【Mr.Children・鈴木英哉】風ドラムサウンドの作り方+使用機材セッティングまとめ|セット・スネア・シンバル・ペダル

ドラムコピー

【Mr.Children・鈴木英哉】風ドラムサウンドの作り方+使用機材セッティングまとめ|セット・スネア・シンバル・ペダル

【鈴木英哉】Mr.Children 始めに

Mr.Childrenのドラマー鈴木英哉(通称:JEN)は、バンドサウンドの土台を支える安定感と繊細なダイナミクスが特徴です。力強いバックビートと絶妙なシンバルワークにより、ポップロックからバラードまで幅広い楽曲で柔軟な対応力を発揮しています。

特に「終わりなき旅」や「HANABI」などの代表曲では、曲の展開に合わせた緩急自在なプレイと正確なタイム感覚が楽曲の土台を形成しています。テンポキープが確かな中にも、随所に効果的なフィルインを挿入し、曲の盛り上がりを演出する技術は一流です。

桜井和寿の歌声やギターと絶妙に絡み合うドラミングは、Mr.Childrenの楽曲に独特の厚みと深みをもたらしています。30年以上のキャリアを通じて培われた確かなテクニックと表現力は、日本のロックシーンを代表するドラマーとしての地位を確立しています。

YouTubeで鈴木英哉のプレイをチェック → こちら

使用ドラムセット(シェル)一覧と特徴【Mr.Children・鈴木英哉】

4325140_s

Mr.Childrenのドラマー鈴木英哉は、数種類のドラムキットを場面に応じて使い分けています。レコーディングでは主にTAMAの「1996 MODEL」(22×16/13×9/16×16、メイプル素材)を愛用し、温かみのある音色を作り出しています。ライブ演奏では、Pearlの「Master’s Maple」(22×16/10×8/12×9/16×16、メイプル)を1996年から長く使用。その後2018年からは同じくPearlの「Masters Maple Complete」(22×18/10×8/12×9/16×16、メイプル)にアップデートし、より深みのあるバスドラムサウンドを獲得しています。 特殊なセットとしては、canopusの「LUNA Sea Model」(22×16/14×13/16×16、バーチ素材)があり、90年代後期から2000年代前期に使用。バーチ特有の明るく歯切れの良いアタック感が特徴です。また「JENDRUMS」でカスタム製作したSONORの「JEN Custom」(22×16/13×9/16×16、ブナ合板)は、独自のサウンドを追求した彼のこだわりが詰まったモデルとなっています。

使用ドラムセット(シェル)機材表【Mr.Children・鈴木英哉】

機材名 メーカー アーティスト ドラマー サイズ構成 材質 備考 Amazon 楽天 Yahoo! 石橋楽器 サウンドハウス
LUNA Sea Model canopus Mr.Children 鈴木英哉 22×16/14×13/16×16 バーチ 90年代後期-00年代前期の旧ルナモデルを使用 検索 検索 検索 検索 検索
1996 MODEL TAMA Mr.Children 鈴木英哉 22×16/13×9/16×16 メイプル Mr.Childrenのスタジオ録音で使用 検索 検索 検索 検索 検索
Master’s Maple Pearl Mr.Children 鈴木英哉 22×16/10×8/12×9/16×16 メイプル 1996年から使用開始 検索 検索 検索 検索 検索
JEN Custom SONOR Mr.Children 鈴木英哉 22×16/13×9/16×16 ブナ合板 「JENDRUMS」でカスタム製作 検索 検索 検索 検索 検索
Masters Maple Complete Pearl Mr.Children 鈴木英哉 22×18/10×8/12×9/16×16 メイプル 2018年以降のライブやスタジオ使用 検索 検索 検索 検索 検索

使用スネアドラムの種類と特徴【Mr.Children・鈴木英哉】

28462081_s

Mr.Childrenの鈴木英哉はキャリアを通じて特徴的なスネアドラムを使い分けています。ミドル期の定番機材として知られるLudwig LM402は、アルミシェルによる明瞭なアタックと適度なサスティンが特徴で、バンドサウンドの中核を支えています。2000年代以降はLudwig Black Beautyがメイン機材となり、ブラスシェルの豊かな倍音とEmperor Xヘッドの力強さで厚みのあるサウンドを実現。 サブ機材としては、Brady Jarrah Plyのジャラ材による独特の温かみと鋭いアタック、Pearl Free Floatingのリムとシェルが分離した構造による純粋な音色、Craviotto Mapleのシングルプライメイプルによる豊かな低域と20本スナッピーの繊細な反応など、楽曲に合わせて使い分けることでMr.Childrenの多彩な音楽性を支えています。

使用スネアドラム機材表【Mr.Children・鈴木英哉】

機材名 メーカー アーティスト ドラマー 材質/サイズ ヘッド/スナッピー 備考 Amazon 楽天 Yahoo! 石橋楽器 サウンドハウス
LM402 Ludwig Mr.Children 鈴木英哉 メタル(アルミ) 14×6.5 Remo Ambassador Coated/42本 ミドル期の定番機材 検索 検索 検索 検索 検索
Black Beauty Ludwig Mr.Children 鈴木英哉 ブラスシェル 14×6.5 Remo Emperor X/42本 2000年代以降の代表的機材 検索 検索 検索 検索 検索
Brady Jarrah Ply Brady Mr.Children 鈴木英哉 ジャラ材 14×5.5 Evans G2 Coated/カスタム オーストラリア製高級スネア 検索 検索 検索 検索 検索
Free Floating Pearl Mr.Children 鈴木英哉 メイプル 14×5 Remo Controlled Sound/カスタム リムとシェルが分離した構造 検索 検索 検索 検索 検索
Craviotto Maple Craviotto Mr.Children 鈴木英哉 シングルプライメイプル 14×5.5 Remo Vintage Emperor/20本 高級ソリッドスネア 検索 検索 検索 検索 検索

使用シンバルの構成と種類と特徴【Mr.Children・鈴木英哉】

32940360_s

Mr.Childrenのドラマー鈴木英哉は、Zildjianシンバルをセットアップの中心に据えています。ハイハットには音質の良い14″のK Zildjianを採用し、クラッシュシンバルは複数のKシリーズを組み合わせています。特に16″と18″のK Dark Thin、19″のK Dark Medium Thinを使用し、暗めで深みのある音色を活かした繊細な表現を可能にしています。さらに、明るい音色の19″ A Customも取り入れ、曲調に応じた音色の変化を生み出しています。 ライドシンバルには20″のK Custom Dark Rideを使用し、ベルの深みと乾いたボウサウンドがMr.Childrenの楽曲に独特の質感を加えています。アクセント用には10″のK Custom Dark Splashと、特徴的なサウンドを持つ19″のOriental China Trashも配置。このバランスの取れたセッティングにより、バンドの楽曲に最適な音色の幅を実現しています。

使用シンバル機材表【Mr.Children・鈴木英哉】

種類 モデル名 ブランド アーティスト ドラマー 口径 備考 Amazon 楽天 Yahoo! 石橋楽器 サウンドハウス
Hi-hat K Zildjian Mr.Children 鈴木英哉 14″ 高音質で解像度の高い定番のHH 検索 検索 検索 検索 検索
Crash K Dark Thin Zildjian Mr.Children 鈴木英哉 16″ 暗めの音色で繊細な表現が可能 検索 検索 検索 検索 検索
Crash K Dark Crash Thin Zildjian Mr.Children 鈴木英哉 18″ 暗く深みのある音色 検索 検索 検索 検索 検索
Crash K Dark Medium Thin Zildjian Mr.Children 鈴木英哉 19″ ダークで力強い中音域 検索 検索 検索 検索 検索
Ride K Custom Dark Ride Zildjian Mr.Children 鈴木英哉 20″ 深みのあるベルと乾いたボウ 検索 検索 検索 検索 検索
Crash A Custom Zildjian Mr.Children 鈴木英哉 19″ 明るく切れのある音色 検索 検索 検索 検索 検索
China Oriental China Trash Zildjian Mr.Children 鈴木英哉 19″ 特徴的なトラッシュサウンド 検索 検索 検索 検索 検索
Splash K Custom Dark Zildjian Mr.Children 鈴木英哉 10″ ダークで短い減衰のアクセント用 検索 検索 検索 検索 検索

使用ペダル・ハードウェアの構成と種類と特徴【Mr.Children・鈴木英哉】

4851187_s

Mr.Childrenの鈴木英哉は、DWの9000シリーズを中心にハードウェアを構成しています。キックペダルはDW 9000シリーズのロングボードタイプを使用し、踏み心地の良さとレスポンスの速さを両立させています。ハイハットスタンドもDW 9000シリーズのダブルレッグタイプを選び、安定性を確保。このハイハットスタンドにはRhythm Techのタンバリンホルダーを取り付けて音色の幅を広げています。 スネアスタンドはDW 9000シリーズのマグネット式スロープ調整機構搭載モデルを愛用し、シンバルスタンドはGibraltarのブームスタンドを複数配置しています。ライブセットアップではTAMA Roadproラックシステムを採用し、ドラムスローンにはRoc-N-Socの油圧式高さ調整可能モデルを使用。さらにEvans TORQUE KEYで精密なチューニングを行い、安定したセッティングを実現しています。

使用ペダル・ハードウェア機材表【Mr.Children・鈴木英哉】

機材名 メーカー アーティスト ドラマー 種類 備考 Amazon 楽天 Yahoo! 石橋楽器 サウンドハウス
DW 9000 Series DW Mr.Children 鈴木英哉 ハイハットスタンド 安定性の高いダブルレッグタイプ 検索 検索 検索 検索 検索
DW 9000 Series DW Mr.Children 鈴木英哉 キックペダル ロングボードタイプ 検索 検索 検索 検索 検索
DW 9000 Series DW Mr.Children 鈴木英哉 スネアスタンド マグネット式スロープ調整機構搭載 検索 検索 検索 検索 検索
Gibraltar Gibraltar Mr.Children 鈴木英哉 シンバルスタンド ブームスタンドを多数使用 検索 検索 検索 検索 検索
Rhythm Tech Rhythm Tech Mr.Children 鈴木英哉 タンバリンホルダー ハイハットスタンドに取り付け 検索 検索 検索 検索 検索
TAMA Roadpro TAMA Mr.Children 鈴木英哉 ラック ライブセットアップで使用 検索 検索 検索 検索 検索
Roc-N-Soc Roc-N-Soc Mr.Children 鈴木英哉 ドラムスローン 油圧式の高さ調整可能モデル 検索 検索 検索 検索 検索
Evans TORQUE KEY Evans Mr.Children 鈴木英哉 チューニングキー 精密なテンション調整用 検索 検索 検索 検索 検索

使用スローン(椅子)&スティック種類と特徴【Mr.Children・鈴木英哉】

3082982_s (1)

Mr.Childrenの鈴木英哉は、DWの9000シリーズを中心にハードウェアを構成しています。キックペダルはDW 9000シリーズのロングボードタイプを使用し、踏み心地の良さとレスポンスの速さを両立させています。ハイハットスタンドもDW 9000シリーズのダブルレッグタイプを選び、安定性を確保。このハイハットスタンドにはRhythm Techのタンバリンホルダーを取り付けて音色の幅を広げています。 スネアスタンドはDW 9000シリーズのマグネット式スロープ調整機構搭載モデルを愛用し、シンバルスタンドはGibraltarのブームスタンドを複数配置しています。ライブセットアップではTAMA Roadproラックシステムを採用し、ドラムスローンにはRoc-N-Socの油圧式高さ調整可能モデルを使用。さらにEvans TORQUE KEYで精密なチューニングを行い、安定したセッティングを実現しています。

チューニング・サウンドメイク・EQの工夫と特徴【Mr.Children・鈴木英哉】

Mr.Childrenのドラマー・鈴木英哉(JEN)は、スネアの打面をやや高め(約380Hz前後)に調整し、裏面をさらに高めに張ることでシャープなレスポンスを実現しています。パート別では、バラード曲ではムーンジェルを1〜2個使用して余計な倍音を抑え、アップテンポな楽曲ではリムショットの際に芯のあるサウンドが出るよう、打点付近にピンポイントでテープを貼るなど繊細な調整を行います。特に「終わりなき旅」などのミディアムテンポ楽曲では、打面の張りを少し緩めて太いサウンドを意識しています。

ミックス処理においては、スネアに200-250Hzを+3dB程度ブーストして芯の太さを出しつつ、3-5kHz帯を強調してアタック感を際立たせています。シンバルの定位は左右に広く配置し、タムは空間的な広がりを重視して中央からやや左右に振り分けます。キックドラムには60Hz付近を持ち上げて重低音を確保し、4kHz付近を少し持ち上げてアタック感を強調、不要な100-200Hz帯はカットしてモヤを排除しています。

ライブとレコーディングでは明確な使い分けがあり、レコーディング時はスネアにゲートをかけて残響を抑制し、よりタイトなサウンドを追求。一方、ライブではルーム感を活かすためにゲートを緩めに設定し、特に近年のアリーナツアーではキックの低域(40-50Hz)を厚くし、ホールの反響と調和するよう調整しています。シンバルは録音時にコンプレッションを控えめにし、生の粒立ちを残す工夫も特徴的です。

比較的安価に音を近づける機材【Mr.Children・鈴木英哉】

33260921_m

鈴木英哉サウンドへの第一歩として、ミディアムクラスのドラムセットがおすすめです。Pearl Decade MapleやTAMA Superstarといったメイプルシェルのキットなら、1996〜1997年頃に使用していたYAMAHA Recording Customに近い温かみのある音色が得られます。スネアはLudwig Supraphonic 14×5インチの代替として、Pearl Sensitivie Touch Snareなど1万円台のメタルスネアでも十分英哉サウンドの要素を押さえられます。

シンバルはZildjian A Customシリーズが理想ですが、Sabian XSRやZildjian S Familyなどミドルクラスのブライトなシンバルでも近づけることができます。特に重要なのはクラッシュよりもライドシンバルで、20〜22インチのミディアムウェイトのものを選ぶと、繊細なスティックワークが活きます。ハイハットも14インチの標準サイズで十分ですが、やや重めの上皿と軽めの下皿の組み合わせが理想的です。

ペダルはTama Iron Cobra 200シリーズなど2万円前後のモデルでも、適切な調整をすれば鈴木英哉のキレのあるバスドラムサウンドに近づけることが可能です。ただし機材以上に重要なのが叩き方で、特に1990年代からのMr.Childrenの楽曲で特徴的な16ビートのハイハットワークとシンプルながらも緩急のついたバスドラムのダイナミクスを意識して練習することが、英哉サウンドへの近道となります。

比較的安価に音を近づける機材表【Mr.Children・鈴木英哉】

種類 機材名 メーカー アーティスト ドラマー 備考 Amazon 楽天 Yahoo! 石橋楽器 サウンドハウス
BEGIN_ROWS undefined undefined Mr.Children 鈴木英哉 検索 検索 検索 検索 検索
ドラムセット Decade Maple Pearl Mr.Children 鈴木英哉 メイプルシェルで温かみのある音色。YAMAHA RCに近い特性で5〜10万円台。 検索 検索 検索 検索 検索
ドラムセット Superstar TAMA Mr.Children 鈴木英哉 ミディアムクラスのメイプルキット。英哉風の温かいサウンド。10万円前後。 検索 検索 検索 検索 検索
スネア Sensitive Touch Snare Pearl Mr.Children 鈴木英哉 1万円台で購入可能なメタルスネア。Supraphonicの代替として使用可。 検索 検索 検索 検索 検索
シンバル XSRシリーズ Sabian Mr.Children 鈴木英哉 ミドルクラスのブライトなシンバル。A Customの代替として3〜5万円台。 検索 検索 検索 検索 検索
シンバル S Familyシリーズ Zildjian Mr.Children 鈴木英哉 明るい音色で英哉サウンドに近づける。2〜4万円台のコスパモデル。 検索 検索 検索 検索 検索
ペダル Iron Cobra 200シリーズ TAMA Mr.Children 鈴木英哉 2万円前後で購入可能。調整次第で英哉風のキレあるバスドラム音に。 検索 検索 検索 検索 検索
END_ROWS undefined undefined Mr.Children 鈴木英哉 検索 検索 検索 検索 検索

ライブセットアップについて【Mr.Children・鈴木英哉】

鈴木英哉(JEN)のドラムセットは、ステージ中央よりやや右寄りに配置されることが多く、ミラーセッティング(ハイハットが右側)が特徴的です。バスドラムは2台セットアップで、右足でのハイハット操作と左足でのバスドラム操作という特殊な奏法を可能にしています。メインシンバルは高めの位置に設置され、PADやエレクトロニックパーカッションも効果的に配置されています。

マイキングは非常に緻密で、スネアには上下にマイクを配置し、タムにはそれぞれ個別のマイクが設置されています。オーバーヘッドマイクは左右だけでなく後方からも収音し、立体的な音作りを実現。バスドラムのマイクは内部と外部の両方から収音する手法が採用され、芯のある低音と空気感のバランスが絶妙です。

代表的なライブ映像では、「UFO」や「終わりなき旅」などのパフォーマンスが見どころです。特に「GIFT」や「Sign」でのドラムソロパートは必見で、複雑なフットワークと正確なタイミング感覚が披露されます。また、近年のライブでは「himawari」や「Birthday」での繊細かつダイナミックな演奏も注目ポイントとなっています。

総括まとめ【Mr.Children・鈴木英哉】

4369053_s

鈴木英哉の音作りの核は、バンドサウンドとの調和を重視した温かみのあるドラムサウンドにある。丁寧なチューニングと繊細なタッチによって生み出される彼特有のグルーヴ感は、Mr.Childrenの楽曲にとって不可欠な要素となっている。

彼のサウンド再現においては、低めにチューニングされたSAKAEやDWのドラムセットと、LUDWIG Black Beautyをはじめとするスネアの使い分け、そしてZildjian Kシリーズを中心としたシンバルの選択が重要なポイントとなる。これらの組み合わせが独特の温かみと芯のあるサウンドを生み出している。

しかし鈴木英哉は機材への固執よりも、自身の感覚とバンドの音楽性を優先する姿勢を持っている。30年以上にわたるキャリアの中で、常に音楽に最適な表現を追求し続ける彼のアプローチは、特定の機材に依存するのではなく、音楽に寄り添った演奏を重視する姿勢から生まれている。

本記事参照サイト【Mr.Children・鈴木英哉】

本記事は下記公式サイト等を参照して作成しています。

コメント

タイトルとURLをコピーしました