【SCANDAL・RINA】風ドラムサウンドの作り方+使用機材セッティングまとめ|セット・スネア・シンバル・ペダル

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【SCANDAL・RINA】風ドラムサウンドの作り方+使用機材セッティングまとめ|セット・スネア・シンバル・ペダル

【RINA】SCANDAL 始めに

SCANDALのドラマーRINAは、力強さと繊細さを併せ持つプレイスタイルで知られています。16ビートを中心としたリズムパターンを基盤に、ロック、パンク、ポップスなど多様なジャンルを横断する柔軟性を持っています。

SCANDALのサウンドに不可欠なタイトなリズムセクションの要として、楽曲の土台を支える役割を担う一方、「SCANDAL BABY」や「テイクミーアウト」などの代表曲ではアクセントを効かせた個性的なドラミングを展開。ヴォーカルとしても参加する多才さも持ち合わせています。

近年はギターやピアノの演奏、作詞作曲も手がけるなど音楽的視野を広げながら、バンドの成長とともに進化を続けるマルチプレイヤーとして活躍。SCANDALの攻めの姿勢を象徴する存在となっています。

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使用ドラムセット(シェル)一覧と特徴【SCANDAL・RINA】

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SCANDALのドラマーRINAは、主にYAMAHAのRecording Customをメインセットとして使用しています。バーチ材のシェルを採用したこのドラムは22×18のバスドラムに10/12インチのタムと13/15インチのフロアタムという構成で、パワフルでありながら芯のあるサウンドが特徴です。 ツアーやレコーディングではPearlのMasters Maple Bonafideも愛用しており、メイプル材特有の温かみのある音色とアタック感を活かした演奏を展開。主に22×16インチのバスドラム、12×8インチのタム、14×14/16×16インチのフロアタムという構成です。 小規模なクラブツアーではTAMAのCLUB-JAMを使用することもあり、コンパクトな18×12インチのキックと12/14インチのタムで機動性を重視。また、YAMAHAのTour Customはライブでの使用頻度が高く、メイプル材による明るく抜けの良いサウンドが特徴です。 近年の2023年ライブではTAMAのSTARCLASSIC BUBINGAを採用し、ブビンガとバーチの組み合わせによる低域の効いた豊かな響きと力強いアタック感を活かした演奏を披露しています。

使用ドラムセット(シェル)機材表【SCANDAL・RINA】

機材名 メーカー アーティスト ドラマー サイズ構成 材質 備考 Amazon 楽天 Yahoo! 石橋楽器 サウンドハウス
Recording Custom YAMAHA SCANDAL RINA 22×18/10×7/12×8/14×13/16×15/22×18 バーチ メインのセット 検索 検索 検索 検索 検索
Masters Custom Maple Bonafide Pearl SCANDAL RINA 22×16/12×8/14×14/16×16 メイプル 2010年頃使用 検索 検索 検索 検索 検索
CLUB-JAM TAMA SCANDAL RINA 18×12/12×7/14×7 メイプル 小型クラブツアー向け 検索 検索 検索 検索 検索
Masters Maple Bonafide Pearl SCANDAL RINA 22×16/12×8/16×16 メイプル ツアー・レコーディングで使用 検索 検索 検索 検索 検索
Tour Custom YAMAHA SCANDAL RINA 22×16/12×8/16×16 メイプル ライブでの使用多い 検索 検索 検索 検索 検索
STARCLASSIC BUBINGA TAMA SCANDAL RINA 22×18/12×9/16×16 ブビンガ/バーチ 2023年ライブで使用 検索 検索 検索 検索 検索

使用スネアドラムの種類と特徴【SCANDAL・RINA】

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RINAはSCANDALのロゴが入った「Signature Snare Drum」(SAKAE製バーチ、14×5.5インチ)をメインに使用し、Evans G1コーテッドヘッドと20本スナッピーで明瞭なアタックを得ています。サブとしてSAKAEの「SDM-14AL457」(アルミ、14×5.7インチ)も使い、力強さと抜けの良さを活かしています。曲調に応じてTAMA「Starphonic」(メイプル、14×6インチ)の温かみのある音色や、Ludwig「Black Beauty」(ブラスブラックニッケル、14×5インチ)のクラシックな響きも使い分けています。DWの「Collector’s Series」(メイプル、14×6.5インチ)も所有しており、その豊かな低音とパワフルなサウンドで楽曲に深みを加えています。ウッド系とメタル系を状況に応じて切り替える奥深いドラミングが特徴です。

使用スネアドラム機材表【SCANDAL・RINA】

機材名 メーカー アーティスト ドラマー 材質/サイズ ヘッド/スナッピー 備考 Amazon 楽天 Yahoo! 石橋楽器 サウンドハウス
Signature Snare Drum SAKAE SCANDAL RINA バーチ 14×5.5 Evans G1コーテッド/20本 SCANDALのロゴ入りシグネチャーモデル 検索 検索 検索 検索 検索
SDM-14AL457 SAKAE SCANDAL RINA アルミ 14×5.7 Evans G1コーテッド/20本 力強い音色と抜けの良さ 検索 検索 検索 検索 検索
Starphonic TAMA SCANDAL RINA メイプル 14×6 Evans G1コーテッド/カスタム 温かみのある音 検索 検索 検索 検索 検索
Black Beauty Ludwig SCANDAL RINA ブラスブラックニッケル 14×5 Remo Ambassador/ブラス クラシックな音色 検索 検索 検索 検索 検索
Collector’s Series DW SCANDAL RINA メイプル 14×6.5 Evans G1コーテッド/20本 豊かな低音とパワフルな音 検索 検索 検索 検索 検索

使用シンバルの構成と種類と特徴【SCANDAL・RINA】

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SCANDALのドラマーRINAは、SABIAN Signature Traditionalシリーズを中心にセットを構成しています。14″ハイハットは鮮明なサウンドと質感を持ち、16″と18″のクラッシュは明るく力強いアタックから温かみのある音色まで幅広い表現を可能にしています。アクセントとして10″スプラッシュを配置し、18″チャイナでは特徴的なトラッシュサウンドを生み出しています。20″ライドは定義明確なピンポイントサウンドが特徴です。さらに独自のスタックとして16″OZONE Crashと10″China Splashの組み合わせ、また18″HHX Evolution O-Zoneと12″China Splashのスタックで厚みのあるエフェクトサウンドを生み出しています。これらのシンバル構成は、SCANDALのロックサウンドに欠かせないRINAの個性的な演奏スタイルを支えています。

使用シンバル機材表【SCANDAL・RINA】

種類 モデル名 ブランド アーティスト ドラマー 口径 備考 Amazon 楽天 Yahoo! 石橋楽器 サウンドハウス
Hi-hat Signature Traditional SABIAN SCANDAL RINA 14″ 鮮明なサウンドと質感 検索 検索 検索 検索 検索
Crash Signature Traditional SABIAN SCANDAL RINA 16″ 明るく力強いアタック 検索 検索 検索 検索 検索
Crash Signature Traditional SABIAN SCANDAL RINA 18″ 温かみのある音色 検索 検索 検索 検索 検索
Splash Signature Traditional SABIAN SCANDAL RINA 10″ スパイスとしてのアクセント 検索 検索 検索 検索 検索
China Signature Traditional SABIAN SCANDAL RINA 18″ 特徴的なトラッシュサウンド 検索 検索 検索 検索 検索
Ride Signature Traditional SABIAN SCANDAL RINA 20″ 定義の明確なピンポイントサウンド 検索 検索 検索 検索 検索
Stack OZONE Crash over China Splash SABIAN SCANDAL RINA 16″+10″ 独特の重なり合った音色 検索 検索 検索 検索 検索
Stack HHX Evolution O-Zone over China Splash SABIAN SCANDAL RINA 18″+12″ 厚みのあるエフェクトサウンド 検索 検索 検索 検索 検索

使用ペダル・ハードウェアの構成と種類と特徴【SCANDAL・RINA】

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SCANDALのドラマーRINAは、パワーとスピードを両立させた演奏を実現するためにDW7000キックペダルを選択しています。彼女のダイナミックな演奏スタイルに合わせて、精度の高いアクションが特徴のMapex Falconハイハットスタンドも愛用。スネアには安定した固定力でパワフルな演奏をサポートするDW6000 Seriesスネアスタンドを使用しています。 シンバル周りでは、軽量で安定性に優れたGibraltar 6713シンバルスタンドと、重量級シンバルにも対応する堅牢性を持つTAMA Titanを組み合わせることで、激しいライブパフォーマンスでも安定したセットアップを維持。タムはTAMA Roadproタムホルダーでセッティングし、ライブでの素早い組み立てに対応しています。 長時間の演奏にもRINAはPearl D-1000SPNドラムスローンを使用し、快適なプレイをサポート。全体をDW 9999ラックで強固に固定し、コンパクトながらも耐久性のある構成を実現しています。

使用ペダル・ハードウェア機材表【SCANDAL・RINA】

機材名 メーカー アーティスト ドラマー 種類 備考 Amazon 楽天 Yahoo! 石橋楽器 サウンドハウス
DW7000 DW SCANDAL RINA キックペダル パワーとスピードを両立させた演奏に適したモデル 検索 検索 検索 検索 検索
Mapex Falcon Mapex SCANDAL RINA ハイハットスタンド 精度の高いアクションで細かいプレイに対応 検索 検索 検索 検索 検索
DW6000 Series DW SCANDAL RINA スネアスタンド 安定した固定力でパワフルな演奏をサポート 検索 検索 検索 検索 検索
Gibraltar 6713 Gibraltar SCANDAL RINA シンバルスタンド 軽量で安定性に優れたスタンド 検索 検索 検索 検索 検索
TAMA Roadpro TAMA SCANDAL RINA タムホルダー ライブでの素早いセッティングに対応 検索 検索 検索 検索 検索
Pearl D-1000SPN Pearl SCANDAL RINA ドラムスローン 長時間の演奏でも疲れにくい座面設計 検索 検索 検索 検索 検索
DW 9999 DW SCANDAL RINA ラック コンパクトで強固なラックシステム 検索 検索 検索 検索 検索
TAMA Titan TAMA SCANDAL RINA シンバルスタンド 重量級シンバルにも対応する堅牢性 検索 検索 検索 検索 検索

使用スローン(椅子)&スティック種類と特徴【SCANDAL・RINA】

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SCANDALのドラマーRINAは、パワーとスピードを両立させた演奏を実現するためにDW7000キックペダルを選択しています。彼女のダイナミックな演奏スタイルに合わせて、精度の高いアクションが特徴のMapex Falconハイハットスタンドも愛用。スネアには安定した固定力でパワフルな演奏をサポートするDW6000 Seriesスネアスタンドを使用しています。 シンバル周りでは、軽量で安定性に優れたGibraltar 6713シンバルスタンドと、重量級シンバルにも対応する堅牢性を持つTAMA Titanを組み合わせることで、激しいライブパフォーマンスでも安定したセットアップを維持。タムはTAMA Roadproタムホルダーでセッティングし、ライブでの素早い組み立てに対応しています。 長時間の演奏にもRINAはPearl D-1000SPNドラムスローンを使用し、快適なプレイをサポート。全体をDW 9999ラックで強固に固定し、コンパクトながらも耐久性のある構成を実現しています。

チューニング・サウンドメイク・EQの工夫と特徴【SCANDAL・RINA】

SCANDALのRINAは打面にはEVANS G2クリアやEVANS EC2 SST、裏面にはEVANS Resonant Blackを使用し、バランスの取れた音作りを重視しています。タムはムーンジェルを1〜2枚配置して過剰な倍音をコントロールし、特にフロアタムは16インチを採用して低域の豊かさと歌物ロックにマッチするサスティンの長さを確保。スネアではリム側にゲル1枚を配置することで、ゴースト音の明瞭さと本打ちの芯の強さを両立させています。

ミックス面では、キックドラムは60〜80Hzの低域を強調しつつ400Hz付近をカットして箱鳴り感を抑制。スネアは3〜5kHzのアタック感を強調し、200Hz付近を少し持ち上げて芯の太さを表現。タムには200〜250ms程度のゲートをかけて余韻をコントロールしながら、パン配置は左右に振り過ぎないセンター寄りの設定で安定感を出しています。全体のドラムバスには2〜3dBの軽いコンプレッションをかけ、アタック20ms、リリース100〜150ms設定でグルーブ感を維持しています。

レコーディングではルームマイクの活用とナチュラルな音作りを重視する一方、ライブではアタック感を強調した即応性の高いセッティングを採用。特にタムは残響を抑え、スネアはより明瞭なアタックを得るために打面のチューニングを若干高めにセットし、Maple CustomシリーズやStarclassicシリーズの特性を活かした輪郭のはっきりとした音作りを実現しています。また、ライブではモニター環境に合わせてオーバーヘッドの高域(8kHz以上)を強調し、自身のプレイをより正確に把握できるよう工夫しています。

比較的安価に音を近づける機材【SCANDAL・RINA】

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SCANDALのRINAはPearl Reference Pureシリーズをベースに独自のサウンドを築いていますが、予算を抑えるならPearl Decadeシリーズが入門機として最適です。スネアはPearlのSensitone Steelかブラスモデル(3万円前後)を選べば、クリアで芯のある彼女のサウンドに近づけます。シンバルは特徴的なZildjian Aカスタムの代わりにZildjian Aシリーズかセイビアンのスタンダードモデルを組み合わせるとコストパフォーマンスが高いでしょう。

RINAの足回りは安定感のあるPearlのデモンドライブペダルが有名ですが、初期費用を抑えるならPearlのP-930やTAMAのアイアンコブラ200シリーズ(1.5万円前後)でも十分です。チューニングは少し高めの明るいサウンドを意識し、スネアは特にタイトに調整するとRINAサウンドに近づきます。シンバルの選択ではクラッシュとハイハットを優先的に予算配分すると効果的です。

音作りの面では、スティックはやや細めで先端がティアドロップ型のものを選ぶとRINAのアタック感が出やすいでしょう。ドラムヘッドはRemo製のコーテッドアンバサダーをバスドラムに、クリアエンペラーをタムに使用すると、比較的安価に彼女のパワフルかつクリアなサウンドに近づけます。メンテナンスを定期的に行い、特にチューニングを丁寧に行うことで機材の価格差を超えた音作りが可能です。

比較的安価に音を近づける機材表【SCANDAL・RINA】

種類 機材名 メーカー アーティスト ドラマー 備考 Amazon 楽天 Yahoo! 石橋楽器 サウンドハウス
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ドラムセット Decade Pearl SCANDAL RINA 入門機として最適なRINAの愛用モデルの廉価版 検索 検索 検索 検索 検索
スネア Sensitone Steel Pearl SCANDAL RINA 3万円前後でクリアで芯のあるサウンドを実現 検索 検索 検索 検索 検索
シンバル Aシリーズ Zildjian SCANDAL RINA Aカスタムの代わりに使えるコスパの高いモデル 検索 検索 検索 検索 検索
シンバル スタンダードモデル Sabian SCANDAL RINA 予算内でRINAのサウンドに近づける選択肢 検索 検索 検索 検索 検索
ペダル P-930 Pearl SCANDAL RINA デモンドライブの代替として1.5万円前後で購入可能 検索 検索 検索 検索 検索
ペダル アイアンコブラ200シリーズ TAMA SCANDAL RINA 初期費用を抑えつつ安定した踏み心地を実現 検索 検索 検索 検索 検索
スティック ティアドロップ型 各社 SCANDAL RINA やや細めで先端形状が特徴的、アタック感を再現 検索 検索 検索 検索 検索
ドラムヘッド コーテッドアンバサダー/クリアエンペラー Remo SCANDAL RINA バスドラム/タム用の組み合わせで力強く明るい音色 検索 検索 検索 検索 検索
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ライブセットアップについて【SCANDAL・RINA】

RINAはSCANDALのドラマーとしてステージ後方中央に定位置を構え、ボーカルとドラムを同時にこなす特徴的なセットアップを採用している。彼女の演奏スタイルに合わせて、ドラムセットの前方にマイクスタンドが設置され、ドラムを叩きながら歌唱できる工夫が施されている。ハイハットとスネアの間に配置されたマイクは、演奏の邪魔にならない絶妙な角度で調整されており、ライブパフォーマンスの効率性を重視している。

セッティングの特徴として、ドラムセットはやや高めに設定されており、観客からの視認性を確保している点が挙げられる。また、RINAは時折ギターを手に取り、前方に出て演奏することもあるため、ステージ構成は柔軟性を持たせている。ドラムシールドは使用せず、バンド全体の一体感を大切にしたオープンなセッティングを好む傾向にある。

代表的なライブ映像では、「Platform Syndrome」や「SCANDAL WORLD TOUR」などのパフォーマンスが見どころ。特に激しいドラミングと安定したボーカルの両立、そして時折見せるハンドサインや観客とのコミュニケーションが特徴的だ。バンド結成当初と比較すると、演奏技術の向上に合わせてドラムセットのアレンジも洗練され、RINAの個性を反映したセットアップへと進化している。

総括まとめ【SCANDAL・RINA】

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RINAのドラミングは力強さと繊細さを併せ持ち、SCANDALサウンドの土台となっている。楽曲の世界観を表現する的確なグルーヴ感と安定したビートが特徴で、テクニカルさより楽曲全体のバランスを重視したプレイスタイルが光る。

再現には、彼女が愛用するDWのドラムセットのような低音の響きが豊かなキットが適している。スネアは締まりつつも芯のある音、シンバルは透明感のある抜けの良い音色を意識すると近づける。MIDIピックやトリガーなども効果的に活用したサウンド作りも特徴的だ。

機材への拘りはありながらも、RINAは「ドラマーの個性は機材ではなく、叩き方や音楽性によって出る」という姿勢を貫いている。どんな環境でも自分らしい音を出せるよう基礎力を磨き続ける姿勢こそ、長年第一線で活躍し続けるドラマーとしての彼女の強さを物語っている。

本記事参照サイト【SCANDAL・RINA】

本記事は下記公式サイト等を参照して作成しています。

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