【SUPER BEAVER・藤原広明（藤原“37才”広明）】風ドラムサウンドの作り方＋使用機材セッティングまとめ｜セット・スネア・シンバル・ペダル

【藤原広明（藤原”37才”広明）】SUPER BEAVER 始めに

藤原広明はロックバンドSUPER BEAVERのドラマーとして、力強いビートと緻密なリズムワークで知られています。彼独自の「37才」という愛称を持ち、バンドの楽曲に安定感と躍動感を同時にもたらすプレイスタイルが特徴です。

SUPER BEAVERのアグレッシブかつ繊細な楽曲において、藤原のドラミングは曲の土台を支えながらも、適切なアクセントや変化をつけることで楽曲の起伏を演出しています。「友達」や「予感」などの代表曲では、エモーショナルな展開を力強くサポートするプレイが光ります。

技術的な正確さと表現力のバランスに優れ、バンドの疾走感あるロックサウンドと壮大なバラード両方に対応できる柔軟性を持っています。ライブパフォーマンスでは特に生命力溢れるプレイで観客を魅了し、SUPER BEAVERの音楽性の重要な要素となっています。

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使用ドラムセット（シェル）一覧と特徴【SUPER BEAVER・藤原広明（藤原”37才”広明）】

SUPER BEAVERのドラマー藤原広明が使用するドラムキットは多彩で、状況に応じて使い分けています。原点となるYamahaのRecording Customは22インチのバスドラムにタムを組み合わせたバーチシェルで、太くパンチのある音が特徴です。現在の主力としては、Canopusのシグネチャーモデル「Yaiba II」があり、メイプルとバーチのハイブリッドシェルによって温かみと芯のあるサウンドを両立させています。 ライブでは黒塗装のYamaha Club Customを多用し、22×18インチの大きなバスドラムで低音の効いた迫力あるサウンドを実現。高級ラインのYamaha PHXは11プライメイプルの贅沢な作りで、レコーディングでの繊細な表現に活用しています。また、Canopus Studio Seriesは24インチの大口径バスドラムを持ち、ヴィンテージ風の温かみのある響きを提供。リニューアルされたRecording Custom 2016も取り入れ、クラシカルかつモダンな音作りに挑戦しています。

使用ドラムセット（シェル）機材表【SUPER BEAVER・藤原広明（藤原”37才”広明）】

使用スネアドラムの種類と特徴【SUPER BEAVER・藤原広明（藤原”37才”広明）】

SUPER BEAVERのドラマー藤原広明は複数のスネアドラムを使い分けています。メインとして愛用するCANOPUSのMTR-1465DHは、メイプル素材で14×6.5インチ、EVANS G1コーテッドヘッドと20本スナッピーの組み合わせにより、好みの音色を実現しています。同じくCANOPUSのMTR-1465-OHAはオーク/ホワイトアッシュ素材で幅広い音域での表現が可能です。 TAMAからは10ply Mapleスネア（14×6インチ）とSTAR MAPLE（14×5.5インチ）を使用し、特にSTAR MAPLEは繊細な表現を可能にする20本スナッピーを装着。また、PORK PIE MAPLEは14×6.5インチのメイプルシェルで、ルックスも気に入っている一品です。 いずれもウッドシェル（メイプルやオーク）を好み、トップヘッドはEVANS G1コーテッドで統一することで、アタック感と温かみのあるサスティンのバランスを取った音作りを実現しています。

使用スネアドラム機材表【SUPER BEAVER・藤原広明（藤原”37才”広明）】

使用シンバルの構成と種類と特徴【SUPER BEAVER・藤原広明（藤原”37才”広明）】

SUPER BEAVERの藤原広明は、Zildjianのシンバルを全面的に使用しています。メインセットアップとして、14″のK Custom Darkハイハットをライブで活用し、ダークでありながら適度な存在感を持つサウンドを生み出しています。クラッシュシンバルは左側に16″、右側に18″のK Custom Darkを配置し、温かみのあるアタックと豊かな倍音が特徴です。 ライドシンバルには20″のK Customを使用し、スティックの粒立ちが良く明瞭なピンポイントサウンドを実現。エフェクトシンバルとしては18″のOriental China Trashを導入し、トラッシュなサウンドでアクセントを加えています。さらに10″のK Custom Darkスプラッシュで素早いアクセントを付け加え、レコーディング時には15″のK Constantinopleハイハットも使用するなど、幅広い音色を使い分けています。

使用シンバル機材表【SUPER BEAVER・藤原広明（藤原”37才”広明）】

使用ペダル・ハードウェアの構成と種類と特徴【SUPER BEAVER・藤原広明（藤原”37才”広明）】

SUPER BEAVERの藤原”37才”広明は、Tamaの代表的モデルSPEED COBRA 910ダブルペダルを使用しています。このペダルは素早いフットワークに対応する軽快な踏み心地が特徴で、彼の力強いバスドラムプレイをサポートしています。ハイハットにはTamaのIron Cobraを採用。レバーグライドタイプの安定したアクションにより正確なオープン・クローズが可能です。 スネアスタンドはDWのClassic Series Flat Baseを使用。フラットベースタイプで省スペースながら高い安定性を持ちます。シンバルスタンドはDW Classic Series（直立タイプ）とClassic Series Boom（ブームタイプ）を組み合わせ、理想的なセッティングを実現。タムはTamaのSTAR Single Tom Holderで支え、ドラムスローンにはTamaのRoadpro Throneを使用。また、チューニングには精密なピッチ調整が可能なOvertone LabsのTune-Bot Gigを活用し、安定したサウンドを維持しています。

使用ペダル・ハードウェア機材表【SUPER BEAVER・藤原広明（藤原”37才”広明）】

使用スローン（椅子）＆スティック種類と特徴【SUPER BEAVER・藤原広明（藤原”37才”広明）】

SUPER BEAVERの藤原”37才”広明は、Tamaの代表的モデルSPEED COBRA 910ダブルペダルを使用しています。このペダルは素早いフットワークに対応する軽快な踏み心地が特徴で、彼の力強いバスドラムプレイをサポートしています。ハイハットにはTamaのIron Cobraを採用。レバーグライドタイプの安定したアクションにより正確なオープン・クローズが可能です。 スネアスタンドはDWのClassic Series Flat Baseを使用。フラットベースタイプで省スペースながら高い安定性を持ちます。シンバルスタンドはDW Classic Series（直立タイプ）とClassic Series Boom（ブームタイプ）を組み合わせ、理想的なセッティングを実現。タムはTamaのSTAR Single Tom Holderで支え、ドラムスローンにはTamaのRoadpro Throneを使用。また、チューニングには精密なピッチ調整が可能なOvertone LabsのTune-Bot Gigを活用し、安定したサウンドを維持しています。

チューニング・サウンドメイク・EQの工夫と特徴【SUPER BEAVER・藤原広明（藤原”37才”広明）】

藤原広明のドラムサウンドは、バスドラムの打面をやや緩めに調整し、裏面はタイトに張ることで芯のある低域を確保しています。スネアはレコーディング時に上面にムーンジェルを1〜2個配置し、不要な倍音を抑制。特にアップテンポな楽曲では、キックの400Hz付近をわずかにブーストし、2〜3kHz帯域を強調することで、バンドサウンドの中でも埋もれないアタック感を実現しています。

ミックス処理では、タムに80Hz以下をカットするハイパスフィルターを適用し、その上で250Hz周辺にわずかなディップをかけることでモコモコ感を軽減。シンバルは10kHz以上をわずかに持ち上げ、空気感を演出しています。ステレオ定位においては、ハイハットやライドを左右45°に振り分け、タムは演奏順に沿って左から右へとパンニングするアプローチを採用しています。

ライブとレコーディングでは異なるアプローチを取り、ライブではキックとスネアのアタック感を重視したチューニングを施し、フロアタムも低めにセッティング。一方レコーディングではキックの60Hz帯域を豊かにするためにフロントヘッドの調整を微妙に変え、またルームマイクの活用で自然な空間系を取り入れつつも、不要な残響はゲートで抑制し、コンプレッションは2〜3dBと控えめに設定して生々しさを保っています。

比較的安価に音を近づける機材【SUPER BEAVER・藤原広明（藤原”37才”広明）】

SUPER BEAVERの藤原広明サウンドに近づけるなら、まずはスネアドラムから検討するのがおすすめです。彼は2000年代のTAMAスターフォニックスチールスネアを使用しており、予算を抑えるならTAMAのS.L.P.シリーズやSoundworksスチールスネアが代替として機能します。ヘッドはRemoコーテッドアンバサダーを選べば、クリアで芯のある彼のスネアサウンドに近づけることができるでしょう。

シンバル選びでは、藤原氏が愛用するZildjianのAカスタムを意識すると良いでしょう。予算内ならZildjianのSシリーズやIstanbul Mehmetのセッションシリーズが、明るく洗練された彼のシンバルサウンドに近い特性を持っています。また、Pearl製のドラムセットをTAMA StarClassicに近づけるなら、チューニングを高めにし、フロントヘッドを外すことで、パンチのあるアタック感を演出できます。

バスドラムペダルについては、藤原氏が使用するTAMA Iron Cobra 900シリーズの代わりに、同社のIron Cobra 600が手頃な選択肢です。同様のカムデザインを持ちながら価格を抑えた製品で、彼の俊敏なフットワークを支えるレスポンスの良さを感じられるでしょう。セッティングでは、藤原氏のようにタムを低めにセットし、スネアを高めに配置すると、彼のプレイスタイルに近づく第一歩となります。

比較的安価に音を近づける機材表【SUPER BEAVER・藤原広明（藤原”37才”広明）】

ライブセットアップについて【SUPER BEAVER・藤原広明（藤原”37才”広明）】

SUPER BEAVERの藤原広明は、ステージ右奥（観客から見て左奥）にドラムセットを配置する傾向がある。彼のセットアップは比較的シンプルで、スネアにはセンターマイク、オーバーヘッドは左右対称に配置されており、キックドラムの内側にもマイクを設置している。このバランスの取れたマイキングにより、バンドサウンドの土台となる安定したドラムサウンドを実現している。

藤原のプレイスタイルは力強さと繊細さを兼ね備えており、特に楽曲「青木」や「アイラヴユー」でのダイナミックな演奏が印象的だ。彼はシンバルワークも特徴的で、楽曲の盛り上がりに合わせて豊かな表現を見せる。また、赤いドラムスティックを使用することが多く、これが彼のトレードマークとなっている。

代表的なライブ映像では、「361°」や「予感」などの曲で見られる緩急のあるドラミングが見どころだ。特にバスドラムとハイハットの連携プレイや、サビでの力強いクラッシュシンバルの使い方に注目したい。彼のドラミングは技術的な面だけでなく、楽曲全体の雰囲気を高める役割も果たしており、SUPER BEAVERの音楽性を支える重要な要素となっている。

総括まとめ【SUPER BEAVER・藤原広明（藤原”37才”広明）】

藤原広明のドラミングは、パワフルかつ緻密なビート感とSUPER BEAVERの楽曲に必要な空間作りが絶妙にバランスしている。荒々しさと繊細さを両立させ、バンドサウンドの土台として曲の展開に合わせた強弱のダイナミクスを的確に表現することで、彼独自のグルーヴを生み出している。

彼のサウンドを再現する上で重要なのは、アタックの効いたスネアサウンドと抜けの良いタムセッティングだ。特にスネアは芯のあるパワフルな音質と緻密なチューニングにこだわりがあり、シンバルワークでは粒立ちの良いライドとクラッシュの使い分けで曲の起伏を作り出している。

藤原は機材や環境に左右されないプレイスタイルを貫いており、どんな状況でも自分の音楽性を表現できる技術力を持っている。「機材は道具であり、本質は演奏者の中にある」という考え方が根底にあり、シンプルながらも効果的な機材選びと調整力で、一貫した個性的なドラムサウンドを確立している。

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