【THE BACK HORN・松田晋二】風ドラムサウンドの作り方+使用機材セッティングまとめ|セット・スネア・シンバル・ペダル

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【THE BACK HORN・松田晋二】風ドラムサウンドの作り方+使用機材セッティングまとめ|セット・スネア・シンバル・ペダル

【松田晋二】THE BACK HORN 始めに

松田晋二は、1998年結成の日本のロックバンド「THE BACK HORN」のドラマーとして活躍しています。力強くタイトなビートを基調としながらも、繊細なニュアンスを織り交ぜたプレイスタイルが特徴です。彼のドラミングは、バンドの持つダイナミックなサウンドの土台を支える重要な役割を担っています。

松田のプレイは正確なタイミング感覚と安定したテクニックに裏打ちされており、バンドのヘヴィでありながらメロディアスな楽曲に絶妙にマッチしています。「コバルトブルー」や「雨」といった代表曲では、彼の力強いビートワークとスネアの鋭い音色が楽曲の骨格を形作り、菅波栄純(Vo)の力強いボーカルを引き立てています。

THE BACK HORNのオルタナティブロックとポストハードコアを融合させた独自の音楽性において、松田晋二のドラミングは単にリズムを刻むだけでなく、バンドサウンド全体の要として機能しています。彼の繊細かつダイナミックなプレイは、バンドの楽曲に深みと広がりを与え、20年以上にわたる彼らの音楽キャリアを支え続けています。

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使用ドラムセット(シェル)一覧と特徴【THE BACK HORN・松田晋二】

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THE BACK HORNのドラマー松田晋二は、様々なドラムセットを状況に応じて使い分けている。主にCanopusの「Maple Standard」を愛用しており、22×16のバスドラム、10×7と12×8のタムタム、14×12と16×14のフロアタムという構成で、メイプル材によるサステインとレスポンスの良さを重視している。 また、Gretschの「60s Vintage Drum Kit」(22×14/12×8/13×9/16×16)はヴィンテージサウンドを現代的に再解釈した音色が特徴で、特定のレコーディングで使用。YamahaではメイプルシェルのStandard(22×16/10×8/12×9/14×12/16×14)を基本セットとして、バーチ材の「YD-9000」(22×16/10×8/12×9/16×16)をツアーでの耐久性を考慮して採用することが多い。 Tamaの「Japanese Maple Kit」(22×16/10×8/12×8/14×14/16×16)は日本産メイプル材を使用したモデルで、国産ならではの音色の特性を活かした演奏にも取り組んでいる。楽曲の雰囲気や会場の音響特性に合わせて、これらの異なる材質や構成のドラムセットを選択している。

使用ドラムセット(シェル)機材表【THE BACK HORN・松田晋二】

機材名 メーカー アーティスト ドラマー サイズ構成 材質 備考 Amazon 楽天 Yahoo! 石橋楽器 サウンドハウス
Maple Standard Canopus THE BACK HORN 松田晋二 22×16/10×7/12×8/14×12/16×14 メイプル サステインとレスポンスを重視した製品 検索 検索 検索 検索 検索
60s Vintage Drum Kit Gretsch THE BACK HORN 松田晋二 22×14/12×8/13×9/16×16 メイプル ヴィンテージサウンドを現代的に再現 検索 検索 検索 検索 検索
Standard Yamaha THE BACK HORN 松田晋二 22×16/10×8/12×9/14×12/16×14 メイプル 基本セットとして愛用 検索 検索 検索 検索 検索
YD-9000 Yamaha THE BACK HORN 松田晋二 22×16/10×8/12×9/16×16 バーチ ツアーで使用することも多い 検索 検索 検索 検索 検索
Japanese Maple Kit Tama THE BACK HORN 松田晋二 22×16/10×8/12×8/14×14/16×16 メイプル 日本産メイプル採用モデル 検索 検索 検索 検索 検索

使用スネアドラムの種類と特徴【THE BACK HORN・松田晋二】

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THE BACK HORNのドラマー松田晋二は、楽曲の世界観に合わせて複数のスネアを使い分けています。メインとして愛用するTamaの「STAR Maple Snare」(14×5.5)は、メイプル素材による深い響きと豊かな低音が特徴で、コーテッドヘッドとメイプルスナッピーの組み合わせで温かみのあるサウンドを実現。また、Yamahaの「SM446TS」(14×4)は薄めの設計で音抜けが良く、バーチ/メイプル構造とコーテッドヘッド/カスタムスナッピーの組み合わせでクリアなアタックを生み出します。 メタル系ではTamaの「Starphonic Brass」(14×6)をメリハリのある音色が必要な曲で使用し、「Starphonic Aluminium」(14×6)はパワードットヘッドとメタルスナッピーにより明瞭なアタックを実現。ライブの定番としてYamahaの「SBP1455H」(14×5.5)も採用し、アンバサダーコーテッドヘッドと20本スナッピーによるパワフルで万能な音色を活かしています。

使用スネアドラム機材表【THE BACK HORN・松田晋二】

機材名 メーカー アーティスト ドラマー 材質/サイズ ヘッド/スナッピー 備考 Amazon 楽天 Yahoo! 石橋楽器 サウンドハウス
STAR Maple Snare Tama THE BACK HORN 松田晋二 メイプル 14×5.5 コーテッド/メイプル 深い響きと豊かな低音 検索 検索 検索 検索 検索
SM446TS Yamaha THE BACK HORN 松田晋二 バーチ/メイプル 14×4 コーテッド/カスタム 薄めで音抜け良好 検索 検索 検索 検索 検索
Starphonic Brass Tama THE BACK HORN 松田晋二 ブラス 14×6 コーテッド/メタル メリハリある音色 検索 検索 検索 検索 検索
SBP1455H Yamaha THE BACK HORN 松田晋二 バーチ 14×5.5 アンバサダーコーテッド/20本 パワフルな基本モデル 検索 検索 検索 検索 検索
Starphonic Aluminium Tama THE BACK HORN 松田晋二 アルミニウム 14×6 パワードット/メタル ロック向き明瞭な音 検索 検索 検索 検索 検索

使用シンバルの構成と種類と特徴【THE BACK HORN・松田晋二】

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THE BACK HORNのドラマー松田晋二は、全てZildjianシンバルで統一したセットアップを採用しています。ハイハットには13″のA ZILDJIANクラシック・アクシスを使用し、クラッシュは15″のVintage A Thin(クリアでパワフル)と17″のZ CUSTOM MEDIUM(アタック感強め)を配置。ライドには温かみのあるダークな音色の20″のKシリーズを選んでいます。さらに、アクセント用として8″と10″のA Customスプラッシュを加え、エフェクト音として16″と18″のOriental China Trashを使用。特に中国製シンバルは鋭いアタックとトラッシュ感のある特徴的なサウンドで、THE BACK HORNのロック・オルタナティブサウンドの重厚感を支えています。このセットアップは繊細なフレーズから力強いビートまで幅広いダイナミクスに対応できる構成となっています。

使用シンバル機材表【THE BACK HORN・松田晋二】

種類 モデル名 ブランド アーティスト ドラマー 口径 備考 Amazon 楽天 Yahoo! 石橋楽器 サウンドハウス
Hi-hat A ZILDJIAN Zildjian THE BACK HORN 松田晋二 13″ クラシック・アクシス 検索 検索 検索 検索 検索
Crash Vintage A Thin Zildjian THE BACK HORN 松田晋二 15″ クリアかつパワフルな音 検索 検索 検索 検索 検索
Crash Z CUSTOM MEDIUM Zildjian THE BACK HORN 松田晋二 17″ パワフルでアタック感が強い 検索 検索 検索 検索 検索
Ride K Zildjian THE BACK HORN 松田晋二 20″ ウォームでダーク 検索 検索 検索 検索 検索
Splash Zildjian A Custom Zildjian THE BACK HORN 松田晋二 8″ アクセント用 検索 検索 検索 検索 検索
Splash Zildjian A Custom Zildjian THE BACK HORN 松田晋二 10″ アクセント用 検索 検索 検索 検索 検索
China Oriental China Trash Zildjian THE BACK HORN 松田晋二 16″ 鋭いアタックとトラッシュなサウンド 検索 検索 検索 検索 検索
China Oriental China Trash Zildjian THE BACK HORN 松田晋二 18″ 大きめのエフェクト音 検索 検索 検索 検索 検索

使用ペダル・ハードウェアの構成と種類と特徴【THE BACK HORN・松田晋二】

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THE BACK HORNのドラマー松田晋二は、高い精度と安定感のあるハードウェア構成で知られています。キックペダルはDWの9000シリーズをメインに使用し、そのダイレクトな踏み心地と力強いキック音で激しいロックサウンドを支えています。ツインペダル構成では、スレーブ側にTamaのIron Cobra Rolling Glideを採用することで、異なるメーカー同士の組み合わせながらもバランスの取れた演奏を実現しています。 ハイハットスタンドもDWの9000シリーズを使い、安定感のある演奏をサポート。シンバルスタンドはTamaのSTAR Hardwareを選び、激しいライブでの耐久性を確保しています。スネアスタンドはDWの9000シリーズ、タムホルダーにはTamaのMTH900を使用。さらに特筆すべきは、YAMAHAの透明アクリル素材のカスタムドラムスローンと、森田楽器製の2BN 松田晋二モデルのシグネチャースティックです。

使用ペダル・ハードウェア機材表【THE BACK HORN・松田晋二】

機材名 メーカー アーティスト ドラマー 種類 備考 Amazon 楽天 Yahoo! 石橋楽器 サウンドハウス
YAMAHA DESIGN LABS YAMAHA THE BACK HORN 松田晋二 ドラムスローン 透明アクリル素材のカスタムモデル 検索 検索 検索 検索 検索
DW 9000シリーズ DW THE BACK HORN 松田晋二 キックペダル 力強いキック音を生み出すためのメインペダル 検索 検索 検索 検索 検索
Iron Cobra Rolling Glide Tama THE BACK HORN 松田晋二 キックペダル ツインペダルのスレーブ側として使用 検索 検索 検索 検索 検索
DW 9000シリーズ DW THE BACK HORN 松田晋二 ハイハットスタンド 安定感のある演奏をサポート 検索 検索 検索 検索 検索
STAR Hardware Tama THE BACK HORN 松田晋二 シンバルスタンド 頑丈な作りで激しいライブに対応 検索 検索 検索 検索 検索
9000シリーズ DW THE BACK HORN 松田晋二 スネアスタンド 自由度の高い調整が可能 検索 検索 検索 検索 検索
MTH900 Tama THE BACK HORN 松田晋二 タムホルダー 安定したタムの固定を実現 検索 検索 検索 検索 検索
2BN 松田晋二モデル 森田楽器 THE BACK HORN 松田晋二 ドラムスティック 自身のシグネチャーモデル 検索 検索 検索 検索 検索

使用スローン(椅子)&スティック種類と特徴【THE BACK HORN・松田晋二】

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THE BACK HORNのドラマー松田晋二は、高い精度と安定感のあるハードウェア構成で知られています。キックペダルはDWの9000シリーズをメインに使用し、そのダイレクトな踏み心地と力強いキック音で激しいロックサウンドを支えています。ツインペダル構成では、スレーブ側にTamaのIron Cobra Rolling Glideを採用することで、異なるメーカー同士の組み合わせながらもバランスの取れた演奏を実現しています。 ハイハットスタンドもDWの9000シリーズを使い、安定感のある演奏をサポート。シンバルスタンドはTamaのSTAR Hardwareを選び、激しいライブでの耐久性を確保しています。スネアスタンドはDWの9000シリーズ、タムホルダーにはTamaのMTH900を使用。さらに特筆すべきは、YAMAHAの透明アクリル素材のカスタムドラムスローンと、森田楽器製の2BN 松田晋二モデルのシグネチャースティックです。

チューニング・サウンドメイク・EQの工夫と特徴【THE BACK HORN・松田晋二】

松田晋二は、バスドラムの打面を適度に締めながら裏面を少し緩めに調整し、深みのある音を追求している。スネアは打面を強めに張り、裏面にムーンジェルを1〜2枚配置することで不要な倍音を抑制。特にロックナンバーではリムショットの際のクラックが際立つよう、打面外周部に薄めのテープを貼り付けている。タムも同様に、バスドラとの一体感を重視した低域の厚みを残しつつも、アタック感が明瞭になるようチューニングしている。

ミックス処理では、バスドラに60Hz付近をブーストし、200Hz台をやや抑えることで芯のある音を作り出す。スネアは3〜5kHzを強調し、クラックのあるアタック感を引き出す一方、400Hz帯をカットして箱鳴り感を軽減。タムには200〜300Hzの温かみを残しつつ、800Hz付近をディップさせることで明瞭さを確保。全体的に適度なコンプレッションをかけながらも、ダイナミクスを損なわないゲート設定を心がけている。

ライブとレコーディングでは異なるアプローチを採用。レコーディングではドラムルームの特性を活かし、オーバーヘッドマイクでの空間的な広がりを大切にする一方、アタック感を際立たせるためにクローズマイクを多用。対照的に、ライブではホールの残響を考慮して、やや締め気味のチューニングとシャープなアタック感を優先させる。特に「コメット」や「シンフォニー」などの楽曲では、曲の展開に合わせて強弱のダイナミクスを際立たせることを重視している。

比較的安価に音を近づける機材【THE BACK HORN・松田晋二】

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THE BACK HORNの松田晋二サウンドを手頃な価格で再現するなら、まずはPearlのExportシリーズがコストパフォーマンスに優れた選択肢です。シンプルな構成でありながら芯のある力強い音色を生み出せるため、バンドサウンドの土台として最適です。スネアはLudwigのAcroliteを中古で探すと、硬質なアタックと抜けの良さを比較的リーズナブルに手に入れることができます。

シンバルに関しては、ZildjianのA Customシリーズの中古品やMeinlのClassics Customシリーズがコスパに優れています。特にクラッシュは16〜18インチを選ぶと松田氏のような抜けの良い音色に近づけるでしょう。ライドはやや乾いた音色のものを選び、ハイハットは明瞭なスティックワークが表現できるミディアムウェイトがおすすめです。

ペダルはTama Iron Cobra 200シリーズが手頃な価格帯でありながら安定した踏み心地を提供します。松田氏のような正確なキック音を出すためには、ビーターの素材も重要なポイントで、フェルト製を使うと温かみのあるサウンドが得られます。チューニングは少し高めにすると、バンドミックス内での存在感が増し、THE BACK HORNの楽曲に見られるドラムの芯のある音に近づけることができるでしょう。

比較的安価に音を近づける機材表【THE BACK HORN・松田晋二】

種類 機材名 メーカー アーティスト ドラマー 備考 Amazon 楽天 Yahoo! 石橋楽器 サウンドハウス
BEGIN_ROWS undefined undefined THE BACK HORN 松田晋二 検索 検索 検索 検索 検索
ドラムセット Export シリーズ Pearl THE BACK HORN 松田晋二 シンプルな構成で芯のある力強い音色が特徴 検索 検索 検索 検索 検索
スネア Acrolite (中古) Ludwig THE BACK HORN 松田晋二 硬質なアタックと抜けの良さを手頃な価格で実現 検索 検索 検索 検索 検索
シンバル A Custom シリーズ (中古) Zildjian THE BACK HORN 松田晋二 16〜18インチのクラッシュで抜けの良い音色を表現 検索 検索 検索 検索 検索
シンバル Classics Custom シリーズ Meinl THE BACK HORN 松田晋二 コストパフォーマンスに優れた抜けの良いサウンド 検索 検索 検索 検索 検索
ペダル Iron Cobra 200シリーズ Tama THE BACK HORN 松田晋二 手頃な価格で安定した踏み心地を提供 検索 検索 検索 検索 検索
ビーター フェルト製ビーター 汎用 THE BACK HORN 松田晋二 温かみのあるキック音を実現できるアイテム 検索 検索 検索 検索 検索
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ライブセットアップについて【THE BACK HORN・松田晋二】

THE BACK HORNのドラマー松田晋二は、ステージ上では通常右側に配置されるセットアップを採用している。ハイハットとフロアタムの間に一定の距離を取り、足の動きに余裕を持たせた配置が特徴的。ライブでは背筋を伸ばした姿勢で演奏し、特にアップテンポな楽曲ではリムショットを効果的に取り入れ、鋭いアタックを生み出している。

マイキングに関しては、キックドラムには内側と外側の2つのマイクを使用し、低域の豊かさと同時にアタック感を重視。スネアドラムには上側からとスナッピー側から2本のマイクを設置し、特にロックナンバーでの力強さを引き出す工夫が見られる。ライブではオーバーヘッドマイクの位置にもこだわり、シンバルの繊細なニュアンスが会場全体に届くよう調整されている。

代表的なライブ映像の見どころは、「コバルトブルー」や「シンメトリー」などでの力強いシンバルワークと正確なタイム感。特に「きらいきらい」の演奏では、スティックの持ち替えからリズムの展開に至るまで、一つの流れとして見せる技術が光る。楽曲の持つエネルギーを増幅させるパワフルなドラミングと、バンドメンバーとの緊密なアイコンタクトによるアンサンブルの精度の高さも必見ポイントとなっている。

総括まとめ【THE BACK HORN・松田晋二】

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松田晋二はTHE BACK HORNに不可欠なグルーヴを生み出すドラマーとして、硬質なロックサウンドとダイナミックな表現力を両立させている。バンドの原動力となるパワフルなドラミングは、楽曲の構成に寄り添いながらも存在感を失わない巧みなバランス感覚に裏打ちされている。

彼のサウンドを再現するには、力強いバスドラムとスネアの鳴りを重視したセッティングが鍵となる。特にモリダイラ楽器のシグネチャースティックを活用した正確なストロークワークと、メリハリのあるシンバルワークが松田流ドラミングの特徴だ。ハイハットの開閉を効果的に使った繊細な表現も見逃せない。

松田は機材に依存するのではなく、音楽性や演奏技術を追求する姿勢を大切にしている。様々なジャンルからの影響を吸収し、THE BACK HORNの音楽性に合わせて発展させてきた彼のプレイスタイルは、どんな機材を使っても松田晋二らしさを失わない本質的な強さを持っている。

本記事参照サイト【THE BACK HORN・松田晋二】

本記事は下記公式サイト等を参照して作成しています。

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