【RADWIMPS・山口智史】風ドラムサウンドの作り方+使用機材セッティングまとめ|セット・スネア・シンバル・ペダル

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【RADWIMPS・山口智史】風ドラムサウンドの作り方+使用機材セッティングまとめ|セット・スネア・シンバル・ペダル

【山口智史】RADWIMPS 始めに

山口智史はRADWIMPSのドラマーとして、バンドのエネルギッシュな楽曲を支える重要な存在です。彼のドラミングは緻密さと大胆さを併せ持ち、変拍子やポリリズムを自在に操りながら、楽曲の世界観を拡げています。

特に「前前前世」や「なんでもないや」などの代表曲では、映画「君の名は。」の世界観と見事に融合した洗練されたグルーヴを生み出しています。残念ながら2021年、ミュージシャンズジストニア(局所性ジストニア)により演奏活動を休止しましたが、その後YAMAHAと共同で声で叩けるバスドラムシステム「VXD」の開発に関わるなど、新たな挑戦を続けています。

RADWIMPSの多様な音楽性を表現するため、繊細なバラードから激しいロックナンバーまで、山口のドラミングはバンドのアイデンティティを形成する重要な要素となっています。複雑なリズムパターンと確かな技術は、日本のロックシーンにおける彼の存在感を証明しています。

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使用ドラムセット(シェル)一覧と特徴【RADWIMPS・山口智史】

grayscale photo of man playing drum
Photo by ASBA Drums on Unsplash

RADWIMPSのドラマー山口智史は、主にYamahaドラムを愛用しています。レコーディングでは音抜けの良さと低域の太さを両立したRecording Custom(22×16/12×8/16×14)のバーチシェルを使用。ライブではオーク材のLive Custom(22×18/12×8/16×16)を選び、ハードな演奏に耐える耐久性を重視しています。また、温かみとパワフルさを兼ね備えたAbsolute Hybrid Maple(22×18/10×7/12×8/16×16)も使用。高い音圧と豊かな倍音特性を持つPHX(22×16/10×7/12×8/16×14)は、その11プライジャズプラグ構造により繊細な表現が可能です。 特筆すべきは、山口がミュージシャンズジストニアという神経の病気に罹患後、Yamahaと共同開発したVPDC-VXD(22×16/12×8/16×14)。これは声で叩ける電子ドラムシステムで、足が思うように動かなくなった彼の演奏活動継続を可能にした革新的な機材です。各ドラムセットの特性を活かし、曲の雰囲気や演奏環境に合わせて使い分けています。

使用ドラムセット(シェル)機材表【RADWIMPS・山口智史】

機材名 メーカー アーティスト ドラマー サイズ構成 材質 備考 Amazon 楽天 Yahoo! 石橋楽器 サウンドハウス
Recording Custom Yamaha RADWIMPS 山口智史 22×16/12×8/16×14 バーチ 音抜けの良さと低域の太さを両立 検索 検索 検索 検索 検索
Live Custom Yamaha RADWIMPS 山口智史 22×18/12×8/16×16 オーク ハードな演奏にも耐える高い耐久性 検索 検索 検索 検索 検索
Absolute Hybrid Maple Yamaha RADWIMPS 山口智史 22×18/10×7/12×8/16×16 ハイブリッドメイプル ウォールナット内層でパワフルさと温かみを融合 検索 検索 検索 検索 検索
VPDC-VXD Yamaha RADWIMPS 山口智史 22×16/12×8/16×14 カスタム 声で叩ける電子ドラムシステム、ミュージシャンズジストニア対応 検索 検索 検索 検索 検索
PHX Yamaha RADWIMPS 山口智史 22×16/10×7/12×8/16×14 11プライジャズプラグ構造 高い音圧と豊かな倍音特性 検索 検索 検索 検索 検索

使用スネアドラムの種類と特徴【RADWIMPS・山口智史】

A drum set sitting on top of a stage
Photo by Pearl Drums on Unsplash

RADWIMPSのドラマー・山口智史は、状況に応じて複数のスネアを使い分けています。メインとして愛用するPearlのG401スネア(13×6.5ウォールナット)は、パワードットヘッドと20本スナッピーの組み合わせでアタックの効いた音色が特徴で、ツアーでも頻繁に使用しています。Canopusの2種類のスネアも重宝しており、Acoustic Design(14×6.5メイプル)はアンバサダーヘッドと42本スナッピーによる深みのあるサウンドを、YAIBA II(14×6.5ブラス)はメタル素材ならではの音圧の高さを活かして使い分けています。また、Yamahaとの共同開発による声でチューニング可能なG-Mapleスネア(14×5.5)は、ミュージシャンズジストニアに苦しむ山口にとって革新的なサポートとなっています。さらにMaple Hoopsスネア(14×5)はリゾネーターヘッドとの相性が良く、タムタム式のセッティングでも使用することがあります。

使用スネアドラム機材表【RADWIMPS・山口智史】

機材名 メーカー アーティスト ドラマー 材質/サイズ ヘッド/スナッピー 備考 Amazon 楽天 Yahoo! 石橋楽器 サウンドハウス
G-Maple Snare Yamaha RADWIMPS 山口智史 メイプル 14×5.5 コーテッド/クロス・スチール 声のピッチでチューニング変更可能 検索 検索 検索 検索 検索
Acoustic Design Snare Canopus RADWIMPS 山口智史 メイプル 14×6.5 アンバサダー/42本 深みのあるサウンド 検索 検索 検索 検索 検索
G401 Snare Pearl RADWIMPS 山口智史 ウォールナット 13×6.5 パワードット/20本 RADWIMPSツアー愛用 検索 検索 検索 検索 検索
YAIBA II Snare Canopus RADWIMPS 山口智史 ブラス 14×6.5 アンバサダー/20本 音量・音圧の高さが特徴 検索 検索 検索 検索 検索
Maple Hoops Snare Yamaha RADWIMPS 山口智史 メイプル 14×5 リゾネーター/ダイナミック タムタム式セッティングも 検索 検索 検索 検索 検索

使用シンバルの構成と種類と特徴【RADWIMPS・山口智史】

A drum set sitting on top of a stage
Photo by Pearl Drums on Unsplash

RADWIMPSのドラマー山口智史は、Zildjianシンバルを中心としたセットアップで洗練されたサウンドを作り出しています。ハイハットには明るいトーンが特徴的なZildjian K Constantinople 15″を採用。クラッシュシンバルは、柔らかいアタックのK Dark Thin 18″と明るいサスティーンが魅力のA Custom 17″を併用し、表現の幅を広げています。さらにエフェクト系としてトラッシュサウンドを生み出すEFX 18″を配置。 ライドシンバルには複雑な倍音構造を持つK Constantinople 22″を使用し、繊細なニュアンスを表現。アクセント用に速い反応と短い減衰が特徴のA Custom Splash 10″、ダークな音色のK China 19″、そして独特なエフェクトサウンドを生み出すK/A Custom Hybrid Stack 10″/12″を組み合わせることで、RADWIMPSの多彩な音楽性に対応する音色パレットを構築しています。

使用シンバル機材表【RADWIMPS・山口智史】

種類 モデル名 ブランド アーティスト ドラマー 口径 備考 Amazon 楽天 Yahoo! 石橋楽器 サウンドハウス
Hi-hat K Constantinople Zildjian RADWIMPS 山口智史 15″ ブライトなトーン 検索 検索 検索 検索 検索
Crash K Dark Thin Zildjian RADWIMPS 山口智史 18″ アタックが柔らかい 検索 検索 検索 検索 検索
Crash A Custom Zildjian RADWIMPS 山口智史 17″ 明るいサスティーン 検索 検索 検索 検索 検索
Crash EFX Zildjian RADWIMPS 山口智史 18″ トラッシュサウンド 検索 検索 検索 検索 検索
Ride K Constantinople Zildjian RADWIMPS 山口智史 22″ 複雑な倍音構造 検索 検索 検索 検索 検索
Splash A Custom Zildjian RADWIMPS 山口智史 10″ 速い反応と短い減衰 検索 検索 検索 検索 検索
China K Zildjian RADWIMPS 山口智史 19″ ダークなアクセント用 検索 検索 検索 検索 検索
Stack K/A Custom Hybrid Zildjian RADWIMPS 山口智史 10″/12″ 複合エフェクトサウンド 検索 検索 検索 検索 検索

使用ペダル・ハードウェアの構成と種類と特徴【RADWIMPS・山口智史】

a drum set up in front of a stage light
Photo by Vitalii Khodzinskyi on Unsplash

RADWIMPSのドラマー山口智史は、ミュージシャンズジストニアという神経の病気により足の動きに障害を抱えているため、独自のハードウェア構成を採用しています。特筆すべきは、ヤマハと共同開発した声で叩けるバスドラム「ディストニアVXD」で、音声認識技術を活用し演奏を継続できるようにした革新的システムです。ハイハットにはヤマハDSH9500を使用し、ツインレッグ構造による安定性を確保。スネアスタンドはTAMA 900 Seriesを採用し、回転式バスケットで素早いセッティング変更が可能です。シンバルスタンドにはヤマハCS750を選択し、軽量設計でツアーの移動も容易に。タムはヤマハDTH904のクイックリリース機構付きホルダーでセッティング効率を高め、長時間の演奏にはヤマハDS950ドラムスローンの調整性能が貢献しています。この構成により、身体的制約を克服した演奏環境を実現しています。

使用ペダル・ハードウェア機材表【RADWIMPS・山口智史】

機材名 メーカー アーティスト ドラマー 種類 備考 Amazon 楽天 Yahoo! 石橋楽器 サウンドハウス
ディストニアVXD ヤマハ RADWIMPS 山口智史 バスドラムペダル 声で叩けるバスドラムとしてヤマハと共同開発 検索 検索 検索 検索 検索
DSH9500 ヤマハ RADWIMPS 山口智史 ハイハットスタンド ツインレッグ構造で安定感抜群 検索 検索 検索 検索 検索
900 Series TAMA RADWIMPS 山口智史 スネアスタンド 回転式バスケットで素早いセッティング 検索 検索 検索 検索 検索
CS750 ヤマハ RADWIMPS 山口智史 シンバルスタンド 軽量で持ち運びしやすい 検索 検索 検索 検索 検索
DTH904 ヤマハ RADWIMPS 山口智史 タムホルダー クイックリリース機構採用 検索 検索 検索 検索 検索
DS950 ヤマハ RADWIMPS 山口智史 ドラムスローン 高さ調整が容易で長時間演奏にも対応 検索 検索 検索 検索 検索

使用スローン(椅子)&スティック種類と特徴【RADWIMPS・山口智史】

black and white drum set
Photo by GRAY on Unsplash

RADWIMPSのドラマー山口智史は、ミュージシャンズジストニアという神経の病気により足の動きに障害を抱えているため、独自のハードウェア構成を採用しています。特筆すべきは、ヤマハと共同開発した声で叩けるバスドラム「ディストニアVXD」で、音声認識技術を活用し演奏を継続できるようにした革新的システムです。ハイハットにはヤマハDSH9500を使用し、ツインレッグ構造による安定性を確保。スネアスタンドはTAMA 900 Seriesを採用し、回転式バスケットで素早いセッティング変更が可能です。シンバルスタンドにはヤマハCS750を選択し、軽量設計でツアーの移動も容易に。タムはヤマハDTH904のクイックリリース機構付きホルダーでセッティング効率を高め、長時間の演奏にはヤマハDS950ドラムスローンの調整性能が貢献しています。この構成により、身体的制約を克服した演奏環境を実現しています。

チューニング・サウンドメイク・EQの工夫と特徴【RADWIMPS・山口智史】

山口智史はRADWIMPSの楽曲に合わせたドラムチューニングに定評がある。特にバスドラムは低域の豊かさと抜けの良さを両立させるため、打面は中低めのテンションで調整し、ムーンジェルを使って不要な倍音を抑制している。スネアは、バラードでは打面を緩めに張って温かみのある音色を出す一方、アップテンポな曲では打面を強く張り、裏面にはテープを部分的に貼って鋭いアタック感を引き出す工夫が見られる。

ミックス処理においては、バスドラムは50Hz付近をブーストして芯の太さを強調しつつ、250Hz帯をカットして濁りを取り除いている。スネアは3-5kHz帯を強調して存在感を出しながら、400Hz帯の削減でこもりを防止。また、ドラムセット全体にジェントルなコンプレッション(比率2:1程度)をかけてダイナミクスをコントロールしつつ、スピーカーの特性を考慮した定位調整により、ステレオイメージの自然さと広がりを実現している。

山口は、ミュージシャンズジストニアという神経の病気を抱えながらも、その制約をクリエイティブに昇華させている。レコーディングでは細部まで音色の調整を行い、トム類は600-800Hzをわずかにカットして明瞭さを確保する一方、ライブではアタック感と切れ味を重視したチューニングを採用。また、音声でドラム音をコントロールする新技術の開発にYAMAHAと協力するなど、常に革新的なサウンド探求を続けている。

比較的安価に音を近づける機材【RADWIMPS・山口智史】

A blue drum set sitting on top of a stage
Photo by Pearl Drums on Unsplash

RADWIMPSの山口智史さんのドラムサウンドに近づけるには、まず基本となるドラムセットとして、Yamahaの中級機種であるStage Customシリーズがコストパフォーマンスに優れています。山口さんはYAMAHAと共同開発も行っており、そのサウンドキャラクターを比較的安価に再現できるでしょう。特にバスドラムは深めの設定で、芯のある低音が特徴的です。

スネアドラムは、YamahaのアルミシェルモデルかTAMAのS.L.Pスチールスネアが山口さんの明瞭なアタック感を再現しやすいです。ミュージシャンズジストニアの影響で発声でバスドラムを演奏する工夫もしていた山口さん独特の音作りには、チューニングも重要で、やや高めのテンションでヘッドを調整すると近づけます。

シンバルはZildjianのA Customシリーズの中から、特にクラッシュとライドを揃えると山口さんの切れのある音色に近づきます。ペダルは予算に余裕があればTAMAのIron Cobra、なければPearlのDemonator辺りが反応の速さという点で類似した演奏感を得られるでしょう。加えて、少し歪ませる程度のコンプレッサーエフェクトを使うとRADWIMPSらしいパンチ感が出ます。

比較的安価に音を近づける機材表【RADWIMPS・山口智史】

種類 機材名 メーカー アーティスト ドラマー 備考 Amazon 楽天 Yahoo! 石橋楽器 サウンドハウス
BEGIN_ROWS undefined undefined RADWIMPS 山口智史 検索 検索 検索 検索 検索
ドラムセット Stage Custom YAMAHA RADWIMPS 山口智史 中級機種で深めのバスドラが特徴的、コスパ良好 検索 検索 検索 検索 検索
スネアドラム アルミシェルモデル YAMAHA RADWIMPS 山口智史 明瞭なアタック感を再現しやすい仕様 検索 検索 検索 検索 検索
スネアドラム S.L.P スチールスネア TAMA RADWIMPS 山口智史 クリアな音色と高い反応性を持つ 検索 検索 検索 検索 検索
シンバル A Custom シリーズ Zildjian RADWIMPS 山口智史 切れのある音色、クラッシュとライド推奨 検索 検索 検索 検索 検索
ペダル Iron Cobra TAMA RADWIMPS 山口智史 反応の速さで山口さんの演奏感に近づける 検索 検索 検索 検索 検索
ペダル Demonator Pearl RADWIMPS 山口智史 コスパに優れ反応性も良好な代替モデル 検索 検索 検索 検索 検索
エフェクト コンプレッサー 各社 RADWIMPS 山口智史 軽い歪みでRADWIMPSらしいパンチ感を演出 検索 検索 検索 検索 検索
END_ROWS undefined undefined RADWIMPS 山口智史 検索 検索 検索 検索 検索

ライブセットアップについて【RADWIMPS・山口智史】

RADWIMPSのドラマー山口智史は通常ステージ中央後方に配置され、ボーカル野田洋次郎の背後からバンドを支える位置にいる。セットアップはシンプルながらパワフルで、特に複数のタムを効果的に配置し、ダイナミックな表現を可能にしている。山口は神経疾患「ミュージシャンズジストニア」を抱えながらも、その技術力を維持している。

マイキングについては、バスドラムに2〜3本、スネアの上下に各1本、ハイハットに1本、オーバーヘッドに2本のマイクを設置する傾向がある。特筆すべきは山口がヤマハと共同開発した「声で叩けるバスドラム」技術で、これにより身体的制約を超えた演奏を実現している。ライブではこの革新的セットアップが彼の演奏スタイルを支えている。

代表的なライブ映像では「前前前世」における緻密なハイハットワークと力強いバスドラムの連打、「DADA」での複雑なリズムパターンの安定感が見どころ。また「スパークル」のような繊細な楽曲での表現力と、アップテンポな「おしゃかしゃま」での爆発的なエネルギーのコントラストも特徴的。パワフルながら精密な演奏スタイルが山口の真骨頂である。

総括まとめ【RADWIMPS・山口智史】

A drum set sitting on top of a stage
Photo by Pearl Drums on Unsplash

山口智史はオリジナリティと機能性を重視した演奏を展開し、RADWIMPSのダイナミックな音楽性に合わせて緻密でありながらも力強いドラミングを確立。特に病気による身体的制約を超えるため、YAMAHAと共同開発した「声で叩ける電子バスドラム」は彼の革新的アプローチの象徴となっている。

彼のドラミングを再現する鍵は、タイトで抜けの良いスネアチューニングと、繊細なダイナミクスを表現できるシンバルセレクション。セットアップは機能性重視で、RADWIMPSの楽曲の複雑なリズムパターンに対応できる配置が特徴的で、曲の展開に応じた絶妙なバランス感覚が求められる。

ミュージシャンズ・ジストニアという神経疾患と向き合いながらも、機材に頼るだけでなく演奏技術と表現力で乗り越える姿勢が印象的。彼のスタイルは単なる機材選びではなく、楽曲に寄り添う緻密なアプローチと身体的制約を創造性で克服する強い意志から生まれており、機材の制約を超えた音楽表現の本質を示している。

本記事参照サイト【RADWIMPS・山口智史】

本記事は下記公式サイト等を参照して作成しています。

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