【one ok rock・TOMOYA】風ドラムサウンドの作り方＋使用機材セッティングまとめ｜セット・スネア・シンバル・ペダル

【TOMOYA】one ok rock 始めに

ONE OK ROCKのドラマーTOMOYAは、バンドのエネルギッシュなサウンドを支える重要な存在です。力強いビートとテクニカルなフットワークを駆使し、ロックからメタルコア、ポップパンクまで幅広いジャンルに対応する柔軟性を持っています。

特にダブルペダルを活かしたハイスピードのフットワークと正確なリズムキープは彼の特徴で、「Mighty Long Fall」や「The Beginning」などの楽曲ではその技術が存分に発揮されています。ライブパフォーマンスでは安定感あるプレイと表現力豊かなドラミングで観客を魅了します。

ONE OK ROCKの国際的な成功に合わせ、TOMOYAのプレイスタイルも進化を続けており、近年ではよりダイナミックレンジの広いアプローチで楽曲の表現力を高めています。シグネチャースティックやドラムセットも発売され、多くのドラマーから支持を得ています。

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使用ドラムセット（シェル）一覧と特徴【one ok rock・TOMOYA】

ONE OK ROCKのTOMOYAは複数のドラムセットを状況に応じて使い分けています。ライブツアーでは主にCanopus Yaiba Bubinbaカスタム（22×18/10×7/12×8/16×16）を使用し、バーチとブビンガの組み合わせによる力強い音色を活かしています。また、DW Collectorsも22×18/10×8/12×9/16×14のサイズ構成でツアーに投入し、メイプル材の温かみのある音も使い分けています。 スタジオレコーディングではYaiba II Maple（22×16/10×7/12×8/16×14）を愛用し、メイプル材のバランスの良い響きを活かした録音を行っています。さらに、シグネイチャーモデルとしてYaiba II Maple Custom Editionも展開。 2024年には新たなシグネイチャーモデルとしてJUSTIXを発表。メイプルとウォールナットを組み合わせた22×18/12×8/16×16のサイズ構成で、独自のサウンドを追求しています。キャリア初期にはPearlのMasters Maple Complete（22×18/10×8/12×9/16×16）を使用していました。

使用ドラムセット（シェル）機材表【one ok rock・TOMOYA】

使用スネアドラムの種類と特徴【one ok rock・TOMOYA】

ONE OK ROCKのドラマーTOMOYAは、様々なスネアドラムを状況に応じて使い分けています。ライブでの主力となるPearlのブラススネア(14×5)は、Remo Coated Ambassadorヘッドと42本のスティールスナッピーにより、クリアで抜けの良いアタック感を実現。特にCanopusから発売された彼のシグネイチャーモデル(14×6.5)は、深めのシェルと42本のスナッピーで豊かな低音とサスティンが特徴です。 また、ツアーでも使用するCanopusのCOBモデル(カッパー製14×6.5)はカスタムスナッピーとCoated Ambassadorの組み合わせで温かみのある中音域を強調。DWのメイプルスネア(14×6)はEvans G2ヘッドとの相性が良く、ウッド特有の柔らかく丸みを帯びたトーンを生み出します。Tamaのベルブラススネア(14×5)は、Evans G1ヘッドとカスタムスナッピーにより、力強いアタックと広い音域での反応性を備え、バンドサウンドの要として機能しています。

使用スネアドラム機材表【one ok rock・TOMOYA】

使用シンバルの構成と種類と特徴【one ok rock・TOMOYA】

ONE OK ROCKのTOMOYAは、Zildjianシンバルを多様に組み合わせた構成で演奏しています。ハイハットには繊細なアタック感を持つ14″のK Custom Hybridを使用。クラッシュシンバルは、暗めの音色と豊かな倍音を持つ18″と19″のK Customに加え、明るいサウンドの18″A Custom、低音域が豊かな20″A Zildjianを配置しています。スプラッシュシンバルには、ダークな音色の10″K Custom Darkと明るく鋭いアクセントが特徴の8″A Customを使い分け。ライドシンバルには温かみのある音色でスティックの粒立ちも明瞭な22″K Customを採用。さらに特徴的なエフェクト音として19″K Custom Hybrid Chinaと10″EFX Stackを配置し、ロックからエモーショナルなバラードまで幅広い楽曲に対応できる多彩な音作りを実現しています。

使用シンバル機材表【one ok rock・TOMOYA】

使用ペダル・ハードウェアの構成と種類と特徴【one ok rock・TOMOYA】

ONE OK ROCKのTOMOYAは、Pearl製「Eliminator Power Glide」をデビュー時から愛用しており、安定した踏み心地とレスポンスの良さが特徴です。ダブルペダルは主にPearlの「Eliminator Redline Double Pedal」を使用し、スレイヴ側との絶妙な連動性を実現しています。一方、Tama製「Iron Cobra 900 Series」ダブルペダルも使用しており、ONEのタイトな楽曲に合わせた素早いレスポンスが魅力です。 ハードウェアでは、Tamaの「Speed Cobra 310」ハイハットスタンドを採用し、軽量設計と優れた反応性を活かした繊細なプレイが可能に。シンバルスタンドはTamaの「Icon Straight」や「Clamp-On Cymbal Holder」を組み合わせ、ライブセットの効率的な配置を実現しています。さらに「Roadpro Snare Stand」と「1st Chair Ergo-Rider」スローンを使用し、ツアーでの長時間演奏にも対応。近年ではYamahaの「JUSTiX」ドラムラックをシグネチャーモデルに採用し、セッティングの安定性を高めています。

使用ペダル・ハードウェア機材表【one ok rock・TOMOYA】

使用スローン（椅子）＆スティック種類と特徴【one ok rock・TOMOYA】

ONE OK ROCKのTOMOYAは、Pearl製「Eliminator Power Glide」をデビュー時から愛用しており、安定した踏み心地とレスポンスの良さが特徴です。ダブルペダルは主にPearlの「Eliminator Redline Double Pedal」を使用し、スレイヴ側との絶妙な連動性を実現しています。一方、Tama製「Iron Cobra 900 Series」ダブルペダルも使用しており、ONEのタイトな楽曲に合わせた素早いレスポンスが魅力です。 ハードウェアでは、Tamaの「Speed Cobra 310」ハイハットスタンドを採用し、軽量設計と優れた反応性を活かした繊細なプレイが可能に。シンバルスタンドはTamaの「Icon Straight」や「Clamp-On Cymbal Holder」を組み合わせ、ライブセットの効率的な配置を実現しています。さらに「Roadpro Snare Stand」と「1st Chair Ergo-Rider」スローンを使用し、ツアーでの長時間演奏にも対応。近年ではYamahaの「JUSTiX」ドラムラックをシグネチャーモデルに採用し、セッティングの安定性を高めています。

チューニング・サウンドメイク・EQの工夫と特徴【one ok rock・TOMOYA】

TOMOYAのドラムチューニングはロックサウンドの核となるパワフルさと抜けの良さを両立させている特徴がある。スネアは打面をやや高め（約330Hz）、裏面を低め（約220Hz）に調整し、フロントヘッドにはムーンジェルを1〜2個配置してサスティンをコントロール。特にライブではリムショットの際の倍音を抑えるために、裏面ヘッドの外周にガムテープを貼り付けて余計な共鳴を抑制している。タムはEMDヘッドを愛用し、アタック感と適度な鳴りを両立させている。

ミックス処理においては、キックドラムは60〜80Hzの低域を持ち上げつつ、4kHz付近にアタックポイントを設定。スネアは200Hz付近を少し削り、3〜5kHzを強調してアタックと存在感を引き出している。コンプレッサーはアタックタイム5ms前後、リリースタイム中速程度で自然な圧縮を心がけ、特にライブではゲートのスレッショルドを高めに設定してタイトなサウンドに仕上げる。定位は基本的にキックとスネアをセンター、ハイハットは若干右寄り、タムは左から右へとパンニングしている。

レコーディングとライブでは明確な使い分けを行なっており、スタジオではナチュラルな鳴りと豊かな倍音を残すチューニングを採用。対照的にライブではアタック感を重視し、ヘッドのテンションを若干高めに設定することでクリアな発音と分離感を確保している。特にアリーナクラスの大会場では、オーバーヘッドマイクで拾う残響を考慮して、ドラムシェルの内側にマイクロファイバークロスを入れるなど緻密な調整を行い、ONE OK ROCKのダイナミックなサウンドを支えている。

比較的安価に音を近づける機材【one ok rock・TOMOYA】

ONE OK ROCKのTOMOYAサウンドを手頃な価格で再現するなら、まずはDW Design SeriesやTama Starclassicなどのミドルクラスのドラムセットがおすすめです。完全なシグネチャーモデルは高価ですが、22インチバスドラム、10・12・16インチのタムを基本構成とするセットで近い音作りが可能です。スネアはTamaのS.L.P.シリーズの真鍮スネアが、彼の使用するBrass Blackの特徴的な鳴りに近づけるコストパフォーマンスに優れた選択肢となります。

シンバルに関しては、ZildjianのAシリーズやSabianのAAシリーズが手頃な価格帯で彼のサウンドに近づける定番です。特に14インチのNew BeatハイハットとA Custom Projectionクラッシュの組み合わせは、ロック向けの力強い音色を実現できます。中古市場を探せば、彼の使用するK Custom HybridやA Customシリーズも手に入る可能性があり、さらに本格的なサウンドに近づけることができるでしょう。

キックペダルは完全なシグネチャーモデルであるJUSTIXを購入するのではなく、DWの5000シリーズやTamaのIron Cobraがコストパフォーマンスに優れた選択肢です。TOMOYAのダイナミックなフットワークを再現するにはダブルチェーンのモデルが適しており、セッティングでテンションを調整することで彼の俊敏なプレイスタイルに近づけることができます。チューニングとマフリングの工夫も重要で、特にキックドラムの低音の抜けを意識すると本格的なロックサウンドに近づきます。

比較的安価に音を近づける機材表【one ok rock・TOMOYA】

ライブセットアップについて【one ok rock・TOMOYA】

TOMOYAのライブセットアップは、ドラムセットを中央やや後方に配置し、バンドメンバーとの一体感を重視した構成が特徴です。シンバルは高めに設置され、フロアタムを右側に2台配置するスタイルが定番となっています。近年はPearl Drums社のシグネチャーモデル「JUSTIX」を愛用しており、ライブでの迫力あるサウンドを支えています。

マイキングは、キックドラムに2本、スネアの上下に各1本、タムには上部からオーバーヘッドマイクを設置する傾向があります。ONE OK ROCKの大規模なライブでは、より多くのマイクを使用し、繊細かつダイナミックな演奏をクリアに拾う工夫がなされています。また、Ambience用のマイクも複数配置され、会場の臨場感を録音に取り入れています。

代表的なライブ映像では、「Mighty Long Fall」でのパワフルかつ緻密なフットワーク、「完全感覚Dreamer」での疾走感あるビートキープが見どころです。特に海外公演では、洋楽テイストを取り入れたアグレッシブなプレイスタイルが際立ち、シンバルワークの多彩さや16分音符を刻むハイハットの正確さが注目ポイントとなっています。

総括まとめ【one ok rock・TOMOYA】

TOMOYAのドラミングは、パワフルかつ洗練された表現力が特徴で、バンドサウンドを支える力強いビートと繊細なニュアンスの両立を実現している。ロックの骨太なグルーヴ感を保ちながら、ダイナミクスの幅広さとタイトなフィルインが彼の音楽性の核となり、海外での活動にも対応できる高い技術力を備えている。

TOMOYAサウンドの再現には、パールのドラムセットにシグネイチャースネア「JUSTIX」の太く芯のある音色がキーポイント。厚みのあるシンバルサウンドと絶妙なチューニングで、パンチのある低音とクリアな高音を両立させた音作りが特徴的。特にスネアは、キレのあるリムショットと繊細なゴーストノートの表現力が重要だ。

彼は高価な機材への依存よりも、基本的な演奏技術や表現力を重視する姿勢を貫いている。どんな環境でも自分らしい音楽を届けられるよう、基礎トレーニングと音楽性を磨く努力を惜しまない。機材は道具であり、最終的に重要なのは演奏者自身の感性と技術であるという姿勢は、多くのドラマーに共感と影響を与えている。

本記事参照サイト【one ok rock・TOMOYA】

本記事は下記公式サイト等を参照して作成しています。

• 島村楽器 Official Site
• DRUM MAGAZINE Official Media
• 石橋楽器 Official Site
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