【スピッツ・崎山龍男】風ドラムサウンドの作り方+使用機材セッティングまとめ|セット・スネア・シンバル・ペダル

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【スピッツ・崎山龍男】風ドラムサウンドの作り方+使用機材セッティングまとめ|セット・スネア・シンバル・ペダル

【崎山龍男】スピッツ 始めに

崎山龍男はスピッツの創設メンバーであり、バンドのサウンドを支える重要な存在です。シンプルながらも楽曲の世界観を的確に表現するプレイスタイルが特徴で、正確なタイム感と繊細なダイナミクスコントロールに定評があります。

特に「チェリー」や「ロビンソン」などのヒット曲では、曲の展開に合わせた緩急自在のドラミングが印象的です。楽曲の情感を大切にしたアプローチで、派手さよりも音楽性を重視した演奏が、スピッツの叙情的な世界観を支えています。

テクニカルな面よりも楽曲への貢献度を優先する姿勢は、多くのドラマーから尊敬を集めています。そのシンプルで温かみのあるドラムサウンドは、スピッツの透明感のある音楽性と完璧に調和し、彼らの楽曲の不変的な魅力の一部となっています。

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使用ドラムセット(シェル)一覧と特徴【スピッツ・崎山龍男】

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スピッツのドラマー・崎山龍男は複数のドラムセットを状況に応じて使い分けています。ライブでは主にTama Signatureをメインに使用し、このバーチ製22インチバスドラムのセットは芯のある力強い音が特徴です。レコーディングではYamaha Recording Customを多用しており、バーチ素材のシルバーグリッター仕様や20インチバスドラムのクリアフィニッシュモデルで繊細なニュアンスを表現しています。 30周年記念モデルのTama SuperStar Customは20インチバスドラムの小口径セットで、タイトで明瞭な音色が特徴です。また、Pearl Masters Maple Completeはメイプル特有の温かみのある音色で、2019年モデルのアワビホワイト仕様を使用。90年代のPearl Masters Maple Reserveはバーガンディミスト仕上げで、よりヴィンテージ感のある響きを得ています。 ライブ向けにはTama Starclassic Performer B/Bの濃い青のフェイドブルー仕様も活用し、バーチとバーベリーの組み合わせによる広い音域と豊かな倍音を生かしたパフォーマンスを展開しています。

使用ドラムセット(シェル)機材表【スピッツ・崎山龍男】

機材名 メーカー アーティスト ドラマー サイズ構成 材質 備考 Amazon 楽天 Yahoo! 石橋楽器 サウンドハウス
Signature Tama スピッツ 崎山龍男 22×18/10×8/12×8/16×16/14×5.5 バーチ メイドインジャパン 検索 検索 検索 検索 検索
Recording Custom Yamaha スピッツ 崎山龍男 22×18/10×9/12×10/14×12/16×16 バーチ シルバーグリッター仕様 検索 検索 検索 検索 検索
SuperStar Custom Tama スピッツ 崎山龍男 20×16/10×9/12×10/14×14 バーチ 30周年記念モデル 検索 検索 検索 検索 検索
Starclassic Performer B/B Tama スピッツ 崎山龍男 22×18/10×8/12×9/16×16/14×5.5 バーチ/バーベリー 濃い青のフェイドブルー 検索 検索 検索 検索 検索
Recording Custom Yamaha スピッツ 崎山龍男 20×16/10×9/12×9/14×14 バーチ クリアフィニッシュ 検索 検索 検索 検索 検索
Masters Maple Complete Pearl スピッツ 崎山龍男 22×16/10×8/12×9/14×14/16×16 メイプル アワビホワイト、2019年モデル 検索 検索 検索 検索 検索
Masters Maple Reserve Pearl スピッツ 崎山龍男 22×16/10×7/12×8/16×16/14×5.5 メイプル バーガンディミスト、90年代モデル 検索 検索 検索 検索 検索

使用スネアドラムの種類と特徴【スピッツ・崎山龍男】

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スピッツのドラマー崎山龍男は、幅広い音楽性に合わせて複数のスネアドラムを使い分けています。メインで使用されるのはLudwig Supraphonic(14×5.5インチ)で、アルミシェルによる明瞭なアタックと抜けの良さが特徴です。スタジオアルバム録音でも多用されています。 より深めの音を求める場合はLudwig Supraphonic LM402(14×6.5インチ)を使用し、REMOコーテッドヘッドとの組み合わせでメタリックな響きとサスティンを引き出しています。高級モデルのLudwig Black Beauty(14×5インチ)は、ブラスシェルによる艶やかな音色と温かみのあるサスティンが特徴です。 ウッドシェルではCanopus Neo-Vintage NV60-M1(14×6.5インチ)のメイプル材による柔らかな響き、Pearl Masterworks Custom(14×5インチ)の個性的な音色、Tama Starphonic(14×6インチ)の繊細で温かいサウンドを楽曲に合わせて選択しています。

使用スネアドラム機材表【スピッツ・崎山龍男】

機材名 メーカー アーティスト ドラマー 材質/サイズ ヘッド/スナッピー 備考 Amazon 楽天 Yahoo! 石橋楽器 サウンドハウス
Ludwig Supraphonic Ludwig スピッツ 崎山龍男 アルミ 14×5.5 不明 スピッツのスタジオアルバムで使用 検索 検索 検索 検索 検索
Ludwig Supraphonic LM402 Ludwig スピッツ 崎山龍男 アルミ 14×6.5 REMO コーテッド メタリックな音色と抜け良さが特徴 検索 検索 検索 検索 検索
Ludwig Black Beauty Ludwig スピッツ 崎山龍男 ブラスシェル 14×5 不明 高級スネアドラム、艶やかな音色 検索 検索 検索 検索 検索
Canopus Neo-Vintage NV60-M1 Canopus スピッツ 崎山龍男 メイプル 14×6.5 不明 暖かみのある音色 検索 検索 検索 検索 検索
Pearl Masterworks Custom Pearl スピッツ 崎山龍男 メイプル 14×5 不明 カスタムシリーズ、個性的な音色 検索 検索 検索 検索 検索
Tama Starphonic Tama スピッツ 崎山龍男 メイプル 14×6 不明 繊細で温かい響き 検索 検索 検索 検索 検索

使用シンバルの構成と種類と特徴【スピッツ・崎山龍男】

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スピッツのドラマー崎山龍男は、Zildjianの主にKシリーズを中心にセットアップを構築しています。ハイハットには14″のK Customを採用し、ダークな音色を基調としています。クラッシュシンバルには温かみのある音色を特徴とするK Constantinopleシリーズの17″と18″を配置。 ライドシンバルは22″のK Constantinopleで、ウォームな音色が特徴的です。エフェクト系として17″のK Custom Chinaを使用し、アクセント用には8″のA Custom Splashと10″のK Custom Splashを使い分けています。 全体的に温かみのあるダークなサウンドを基調としながらも、必要に応じて高音域のアクセントを効かせられる構成となっており、スピッツの楽曲の繊細な表現を支えるセットアップとなっています。崎山のドラミングスタイルに合わせた、バランスの取れたシンバル選択と言えるでしょう。

使用シンバル機材表【スピッツ・崎山龍男】

種類 モデル名 ブランド アーティスト ドラマー 口径 備考 Amazon 楽天 Yahoo! 石橋楽器 サウンドハウス
Hi-hat K Custom Zildjian スピッツ 崎山龍男 14″ ダーク系 検索 検索 検索 検索 検索
Crash K Constantinople Zildjian スピッツ 崎山龍男 17″ 温かみのある音色 検索 検索 検索 検索 検索
Crash K Constantinople Zildjian スピッツ 崎山龍男 18″ 温かみのある音色 検索 検索 検索 検索 検索
Ride K Constantinople Zildjian スピッツ 崎山龍男 22″ ウォームな音色 検索 検索 検索 検索 検索
China K Custom Zildjian スピッツ 崎山龍男 17″ エフェクト用 検索 検索 検索 検索 検索
Splash A Custom Zildjian スピッツ 崎山龍男 8″ 高音域のアクセント 検索 検索 検索 検索 検索
Splash K Custom Zildjian スピッツ 崎山龍男 10″ ダーク系のスプラッシュ 検索 検索 検索 検索 検索

使用ペダル・ハードウェアの構成と種類と特徴【スピッツ・崎山龍男】

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スピッツのドラマー崎山龍男は、繊細かつパワフルなドラミングを支えるハードウェア選びにもこだわりを持っています。キックペダルにはPEARLのSPEED KINGを使用しており、クイックレスポンスが得られる点を重視しています。また、バックアップとしてPEARLのELIMINATORも所有し、4種類のカム交換によるカスタマイズ性を評価しています。 ハイハットスタンドはDWの9000シリーズを主力とし、安定性の高いモデルでタイトな演奏をサポート。バックアップとしてPEARLのHH205も使用し、H-2000シリーズの上位モデルとしての信頼性を評価しています。 スネアスタンドはTAMAのS-1030を愛用し、ダイレクトな感覚を重視。シンバルスタンドにはTAMAのCS-755を配置し、耐久性に優れた定番モデルとして長年使用。タムホルダーにはTAMA STARシリーズ用のHC33BWを採用し、長時間のライブでは疲れにくいTAMAの1st Chairを愛用しています。

使用ペダル・ハードウェア機材表【スピッツ・崎山龍男】

機材名 メーカー アーティスト ドラマー 種類 備考 Amazon 楽天 Yahoo! 石橋楽器 サウンドハウス
SPEED KING PEARL スピッツ 崎山龍男 キックペダル クイックレスポンス 検索 検索 検索 検索 検索
DW-9000 DW スピッツ 崎山龍男 ハイハットスタンド 安定性の高いモデル 検索 検索 検索 検索 検索
S-1030 TAMA スピッツ 崎山龍男 スネアスタンド ダイレクトな感覚が得られる 検索 検索 検索 検索 検索
CS-755 TAMA スピッツ 崎山龍男 シンバルスタンド 耐久性に優れた定番モデル 検索 検索 検索 検索 検索
HC33BW TAMA スピッツ 崎山龍男 タムホルダー TAMA STARシリーズ用 検索 検索 検索 検索 検索
1st Chair TAMA スピッツ 崎山龍男 ドラムスローン 長時間演奏でも疲れにくい 検索 検索 検索 検索 検索
HH205 PEARL スピッツ 崎山龍男 ハイハットスタンド H-2000シリーズの上位モデル 検索 検索 検索 検索 検索
ELIMINATOR PEARL スピッツ 崎山龍男 キックペダル 4種類のカム交換可能 検索 検索 検索 検索 検索

使用スローン(椅子)&スティック種類と特徴【スピッツ・崎山龍男】

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スピッツのドラマー崎山龍男は、繊細かつパワフルなドラミングを支えるハードウェア選びにもこだわりを持っています。キックペダルにはPEARLのSPEED KINGを使用しており、クイックレスポンスが得られる点を重視しています。また、バックアップとしてPEARLのELIMINATORも所有し、4種類のカム交換によるカスタマイズ性を評価しています。 ハイハットスタンドはDWの9000シリーズを主力とし、安定性の高いモデルでタイトな演奏をサポート。バックアップとしてPEARLのHH205も使用し、H-2000シリーズの上位モデルとしての信頼性を評価しています。 スネアスタンドはTAMAのS-1030を愛用し、ダイレクトな感覚を重視。シンバルスタンドにはTAMAのCS-755を配置し、耐久性に優れた定番モデルとして長年使用。タムホルダーにはTAMA STARシリーズ用のHC33BWを採用し、長時間のライブでは疲れにくいTAMAの1st Chairを愛用しています。

チューニング・サウンドメイク・EQの工夫と特徴【スピッツ・崎山龍男】

崎山龍男のドラムチューニングは、スネアでは打面をやや高め(約380Hz付近)に張り、裏面はやや低めにすることでアタックと抜けの良さを両立させています。スネアにはムーンジェルを1、2枚使用し、過剰な倍音を抑制。タムは打面と裏面の張りの差を少なくし、より自然な減衰を実現。特にフロアタムはメロウな低音を出すため打面を緩め(約160Hz)、ヘッドにはコーテッドを好んで使用しています。

サウンドメイクにおいては、スネアの250-300Hz帯をやや持ち上げ、3-5kHz帯にブーストをかけることでアタックと存在感を強調。バスドラムは60-80Hz帯を豊かにしつつ、250Hz付近を少しカットして濁りを抑え、2kHz付近にわずかなブーストで芯のあるサウンドに仕上げます。コンプレッションはスネア、バスドラムともに比較的控えめ(2:1〜3:1程度)で、アタック感を損なわないよう設定。全体的なミックスではドラム全体を少し左寄りに定位させる傾向があります。

ライブとレコーディングでは異なるアプローチを採用しており、レコーディングではゲートをより積極的に使用し、シンバルのブリードを抑制。特にタムはレコーディング時にゲートをかけて減衰をコントロールすることが多いです。一方ライブでは打面をやや強く張り、アタックを重視したチューニングに調整。残響はホールの音響特性に合わせて、必要に応じてミュートを調整します。また、特徴的なのはフロアタムのEQ処理で、200Hz付近を少しカットして800Hz付近を持ち上げることで、ミックス内での存在感を確保しています。

比較的安価に音を近づける機材【スピッツ・崎山龍男】

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崎山龍男のドラムサウンドを低予算で再現するなら、Pearl Export シリーズを基本にしてみましょう。彼はパールドラムを長年使用しており、シェルの特徴的な鳴りが持ち味です。スネアはCanopusの青銅スネア(RZ)が理想ですが、Pearl Sensitone スチールスネア(約3万円)でも芯のある音に近づけることができます。

シンバルはZildjianのK Customシリーズをメインとしているため、同ブランドの低価格帯A Custom(ハイハット約3万円、クラッシュ約2万円)が代替として効果的です。繊細な音色と崎山氏特有の抜けの良いサウンドを意識しましょう。セットアップは22インチバスドラム、10/12/16インチのタムが基本構成となります。

バスドラムペダルはDW5000シリーズ(約2万円)が彼の使うDW9000の代替として適しています。鋭いアタック感と安定したレスポンスを持ち、スピッツの楽曲に必要なキレと粒立ちを表現できるでしょう。チューニングは比較的高めで、ミュートは最小限にして余韻を活かした方が崎山サウンドに近づきます。

比較的安価に音を近づける機材表【スピッツ・崎山龍男】

種類 機材名 メーカー アーティスト ドラマー 備考 Amazon 楽天 Yahoo! 石橋楽器 サウンドハウス
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ドラムセット Pearl Export Pearl スピッツ 崎山龍男 パールドラムの特徴的な鳴りを低予算で実現できる基本セット 検索 検索 検索 検索 検索
スネア Sensitone Steel Pearl スピッツ 崎山龍男 約3万円で芯のある音を実現できる代替スネア 検索 検索 検索 検索 検索
シンバル A Custom ハイハット Zildjian スピッツ 崎山龍男 約3万円で繊細な音色と抜けの良いサウンドを表現 検索 検索 検索 検索 検索
シンバル A Custom クラッシュ Zildjian スピッツ 崎山龍男 約2万円でK Customの代替として効果的 検索 検索 検索 検索 検索
ペダル DW5000 DW スピッツ 崎山龍男 約2万円でキレと粒立ちのある安定したレスポンス 検索 検索 検索 検索 検索
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ライブセットアップについて【スピッツ・崎山龍男】

スピッツの崎山龍男は、基本的にシンプルなドラムセットを好む傾向があります。ステージでは通常中央後方に配置され、バスドラム、スネア、タム3つ(10、12、16インチ)、ハイハット、クラッシュ2〜3枚、ライドというシンプルなセットアップが特徴的です。マイキングについては各パーツに密着型のマイクを配置し、特にスネアとバスドラムには複数のマイクを使用して繊細なニュアンスを拾っています。

崎山氏のマイク位置は一般的なロックドラマーと比べてやや控えめで、オーバーヘッドマイクの高さを抑えることでシンバルの音量バランスを調整しています。特にライブではタムとスネアのバランスを重視したマイキングが行われ、パワフルながらも抜けの良いサウンドを実現しています。また、彼は主にLudwig(ルードヴィッヒ)のドラムセットを愛用していることでも知られています。

代表的なライブ映像の見どころとしては、「スピッツ 横浜アリーナ2019」での「チェリー」演奏時のタイトなリズムキープと、サビでの絶妙なクラッシュシンバルのアクセントが挙げられます。また「醒めない」では繊細なブラシワークと16ビートのハイハットワークも特徴的です。さらに「ロビンソン」におけるフィルインの洗練された技術と安定感のあるグルーヴが、バンドサウンドの土台を支えている様子が観察できます。

総括まとめ【スピッツ・崎山龍男】

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崎山龍男の音作りの核は、メロディーとハーモニーを引き立てる繊細なドラミングにある。力まずに楽器の音色を活かす技術と、曲の世界観に溶け込むダイナミクスコントロールが特徴的だ。スピッツの叙情的で透明感のある楽曲に、絶妙な強弱と空間性をもたらしている。

崎山のサウンド再現には、ドライでクリアな音色のドラムセットと、明るく歯切れの良いスネア選びが重要だ。シンバルはペーパーシンバルのような優しい倍音が特徴的で、楽曲に自然に溶け込む。タムはチューニングの高めのセッティングと、スピッツのサウンドに合わせた適度な鳴りが求められる。

しかし崎山自身は機材への依存よりも、プレイスタイルや叩き方を重視している。音楽表現のためにセッティングを工夫し、楽曲の空気感を損なわないプレイを追求する姿勢が、長年スピッツのサウンドを支える要因だ。機材よりもまず、その繊細なタッチと楽曲への寄り添い方を学ぶことが本質的な再現への近道である。

本記事参照サイト【スピッツ・崎山龍男】

本記事は下記公式サイト等を参照して作成しています。

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