【10-FEET・KOUICHI】風ドラムサウンドの作り方+使用機材セッティングまとめ|セット・スネア・シンバル・ペダル

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【10-FEET・KOUICHI】風ドラムサウンドの作り方+使用機材セッティングまとめ|セット・スネア・シンバル・ペダル

【KOUICHI】10-FEET 始めに

10-FEETのドラマーKOUICHIは、正確なタイム感とダイナミックなプレイスタイルで知られています。パンクロックの基本を押さえつつも、バンドの持ち味である激しさと繊細さを兼ね備えたドラミングで楽曲を支えています。

特にライブではパワフルかつ安定したビートを提供し、TAKUMAのボーカルとギター、NAOKIのベースと合わさって10-FEETのエネルギッシュなサウンドを生み出しています。「アンテナラスト」や「シエラのように」といった代表曲では、テンポの緩急や強弱の対比を巧みに操り、曲の展開に重要な役割を果たしています。

京都出身の3ピースバンド10-FEETの音楽性は、パンクロックを基調としながらも、レゲエやハードコア、メロディックな要素を取り入れた独自のスタイルを確立。KOUICHIのドラミングは、そうした多彩な音楽性を表現する上で欠かせない存在となっています。

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使用ドラムセット(シェル)一覧と特徴【10-FEET・KOUICHI】

A drum set sitting on top of a stage
Photo by Pearl Drums on Unsplash

10-FEETのドラマーKOUICHIは、複数のドラムセットを目的に応じて使い分けています。ライブでは主にYAMAHAの「Recording Custom」を使用し、22″×16″のバスドラムを中心に10″、12″のタムと16″のフロアタムというセッティングでバーチ材の力強い音を活かしています。 一方でレコーディングではTAMAの「STAR Classic」を愛用し、同じサイズ構成ながらメイプル材の温かみのある音色を追求。さらにPearlの「Reference Pure」も22″×14″というシャローなバスドラムを採用したセットをスタジオレコーディング用として使用し、よりタイトな音作りに活用しています。 以前はTAMA「Starclassic Maple」を22″×18″という大口径バスドラムのセットでメインに据えていましたが、現在は場面に応じて複数のキットを使い分け。特にPearlの「Masterworks」はメイプルとバーチの混合シェルによるカスタム仕様で、多彩な音色表現を可能にしています。用途別に音の明るさやアタック感、低音の太さを調整できるドラムセット選択が、彼のサウンドを形成しています。

使用ドラムセット(シェル)機材表【10-FEET・KOUICHI】

機材名 メーカー アーティスト ドラマー サイズ構成 材質 備考 Amazon 楽天 Yahoo! 石橋楽器 サウンドハウス
Recording Custom YAMAHA 10-FEET KOUICHI 22″×16″, 10″×7″, 12″×8″, 16″×14″ バーチ ライブ用 検索 検索 検索 検索 検索
STAR Classic TAMA 10-FEET KOUICHI 22″×16″, 10″×7″, 12″×8″, 16″×14″ メイプル レコーディングでも使用 検索 検索 検索 検索 検索
Starclassic Maple TAMA 10-FEET KOUICHI 22″×18″, 12″×9″, 16″×16″ メイプル 以前のメインセット 検索 検索 検索 検索 検索
Masterworks Pearl 10-FEET KOUICHI 22″×16″, 10″×8″, 12″×9″, 14″×14″, 16″×16″ メイプル/バーチ カスタムシェル 検索 検索 検索 検索 検索
Reference Pure Pearl 10-FEET KOUICHI 22″×14″, 12″×8″, 14″×14″ メイプル スタジオレコーディング用 検索 検索 検索 検索 検索

使用スネアドラムの種類と特徴【10-FEET・KOUICHI】

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10-FEETのドラマーKOUICHIは、複数のスネアドラムを場面に応じて使い分けています。ライブの主力としてCanopusのNV60M4S(メイプル製14×6.5インチ)を使用し、Canopusコーテッドヘッドに20本スナッピーを組み合わせて力強いサウンドを実現。録音時はYAIBA II Maple(メイプル製14×6インチ)をEVANS G1ヘッドと20本スナッピーで定番としています。 アルミ製のSONOR S-6514AL(14×6.5インチ)はRemo CSヘッドとスチールスナッピーによって明瞭なアタックが特徴。特別な場面では、Ludwig Black Beauty(真鍮製14×6.5インチ)をRemoコーテッドヘッドとパープルスナッピーで使用し、独特の艶やかな音色を引き出しています。 Pearl Acrophonic(メイプル製14×5インチ)はEVANS HDヘッドと20本スナッピーの組み合わせで、浅めの深さからウォームで温かみのあるトーンを生み出しています。

使用スネアドラム機材表【10-FEET・KOUICHI】

機材名 メーカー アーティスト ドラマー 材質/サイズ ヘッド/スナッピー 備考 Amazon 楽天 Yahoo! 石橋楽器 サウンドハウス
Canopus NV60M4S Canopus 10-FEET KOUICHI メイプル 14×6.5 Canopusコーテッド/20本 ライブ時の主力 検索 検索 検索 検索 検索
YAIBA II Maple Canopus 10-FEET KOUICHI メイプル 14×6 EVANS G1/20本 録音時の定番 検索 検索 検索 検索 検索
S-6514AL SONOR 10-FEET KOUICHI アルミ 14×6.5 Remo CS/スチール 定番モデル 検索 検索 検索 検索 検索
Ludwig Black Beauty Ludwig 10-FEET KOUICHI 真鍮 14×6.5 Remo コーテッド/パープル 特別な場面で使用 検索 検索 検索 検索 検索
Acrophonic Pearl 10-FEET KOUICHI メイプル 14×5 EVANS HD/20本 ウォームなトーン 検索 検索 検索 検索 検索

使用シンバルの構成と種類と特徴【10-FEET・KOUICHI】

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10-FEETのドラマーKOUICHIは、Sabianシンバルを全面的に使用しています。メインクラッシュにはクリアで抜けの良いHHX Evolution 19″を採用し、サブクラッシュとして同シリーズの18″を配置。アタック感のある明るいサウンドを求めて、AAX X-plosion 17″とAAX 16″も組み合わせています。ハイハットには鮮明なアタックが特徴的なA New Beat 14″を使用し、ライドには温かみがありながらもクリアなベル音を持つHHX 21″を選択。エフェクトシンバルとしてはO-zone 18″のトラッシュなサウンド、HHX Evolution Splash 10″のアクセント、そしてHHX China 19″を効果的に配置。さらに独自のカスタムスタックも作成し、10-FEETの躍動感あふれるサウンドを支えています。

使用シンバル機材表【10-FEET・KOUICHI】

種類 モデル名 ブランド アーティスト ドラマー 口径 備考 Amazon 楽天 Yahoo! 石橋楽器 サウンドハウス
Hi-hat A New Beat Sabian 10-FEET KOUICHI 14″ クリアでアタックが効いたサウンド 検索 検索 検索 検索 検索
Crash O-zone Sabian 10-FEET KOUICHI 18″ トラッシュなサウンドとしての使用 検索 検索 検索 検索 検索
Crash HHX Evolution Sabian 10-FEET KOUICHI 19″ メインクラッシュとして使用 検索 検索 検索 検索 検索
Crash HHX Evolution Sabian 10-FEET KOUICHI 18″ サブクラッシュとして使用 検索 検索 検索 検索 検索
Crash AAX X-plosion Sabian 10-FEET KOUICHI 17″ 明るく爆発的なサウンド 検索 検索 検索 検索 検索
Crash AAX Sabian 10-FEET KOUICHI 16″ クイックなレスポンスが特徴 検索 検索 検索 検索 検索
Ride HHX Sabian 10-FEET KOUICHI 21″ ウォームでクリアなベル音 検索 検索 検索 検索 検索
Splash HHX Evolution Sabian 10-FEET KOUICHI 10″ アクセントに使用 検索 検索 検索 検索 検索
China HHX Sabian 10-FEET KOUICHI 19″ エフェクト用として使用 検索 検索 検索 検索 検索
Stack AA/AAX Custom Sabian 10-FEET KOUICHI 複数枚重ねて独自のサウンド作成 検索 検索 検索 検索 検索

使用ペダル・ハードウェアの構成と種類と特徴【10-FEET・KOUICHI】

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10-FEETのドラマーKOUICHIは、TAMAのハードウェアをメインに使用している。キックペダルにはTAMA Speed Cobraを愛用しており、その軽快な踏み心地とスピード重視の設計が彼の激しいプレイスタイルを支えている。一方で、より安定感のあるTAMA Iron Cobraも状況に応じて使い分けている。 スネアスタンドには安定性に優れたTAMA Stage Masterを採用し、ライブでの激しい演奏にも対応。ハイハットスタンドはTAMA Iron Worksを使用しており、堅牢な設計がロック演奏の激しいフットワークを支えている。 シンバル周りはTAMA Stage Masterスタンドで統一し、セッティングの自由度を確保。タムのセッティングにはTAMA MTH900タムホルダーを使用し、スムーズな角度調整が可能なため、彼の理想のセッティングを実現している。長時間のライブでも体力を維持できるよう、ドラムスローンにはTAMA 1st Chairを選んでいる。

使用ペダル・ハードウェア機材表【10-FEET・KOUICHI】

機材名 メーカー アーティスト ドラマー 種類 備考 Amazon 楽天 Yahoo! 石橋楽器 サウンドハウス
TAMA Speed Cobra TAMA 10-FEET KOUICHI キックペダル スピード重視、軽快な踏み心地 検索 検索 検索 検索 検索
TAMA Iron Cobra TAMA 10-FEET KOUICHI キックペダル パワー重視、安定感のある踏み心地 検索 検索 検索 検索 検索
TAMA Stage Master TAMA 10-FEET KOUICHI スネアスタンド ライブでの安定性を重視 検索 検索 検索 検索 検索
TAMA Iron Works TAMA 10-FEET KOUICHI ハイハットスタンド ロック演奏に適した堅牢設計 検索 検索 検索 検索 検索
TAMA Stage Master TAMA 10-FEET KOUICHI シンバルスタンド セッティングの自由度が高い 検索 検索 検索 検索 検索
TAMA MTH900 TAMA 10-FEET KOUICHI タムホルダー スムーズな角度調整が可能 検索 検索 検索 検索 検索
TAMA 1st Chair TAMA 10-FEET KOUICHI ドラムスローン 長時間演奏でも疲れにくい設計 検索 検索 検索 検索 検索

使用スローン(椅子)&スティック種類と特徴【10-FEET・KOUICHI】

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10-FEETのドラマーKOUICHIは、TAMAのハードウェアをメインに使用している。キックペダルにはTAMA Speed Cobraを愛用しており、その軽快な踏み心地とスピード重視の設計が彼の激しいプレイスタイルを支えている。一方で、より安定感のあるTAMA Iron Cobraも状況に応じて使い分けている。 スネアスタンドには安定性に優れたTAMA Stage Masterを採用し、ライブでの激しい演奏にも対応。ハイハットスタンドはTAMA Iron Worksを使用しており、堅牢な設計がロック演奏の激しいフットワークを支えている。 シンバル周りはTAMA Stage Masterスタンドで統一し、セッティングの自由度を確保。タムのセッティングにはTAMA MTH900タムホルダーを使用し、スムーズな角度調整が可能なため、彼の理想のセッティングを実現している。長時間のライブでも体力を維持できるよう、ドラムスローンにはTAMA 1st Chairを選んでいる。

チューニング・サウンドメイク・EQの工夫と特徴【10-FEET・KOUICHI】

KOUICHIのドラムサウンドは、強烈なアタック感と適度な残響のバランスが特徴。スネアは打面に中程度のテンションを与え、裏面には1枚のムーンジェルを端に配置することで不要な倍音を抑制している。バスドラムには内部にフェルトパッドを設置し、ビーターの当たる部分近くにテープでミュートを施すことで、低域(60-80Hz)の芯を残しながらアタックを強調。特にライブではこの処理が重要で、10-FEETの楽曲に不可欠な力強いビートを支えている。

ミックス処理においては、スネアに200-250Hz帯域をやや持ち上げ、2.5-3kHz付近にも山を作ることでアタック感と存在感を両立。タムは400Hz周辺をわずかにカットし、代わりに120Hz付近を強調することで太い音色を維持しながら明瞭さを確保。全体的にドラム音源にはマイルドなコンプレッション(比率2:1〜3:1程度)をかけ、シンバルには6kHz以上の帯域を持ち上げて空間的な広がりを演出している。

レコーディングとライブでは異なるアプローチを採用。スタジオでは各パーツのニュアンスを残すためにゲートは控えめにし、自然な響きを優先。一方ライブでは楽曲のテンポに合わせてスネアとタムにはより強めのゲート処理(-30dB程度)を施し、不要な響きを徹底的にカット。また、ライブでは定位を若干狭めに設定し、音の輪郭をはっきりさせることで、10-FEETの激しいパフォーマンスに埋もれないドラムサウンドを実現している。

比較的安価に音を近づける機材【10-FEET・KOUICHI】

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10-FEETのKOUICHIのドラムサウンドには、Pearlのドラムセットとパイステのシンバルが重要な役割を果たしています。比較的安価にアプローチするなら、Pearl Export SeriesやRoadshowシリーズ(5〜8万円台)をベースに選ぶと良いでしょう。スネアはPearl Sensitone(3〜4万円)が手頃な選択肢で、力強く芯のあるサウンドを実現できます。

シンバル選びでは、Paiste PST7やPST5シリーズ(1〜3万円/枚)が予算に優しく、比較的KOUICHIのクラッシュ感に近づけられます。特にPST7 Crashは、パンクロック向きの鋭さと抜けの良さを持ち、ライブでの存在感を表現できるでしょう。ハイハットも同シリーズでそろえると一貫性のあるサウンドになります。

ペダルはTama Iron Cobra 200シリーズ(1.5万円前後)が、安価ながらもしっかりとしたキックフィールを実現できる優れた選択肢です。また、チューニングとヘッドの選択も重要で、Evans G2クリアやRemo Emperor(上側)とPowerstroke P3(バスドラム)の組み合わせで、KOUICHIの太くパンチのあるサウンドに近づけることができます。

比較的安価に音を近づける機材表【10-FEET・KOUICHI】

種類 機材名 メーカー アーティスト ドラマー 備考 Amazon 楽天 Yahoo! 石橋楽器 サウンドハウス
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ドラムセット Export Series Pearl 10-FEET KOUICHI 5〜8万円台で入手可能、KOUICHIサウンドの基礎となる定番モデル 検索 検索 検索 検索 検索
ドラムセット Roadshow Series Pearl 10-FEET KOUICHI エントリーモデルながら太い音を実現できる入門向け選択肢 検索 検索 検索 検索 検索
スネア Sensitone Pearl 10-FEET KOUICHI 3〜4万円で力強く芯のあるサウンドが特徴のスネア 検索 検索 検索 検索 検索
シンバル PST7 Crash Paiste 10-FEET KOUICHI 1〜3万円/枚、パンクロック向きの鋭さと抜けの良さが特徴 検索 検索 検索 検索 検索
シンバル PST5 Series Paiste 10-FEET KOUICHI 予算重視の際の選択肢、KOUICHIのサウンドに近づける 検索 検索 検索 検索 検索
ペダル Iron Cobra 200 Tama 10-FEET KOUICHI 1.5万円前後で安定したキックフィールを実現できる 検索 検索 検索 検索 検索
ドラムヘッド G2クリア Evans 10-FEET KOUICHI 太くパンチのあるサウンドを実現するための打面ヘッド 検索 検索 検索 検索 検索
ドラムヘッド Powerstroke P3 Remo 10-FEET KOUICHI バスドラム用ヘッドとして最適、低音の芯を作る 検索 検索 検索 検索 検索
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ライブセットアップについて【10-FEET・KOUICHI】

10-FEETのドラマーKOUICHIは、ステージ中央やや右側に配置されることが多く、3ピースバンドの特性を生かしたオープンな配置となっています。ドラムセットはPearlを使用し、シンバル類はZildjianやSabian製のものを複数枚効果的に配置。特にライドシンバルとクラッシュシンバルの位置が絶妙で、激しいプレイスタイルに対応しています。

マイクセッティングは各ドラムパーツに対し個別にマイクを設置する方式を採用。特にバスドラムには深みのある音を拾うために専用のマイクを使用し、スネアには上下からマイクを当てることで、鋭いアタック音と豊かな響きの両方を捉えています。オーバーヘッドマイクも高めの位置から全体の空気感を拾う配置が特徴です。

代表的なライブ映像では、「アンテナラスト」や「シエラのように」といった楽曲での目まぐるしいフィルインとダイナミックなドラミングが見どころです。TAKUMAとNAOKIとの絶妙な呼吸と、時に120%を超える激しさでステージを駆け抜けるKOUICHIの姿は、10-FEETのライブパフォーマンスの核心部分となっています。

総括まとめ【10-FEET・KOUICHI】

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KOUICHIはタイトなグルーヴと爆発力ある演奏で10-FEETのサウンドを支える。彼の音作りの核は、パワフルでありながらバンドの音に馴染むバランス感覚にある。各楽曲の世界観に合わせた適切なダイナミクスコントロールと、曲想に合わせた繊細かつ大胆な表現力が持ち味だ。

ライブでの音の再現性において重視しているのは、パワーとニュアンスのバランス。特にスネアは芯のある音質と抜けの良さを両立させ、シンバルは明瞭な輪郭と豊かな倍音を持つものを選定している。セッティングはシンプルながらも多様な表現を可能にする実用性を重視した構成だ。

KOUICHIは機材への過度な依存を避け、自身の技術と感性を磨くことを重視している。どんな環境でも一定のクオリティを発揮できるよう、基本的な技術の習得と音楽性の向上に注力。機材は表現の手段であって目的ではないという姿勢を貫き、10-FEETの音楽性を最大限に引き出すプレイを続けている。

本記事参照サイト【10-FEET・KOUICHI】

本記事は下記公式サイト等を参照して作成しています。

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