【SEX MACHINEGUNS・DASEIN】風ドラムサウンドの作り方＋使用機材セッティングまとめ｜セット・スネア・シンバル・ペダル

【DASEIN】SEX MACHINEGUNS 始めに

DASEINは、日本のメタルバンドSEX MACHINEGUNSの現ドラマーとして知られています。彼の前身はJOEというドラマーで、2017年に加入したDASEINは、テクニカルかつパワフルなドラミングで新たな風を吹き込みました。

SEX MACHINEGUNSはスピード感とテクニカルさを兼ね備えたヘヴィメタルサウンドが特徴で、「BURN!」や「地獄の暴走列車」といった代表曲では、DASEINの正確なブラストビートと疾走感のあるドラムワークが楽曲の躍動感を支えています。

DASEINのプレイスタイルは、高速の16ビートやダブルバスドラムの技巧的な使用が特徴的で、バンドの激しく熱いパフォーマンスに欠かせない存在となっています。Pearl製ドラムセットとSabianシンバルを駆使した彼のサウンドは、SEX MACHINEGUNSの楽曲にさらなる重厚さと迫力を与えています。

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使用ドラムセット（シェル）一覧と特徴【SEX MACHINEGUNS・DASEIN】

SEX MACHINEGUNSのドラマーDASEIN（JOE）は、Pearlドラムを愛用するプレイヤーとして知られています。主にMasters Customシリーズを使用しており、2018年春のツアーではメイプル素材の22×16インチバスドラム、13×10インチタム、16×14インチフロアタムという構成で演奏。2023年時点では同じくMasters Customのメイプル素材で、22×14インチバスドラム、10×7/13×9インチタム、16×16インチフロアタムという構成に変更しています。 以前はReference Pureシリーズを使用しており、メイプル素材の22×16インチバスドラムに10×8/12×9インチタム、14×14/16×16インチフロアタムという大編成と、ライブ向けの22×16インチバスドラム、10×7/12×8インチタム、14×10/16×14インチフロアタムという構成を使い分けていました。また、Crystal Beatシリーズのアクリル製シェルも所有しており、透明度の高い特徴的な外観と明るいサウンドが特徴です。メイプルの温かみのある音色を基調としながら、状況に応じてサイズ構成を使い分ける実践的なドラマーです。

使用ドラムセット（シェル）機材表【SEX MACHINEGUNS・DASEIN】

使用スネアドラムの種類と特徴【SEX MACHINEGUNS・DASEIN】

SEX MACHINEGUNSのドラマーDASEINは複数のスネアドラムを使い分けています。メインとして愛用するPearl Signature Series Joeはメイプル素材の13×6.5インチで、EVANS G1 Coatedヘッド装着により強い叩き方でも芯の強さと抜けの良さを発揮します。サブ機材としては、Pearl Reference Seriesメイプル14×5インチを使用し、丁寧な粒立ちが特徴的な繊細な音作りに活用。さらに高級ラインのPearl Masterworksメイプル14×5.5インチは温かみのある音色を持ち、バラード系の曲で効果を発揮します。メタルスネアとしてはTAMA Starphonic（ブラス14×6インチ、20本スナッピー）を所有し、太くパワフルな音で重厚なバンドサウンドに対応。SONOR SQ2バーチ14×6インチ（REMO Ambassadorヘッド、20本スナッピー）は反応性の高さと豊かな倍音が特徴で、ライブでの映える音作りに貢献しています。

使用スネアドラム機材表【SEX MACHINEGUNS・DASEIN】

使用シンバルの構成と種類と特徴【SEX MACHINEGUNS・DASEIN】

SEX MACHINEGUNSのドラマーDASEIN（JOE）はSabianのシンバルを主に使用しています。基本セットアップとして、14″のAA Hi-hatは明るい音色でハイタムよりも高い音域をカバーし、16″と18″のAA Crashは、それぞれパワフルな音と豊かな響きで激しい楽曲に対応します。主役となる20″のAA Rideは明瞭なピンポイントの音色で、疾走感のあるリズムをサポート。アクセント用として8″と10″のAA Splashを配置し、鋭いアタックと素早い減衰特性を活かしています。さらに18″のAAX Chinaでトラッシュな荒々しいサウンドを加え、19″のHHX Crashでは深みのある音色で全体のバランスを整えています。この構成は彼のスピーディーかつダイナミックなプレイスタイルに最適化されています。

使用シンバル機材表【SEX MACHINEGUNS・DASEIN】

使用ペダル・ハードウェアの構成と種類と特徴【SEX MACHINEGUNS・DASEIN】

SEX MACHINEGUNSのドラマーDASEIN(JOE)は、Pearlのハードウェアを愛用しています。パワーシフター搭載のPearl P-3002Dダブルペダルは、過激な演奏スタイルでも安定したパワーとスピードを発揮できる調整機能が特徴です。フットボードにダイレクトな反応性を持つPearl H-2000ハイハットスタンドは、繊細なフットワークにも確実に応える仕様となっています。 スネアをしっかり固定するSS-3スネアスタンドに加え、ブーム型のC-830とストレート型のC-1030シンバルスタンドを組み合わせることで、激しいライブパフォーマンスでも抜群の安定性を確保。タム位置の細かな調整が可能なPearl TH-1030Sタムホルダーと、長時間演奏に最適な座り心地を提供するD-2500ドラムスローンが、DASEINの高速・高精度な演奏スタイルを支えています。ハードな演奏でも揺るがない堅牢性が、彼のパフォーマンスの土台となっています。

使用ペダル・ハードウェア機材表【SEX MACHINEGUNS・DASEIN】

使用スローン（椅子）＆スティック種類と特徴【SEX MACHINEGUNS・DASEIN】

SEX MACHINEGUNSのドラマーDASEIN(JOE)は、Pearlのハードウェアを愛用しています。パワーシフター搭載のPearl P-3002Dダブルペダルは、過激な演奏スタイルでも安定したパワーとスピードを発揮できる調整機能が特徴です。フットボードにダイレクトな反応性を持つPearl H-2000ハイハットスタンドは、繊細なフットワークにも確実に応える仕様となっています。 スネアをしっかり固定するSS-3スネアスタンドに加え、ブーム型のC-830とストレート型のC-1030シンバルスタンドを組み合わせることで、激しいライブパフォーマンスでも抜群の安定性を確保。タム位置の細かな調整が可能なPearl TH-1030Sタムホルダーと、長時間演奏に最適な座り心地を提供するD-2500ドラムスローンが、DASEINの高速・高精度な演奏スタイルを支えています。ハードな演奏でも揺るがない堅牢性が、彼のパフォーマンスの土台となっています。

チューニング・サウンドメイク・EQの工夫と特徴【SEX MACHINEGUNS・DASEIN】

DASEINはSEX MACHINEGUNSのスピード感あるハイテンポな楽曲に合わせ、打面はタイトに高めの張りを基本としている。特にスネアは明瞭なアタックを得るため打面はやや強めに張り、裏面はミュートリングとムーンジェルを併用。バスドラムは低域の芯を保ちつつ、フロントヘッドに小さな穴を開けて適度な抜けを確保。タムは上から下へかけて段階的に低くチューニングし、ヘッドエッジ付近にピンポイントでムーンジェルを貼り、不要な倍音を抑制している。

レコーディング時のミックス処理では、スネアドラムは3-5kHzのアタック感を強調し、200Hz付近をやや持ち上げて芯を出す一方、400Hz帯は少し削ってモコモコ感を排除。バスドラムは60-80Hzの低域を保ちつつ、4kHz付近を持ち上げてビーターのアタックを明確に。タイトなゲートとファストアタック/ショートリリースのコンプレッションにより、スピードメタル特有の緻密なドラミングを表現。ドラム全体の定位は、ハイハットとライドを左右に広めに配置し立体感を出している。

ライブとレコーディングでは大きく異なり、ライブではアタック感と抜けを重視。会場の残響を考慮し、タム類はレコーディング時よりもミュート量を増やし、必要に応じてテープも活用。一方、レコーディングでは楽器間の分離を重視し、各楽器の周波数帯域が明確になるよう、特にシンバル類の高域（8-12kHz）とスネアの中高域（2-4kHz）のバランス調整に注力。「地獄の暴走列車」のような高速楽曲では特に、キック-スネアの緻密なコンビネーションが明瞭に伝わるよう、トランジェントデザイナーも活用している。

比較的安価に音を近づける機材【SEX MACHINEGUNS・DASEIN】

SEX MACHINEGUNSのDASEIN（JOE）のようなパワフルでスピーディなドラミングを実現するには、まずPearlのドラムセットが基本になります。予算を抑えるならExport EXXシリーズが入門機としておすすめで、太めのシェルによる力強い音が特徴です。スネアはPearlのSensitone Steelを選べば、比較的リーズナブルな価格でJOEのような切れ味の良いアタックが得られるでしょう。

シンバルに関しては、SABIANのB8Xシリーズが予算重視なら適しています。特にクラッシュとライドは、ヘヴィメタルらしい鋭いアタックと伸びのある余韻を両立できる製品です。ハイハットもB8Xを選び、タイトなフットワークを練習することでDASEINの速いビートに近づけることができます。

ダブルペダルはPearlのP-930やTama Iron Cobraのエントリーモデルがコスパに優れています。重要なのはペダルの調整で、テンションを少し強めに設定することでJOEのような速いバスドラムフレーズの再現性が高まるでしょう。上記機材と並行して、「地獄の暴走列車」などのSEX MACHINEGUNSの楽曲を実際に演奏しながら感覚を掴むことが上達への近道です。

比較的安価に音を近づける機材表【SEX MACHINEGUNS・DASEIN】

ライブセットアップについて【SEX MACHINEGUNS・DASEIN】

DASEINはSEX MACHINEGUNSのドラマーとして、ステージ中央奥に位置するのが特徴的です。ドラムセットはPearlを愛用し、大口径のバスドラムとSABIANシンバルの組み合わせで重厚なサウンドを生み出しています。バスドラムには通常バンドロゴが入り、ライブ映えする華やかなセットアップとなっています。

マイキングはオーバーヘッド2本に加え、スネア上下、バスドラム内部、各タムにクローズマイクを配置するのが基本スタイルです。特にバスドラムの低音を確実に拾うためのマイク配置に特徴があり、激しいツインペダルのフットワークをサポートします。また、DASEINはモニターもしっかり配置し、バンド全体の音をコントロールしています。

代表的なライブ映像では「地獄の暴走列車」などの超高速演奏時の両足の動きが見どころです。特に「BURN UP THE NIGHT」などのライブでは、DASEINの正確無比なハイスピードドラミングとショーマンシップが際立ちます。ANCHANGのギターソロに合わせたフィルインの妙も注目ポイントで、SEX MACHINEGUNSのスピード感溢れるパフォーマンスを支える重要な役割を果たしています。

総括まとめ【SEX MACHINEGUNS・DASEIN】

DASEINことJOEのドラミングは、SEX MACHINEGUNSの超高速メタルを支える土台として、正確なタイム感とパワフルな演奏が特徴だ。彼の音作りはアタックの強いキック、シャープなスネア、明瞭なシンバルワークを組み合わせ、バンドの激しいサウンドを支えている。

彼のドラムセットを再現するポイントは、パワフルなダブルバスドラムの配置と、明るく輪郭のはっきりしたスネアサウンド、そして切れ味鋭いシンバル群だ。特にハイハットとライドシンバルの使い分けは、同バンドの疾走感あるリズムトラックを作る上で重要な要素となっている。

しかしDASEINのプレイスタイルは機材に依存するよりも、そのテクニックと表現力に重点が置かれている。彼のようなスピード感と正確さを出すためには、特定の機材よりも基本的な練習と姿勢の確立が何よりも大切だろう。

本記事参照サイト【SEX MACHINEGUNS・DASEIN】

本記事は下記公式サイト等を参照して作成しています。

• Pearl Drums (Manufacturer)
• Sabian Cymbals (Manufacturer)
• Wikipedia
• ギター＆ベース (Media)