドラムセット(シェル)機材表【ZIGGY・大山正篤】

機材名 メーカー アーティスト ドラマー サイズ構成 材質 備考 Amazon 楽天 Yahoo! 石橋楽器 サウンドハウス
Tour Custom Yamaha ZIGGY 大山正篤 22×16/10×8/12×8/14×12/16×14 バーチ ZIGGY時代のメインキット 検索 検索 検索 検索 検索
NV60-M Canopus ZIGGY 大山正篤 22×18/12×8/16×16 メイプル NV60シリーズのメイプルモデル 検索 検索 検索 検索 検索
Element Series dw ZIGGY 大山正篤 24×18/10×8/12×9/14×12/16×14 メイプル ソロワークでも使用 検索 検索 検索 検索 検索
TD-50KV Roland ZIGGY 大山正篤 電子ドラム ライブや練習でも活用 検索 検索 検索 検索 検索
Maple Custom Absolute Yamaha ZIGGY 大山正篤 22×16/10×7/12×8/14×13/16×15 メイプル 録音時に使用するカスタムキット 検索 検索 検索 検索 検索

使用スネアドラムの種類と特徴【ZIGGY・大山正篤】

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ZIGGYの大山正篤が使用するスネアドラムは、その用途に応じて多彩な特徴を持っています。メインスネアとして愛用しているのは、メイプル素材の「Signature Snare Masanori-Model」(14×5インチ)で、コーテッドヘッドとカスタムスナッピーの組み合わせにより明瞭なアタックと適度なサスティンを実現しています。 また、Pearlの「VintagePro」(メイプル14×5.5インチ)は、コーテッドヘッドと20本のスナッピーにより温かみのある音色を出し、オーストラリア製のBradyドラムカンパニーの「Brady」(ジャラ材14×5インチ)はドライでクリアな音を提供します。YAMAHAの「Stave Shell」(メイプル14×6インチ)はアンバサダーヘッドと42本のスナッピーでパワフルさと芯のある音を、同じくYAMAHAの「Recording Custom」(バーチ14×5.5インチ)はスタジオレコーディングに最適な音響特性を持っています。

使用スネアドラム機材表【ZIGGY・大山正篤】

機材名 メーカー アーティスト ドラマー 材質/サイズ ヘッド/スナッピー 備考 Amazon 楽天 Yahoo! 石橋楽器 サウンドハウス
Signature Snare Masanori-Model ZIGGY 大山正篤 メイプル 14×5 コーテッド/カスタム ZIGGYでのメインスネア 検索 検索 検索 検索 検索
VintagePro Pearl ZIGGY 大山正篤 メイプル 14×5.5 コーテッド/20本 温かみのある音色 検索 検索 検索 検索 検索
Brady Brady Drum Company ZIGGY 大山正篤 ジャラ材 14×5 コーテッド/カスタム オーストラリア製、ドライな音 検索 検索 検索 検索 検索
Stave Shell YAMAHA ZIGGY 大山正篤 メイプル 14×6 アンバサダー/42本 パワフルで芯のある音 検索 検索 検索 検索 検索
Recording Custom YAMAHA ZIGGY 大山正篤 バーチ 14×5.5 パワーストローク/カスタム スタジオレコーディング用 検索 検索 検索 検索 検索

使用シンバルの構成と種類と特徴【ZIGGY・大山正篤】

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ZIGGYのドラマー大山正篤は、一貫してSabianのシンバルを愛用しています。ハイハットには14″のAA New Beatを使用し、シャキッとした明るい音色がロック音楽の基盤を支えています。クラッシュシンバルはAAX X-plosionシリーズの16″と18″を組み合わせ、16″はアタックの強さとパワフルさ、18″は音の伸びの良さと広がりを活かしています。 ライドには21″のAAX Raw Bell Dry Rideを採用し、ベルの音の明瞭さと粒立ちの良さが特徴的です。エフェクトとしては18″のHHX China、10″のAAX Air Splash、9″のAA Ice Bellを使い分け、さらに16″のAAXplosion Crashと18″のChinaを重ねたStackも駆使して音の幅を広げています。これらの組み合わせにより、ZIGGYの楽曲に欠かせないダイナミックでメリハリのあるドラミングを実現しています。

使用シンバル機材表【ZIGGY・大山正篤】

種類 モデル名 ブランド アーティスト ドラマー 口径 備考 Amazon 楽天 Yahoo! 石橋楽器 サウンドハウス
Hi-hat AA New Beat Sabian ZIGGY 大山正篤 14″ シャキッとして明るい音色 検索 検索 検索 検索 検索
Crash AAX X-plosion Sabian ZIGGY 大山正篤 16″ アタックが強くパワフル 検索 検索 検索 検索 検索
Crash AAX X-plosion Sabian ZIGGY 大山正篤 18″ 音の伸びが良く広がりがある 検索 検索 検索 検索 検索
Ride AAX Raw Bell Dry Ride Sabian ZIGGY 大山正篤 21″ ベルの音が明瞭で粒立ちが良い 検索 検索 検索 検索 検索
China HHX China Sabian ZIGGY 大山正篤 18″ エッジの効いた個性的な音色 検索 検索 検索 検索 検索
Splash AAX Air Splash Sabian ZIGGY 大山正篤 10″ 軽快で素早いアクセントに最適 検索 検索 検索 検索 検索
Stack AAXplosion Crash + China Stack Sabian ZIGGY 大山正篤 16″+18″ 重ねて使用する特殊なエフェクトシンバル 検索 検索 検索 検索 検索
Effect AA Ice Bell Sabian ZIGGY 大山正篤 9″ 高音域の特徴的なエフェクト音 検索 検索 検索 検索 検索

使用ペダル・ハードウェアの構成と種類と特徴【ZIGGY・大山正篤】

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ZIGGYのドラマー大山正篤氏は、TAMAのハードウェアを中心にセッティングを構成しています。キックペダルには「Speed Cobra 910」を採用し、その軽快な踏み心地とレスポンスの良さで、彼の特徴であるスピーディかつパワフルなプレイをサポートしています。スネアスタンドは「STAR Snare Stand」を使用し、堅牢な作りでライブ中の激しい演奏にも安定感を保っています。 シンバルセッティングでは「STAR Cymbal Stand」のブームタイプを活用し、自在な位置調整を実現。「Iron Cobra Hi-Hat Stand」はスムーズなフットワークを可能にし、繊細なハイハットワークに対応しています。タイミングの正確さを保つために「Rhythm Watch」メトロノームを常備し、長時間のライブでは「STAR Throne」の快適な座り心地が疲労軽減に貢献しています。素早いセッティング変更には「Quick-Lock Hi-Hat Clutch」の機能性も重宝しています。

使用ペダル・ハードウェア機材表【ZIGGY・大山正篤】

機材名 メーカー アーティスト ドラマー 種類 備考 Amazon 楽天 Yahoo! 石橋楽器 サウンドハウス
Speed Cobra 910 TAMA ZIGGY 大山正篤 キックペダル 軽快な踏み心地でスピーディな演奏に対応 検索 検索 検索 検索 検索
STAR Snare Stand TAMA ZIGGY 大山正篤 スネアスタンド 堅牢な作りで安定感がある 検索 検索 検索 検索 検索
STAR Single Tom Stand TAMA ZIGGY 大山正篤 タムスタンド フロアタム用の高さ調節可能なスタンド 検索 検索 検索 検索 検索
STAR Cymbal Stand TAMA ZIGGY 大山正篤 シンバルスタンド ブームタイプで位置調整が自在 検索 検索 検索 検索 検索
Iron Cobra Hi-Hat Stand TAMA ZIGGY 大山正篤 ハイハットスタンド スムーズなフットワークをサポート 検索 検索 検索 検索 検索
STAR Throne TAMA ZIGGY 大山正篤 ドラムスローン 長時間の演奏でも疲れにくい設計 検索 検索 検索 検索 検索
Rhythm Watch TAMA ZIGGY 大山正篤 メトロノーム ライブやレコーディングでのテンポキープに使用 検索 検索 検索 検索 検索
Quick-Lock Hi-Hat Clutch TAMA ZIGGY 大山正篤 ハイハットクラッチ 素早い着脱が可能な特殊機構 検索 検索 検索 検索 検索

使用スローン(椅子)&スティック種類と特徴【ZIGGY・大山正篤】

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ZIGGYのドラマー大山正篤は、TAMAのハードウェアを愛用しています。キックペダルには「Speed Cobra 910」を選択し、その軽快な踏み心地により疾走感のあるロックビートを刻むことができています。スネアには堅牢な「STAR Snare Stand」を使用し、激しいプレイでもズレることなく安定した演奏を可能にしています。 タム周りは「STAR Single Tom Stand」でフロアタムの高さを絶妙に調整し、シンバル配置には「STAR Cymbal Stand」のブームアームで自在なポジショニングを実現。ハイハットには「Iron Cobra Hi-Hat Stand」を使い、スムーズなフットワークでタイトなリズムを刻みます。 座り心地のよい「STAR Throne」は長時間のライブでの疲労軽減に貢献し、「Rhythm Watch」メトロノームでバンド全体のテンポをコントロール。さらに「Quick-Lock Hi-Hat Clutch」の素早い着脱機能により、セッティングの効率化を図っています。

チューニング・サウンドメイク・EQの工夫と特徴【ZIGGY・大山正篤】

ZIGGYのドラマー大山正篤は、スネアドラムの特徴的なチューニングで知られる。打面は比較的高めに張り、8〜10mmほどの隙間を空けてリムを締め、パンチのある高域を確保。裏面はやや緩めに調整し、ムーンジェルを1〜2個使用して余計な倍音を抑制している。バラードではテープを少量貼り、ミッドレンジの響きを抑えることで温かみのある音色を引き出す工夫が見られる。タムは打面/裏面のバランスを重視し、特にフロアタムは低域の充実感を大切にしている。

ミックス処理においては、スネアには200Hz付近をわずかに持ち上げ、3-5kHzにピークを作る傾向がある。バスドラムは60-80Hzの低域を強調し、3-4kHzのアタック感を確保。ゲート処理は控えめで、自然な減衰を残すアプローチ。空間系エフェクトはバンドのサウンドに合わせて変化させ、特に「GLORIA」などの曲ではリバーブを短めに設定し、スネアの定位は若干左に寄せるなど、ロック感とグルーヴ感の両立を図っている。

レコーディングとライブでは意図的に異なるアプローチを採用。レコーディングではアタックと減衰のバランスを重視し、チューニングも録音環境に合わせて微調整。一方ライブではスネアのアタック感を強め、キックの低域をより豊かにすることで、会場の音響特性を補正。ZIGGYの代名詞ともいえる力強いグルーヴを支えるため、特にスネアは「粒立ち」と「芯の太さ」を両立させる独自のチューニングを追求し続けている。

比較的安価に音を近づける機材【ZIGGY・大山正篤】

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ZIGGYの大山正篤サウンドを手頃な価格で再現するなら、まずはスネアドラムに注目しましょう。Pearl Sensitoneシリーズの真鍮スネアが比較的安価な選択肢で、彼の特徴的なキレのあるサウンドに近づけることができます。シンバルはZildjian A Customの廉価版としてPaiste PST7やMeinl ClassicsシリーズがバランスのよいEQで大山サウンドの明瞭さを表現できるでしょう。

ベースドラムペダルは、DW5000の代わりにPearl Eliminator P-930や中古のTama Iron Cobra Power Glideモデルで力強いキックを実現できます。セット全体としては、Pearl Export EXシリーズやYamaha Stage Customがコストパフォーマンスに優れ、チューニング次第で彼のパンチ感のある音に近づけられます。適切なミュート処理と張りの強いヘッドチョイスが大山流タイトなサウンド作りのカギとなります。

最終的なサウンドメイクでは、マイキングや録音技術も重要な要素です。シンプルなマイク配置でもDAWでのEQでミッドレンジを少し持ち上げれば、大山サウンドの芯の通った音色に近づけられます。また、YouTubeの演奏動画を参考にしながら叩き方やタッチを研究することで、機材だけでなく演奏面からもサウンドを近づけることができるでしょう。

比較的安価に音を近づける機材表【ZIGGY・大山正篤】

種類 機材名 メーカー アーティスト ドラマー 備考 Amazon 楽天 Yahoo! 石橋楽器 サウンドハウス
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スネア Sensitone Pearl ZIGGY 大山正篤 真鍮素材でキレのあるサウンドを実現する中価格帯モデル 検索 検索 検索 検索 検索
シンバル PST7 Paiste ZIGGY 大山正篤 Zildjian A Customの代替として明瞭な音色を低価格で提供 検索 検索 検索 検索 検索
シンバル Classics Meinl ZIGGY 大山正篤 バランスの良いEQで大山サウンドの明瞭さを表現 検索 検索 検索 検索 検索
ペダル Eliminator P-930 Pearl ZIGGY 大山正篤 DW5000の代替として力強いキックを実現できる中価格帯 検索 検索 検索 検索 検索
ペダル Iron Cobra Power Glide Tama ZIGGY 大山正篤 中古品で入手すれば高コスパで力強いキック感を再現 検索 検索 検索 検索 検索
ドラムセット Export EX Pearl ZIGGY 大山正篤 コスパに優れ適切なチューニングでパンチ感ある音に近づく 検索 検索 検索 検索 検索
ドラムセット Stage Custom Yamaha ZIGGY 大山正篤 手頃な価格でタイトなサウンドを実現できる定番モデル 検索 検索 検索 検索 検索
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ライブセットアップについて【ZIGGY・大山正篤】

大山正篤のドラムセットはZIGGYのステージで通常中央後方に配置されている。彼のセットアップは視認性を重視した高めのシンバル配置が特徴で、パワフルなプレイスタイルに合わせて安定感のある台座を使用している。オーバーヘッドマイクは2本を基本とし、キックとスネアには専用マイクを近接設置する傾向がある。

ライブでのマイク位置はパフォーマンスの妨げにならないよう工夫されており、特にフロアタムとライドシンバルの間にはクリアな音響を確保するためのスペースが確保されている。ヴォーカルとのコミュニケーションを取りやすいよう、正面視界を確保したポジションになっているのも特徴だ。

代表的なライブ映像では「GLORIA」や「ALONE」などの演奏時に見られる安定したタイムキープと躍動的なフィルインが見どころ。特に「STRAWBERRY」のパフォーマンスでは、サビでのダイナミックなクラッシュワークと緻密なハイハット操作が際立っている。エネルギッシュな演奏スタイルながらも常にバンドのグルーヴを支える的確なプレイが魅力だ。

総括まとめ【ZIGGY・大山正篤】

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大山正篤のドラミングは、ZIGGYの楽曲に必要不可欠な強靭なグルーヴと安定感が特徴だ。「軸のブレない」演奏で、歌モノとしてのZIGGYの音楽を支え、ロックンロールの基本に忠実でありながら、曲に合わせた適度なダイナミクスと抑揚を生み出している。

彼のサウンドの核はクリアで力強いスネアと、バンドサウンドに溶け込むようなシンバルワークにある。タムも含めたセット全体の調整は、歌とギターを活かすミックスバランスを常に意識し、音圧だけでなく質感にもこだわりを持っている点が特徴的だ。

大山の演奏は高価な機材への依存度が低く、自身の技術とフィーリングを重視する姿勢が貫かれている。「良いドラマーは何を叩いても良い音が出る」という考えのもと、シンプルなセットアップでもバンドの求める音楽性を表現できることを体現している。

本記事参照サイト【ZIGGY・大山正篤】

本記事は下記公式サイト等を参照して作成しています。

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